いろは「お邪魔します」
エマ「お邪魔しまーす」
セナ「入って入って」
空澄先輩の部屋はいかにも女性の部屋だった。綺麗に片付けられている。
セナ「誘ったはいいけどなーんも決めてないからな〜」
エマ「とりあえずダラダラしよ」
そう言って藍沢先輩は近くにあったソファに座る。
セナ「なんか飲む〜?」
エマ「何あるの〜?」
セナ「お茶もあるし水もあるしサイダーとかもあるよ」
エマ「ん〜」
セナ「お酒もあるよ〜」
エマ「飲むの〜?」
セナ「私はいいかな。いろはちゃんは?」
いろは「私はお茶お願いします」
セナ「おけ〜。エマちゃんは?」
エマ「お酒もらっちゃおっかな〜」
セナ「じゃ、私も飲もっと」
冷蔵庫からほろよいを2本取り出し、ソファ前の机に置く。
セナ「ほい。お茶」
いろは「ありがとうございます」
コップ一杯のお茶を受け取る。そして受け取った瞬間、カシュと音がした。
セナ「うまー」
エマ「久しぶりに飲むわ」
めちゃくちゃ美味しそうに飲みますね。私も飲みたくなってきました。
エマ「いろはちゃんいろはちゃん」
いろは「なんでしょう?」
エマ「今度また一緒にコラボしよ」
いろは「いいですよ」
セナ「エマちゃんだけずるい!」
いろは「暇なんでいつでもやりましょう」
エマ「やった〜」
セナ「思ったんだけどさ」
いろは「どうしたんですか?空澄先輩」
セナ「それやね」
いろは「へ?」
セナ「いろはちゃんって私たちのこと名前で呼んでくれてないじゃん?」
エマ「確かに」
セナ「ということで名前呼びをお願いします」
いろは「えっと…セナ先輩?」
セナ「ん〜なんか嬉しいな」
エマ「私も呼んでよ!」
いろは「エマ先輩?」
エマ「なんかいいね。セナちゃん分かるよ」
そんなにいいものなのだろうか?まぁ、先輩達が喜んでるし、いいか。
いろは「そろそろ帰りますね」
エマ「えーもうちょっと居ようよ」
時刻は既に21時を過ぎている。特に明日は何もないが、そろそろ帰っていないと迷惑がかかるかもしれない。
セナ「泊まってく?」
いろは「いや、流石に…」
エマ「私は泊まりたーい」
セナ「エマちゃんは泊まるらしいよ〜」
いろは「…泊まっていいんですか?」
セナ「服合うか分からないけどね」
…たまには友人の家に泊まるのも良いかもしれない。学生時代は友達があんまりいなかったから家に泊まったりはしなかった。悲しくなってきた。
いろは「じゃあ泊まります」
セナ「やった〜」
エマ「何しよっか」
セナ「てか、いろはちゃんって押したらいけるタイプ?」
いろは「え?」
エマ「…押す?」
いろは「ちょ…」
普通に2人に押し倒される。マズくない?これ。
いろは「2人とも酔ってます!?」
セナ「いや〜?」
エマ「酔ってないよ〜」
いろは「落ち着いてください!」
セナ「ウソウソ。冗談だよ」
いろは「そうですよね…?」
流石に冗談だった。……期待はしてないですよ?
セナ「お風呂先に入っていいよ〜」
いろは「すいません。先に貰います。汗かいちゃって」
セナ「はーいどうぞ。服はこれ使って〜」
いろは「ありがとうございます」
いつの間にかお風呂沸かしていたのはびっくりした。今さっきので汗をかいたのでしっかりと身体を洗う。お風呂は気持ちよかった。ちなみに服はぴったりだった。
いろは「お先でした」
エマ「次入るね〜」
セナ「どうぞ〜」
私が入ってから言うのもなんだけど、一緒に入れば良かったかもしれない。
いろは「次は一緒に入ります?」
セナ「…それは恥ずかしいじゃん?」
ほんとにそうですか?恥ずかしいとか思ってるんですか?今さっき押し倒しましたよね?裸を見られたくないみたいな感じでしょうか。
エマ「セナちゃん次どうぞー」
セナ「はーい。最後入るねー」
数分後、エマ先輩がお風呂からあがりセナ先輩が最後に入る。
エマ「いろはちゃんと泊まれて嬉しい!」
いろは「私も2人と泊まれて嬉しいですよ」
エマ「急に言ったからセナちゃんには悪いけどね」
いろは「まぁ、セナ先輩は歓迎してるし大丈夫じゃないですか?」
エマ「そだねー」
22時過ぎ、全員がお風呂を済ませ暇になる。
エマ「暇だね〜」
セナ「やることないしねー」
一応テレビは付いているが今の時間は特に面白い番組もやっていないので話題にすることができない。
セナ「恋バナでもする?」
いろは「急に女の子らしいですね」
エマ「そんなセナちゃんがいつもは女の子らしくないみたいな…」
いろは「そんな事思ってないですよ!」
セナ「そうだよね?思ってないよね?」
エマ「思ったより傷ついてる!?」
思ってないですよ?うん…思ってない!
セナ「いろはちゃんは学生時代どうだった?」
いろは「友達が数人しかいませんでしたね」
エマ「意外!結構友達いると思ってたよ」
いろは「悲しくなるんですけどね。ほんとにいなかったんですよ」
セナ「ということは、恋人とかも…」
いろは「もちろん。いたことないですね」
エマ「…この話はやめとこっか」
すごい気遣われている気がする。私としても恋愛系の話はからっきしなのでやめといた方が良さそうだ。記憶を辿っても何も出てこない。
エマ「いろはちゃんはコラボしたい先輩はいる?」
いろは「出来るだけ全員としたいですね」
セナ「イベントとかで関わるだろうし、いずれ全員とコラボしそうだけどね」
エマ「確かに激ローとかで関わるかもね」
いろは「私は激ロー出れるんですか?」
セナ「まぁ、呼ばれるでしょ運営さんに」
その後も話を続け、いつの間にか24時を過ぎていた。
セナ「そろそろ寝る?」
エマ「ベッド足りるの?」
セナ「足りないですね……」
エマ「えぇ…」
ベッドは1つしかなかった。それはそうだよね。
いろは「私、ソファで寝ますよ」
セナ「それは何か申し訳ないじゃん」
いろは「いや、いいですよ?」
セナ「ん〜全員で一緒に寝る?」
エマ「ベッドの大きさすごくない?」
セナ「小さいから、がっつり密着することになるよ?」
いろは「なるほど、密着するんですか」
エマ「いいんじゃない?」
そう決まったら、すぐにベッドに向かう。
セナ「エマちゃんもうちょっとそっち行って…」
エマ「ん…」
3人でがっつり密着して、寝る。少し狭いが寝れるだろう。明日には身体痛くなってるかもしれないね。
いろは「おやすみなさい」
セナ「おやすみ」
エマ「ん……おや、すみ」
親を除いてだけれど初めて誰かと一緒に寝る。真ん中ではセナ先輩が寝息を立てている。…身体があたたかい。あ、意識が──
−−−カーテンの少し空いた部分からの太陽光があたり、目が覚める。
いろは「ん、朝か…」
とりあえず音をたてないようにベッドから降りる。まだ、2人は寝てるからね。起こさないようにしなきゃ。
顔を洗い、リビングに向かう。セナ先輩が起きてくるまで待ちましょうか。
その後、セナ先輩が起きてきたのは1時間程度経ってからだった。ちなみにエマ先輩はまだ寝てます。
セナ「いろはちゃんおはよ」
いろは「おはようございます」
今日も1日が始まる。今日も頑張ろう。
お久しぶりです。インフルにボコボコにされてました。