次の日本格的にカリキュラムが始まり、午前には全科共通の必修科目が入った。流石天下の雄英と言うべきか中学の授業とはレベルも進む速さも比べるまでもないものだった。
かく言う私は涼しい顔で授業を受けており、唸り声を上げていた後ろの男子のフォローをしていた。
「マジでありがと〜文殊。進むの早すぎてどんどん置いてかれる所だったわ。」
そういう彼は上鳴電気。眩しいほどの黄色の髪、いや単純に金髪なのかもしれない、まあとにかく派手な髪色をした男子だった。
「気にするな電気。片手間だし復習にもなるからな。」
エクトプラズム先生の授業の後、獣のように低く唸る彼に誘導問題を出すと泣いて喜んでいた。それからというものの彼は分からないところがある度私に泣きついてきていた。
★★★
「醤油ラーメンと餃子、大炒飯下さい!!」
一通り終わった後2人は食堂に来ていた。私がそう注文するとランチラッシュはシュババッと音がするほど高速で調理し、あっという間に料理を完成させた。
先に料理を受け取り席を確保していた電気のもとに行く。
「おう、来たかってそんな食うの!!??」
私の注文した料理を見てそう驚く。
「ああ。毎食これぐらい食わないと途中でキツくなるからな。」
前世の記憶でも、それがまだない幼少期にも、私は大食漢だった。脳にほとんどのカロリーを費やしているのかもしれない。そんな考えを笑い飛ばしながらラーメンをすする。麺にスープが絡まってとてもおいしい。
電気も朝からそんなに食ってんのかよと驚きつつもハンバーガーに齧り付く。
「うま〜」
そう言いつつ共に無心で食い続けた。
★★★
そして午後、ヒーロー科ではヒーローになる為の授業を受けるのだが、
「私が普通にドアから来た!!!!」
なんとオールマイトが授業してくれるというのだ。皆喜び驚く中こう続ける。
「これから行うのはヒーロー基礎学!!最も単位数の多い教科だ!気合い入れろ〜早速だが今日はこれ!戦闘訓練だ!!!」
戦闘訓練といういかにもヒーロー科らしい授業内容に期待が高まる。
「そして!君たちの個性届と要望を反映したコスチュームだ!!!」
そういうと壁からケースが出てくる。皆自分のコスチューム姿を想像しているのか爛々と目を輝かせている。私も自分のつくったアーマーを試運転できると強く意気込む。
「自分のコスチュームを受け取ったら着替えてグラウンドβに集合だ!!」
そう言うと彼は早足で教室を出ていった。
★★★
更衣室で着替えていると電気が話しかけてくる。
「なんか、主張弱くね?」
「簡単に防刃と防火だけ着いてるから十分。それにまだつけて無いだけだから。」
不敵な笑みを浮かべつつそう言うと私は開いたケースのレバーを踏む。するとケースから駆動音がしてグローブの部分が出てくる。そこに手を入れケースを胸に押し当てるとどんどん体中をサソリの甲殻の様なプレートが覆う。
やがてSFにでも登場しそうな鉄人がそこに佇んでいた。
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