全ての出場者がゴールし終える頃、再びジャージに着替えてスーツを再び研究所に戻していた。
「さて!第二種目よ‼︎種目はコレ!騎馬戦‼︎!」
ミッドナイト先生の声と共に巨大なモニターで解説が補足されていく。ルールとしては第一種目の上位42名がそれぞれ2〜4人の騎馬を作り、先のランキングを基にポイントを騎馬に付与すると言うものだった。
「そして、1位に与えられるポイントは1000万ポイント‼︎‼︎」
ミッドナイト先生がそう高々と言うと同時にモニターに表示される1000万Pointsの文字。周りの選手の目が私に向き、鋭く眼光を光らせる。
「上位の奴ほど狙われちゃう下剋上サバイバルよ‼︎‼︎予選通過1位の京君、持ちポイント1000万‼︎‼︎」
先生の声が鋭い空気のスタジアム内に響く中、私はニヤリと口角を上げ不敵に笑った。
詳しいルールの説明を終え第二種目出場者達のチーム決めの時間が始まった。
★★★
私はふと考えを練る。轟や爆豪はポテンシャルが高く、最終種目に出場できる可能性が高まるが性格を考えると組んでもらえるとは考えにくい。電気と実は露骨に目を合わせようとしない駄目そうだなと苦笑する。
「緑谷、組まないか?」
少し考えた末、飯田に断られたのか露骨に肩を落としていた緑谷に声をかけた。
「え?僕?」
目を丸くして驚いている彼に作戦を示す。
「そうか‼︎そうすれば1000万ポイントのリスクを負ってでもやる価値はある‼︎組もう!京君‼︎」
ぶつぶつと呟やいていつものように情報を整理しているのか、どんよりとしたオーラが漂う。その後、急に顔を上げそう言いながら私の手を握りブンブンと振って握手をしたのだった。
「私も入れてよーデクくん。」
馬が心もとないと誰を誘うか話し合っていた時、麗日がそう声をかけてきた。
「いいの⁉︎麗日さん‼︎」
勿論、と返される。私も賛成した。曰く、仲良い人と組んだ方が良い。麗日がそう言うと緑谷の顔が梅干しの様にすぼまる、喜んでいるのだろうか。
なんだかんだで3人揃い、後1人誰にしようかと全員で悩む。
「後1人は彼だ‼︎」
勝ち筋を見つけたかのような鋭い顔つきに豹変した彼が考えを話し出した。
★★★
「さぁ起きろ、イレイザー!15分のチーム決め兼作戦タイムを経て、フィールドに12組の騎馬が並び立った!」
マイク先生のその声と同時にモニターに組み上がった騎馬が次々と映し出される。
「なかなか面白い組みが揃ったな。」
相澤先生の声と共に私たち緑谷チームの騎馬が映し出される。
同時に観客席から困惑の声が上がる。私が組む騎馬で私が騎手をしない事に疑問を持つものの声。それだけではなかった。それ以上に多い共通意識としては、別の奴が変身してる‼︎
そう、今回の戦いでは私ではなく緑谷がスーツを着ていたのだった。
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