キヴォトス徘徊禄ハンチョウ   作:やまおじ

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ミラクル5000・・・! 前編

・・・クククっ到着・・・・!

 

大槻・・・!遂にトリニティに踏み入れる・・・!

 

長い移動を繰り返し・・・歴史と伝統の深い・・・トリニティ・・・!

 

「・・・とりあえず・・・!一服・・・!」

 

大槻・・・!川沿いの公園のベンチでキヴォトスに来てから一日一本と決めているタバコと・・・・缶コーヒー・・・!!

 

・・・まだトリニティの端のほうではあるが・・まあ慌てる必要はないか・・・

 

そう考えながら休んでいると・・通りががりの学生達が・・・!

 

「明日、限定のミラクル5000買いにいこっか!」

 

「いいね!でも買えるかな・・・!」

 

・・・ん?

 

聞こえてくる・・・!謎の名前!

 

他にも。

 

「久しぶりに並びに行こうよ・・・!」

 

「私まだ食べれたことないんだよね~」

 

・・・これは。

 

大槻・・・!気になり始める・・・・!ミラクル5000!!

 

・・・何かの食べ物・・・それはわかったが肝心の何かがわからない。

 

大槻・・・気になり見ていると・・・すぐに見つける・・!公園の掲示板!!

 

「なになに・・・限定ケーキミラクル5000、明日限定販売・・・!売り切れ御免・・・!・・・ほお」

 

そこに書かれていたのはケーキ屋の広告・・・!

 

しかも限定で人気の高いケーキらしい・・・!

 

・・・さっそく来たな・・・!美味そうなスイーツ・・・!

 

大槻・・・!そう考えていたら突然話しかけられる・・・!

 

「そこの御人・・・そのスイーツに興味があるのかね?」

 

・・・!?大槻・・・!突然話かけられ少し驚くも・・・すぐに対応・・!

 

「・・・・ええ、トリニティには今日来たばかりですが・・!気になってですね」

 

「このミラクル5000・・・トリニティの生徒が誰もが食べたがる人気のケーキでね・・・私も明日朝から並ぶつもりなんだけど」

 

・・・謎の小柄なピンク髪の女子高生・・・!

 

「朝から争奪戦で・・・しかも限定100個・・・多いように見えてもその人気で食べられる者は少ない・・・!」

 

「それほど美味いということか・・・!クククっ面白い・・!」

 

大槻・・!動じない・・・!

 

・・・この娘・・・!ワシに揺さぶりを掛けている気でいるかもしれんが・・!無駄・・!

 

「・・・なら明日また合うかもしれないね・・その時は恨みっこなしだね」

 

「・・・どんな販売形式か・・気になるが」

 

抽選か・・・純粋な早い者勝ちか・・・・。

 

それらでやり方を考えなければならないが・・・。

 

「基本的には並びだと思うよ」

 

と目の前の娘は答えてくれる・・・。

 

・・・ほお。

 

それを聞いて・・・大槻・・・!ニヤリ・・・・!!

 

・・・見えた・・・この勝負・・・!

 

大槻・・・この時点で勝利を確信・・・!

 

「・・・じゃあ私はこの辺で」

 

そして・・・去っていく・・・謎の女子高生・・・!

 

・・・さて・・大槻とりあえずそのケーキが売っている店の場所を確認・・!

 

そしてその日の夜・・・大槻・・・!動く・・・・!

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・深夜!時刻は丁度・・・午前0時・・・・!!

 

「・・・クククッ・・!だよな・・!予想通り・・・!!」

 

ケーキ屋の前・・・!流石にこの時間には誰もいない・・・!

 

「・・・いくら食べたくても所詮は学生・・・!しかもお嬢様が多いとなれば流石にこの時間から並ぶことはない・・・!」

 

そう・・・!大槻・・・!理解していた・・・!

 

これが大人や男などなら深夜に並ぶという行為をするかもしれんないが・・!

 

既に理解・・・!

 

この世界に大人や男が極端に少ない・・・!というかいないんじゃと思うほどに・・!

 

「さて・・!準備するか・・・!」

 

大槻・・・!取り出す・・・!寝袋や椅子・・・!

 

迷惑・・・・!圧倒的迷惑・・・!だが・・!ルール違反ではない・・・!

 

普通なら・・!間違いなく指摘される行為だが・・!キヴォトス・・!

 

これくらいのこと何も問題なし・・・!

 

そして・・・タバコを一服した後・・・!

 

近くのトイレに行ってから…戻ってくると・・・!驚愕・・・!

 

「・・・・なっ・・・!?」

 

置いてある・・・・!謎の・・・寝袋・・・!

 

・・・馬鹿な・・・!この時間に・・・!一体誰が・・・!

 

大槻・・・!予想外のことに動揺していると

 

「・・・やあまさか先をこされているとはね」

 

・・・話しかけられる・・・!またも後ろから・・・!

 

・・・この娘・・・!まさか・・・!

 

「まさか私以外にもこの時間から並ぶ人がいるなんてね」

 

「また会ったね、夕方以来ぶりだね」

 

「・・まさかお嬢様がこんな時間から並ぶとは・・・!」

 

「・・まあ私は別にお嬢様ってわけじゃないしね~」

 

「あ、そういえば名乗ってなかったね、私は柚鳥ナツっていうんだー」

 

「・・・ワシは大槻太郎と言う者です・・」

 

なぜが交わす・・・!謎の自己紹介・・!

 

しかし・・大槻・・・!これは逆にありがたい・・!

 

大槻からトリニティの学生に話しかける・・・!これは絵面的に完全にアウツッ・・・・!トリニティの情報を直接聞くことは難しいと考えていた大槻には願ってもないチャンス・・・!

 

「しかし、こんな時間に学生が並んでもいいのか・・・!」

 

大槻、疑問をなげかけるも。

 

「・・?まあ大丈夫だと思うけど」

 

・・・何ぃ・・・!!?流石キヴォトス・・・!まさか許されるとは・・・!

 

「それに・・・この時間帯じゃないと買えないってこともあるからね~」

 

そういいながら謎の女子高生柚鳥ナツ・・・寝袋に入り始める・・・。

 

「・・・なるほど」

 

そう言いながら大槻も椅子に座る・・・。そして一服・・・。

 

・・・というか無さすぎだろ・・! 警戒心・・・・!!

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

・・・午前6時・・・!二人が待ち続けて約6時間が経過した。

 

・・・大槻・・・起床・・・・!!

 

明るくなってきた空を背に大槻・・・!準備する・・!

 

「・・・開店するのは9時か・・・あと3時間・・・」

 

そして振り返ると・・・まだ少ないが何人かが既に並び始めている・・!

 

寝袋と椅子を用意してまでならんでいる大槻とナツは少し奇妙と白い目で見られているが・・・特に気にしない大槻・・・!

 

ナツはというと呑気に今も寝ている・・!面の皮が厚い・・・!

 

・・・しかし、白い目で見られ続けるのも気に入らんな・・・!

 

そして・・・!大槻・・・!思いつく・・!悪魔的所業・・・!

 

大槻・・・!取り出す・・・!RABBIT小隊からもらった調理セット・・・!

 

そして・・・取り出す・・・!昨日寝る前にコンビニで買ってきた食パンとチーズ!

 

・・・クククっ見ていろ・・!小娘達・・・!

 

食パンを携帯カセットコンロで軽く焼き・・!チーズを鍋に軽く溶かして・・・

 

それをパンの上に乗せる・・・!完成・・・!ハイジのやつ・・・・!

 

「ククっ・・・!美味そうな匂いだ・・・!」

 

そしてそれを見せつける・・・!トリニティの生徒に・・・!

 

 

「・・・なっ何よ・・!あれ」「・・・別に・・・あんなの全然・・・」

 

・・・強がっているがワシにはわかる・・!食べたくてしかたない事を・・!

 

「・・・おお、美味しそうだね・・それはまた」

 

・・・いいタイミングでナツ・・・!起床・・・!

 

「ナツ君・・・どうだ食べてみるか?」

 

「え?・・・いいのっ?」

 

「気にするな・・・ワシの分も作ってあるから・・・!」

 

・・・そして頬張る・・・!二人で食べる・・・!ハイジのヤツ・・・!

 

見せつけるように・・・・!

 

大槻・・・!我慢している学生を見ながら食べる・・・!普通にクズ・・・!!

 

「かんしゃ~、では・・・・美味しい!」

 

そしてナツも食べ始める・・・!あえてナツにも食べさせることでさらに煽るという大槻の性格の悪さが出る・・・!

 

 

 

 

 

クククっ・・・!

 

さて・・・!販売まであと2時間か・・・!

 

 

 

大槻とナツ二人がミラクル5000を買う時間になるまであと2時間・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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