ガンダムビルドファイターズ《刃》ーブレイドー 作:オウガ・Ω
「「「トリック・オア・トリート♪お菓子くれないと悪戯しちゃうよ♪♪」」」」
「な、なにやってんのさ?レヴィさん、ミカヤ先輩、ノーヴェさん?」
「な、何って今日はハロウィンだろ?だからさ……あ、あんまり見るなよ……アネキ達やクアットロが無理矢理……その」
「異国の文化とやらは面白い催しがあるみたいだね……どうかな?少年。私の姿は」
「ねぇねぇ~ボクはどうかな?お母さんが『コレを着れば鈍感男の子でもイチコロよん』って言うんだ~似合ってるかな?」
……目を覚ましたら別世界…な訳なくいたのは、すごく身体のラインがみえるピッチリしたボディスーツにジャケットを羽織ったノーヴェさん。何でかわからないけどローラーブレードを履いてるしメカメカしたパーツが目立つ…ミカヤ先輩は着流した着物でサラシがほどけて所々赤い血がみえる…レヴィのはマントにレオタード?、オーバニーに水色スカートに大きめな死神みたいな格好……その色々ヤバいから!《ばるふぃにかす》って名前の身の丈ぐらいの鎌もだけど、薄い生地ごしでもわかる突起に膨らみはノーヴェさんやミカヤ先輩よりヤバい…
今日は《チーム・ブレイド》のみんなとガンプラハロウィンパーティーをやることになって、サエグサ模型店のバトルルームを飾り付けし終え一休みしてたら眠気に誘われ眠った僕が目をさましたら……こんな状況に。後少ししたらナカジマさんの家族とサエグサ模型店のみんな、トオルくん、シロウくんの友達も来て、近所の子達にガンプラの作り方を教えて組み上げたガンプラを互いに交換してバトルするんだ
「タカタカも早く着替えたら?」
「そうだね。私たちばかりでは不公平だ……」
「さっさと着替えろよ。衣装は用意してんだろ?」
「え、うん、まあ………じゃあ着替えないと………って何でここにいるの?」
「ああ、私たちの事は気にしないでくれ(タッくんの生着替えをじっくりと脳内に焼き付ける絶好の機会。はあ、はあ、はあ、はあ、さあ数年ぶりに私にすべてを見せてくれ)」
「え、そうですか……じゃあ」
「うん、気にしちゃダメだよタカタカ(………好きな男の子の身体を知るのも大事ってお母さん言ってたし。うわあタカタカの身体って肌が白くてスラッとしてる……)」
「………(細身に見えて鍛えてるんだな…ガンプラバトルは筋トレも大事ってお父さんいってたし……なんか色っぽいな…)」
ん~何だろ?すごくみてるような。とにかく用意した衣装…レザースーツに黒鉄色のコート、そして不思議な彫刻がされた眼鏡?をかけてみて姿見鏡のまえにたちチェックする…うんぴったりだ
「どうかな?おかしいところはないかな?」
「い、いや!おかしくないよ少年!思わず疼い……なかなか似合ってるじゃないか」
「そ、そうだね~タカタカってなんか騎士って感じがするよ♪」
「ああ、なんかメイジンみたいでカッコいいな。細かいところまで良く作り込んでるな?」
「ありがとう。じつはコレ父さんが作った衣装なんだ……《マカイナイト・オウガ》のをみてハロウィン版仕様らしいんだけど…」
見た目はマカイナイトオウガの衣装、でも胸元にはジャック・オー・ランタンの可愛らしくデフォルメしたぬいぐるみ、背中には魔女の帽子を被った笑うかぼちゃがアプリケとして付いてる
「ハロウィンらしくていいね。さて、そろそろパーティー開始の時間に近い。皆と作るガンプラと工具の用意を急ごうか?」
「そうだった!早くしないとみんな来ちゃうよ」
「やば、じゃあ急いで支度しないとな……今日はたくさん盛り上げような!!」
特別話 ガンプラハロウィンパーティー《前編》
ノーヴェさん、ミカヤ先輩、レヴィと一緒に必要な工具とガンプラを揃えている内に丁度時間になり、サエグサ模型店のバトルルームにナカジマホビーのみんな、トオルくん、シロウくん、ミツキさん、ユウさん、ユアちゃん、香純さん、そしてガンプラバトルに参加する子供達が入ってきた
「お待たせしました~サエグサ模型、ナカジマホビー共同主催のガンプラハロウィンパーティー始まり始まり~さあ、軽めな食事も用意してあるのでゆっくりとお楽しみくださ~い♪」
「うわ~安仁豆腐。すごく甘くて滑らかで美味し~い♪」
「軽めな食事って……コース料理だよね!?」
「甜点心もできたてで美味し~い」
ミツキさんの開始を告げる言葉と共にガンプラを手にした子供達が料理を皿に移し食べていく。今日の料理はレヴィのお義兄さん《新田飛鳥》さんが友達でライバルの畢ちゃんと作ってくれた料理。頬張るみんなの顔が笑顔になる。特にナカジマホビーのギンガさん、スバルさん、クイントさんは凄い勢いで食べていく
「ま、まさか、あの雷凰飯店の料理を食べれるなんて。スープも澄んでてなおかつ飽きのこない味だわ」
「お母さん、ずるい!それ私の北京ダック!!」
「早い者勝ちよギンガ、それよりノーヴェ、今日こそ勝負決めちゃいなさい♪」
「な、な、な、ナニ言うんだ!……っうかタカヤあんまし見てくんないし」
「あなたの姿を見て照れてるのよ…じゃないと他の子に」
「んなの、わかってるっての………」
「レヴィ、お母さん直伝のアレを使うチャンスだよ?」
「うん、ボクは今日は勝ちに行くよ!」
「アリシア?さすがにレヴィには早いよ!?」
「忘れたのフェイト、飛鳥を攻め落とした時も同じ事したよね……ああでもしないと気づかないと思うよ?」
「で、でも……まだ14だよ」
「あれ?確かわたしとフェイトが飛鳥としたのは1さ…「やめて!アリシア!!」」
「父様、母様、私は今日こそ本丸を手に入れて見せるよ……」
『み、ミカヤ?タカヤ君はまだ思い出しては無いのだろ?』
「父様、過去は関係ありません……今、こうしてタッくんと今日まで過ごした日々は十分にたると感じます…」
『ならば、行きなさい。あなたの想うがままに………健闘を祈るわ』
「…………そう、今までの事が大事だ……必ず手に入れて見せる………残る一つの初めてを」
……な、何だろ妙に寒気がしたけど。料理がなくなりやがてガンプラバトル用にプラモデルを組み立て始めた…ふと目を向けた先には不思議そうにランナーを手にしみる小さな子がいる
もしかして初心者なのかなと思い近づく。するとぼくを見上げてきた
「どうしたのかな?」
「作り方、ぼく…わからないよ」
少し困ったよう取り扱い説明書をみる子は思った通り初心者だ。僕は薄刃ニッパーを手に向き合う形でランナーを手にしパチリとランナーゲートを切るとジッとみてきた
「えとね。パーツをランナーゲート少し残して切るんだ……」
「こうですか?…………!?」
「そう、なかなかうまいね…で次に残ったゲートを切り落として対になるパーツを同じ手順でやってごらん」
「ん~で、できた!」
初めてパーツを切り出した事に喜ぶ子。こうやってガンプラの作る楽しさを知ってもらえるとうれしい。僕は自分のガンプラ《ガンダムアスタロト》を組み立てながら、この子のガンプラ《ストライクガンダム・
マルチプルバック装備》を組立ての簡単なアドバイスをして数分後、初めてのガンプラが仕上がった
時間の都合上、簡単な仕上げと改造しか出来なかったけど目の前の子は初めて手にしたガンプラを完成させた喜びを全身から出している
「お兄さん、ありがとう!!」
なんか、マスタージャパン先生の所でブレイドを完成させた時の僕にそっくりだな
『さあ、コレから組み立てたガンプラを曲が鳴り終わるまで交換し曲がおわったら手にしていたガンプラでバトルを行います。ではミュージックスタート♪♪』
「ちょ!待てよ姉貴……システム調整急がないと」
ユウさんの声が聞こえた気がしたけど曲が流れ互いのガンプラがはいった箱が交換されていき唐突に止まる。僕が箱をあけると中にはインパルスガンダム、その両腕に見たことの無い楯?が二つ付いてる
「私のはシュピーゲル!?まあいいかな」
「俺のは……………ブラックサタン!?」
「オレはイフリートナハト?なんつう渋いのを」
「ボクのは…………スローネドライ?」
「あたしのは……な、なんだこれ!!サムライミカヤ!?ガンプラじゃあないだろ!?っうか被弾したらパージするのか!?」
「なに、サエグサ模型店オリジナルガンプラだ。顔と体型はは好きなように作れるんだ。ふふ、まさか私のガンプラを引き当てるとはね…………コレはガンダムアスタロトか…すんすん……少年の香しい匂いだ」
「ぼくはストライク・マルチプルバックか…」
「わたしは、真亜駒参大将軍なのだ……」
他にもゲイツR、グレイズアイン、Vガンダム、ギャン高機動型、二代目頑駄無大将軍…様々なガンプラを手に一斉にGPベースをセット、バトルシステムからプラフスキー粒子が満ちていきフィールドが巨大なかぼちゃを模した惑星を生み出していく……ハロウィンパーティーらしいや。あ、ミツキさんがサムズアップしてる
『それではガンプラハロウィンバトル開始します!それではレディィィ………ゴォッ!!』
特別話 ガンプラハロウィンパーティー《前編》
後編に続く!