ぶいすぽの新メンバー!?   作:グラタン二世

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第8話 地獄(予定)のソロランク配信

「みなさーん聞こえてますか」

 

コメント:聞こえてるよ〜

コメント:こんにちは

コメント:どもです。

 

「聞こえてますね。こんにちは〜」

 

コメント:こん〜

コメント:そういえば最初の挨拶みたいなんないよな

コメント:確かに

 

「確かにそうですね。じゃあ、こんいろは〜」

 

コメント:なんか違うぜ

コメント:そのままですやん

コメント:こんやっぴーでいいやろ 

 

「流石に駄目ですよ…」

 

コメント:駄目か〜

コメント:ほな、こんここで

コメント:↑ええやん

 

「こんここ〜……中々良いですね」

 

コメント:やろ?

コメント:こんここ〜

コメント:これから使ってこ

 

「次からこれで行きましょう」

 

コメント:やった〜

コメント:採用おめ

コメント:本日のゲームは?

 

「あっ、本日はオーバーウォッチ2やっていきます」

 

コメント:やるんだな…今ここで!

コメント:絶対に暴言吐きますよ

コメント:ソロ?

 

「そうです。ソロです。そしてランクマッチです」

 

コメント:ソロで大丈夫?

コメント:誰か呼んだ方が良いって

コメント:またーりアンランクじゃ駄目か?

 

「駄目です。身体は闘争を求めてるんですから」

 

コメント:アーマードコアじゃねえか!

コメント:闘争を求めすぎか

コメント:もうすぐ新作が発売されるから闘争を求めてる方はもう少し待て

 

「まぁ、アーマードコアやった事ないんですけど」

 

コメント:ねぇのかよ!

コメント:今度やろ

コメント:楽しみにしときます

 

「ランクは今の所、プラチナ3ですね」

 

コメント:結構やってるな

コメント:ダイヤ目指す? 

 

「頑張ってダイヤいけたらなーって思ってます」

 

コメント:ロールはダメージ?

コメント:今何が強いんかな

 

「まぁdpsしか使わないんで何が強いか分からないです」

 

コメント:サポ使わないか

コメント:ダメージだけだとマッチング遅くね?

 

「…そんな事ないですよ。多分」

 

コメント:オーバーウォッチは大人気ゲームだろうが!

コメント:マッチングが遅いわけない

コメント:そうだそうだ!

 

「…マッチしましたね」

 

コメント:しゃあ〜

コメント:頑張えー

コメント:プッシュか

 

プッシュはロボットを相手のゴールまでエスコートすれば勝ちだ。似たようなゲームモードとしてスプラトゥーンのガチヤグラがある。

 

「今日はハンゾーでも使いますかね」

 

コメント:パチンコ野郎か

コメント:そいつを使っていいのはパチンコされる覚悟のあるやつだけだ

コメント:覚悟はいいか?俺はできてない

 

「あ、なんか死にましたね」

 

コメント:これがあるから嫌われるんだぞ

コメント:オーバーウォッチのキャラって他のゲームにいたらヤバそう

コメント:適当に撃つだけで相手が死ぬなんて許すな

 

「なんか、味方さん強いですね」

 

いろはがワンピックを取った後はとんとん拍子に事が進みチェックポイントに到達する。

 

コメント:たまにあるよね簡単に進むこと

コメント:タンクつええ

コメント:あーあ破壊してる

 

「めちゃくちゃ早く終わってしまいましたね」

 

コメント:ラマットラウルトが強すぎたか

コメント:あれは早く弱体化しろ

 

一戦目は5分程で終わってしまった。これはそこそこ早い部類だ。

 

「このままバンバン勝ちまくりましょう」

 

コメント:勝てたらいいね

コメント:まぁ、いけるやろ

コメント:彼女は知らなかった。この後あんな不運が起きるとは……

 

 

──3時間後

 

「あーーーー」

 

コメント:壊れちゃった…

コメント:まぁ流石に10連敗はね…

コメント:毎回ギリギリで負けてるから精神的にキツそう

 

「あ、あと、1回だけ…」

 

コメント:そう言ってから5回ぐらいやってるけど

コメント:ここで退くな。地獄をみろ

コメント:ワイは15連敗したことあるゾ

 

「私だって…!それぐらいありますよ…!あの時は本当にキツかったですから…!」

 

コメント:あっ(察し)

コメント:闇が深そうですね

コメント:一体何があったんだ…

 

「私がどれだけ頑張っても…!負ける時は負けるんですよ…!」

 

コメント:一人じゃどうしようもないからな

コメント:彼女もやはり闇に呑まれていたか…

 

「あの時のモイラ…ヒールしてって言っても全くしてくれなかったのは忘れてません…!そして、チャージばっかりして死ぬラインハルト…!まじで許しません…!」

 

コメント:これが闇の世界で生きて来た者か

コメント:オーバーウォッチ初代はどれぐらい回復したとかダメージ与えたとか分からんからな

コメント:戦犯探しが始まる

コメント:橘ひなの/HinanoTachibana:大丈夫そ?

 

「あっ、ひなの先輩…大丈夫です。多分」

 

コメント:橘ひなの/HinanoTachibana:頑張って!

コメント:ひなーのもよう見とる

コメント:おっ、マッチした

 

「ありがとうございます。頑張ってきます」

 

既に10連敗しているのでランクを上げるどころではないが、せめて1勝ぐらいはしたい。先輩からの激励もあったしね。

 

「さて、行きましょう」

 

ゲームルールはペイロード。車みたいなヤツをゴールまで運ぶモードだ。途中にチェックポイントもあります。

 

「マップ的にソルジャーでも出しましょうかね」

 

高低差の激しいマップなので全距離で対応できるキャラを選択する。

 

「サポやりましたよ〜詰めて下さいよ〜」

 

コメント:ナイスキル!

コメント:マジで詰めてくれないやん

コメント:なんで〜

 

「なんで詰めてくれないんですか…!ピン指してますって」

 

敵を倒しているのに中々チームメンバーが詰めてくれず攻めきれない。

 

「なんとか…チェックポイントまで来た…!」

 

コメント:ナイス

コメント:後はじわじわ行くだけ

コメント:頑張って10連敗を抜け出すんや!

 

なんとかチェックポイントに到達した。残り時間は2分半。まだ時間は残っている。

 

「ぶっ壊して行きましょう…!」

 

もう少しでゴールだが、どちらも押し切るきっかけがなかった。しかし、彼女にはウルトがあった。

 

「はっはっはっ!楽しいですね〜!」

 

コメント:なんか人が変わってない?

コメント:※10連敗中です

コメント:楽しむのはいい事だよね

 

彼女が使っているキャラ──ソルジャーのウルトは一定時間オートエイムになるというものだ。もちろんバカみたいに強いウルトである。彼女が10連敗中なのに楽しくなってしまうのもしょうがない程、刺されば気持ちいいウルトなのだ。

 

「ふぅ…なんとかゴールできましたね」

 

コメント:ナイス〜

コメント:ナイスウルト

コメント:これで…10連敗が終わるのですね…

 

「歯茎出したら負けますからね。防衛も頑張りましょう」

 

コメント:流石に歯茎を出さないか…

コメント:負けたくねぇな

コメント:ここでゴールされても延長戦で勝てばいいから…

 

数分後──

 

「やった…ようやく…勝てた…」

 

コメント:おめ!

コメント:10連敗脱出や!

コメント:久しぶりに見たなvictoryの文字

コメント:橘ひなの/HinanoTachibana:ナイスよ〜!

 

「これからバンバン勝ってきますよ…!」

 

コメント:まだやるんかい!

コメント:それはフラグと言うんだよ

コメント:これ実質歯茎だろ

 

その後も続いたオーバーウォッチ配信は10時間を超えた。

5連勝した時もあったが10連敗した時もあったので、どちらかというと負け越した。ランクはもちろん降格した。

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