キヴォトス徘徊禄ハンチョウ   作:やまおじ

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ゲヘナ温泉編

 

 

大槻・・・!!ついに到着・・・・!ゲヘナ・・・・!!

 

 

「・・・・なんだ・・・ここは・・・」

 

 

ざわ・・・・ざわ・・・・・

 

 

「ヒャッハー!!・・・・汚物は消毒だ!!!」

 

「掘るぞ、掘るぞ・・・・!」

 

「爆破開始ぃぃぃぃ!!!!!」

 

「温泉・・・・温泉・・・・・!!」

 

 

大槻・・・・驚愕・・・・・!!

 

 

これまでいくつかの都市を回ってきた大槻だが・・・!明らかに違う・・・!

 

世紀末・・・!圧倒的世紀末・・・!!

 

しかし・・・この世紀末な状況でも・・聞き逃せない言葉を大槻は聞き取る・・・!

 

 

「・・・・温泉?」

 

そう・・・!温泉・・・!

 

ここ、キヴォトスに来てから大槻は偶に銭湯に入ることはあったが基本的にはシャワーなどで・・・時には風呂に入れないこともあった・・・!

 

「・・・・ゲヘナは温泉が有名とか書いてあったな・・・」

 

大槻・・・前に見た本にゲヘナは温泉が有名なことを思い出す・・・!

 

 

そうしてゲヘナの周辺を歩き回っていると見つける・・・

 

 

掲示板に張られている謎の張り紙・・・・!

 

「・・・おいでませ温泉開発部・・・?」

 

破壊と温泉を愛する者は誰でも歓迎!!

 

 

どう見ても怪しそうな張り紙・・・!

 

 

・・・普通ならスルーするところである大槻・・・しかし今回は違う・・!

 

 

・・・久しぶりに入りたい・・・!温泉・・・!

 

 

そう・・!大槻の中で温泉に入りたい欲求が膨れ上がっていた・・・!

 

 

そうして温泉開発をしているであろう集団に・・・大槻・・・接近・・・!

 

 

そして・・・リーダーと思わしき人物を見つける・・・!

 

 

「ハーハッハッハ!!今回も順調!順調!」

 

「カスミ部長!ここを掘れば温泉が出てくるの?」

 

「ああ!間違いない!確かにここに温泉の気配を感じる!!」

 

小柄な少女だが周りに的確な指示を出しており、部長とも言われている。

 

大槻・・・!迷わず近づいていき・・・・交渉・・・!

 

「・・・お嬢さん方・・・!ここから温泉が沸くというのは本当なんですか?」

 

大槻・・・!いきなり切り込む・・・!話の本題・・・!

 

普通ならいきなり見ず知らずの男が話しかけてきたら警戒する所だがカスミという少女は全く動じることなく。

 

「・・・ああ!そうだとも!私の勘が間違いなくここだと告げている・・!」

 

「・・・ほお・・そうですか、そうですか・・・!」

 

「・・・どうやら私になにか言いたいことがあるようだな」

 

・・・このカスミという少女は若いのに隙がない・・・少し話しただけではあるが大槻はこの少女は只者ではないと判断し小細工無しで素直に自分の意見を伝える。

 

「実はワシ・・・ああ、大槻と申します・・・・ここ最近温泉に入りたいという欲求が強くてですね・・・」

 

「・・・ほお」

 

「単刀直入に・・・!ワシにも温泉を掘るのを手伝わせてもらえませんか・・・!報酬は・・・完成した温泉に入れてもらうという条件で・・・!」

 

大槻・・・!実にシンプルな申し出・・・!しかし素性の怪しい男、人手も十分に足りてそうな状況・・・!それでも大槻は謎の確信をしていた・・・。

 

「・・・・ふむ・・・面白い・・・!いいだろう!我々温泉開発部は来るものは拒まない・・・!それくらいの条件なら認めよう・・・!」

 

・・・・やはりワシの目に狂いはなかった・・・!

 

これでも多くの人間を見てきた大槻・・・!何となく彼女は怪しい自分でも受け入れてくれるだろうという謎の自信があった。

 

「改めて・・・!私が温泉開発部部長カスミだ!」

 

「なんかわからないけど新人さん?私はメグ!よろしくね!」

 

二人の少女との自己紹介をすませた大槻・・・・。

 

赤髪のナイスバディな少女メグに。

 

「じゃあ早速・・!大槻さん!向こうのポイントに行こうよ!」

 

随分と陽気な彼女に連れられ温泉が沸くという場所に向かう・・・。

 

「・・・クククっ・・異世界に来てまでも掘ることになるとはな・・・!」

 

大槻久しぶりの地下掘り・・・!嫌でも覚えている作業の手際に。

 

「・・大槻さんすごいね!経験者なの?掘るの凄く速いね~!」

 

「これでもこの作業は慣れていてな・・・!」

 

突然組んだコンビだが意外と順調に進んでいき・・・日が沈んでいく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、周りが少し暗くなって来た頃・・・!

 

 

「おーい!大槻さん!そろそろご飯にしようよ!私が作るからさー!!」

 

何故かこの短期間で仲良くなったメグに夕食の誘いを受ける大槻。

 

「大槻さん、ラーメン!袋麺なんだけど大丈夫?」

 

「・・・ほお!袋麺か・・・!」

 

ここにきて袋麺・・!キヴォトスに来てからは一度も口にしていない物。

 

「もちろん・・!ここでのラーメンは悪魔的・・!」

 

「じゃあ、向こうに鍋とガスコンロがあるから!」

 

「大槻さんは何味が好きなの?」

 

「袋麺なら圧倒的に塩・・!あのシンプルかつ深みのある味がいい・・!」

 

袋麺・・・・!袋麺はカップ麺とはまた少し違った味があり大槻の好みは塩。

 

「へえー、じゃあ私も塩味にしようかな!」

 

そういうとメグは温泉開発部の共用の荷物から塩味の袋麺を取り出し、さっそく麺を茹でる準備を始める。

 

そして大槻も自分の荷物から日本酒を持ち出して。

 

「メグ君・・・ここは一つ美味しくなるアレンジを教えよう・・・!」

 

「・・・?あれんじ?」

 

「そう・・・まずは鍋にこの日本酒を普段使う水の三分の一ほど入れる・・!」

 

「おっ・・大槻さん?私まだ大人じゃないからお酒は飲めないんだけど・・・?」

 

「火にかけてアルコールを飛ばすから問題ない・・・!この簡単な手間を加えるだけでスープに深みが生まれる・・!まあ食べてみるといい!」

 

大槻は日本酒を加えたラーメンを二人分手早く作り・・・完成!

 

 

そして外で焚火を炊きながらその近くに二人は腰を掛け・・・すする・・!

 

「・・・やはり!外で食うラーメンは格別・・!」

 

「・・!いつもよりもなんか美味しい気がする!」

 

「・・クククっ・・!美味く感じるだろう・・ワシも上手く説明できないが!」

 

 

 

 

 

 

 

大槻とメグ・・・焚火を囲みながらラーメンをすすり・・・!明日の作業に備えて軽い談笑をした後、即席のテントを建てて早めの就寝・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後半に続く・・・・!

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