ストライク・ザ・ブラッド 最強のキャラ達の力をもつ転生者   作:ファン2

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那月ちゃんのオリ主に対する好感度は、結構高めです。なんならlikeからloveにランクアップしている。


聖者の右腕Ⅱ

第四真祖は、夢を見ている。崩れた天上から見える紅い月。月が照らす空も、古い城取り巻く大地もまた、炎が紅く照らしていた。その紅く照らされた所に小さな影があった。お前の勝ちだ、と影が告げている。唇から血に濡れた白い牙がのぞいている。約束を果たそうと告げている。お前の望みを叶えよう。そして次は、君の番だ。紅い瞳が涙で濡れている。幾度となく見た悪夢。暁蒼は夢を見た。浅い眠りの中夜が過ぎ、朝が来る。

 

耳元で鳴く、アナログ式の目覚まし時計の音だ。目覚まし時計の音を止めた。とてもきついが起き上がった。まだ六時だ。

 

「……アヴローラ」

 

夢で見た、彼女の名前を呼び起床した。家事は僕が担当している。吸血鬼は、朝に弱いなのでこの時間帯に起きれる吸血鬼は、少ないだろう。僕も最初はきつかったが、数か月もこの生活をしていたら慣れてしまう。

 

「蒼君、おはよう」

 

そういい、階段から降りてきたのは、起きたばかりなのか、髪がボサボサになっていて少し眠たそうにしている、妹の暁凪沙(あかつきなぎさ)だ。

 

「おはよう凪沙、顔ちゃんと洗ってね」

 

「分かってるよ」

 

そう言い、洗面台に向かった。

 

「急いで、朝ご飯作るか」

 

十分くらいでご飯を作り食卓に置いた。

 

「「いただきます」」

 

朝ご飯は、白飯、味噌汁、魚、ほうれん草のお浸しを作った。美味しそうに食べている、凪沙を見ていた。

 

「蒼君のご飯は本当に美味しいね、プロの料理人が作ってるみたいだよ」

 

「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいよ」

 

しばらく、喋りながらご飯を食べていると

 

「そういえば、蒼君」

 

「どうした、凪沙?」

 

「夏休み明けからうちのクラスに転校生が来たんだけど、蒼君は知ってる?」

 

「いや初めて聞いたな」

 

凪沙から話されたのは、凪沙のクラスに来た転校生のことだった。

 

「その女の子。昨日、部活行ったときに先生から紹介されたしていたんだ。すっごく可愛い子だったよ。絶対に高等部でも噂になると思うなぁ」

 

「へぇええ、それは良かったな」

 

僕は素っ気なく返した。僕は基本的に人に興味がないため適当に返事をした。しかし

 

「蒼君は、絶対にしないと思うけど、転校生ちゃんになんかした?」

 

「え?何で?」

 

僕は転校生のことを知らないので、なにができると思った。しかし凪沙の顔は、不機嫌で真面目そうな表情をしていた。

 

「だって聞かれたんだよ、転校生ちゃんに。あたしが自己紹介したら、お兄さんがいるかって、どんな人かって」

 

「……なんで?」

 

「あたしの方が聞きたいよ。てっきり蒼君と前にどこかで、会ったことあるんだと思ってたんだけど」

 

「年下の子で知り合いは、一応いるぞ」

 

その子と知り合ったのは、第四真祖になる前なのだが、また別の話で話そう。

 

「それで、凪沙は何て答えたんだい?」

 

「何も言ってないよ。」

 

僕は、微かに目を見開いた。

 

「凪沙のことだから、可愛いからという理由で、話すのかと。」

 

凪沙は、不機嫌な顔と、少し怒った表情をしていた。

 

「失礼だな、蒼君は、家事完璧、成績優秀、性格よしそのうえに、マスクやサングラスを外したらイケメンという噂があるんだからね!蒼君は、モテモテなんだから、人に聞けばすぐに分かるよ……あたしでも顔をあまり見たことないのに

 

誰が聞いたかは、一応予想はついているが念のために聞いておいた。

 

「誰が聞いてきたんだ?」

 

「確か変わった名字だったよ。なんだっけな~~……思い出した!確か姫柊雪菜ちゃんだ。」

 

「姫柊雪菜か……もし会ったら挨拶するよ、じゃぁ行ってくる」

 

「うん。行ってらしゃい」

 

僕はその後日課のランニングに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   〇   ◆   〇   ◆   〇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南宮那月は英語教師である。年齢は自称二十六歳だ。彼女は、美人より、美少女あるいは、幼女という言葉が似合うほど、顔の輪郭も体つきも小柄だ。まるで人形のようだ。その一方、どこかの、華族の血を引いているとかで、妙な威厳とカリスマ性があったりもする。そのせいか教師としては有能で、生徒からの評判も悪くもない。僕が学校に来たのは、珍しく凪沙が忘れ物をしていたので、それを届ける途中に那月先生に会ったため、今那月先生の部屋で話をしている。

 

「那月先生は、暑くないんですかその恰好」

 

「夏の有明に比べたらこの程度暑さ、どうということない」

 

那月先生が着ているのは、レースアップした黒のワンピース。襟元や袖口からはフリルがのぞいて、腰回りは編み上げのコルセットで飾り立てている。

 

「そうだ、蒼。昨日アイランド・ウエストのショッピングモールで、眷獣をぶっ放したバカな吸血鬼(コウモリ)がいたらしい。何か知らないか?」

 

「いえ、自分はその時ゲーセンに行ってたので知りませんね」

 

少し驚いたが、顔に出さないようその感情を抑えて那月先生の問いに答えた。

 

「そうか。ならいい。私はてっきり、おまえの正体を知って尾け回していた功魔師が、そこで野良吸血鬼と揉めたんじゃないかと心配したいたんだ」

 

「心配してくれてありがとうございます。では、那月先生さようなら」

 

僕はそう言って部屋から出た。

 

 

那月 side

 

蒼が部屋から出て私は

 

「あの笑顔は、反則だ///」

 

蒼は、私と二人きりのときはマスクとサングラスを外している。そして私は顔を赤らめ、恋する乙女のような表情になっていた。それと同時に蒼に初めて質問した時のことを思い出していた。蒼と出会ったまだ一か月くらいだった。

 

~回想~

 

私は疑問に思っていることがあった。

 

「蒼、お前は、何故ちゃん付けをしない?」

 

「先生は、僕にちゃん付けしてほしいんですか?」

 

「呼んだら、呼んだらで扇で叩かれてもいいなら、呼んでもいいぞ」

 

「呼びませんよ。で、何でそんな質問したんですか?」

 

私は、少し考えてからそのわけを話した。

 

「私ば、この見た目や身長のせいで初対面または、私のことを知らない人にちゃん付けされる。何回も注意しても、直さない奴もいる。そして、お前と出会ったとき初めて会ったとき他の生徒と違ってお前は、ちゃん付けをしなかった。私のことを知っているからだと、思っていた。しかし、お前は、私のことを知っているようすは、見られなかった。もう一度言う、何故私のことをちゃん付けしない」

 

蒼は、しばらく考えていた。私は、その質問にバカらしくなってきた。

 

「すまない、今の質問だが忘れt「先生が目上の人だからですかね?」え?」

 

私がらしくない声をだした。

 

「僕は、基本的に目上の人または、尊敬する人以外には敬語は、使いません。先生は、教師の前に年上です。たとえ、どんな見た目でも目上の人、尊敬する人だったら敬語を使います。ていうか、教師にあの態度おかしいですよ。社会にでたら、即クビですよ。

 

蒼は、小声のつもりかもしれないが、私には聞こえた。嬉しかった、私にそんなことを言ってくれる人は、初めてだった。

 

「先生?どうしたんですか、顔が赤いですよ?」

 

「な、何でもない///」

 

私が、紅潮している間に蒼は、歩いてドアの前に立った。

 

「先生さようなら」

 

初めてみた、蒼の顔そして笑顔、私はそれを見た瞬間、蒼の顔を見れなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   〇   ◆   〇   ◆   〇

 

 

 

那月先生の部屋を出た後中等部の職員室に向かった。彩海学園は、中高一貫教育の共存校だ。生徒の人数は、千人弱といったところだ。絃神島は、人工島なため土地不足だ。学園の敷地は、広々とは言えない。体育館、プール、学食などの多くの施設は中等部と高等部の共用なため、高等部の敷地内で中等部の生徒を見かける機会は、意外と多い。一方は、高等部の生徒は、中等部を訪れるのは、稀だ。その必要がないからだ。蒼は、中等部に頻繁に行っているため懐かしむような感じはしなかった。蒼が持っているのは、昨日姫柊が落とした財布を持って職員室に向かった。

 

「済まんな、暁。笹崎先生は来てないそうだ。」

 

「そうですか……分かりました。では、こらは僕が持っておきます。」

 

老教師に礼を言った後、職員室を後にした。夏休み終了まで残り二日、笹崎先生も残り少ない休暇で満喫しているだろう。姫柊は、おそらく獅子王機関に所属している。那月先生によると国家功魔官と獅子王機関は、商売敵らしい。前に那月先生に、獅子王機関には近づくなと言われたが、獅子王機関程度なら余裕で勝てる。読者のみんな知っていると思うが、僕はとある理由で本来の力の()()()()しか出せない。下手をしたら、それ以下だ。これは那月先生にも話していないことだから、僕とみんなの秘密だよ。――それにしても

 

「せめて、連絡先が分かればいいんだが」

 

そこに近づいてきた、女子生徒が

 

「ここは、中等部の校舎ですよ。暁()()

 

「うぁあ⁉びっくりした、もしかして姫柊雪菜か?」

 

本当は、気づいていたがわざと気づかないふりをした。ふん、完璧な演技だぜ。

 

「それって、私の財布ですね」

 

「そうだ。これを職員室に届けようと思ったが、笹崎先生が休みだって言われてな」

 

「それなら、お財布を返してください。そのためにここに来たんですよね」

 

その要求には、応じず手の届かない所まで、持った。

 

「その前に……姫柊、何故君は僕のことを知っている?その質問に答えてもらおうか」

 

「……分かりました。それは、力ずくでお財布を取り返せという意味でいいんですね」

 

すると、廊下にグルグルグル……という低い音が鳴った。姫柊の歌をが羞恥で赤く染まっていく。

 

「もしかして、姫柊、昨日から何も食べてないのか?」

 

「だ、だったらなだっていうんでですか⁉」

 

冷静に答えようとするが、さすがに声が上擦っている。蒼は、ため息を吐き財布を姫柊に差し出した。

 

「な、なんですか⁉」

 

「昼飯、おごってくれ。財布の拾い主には、謝礼を要求する権利があるはずだ」

 

姫柊は、仕方なさそうにしながら、返事を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆   〇   ◆   〇   ◆   〇

 

 

 

 

 

 

 

 

姫柊が注文したのは、大手チェーンのハンバーガーショップで、復刻版クラッシクテリヤキバーガーとオリオンリング、グレープフルーツジュースセットだ。テリヤキバーガ―を両手で掴んで幸せそうに食べている。僕は、微笑みながら見ていた。

「なに見てるんですか?」

 

「いや、美味しそうに食べてるなと思っただけだ」

 

「そうですか」

 

ブラックコーヒーを飲んだ後、姫柊に質問をした。

 

「姫柊は、彩海学園に来る前はどこの学校に居たんだ。」

 

怪訝そうな表情をしながら質問に答えた。

 

「高神の杜にあるに女子校にいました。その女子校の、表向きは神道系の高校になっています」

 

「表向きということは、裏では何をしているんだ?」

 

「獅子王機関の養成所です。獅子王機関のことは、知ってますよね?」

 

「一応知っている。確か、国家公安員会によって、設置された特務機関だよな?」

 

「はい。大規模な魔道災害や魔道テロを阻止するのための、情報収集や謀略工作を行う機関です。もともとは、平安時代に宮中怨霊や妖から護っていた滝口武者が源流(ルーツ)なので、今の日本政府より古い組織なんですけど」

 

蒼は、一応このことを知っていたため聞き流した。それは、転生前の自分が知っていたからだ。

 

「養成所から来たってことは、獅子王機関の関係者か?」

 

「はい。……()()()ですけど」

 

仮採用(みならい)?……ふざけるなよ。表にださなかったが内心は、とても怒りに満ちていた。世界最強の吸血鬼と様々な肩書きを僕は持っている。前世のを含めそのこと肩書きに僕は誇りをもっている。(当時の僕は、分からないが)それがたかだか十年とちょっとしか生きていない小娘、それも見習いを送られたときた。とても不愉快だった。獅子王機関は、ずぶん偉くそして、強くなったんだなと思った。、昔は、僕にボコボコにされたのに。魔力が漏れ出そうになったが、理性でなんとか抑えた。

 

「それで、何で昨日は尾行をしていたの?」

 

「え?……気づいていたんですか⁉」

 

「あれで気づかない方がおかしいよ」

 

「うぅ」

 

弱々しくうめいていた

 

「先輩は、昔何かをしていたんですか?」

 

「僕は、何にかをした覚えはないよ。転生前は、いろんな所で暴れてたから、さっきの言葉は嘘になるけど

 

「そうですね。では、先輩は、ここでなにをするつもりなんですか?」

 

「なにをする……か」

 

「昨日、学校の生徒から先輩の話を聞きました妹さんは、何も言ってきませんでしたけど」

 

妹の話を信じていないわけではないが、少し疑っていたので姫柊の話を聞いて、本当だと分かった。

 

「妹さんと話した感じ吸血鬼であることを隠していますよね」

 

「そうだな」

 

「家族にも正体を隠して、魔族特区に潜伏しているのは、なにか目的があるんじゃないですか?絃神島を陰から支配して登録魔族達を自分の軍勢に加えようとしているとか。自分の娯楽のために彼らを虐殺しようとしているとか……なんて恐ろしい!」

 

僕の噂を聞いたと凪沙にから聞いたと言われたんだが、おそらく本性を隠して学校に行っていると思ってるんだろう。

 

「姫柊はなにか誤解をしていないか?」

 

「誤解?」

 

「僕は、吸血鬼になる前からこの町に住んでいる」

 

「……吸血鬼にな前から……ですか?」

 

「僕がこの島に引っ越して来たのは()()()、丁度中学の時からだ」

 

僕は今年の春まで普通の人間……だったかは、あやしいが吸血鬼ではなかった。春にある事件に巻き込まてた僕は、第四真祖と名乗る少女に出会い命と能力を奪った。しかし姫柊は、信じられない顔をして首を振った。

 

「そんなはずがありません。第四真祖が人間だったなんて」

 

「僕は、嘘を言っていない全て事実だ」

 

「普通の人間が途中から吸血鬼に変わるなどあり得ません。たとえ吸血鬼に血を吸われ感染しても、それは単なる〝血の従者〟――――疑似吸血鬼です」

 

「そうだな」

 

「だったらどうしてそんなすぐバレる嘘をつくんですか?」

 

「姫柊、僕が嘘をついているように見えるか?」

 

姫柊の目を見て言った。まぁ、サングラスをしているから姫柊から僕の目は見えないけど。

 

「先輩は、真祖のについて分かっていると思いますが一応言っておきます。真祖といのは、今亡き神々に不死の呪いを受けた。もっとも旧き原初の吸血鬼のことです」

 

「分かってると思ったなら何故言った」

 

「普通の人間が真祖になるためには、失われた神々の秘呪で自ら不死者になるしかないんです。先輩にそんなことができるとでも?」

 

「いや、神様に知り合いは、いないよ」(いるけど、全部異世界の話だからなそれに僕は転生前に神を何人か、殺している。)

 

「だったらどうやって吸血鬼になったというんですか。真祖になる手段なんてあとはもう――」

 

神々の呪いを浴びる以外、人間が真祖に成り変わる方法が、たった一つだけある。それを思い出したのか、姫柊は顔を青ざめる。

 

それは

 

融合捕食。すなわち真祖喰いだ――まぁ、僕の頭脳と技術があれば、そんなことをしなくて不死になることは可能だ。けど、そんな面倒くさいことしない。

 

「先輩は……真祖を喰らって、その能力()取りこんだとでも⁉」

 

姫柊は僕を化け物みたに目で見て、とても畏怖していた。真祖になる方法は、一つだけ存在するそれは、真祖を喰らい、能力と呪いを内部に取りこむこと。魔力が劣る物が神々に近い真祖を取り込むことは、不可能だ。下手に手を出せば、自分自身の存在を吸い尽くし消滅する。ましては普通の人間が、吸血鬼を喰らうことは不可能だ。――僕は普通の人では、ないげど。いやまず、人とは、言えないかもしれない。

 

「真祖を喰ったって、人を化け物みたいな目で見ないでくれ。傷つくぞ。」

 

カップに入れているブラックコーヒーを飲んだ。うん苦いな。だがそれがまたいい。

 

「だったら、ほかにどうやって真祖の力を手に入れたと言うんですか」

 

「詳しくは、説明できないけど第四真祖の力を押しつけられたんだ」

 

「押しつけられた……先輩は自分の意志で吸血鬼になったわけではないんですか?」

 

「僕だって好きで吸血鬼になったわけじゃない」(今は、あの力を制御するので手一杯なんだよ)

 

疑惑の眼差しで、蒼を見る姫柊。

 

「押しつけた人って誰ですか?」

 

「先代だよ」

 

「先代の第四真祖⁉……本物〝焔光の夜伯(カトレイドブラッド)〟ですか⁉」

 

「あぁ……それと姫柊、悪いがここから先は質問しないでくれ」

 

「何故ですか?」

 

「僕は、第四真祖になった時の記憶がないんだ。思い出そうとすると激しいい頭痛に襲われる。だから、この先は質問に答えることができない」

 

「……わかりました。それなら、仕方がないですね」

 

姫柊は、基本的に素直な性格なのだろう。蒼は、少し拍子抜けた顔をした。

 

「信じてくれるの?」

 

「先輩が嘘をついているか、ついていないかくらい、だいたいわかりますから」

 

「そうか」

 

蒼は、微かにだが笑った。それもよく見ないと分からないくらい。

 

「先輩は、何で獅子王機関から監視を命じられたか、分かりますか?」

 

「おそらく、僕が危険な存在かどうかを判断するためだろう。もし、危険な存在だと判断したならその場で()()をするんだろ」

 

「はい」

 

姫柊は、真剣な目で返事をした。

 

「分かっていると思いますが、今日から先輩のことは私が監視をします。くれぐれも変なことはしないでくださいね。私は、まだ先輩のことを全面的にっ信用したわけではないですから」

 

蒼は真面目な顔で姫柊に言う。

 

「姫柊、分かっていると思うが、凪沙には言うなよ」

 

「分かっていますよ。先輩が吸血鬼だってことは、内緒にしておきます。」

 

姫柊は悪戯っぽい笑顔で頷いた。彼女の初めて見る、年相応の幼い笑顔だ。

 

「そうか、なら僕も君のことは普通の転校生にしとくよ」

 

「ありがとうございます」

 

席を立ち、いつもの生真面目そうな表情に戻った。

 

「先輩は、このあとどうするつもりなんですか?」

 

「本屋に行って本を買おうと思ったんだけど……姫柊ついれくるの?」

 

「はい。いけませんか?」

 

僕は少し心配になったため、一応言っておいた。

 

「姫柊、昨日みたいな監視の仕方だと周りからストーカーに思われるぞ」

 

「安心してください先輩。隣で監視しますから」

 

それは、それで安心できない。




投稿遅くなり申し訳ございませんでした。

殆ど原作の言葉を使っているので、まるでパックっているようで罪悪感がすごいです。

那月ちゃんがあんなにチョロすぎると思っていると人もいると思いますが、僕もそう思います。理由としては、那月ちゃんは基本的に余程のことがないかぎり負けないので、日常生活で、落としていくしかないと思い、こいう感じにしました。

では、次回会いましょう。

次回 聖者の右腕Ⅲ
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