ガンダムビルドファイターズ《刃》ーブレイドー   作:オウガ・Ω

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閑話です


クロウの受難!の始まり始まり~♪


閑話 受難!☆《参》

「や、やっとまけた……」

 

 

あれから半日…空港でエンカウントしたフーカをようやく巻いて一月ぶりになるオレんちにの前に立っている

 

 

一月も学校休んじまったし、マユとお袋、何よりお婆ちゃんとお爺ちゃんも心配してるかな……………あとついでにオヤジも

 

 

いざ扉を開け家に入ったらリビングから声、お婆ちゃんと誰かが話している……っうかこの声はまさか

 

 

「そうなの、アナタも苦労したのね住み込みのバイトをしながら、わざわざドイツから私の可愛い可愛い孫のク~ちゃんを追いかけて……」

 

 

「はい、ワシはクロウ師匠のガンプラバトルをみて師匠にするならこの人思うたんです!どうしても勝たなあかんのががいるんです……ワシは強くならなあかんじゃけぇの」

 

 

 

んなバカな!確かに空港で巻いたのに………それよりコイツ…なんて真剣な目を…まるでアイツと同じだ

 

 

 

ーク~!しょうぶじゃ!!ー

 

 

 

ボサボサの髪の毛をポニーテールにしたフー太が頭に浮かびフーカとかさなる……まさか《フー太》な訳ないし、アイツは男だし……女なわけないし。今頃、ドイツにいるだろうし

 

 

つぅか、今家にオレがいるのはマジでヤバくない?オヤジとお袋の姿がない変わりにお婆ちゃんがいるって事は……

 

 

 

「ク~お兄ちゃ!お帰りなさい!マユいい子にしてたよ」

 

 

「う、うわマユ!し、し~~~~!?」

 

 

 

 

閑話 受難!!

 

 

振り返ると同時に嬉しさ全力全開タックルする黒髪の小さな女の子…妹のマユにびっくりしながらたたらを踏みながらなんとか止まりし~~って指先を口元に当てる

 

 

「ク~兄ちゃ?どうしたの」

 

 

「な、何でもないけどさ今お客様が来てるだろ~静かにしなきゃ~お婆ちゃんとはなしてるのはだれかわかるかな~(棒読み)」

 

 

「うん、マユは静かにするね♪……え~とね《ふーか》おねちゃ、ク~お兄ちゃの一番弟子だっておしえてくれたよ?」

 

 

 

ふ、フーカ!マユになんて事を吹き込んでんのさ!?………っうかお婆ちゃんと話ししてる時点でヤバいって感じがしてなんないし!?

 

 

「わかったわ。じゃあフーカちゃん、弟子になるなら家に住みなさい」

 

 

「え、ええんですか?」

 

 

 

「部屋が余ってるから安心しなさい、弟子になるならばそばにいなきゃダメよ」

 

 

 

「で、ですけぇ…迷惑じゃ」

 

 

「いいのよ。あとでタカヤと(暴力赤髪鬼嫁)にしっかり伝えるからまかせなさい。あとメイ義祖母ちゃんと呼んでいいわよ」

 

 

 

ば、婆ちゃんっっっ!?……まずい、婆ちゃんフーカのこと気に入ってるよ!?っうか嫁にしようとしてるのが丸わかりだ!!今、婆ちゃんの頭の中にはオレとフーカの結婚式から曾孫が生まれるまでのストーリーが出来上がってる!?

 

 

まずい、まずい、まずい……こんままだと人生詰み間違いナシだ!

 

 

「ま、マユ、急なんだけどヤジマ商事に呼び出しあってさ…しばらく家を空けなきゃいけないんだ」

 

 

 

「ええ~ク~お兄ちゃとひさしぶりあえたのに……マユのことキライなの」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

「ち、ちがうから。マユのことはキライじゃないぞ!?大好きだからなお兄ちゃんは!?」

 

 

「む~」

 

 

「用事が終わったらたくさん遊ぶからさ、マユの好きなプチッガイをたくさん作るから」

 

 

 

「………ママッガイも?」

 

 

 

「もちろん!パパッガイも作るから」

 

 

 

「………アニッガイも?」

 

 

 

「ああ!」

 

 

 

「じゃやくそく……ゆびきりげんまん…」

 

 

 

ぷくっと頬を膨らませ上目使いで小指を向けるマユ……うう、ほんとゴメンよう。指と指をかけると揺らしはじめた

 

 

「「ゆびきりげんまん、うそついたら《∞りぼるばーすぱいく》くらわ~~す。ゆびきった」」

 

 

小さくつぶやくように約束し涙目になるマユに何度も誤りながらひと月ぶりの我が家をあとにした…お袋んちにはいけない、ヤジマラボに行くには遠すぎる………身を隠すに適した場所は一つしかない

 

 

「…………サエグサ模型店に行くしかないか」

 

 

 

あたりを伺いながらサエグサ模型店に足を向ける…ミツキ店長ならば匿ってくれる筈だ

 

でも今日やっているかなと不安になりながら急いだ…

 

 

 

 

「リンネ、対象を確認しました…」

 

 

 

『ありがとうコーチ、あとは随時報告を』

 

 

「わかったわ…………ふう彼に執着しすぎよリンネ。秋月クロウ。世界大会最年少出場者にして世界ランキング八位……認めたくないけど高みにいくには彼の力が必要みたいね」

 

 

 

リンネのコーチ《ジル・ストーラ》に後ろからつけられてるなんて気づけなかったんだ……このあとでサエグサ模型店であんな事になるなんて思ってもいなかったんだ

 

 

 

閑話 受難!

 

 

 

 

 




続くかも?


キャラクター紹介


秋月クロウ




【挿絵表示】



年齢:14



髪の色:赤


瞳の色:金



未来のタカヤの息子。

性格は荒っぽく喧嘩っ早いがビルダー、ファイターとして高いレベルを持ち合わせている。しかしガンプラバトルで父親の愛機ブレイドに勝てず、さらには母親と万年新婚カップル空間を見せつけられることに嫌気がさして半ばヤケクソで野試合形式のガンプラバトルを繰り返す中でアシムレイトに目覚めた


バトルスタイルは加速し、間合いを詰め相手を殴りつけ切り捨てる接近戦を得意とする



家族構成は父タカヤ、母???、祖母メイ、祖父ユウキ、妹マユを合わせて六人家族

祖母方の兄に《二代目メイジン・カワグチ》を持つ





使用ガンプラはアスタロト・ブレイジング




アスタロト・ブレイジング



【挿絵表示】








クロウが制作したガンプラ


ベースは鉄血のオルフェンズ外伝《月鋼》に登場するアスタロトオリジン。肩に独自制作したハイパーバーニア、フレームに真鍮パイプで補強をいれ全身の要所、要所に粒子貯蔵兼解放システムを兼ねたオレンジ色のクリアパーツを組み込んでいる為、反応速度と埋め込まれた真鍮パイプにより重さを載せた蹴りや拳を放てる


基本武装はバーニアを増設した《スレッジハンマー改》、二丁拳銃型レールガン《クトヴア》、粒子フィールドを変容させ切り裂く大太刀《ムラマサ》小太刀《ガッサン》


特殊システムとしてブレイジング・バーストを搭載しクロウのアシムレイトと強く反応し出力を上げる。しかし制限時間《99,9》秒しか発動できない




アスタロト・ブレイジング


ASW-G-29KA


全高:18.5


重量:44.9



武装


スレッジハンマー改


二丁拳銃《クトヴア》


粒子加速大太刀《ムラマサ》

粒子加速小太刀《ガッサン》











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