天恵・・・・!何か売れるものがないかと次の日、質屋に向かった大槻・・・!
想像以上・・・・!!アクセサリーなどの小物・・・クズ達から巻き上げたものが予想以上に高く売れ・・・!手に入る・・・!臨時収入・・・!
この世界の金の相場はまだしっかりと把握してはおらんが・・・!それでもわかる!
かなりの大金と・・・・!
少なくとも1~2か月は遊べる金額を手に入れた大槻・・・!ご機嫌・・!
「・・・クククッどうやらワシも案外あるらしい・・・!強運・・!」
大槻・・・これまで考えていた予定を大幅に変更・・・・!
そして繰り出す夜の街・・・!
さて・・・!折角手に入れた大金・・・!だがここらで少し店を探すか・・・!
そして発動・・・!大槻EYE・・・・!
探す・・・!よさげな店・・・・・!
「・・・・ふむ・・・」しばらく歩き続けて・・・15分・・・!
大槻・・・・ある屋台の前でピタリと止まる・・・・!
少し離れた位置からでも感じていた匂い・・・・!この出店で間違いない・・・!
大槻・・・今日の夕食をここで食べると決めいざ入店・・・・!
「麵屋スズちゃん」へ・・・・!
「いらっしゃいませ~、ラーメン、焼き鳥、おでんなどがありますよー」
・・・うむ!
予想通り・・・・!今ワシが食べたい物がドンピシャ・・・!揃っとる・・・!
見た目や匂いで既に美味いことがわかる・・・・!
大槻が何を頼もうか悩んでいると・・・入ってくるもう一人別の客・・・!
「いらっしゃいませー、あっ、カンナさんお疲れ様です何を頼みます?」
・・・ふむ・・・。
店主の話を聞く限り常連らしい獣耳が生えた女性が何を頼むか・・・。
ここは常連の頼むものを参考にして見るのもいいかもしれんな・・・!
大槻、注文を止め・・・・見守る・・・常連客の注文品・・・!
「いつものおでんと・・・あと特製ウーロン茶を」
・・・・ええっ!!?
日本酒やビール・・・ではなく・・・ウーロン茶・・だと!!
大槻・・・戦慄・・・・!!
この場面でまさかのノンアルコール・・・・!!
普通に考えればこの後予定があるとか仕事があるなどでその選択肢もあるにはある!
しかし大槻からすれば・・・この選択はいただけない・・・!
どう見てもお酒に強そうな女性・・・酒が飲めないとは考えにくい・・・!
実際はカンナはまだ学生なので酒は飲めないだけなのだが大槻・・考える!
・・・いや、特製ウーロン茶といったか・・・!まさか・・・美味いのか・・!
大槻・・・ここにきて迷走・・・!キヴォトスと大槻の世界の物と大きな差はない!
がっ・・大槻・・・考えすぎてつい頼んでしまう・・・・!
「注文いいですか・・おでんと焼き鳥、あと・・・日本酒と特製ウーロン茶を・・」
そして・・・しばらくして・・・到着!
まずはおでんと日本酒・・・・!
「ワシはこの店は初めてなんですが・・・よく来るんですか?」
大槻・・・!食べる前にまずは話しかける・・!隣の女性に!
「・・・ええ、何回か・・・行きつけでしておでんが美味しいんですよ」
「しかし、大変ですね・・酒が飲めないなんて・・・この後仕事か用事でも?」
ここで・・・大槻っ・・・痛恨のミスっ・・・!
「・・・いや・・私はまだ未成年なので・・・お酒は飲めません」
・・・・ええっ!? 大槻・・・本日二度目の驚愕・・・!
学生・・・・!?いやまさか・・・と内心では思うが声や態度には出さない・・!
ここで驚けば不快な気持ちにさせるかもしれない・・・!
いや・・・!まさか本当は大人なのにワシをからかっているだけかもしれん・・!
大槻・・・頭の中で謎の脳内会議・・・!
この後の会話の適切な言葉・・・・・!
『いやいや・・・!ワシをからかっても騙されませんよ・・・!』
否・・・!流石にリスクすぎる・・・・!
『ええ!?大人に見えてしまいましたよ・・・!』
こっちのほうが無難か・・・・!そう決めると。
「ええ!?いやーすいません・・・随分と大人びていて・・・つい」
「いや・・・構いませんよ、何回か間違われることがあるので・・・」
大槻・・・!とりあえず切り抜ける・・・!
・・・酒の席で気まずくなることが一番よくないことだからな・・・まずはセーフ。
「・・・お酒って美味しいものなのですか?」
と聞いてくる向こうから・・・・!
「気になりますかな・・?」「ええ・・・一応、成人したら飲んでみたいので・・」
・・・なるほど・・・!
「なら・・事前に知識を入れておいたほうがいい・・・!酒は尚更・・・!」
「・・・といいますと?」
「酒には種類もあるし、好みもある・・・!他にも食べ合わせや環境・・様々な要素があり飲み始めはかなり大事になる・・・!」
「・・・?どういうことですか?」
「例えば、酒には癖の多い物も多い・・!特にワインや芋焼酎、ウィスキー・・・!高いからといって必ず口に合うとはかぎらん・・・!」
「初めて飲んだ酒がそのような物だとついてしまう・・・・!苦手意識・・!」
「甘いお酒や梅酒・・・!これらは最初の入門として最適・・・!他にもビールを飲むなら居酒屋のジョッキで飲む・・・!まるで違う・・・旨さの感じ方・・・!」
「・・・最初のお酒は詳しい大人がいたほうがよいのでしょうか・・・」
「大事な要素ではあるが・・・仲の良い友達と行くのをワシはオススメする・・!」
「大人は既に酒に慣れている・・・!ズレた意見がでるかもしれん」
「なるほど・・・参考になります」
「まあまあ、とりあえず酒の話は置いといて・・・いただこうじゃないか・・!」
大槻・・・目の前のおでん・・・!まずは大根を一口!!
・・・んま・・!しっかりと味がしみて美味い・・・!
そして間髪いれず・・・流し込む・・・日本酒・・・!
「・・・・かあ!!染みる・・・・!」
大槻の体に走る・・・!キヴォトスにきてから初めて飲む・・・アルコール・・・!
他にも牛筋・・・!がんも・・!ちくわ・・・!卵・・・!
それらを食べた後に残ったおでんの出汁・・・!これを入れる・・・日本酒に!
「・・・お嬢さん覚えておくといい・・・!おでんはこの日本酒と何より合う!」
そして大槻・・・!飲み干す・・・!おでんの出汁まで・・・!
「・・・ええ楽しみにしてます・・・それまでは私は・・・」
とカンナもおでんとウーロン茶を飲みながらおでんを楽しむ・・!
「・・・しかしこのウーロン茶も・・・案外馬鹿には出来ぬ味・・!」
「そうでしょう・・飲みやすくておでんと一緒でもスルスル入ります・・」
そして・・・しばらくした後焼き鳥も到着・・・!飲み明かす・・・!
「すみませーん、ワシにビールを・・・・!」
「・・・飲みすぎないでくださいよ・・・」
「・・・クククっまあ今日くらいはいいでしょう・・・!」
そして大槻・・・・飲み明かす・・・・!久しぶりの酒を・・・・!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「・・・・は・・・!しまった・・・流石に飲みすぎたか・・・!」
大槻・・・気づいたら屋台で突っ伏して寝てしまっていた・・・!
時刻は既に・・・・23時・・・!
「すいません店主さん・・・!とりあえず会計を」
「大丈夫ですよ~さっきカンナさんが一緒に払っていきましたんで」
「え!」
「後、伝言をと・・・お酒についてのお話ありがとうございます・・・授業料として今回の食事は奢ります・・・と」
・・・・大槻まさかの奢られ・・・!
大人としての面目丸つぶれ・・・・!
・・・しかし不思議と悪い気はしない・・・・!
・・・ふっ・・全く一本取られたな・・・!
大槻、今回の食事・・・悪くない出会いと食事にあり付き帰宅・・・!
もらったテントの張ってある宿に・・・・!