「おんぎゃあぁぁぁぁぁ!バブバブ!」
はい。私、生まれたぜ!『魔入りました!入間くん』の世界にめでたく転生しました!!
というか……母、超美人。胸でかい。
父イケメン。…腹黒そう。
ちょっと待て……母死んでるくね。死んでる!?
父親泣いてる………。どんまい。
一時間経過
捨てられました。
マジかー……………。いきなりハードだな、おい。
父は、母にメロメロ。娘興味なし。というか、殺されかけた……
「お前の……お前のせいでぇぇぇぇぇぇ!」
いや、知るかよ。せっかくのイケメンが台無しだぜ父よ。
危うく、生まれた直後に父に殺されそうになったが、看護婦のお姉さんが総出で止めてくれた。
そして、父連行。
…………強く生きろよ。
1月6日(火)
〈私、生まれた〉
天気は土砂降り。
母死亡。父殺人未遂。
『魔入りました!入間くん』の世界に転生するも、生まれて直後、父親に殺されそうになる。
どうやら父は母にメロメロ、娘興味なし。
父、私に襲い掛かるが、看護婦さんの目潰しにより、私は生き、父連行。
父連行されながらも目から血を流し、私を殺そうと抵抗。しかし、抵抗虚しく父連行される。
強く生きろよ。
1月7日(水)
〈私、引き取られる〉
天気は快晴。
叔父に引き取られた。
叔父はイケオジ。マジイケオジ。
とてもいい人だった。金持ちで、家もデカかった。
ちなみに独身。彼女いない歴=年齢らしい。
絶賛彼女募集中、だそうだ。
だが、来るのは男ばかりなんだと……
…そういえば、父連行されたが、逃亡しているらしい。
報道されてた。良かったね、父今日から有名人だ。
1月8日(木)
〈私、二度目の体験〉
天気は目が痛くなるほどの快晴。
私、人生で二度目の殺されそうになるという体験をした。
もちろん父だ。
「あ、これ死ぬな。」と思った私だったが、叔父のドロップキックにより、父またもや連行された。さすがに刑務所行きだろう。
達者でな、父よ。
1月9日(金)
〈私、叔父と交友を深める〉
天気は曇り。そして大風。
今日は叔父と交友を深めることにした。
まずは、会話。
生後、4日目の赤ちゃんが急に喋りだしたので、叔父は飲んでいたお茶をお手本のようにそれはそれは盛大に吹いた。思わず見惚れてしまったくらいだ。
ちなみに父は投獄されたらしい。笑える。
1月10日(土)
〈私、平和〉
天気は昨日に続き曇り。
今日も叔父と交友を深めた。
父のことを物凄く謝られた。そして俺にできることなら何でもやると言われ、私は
「別にいいよ。その気持ちだけでじゅ……やっぱりありったけの本くれ。いや、頂戴♡叔父さま♡」
と物凄く天使のように可愛い笑顔でおねだりした。
その言葉に叔父もニッコリ。快く大量の本をくれた。
1月11日(日)
〈私、非常に平和〉
天気は雨。
今日は叔父に貰った本を一日中読んだ。
あとは、家の庭にある立派な木に雷が落ちたくらい。
非常に平和だった。
1月12日(月)
〈私、非常に平和〉
天気は大雨。
今日も昨日と同じく、貰った本を一日中読んだ。
そういえば、家の後ろの山が大雨で土砂崩れを起こした。
非常に平和だった。
1月13日(火)
〈私、非常に平和〉
天気は相変わらずの大雨。
今日も、もちろん一日中、本を読んだ。
また土砂崩れが起き、山から3メートルはある大岩が落ちてきた。
倉庫がぺちゃんこになり、叔父膝から崩れ落ちる。
非常に平和だった。
1月14日(水)
〈私、私は…………〉
天気は昨日までの事が無かったかのように清々しい程の快晴。
叔父は朝からテンション低め。
どうやら倉庫に大事なものが入っていたらしく、大岩に潰され見るも無残な姿になっていたとのこと。
私は……励ますことしかできなかった。
テレビをつけると父が脱獄したとの報道が流れていた。
1月15日(木)
〈私、再会する〉
天気は晴れのち曇り。
午前中は平和だったが、なんというか、まあ……父と再会した。
物騒なことに刃物を持って登場である。
いや、そこはファンタジーの世界なんだから魔法使おうよ。と思いツッコミたかった私だったが、流石に状況が状況なので頑張って我慢した。私えらい。
私に襲い掛かってくる父を叔父が対処してくれた。
うむ……見事なジャーマンスープレックスであった。
そして父連行。またもや刑務所行き。
父弱ない?いや、叔父が強いだけか………
1月16日(金)
〈私、非常に平和〉
天気は曇り。
ただただ一日中本を読んだ。
今日も非常に平和だった。
1月17日(土)
〈私、非常に平和〉
天気は晴れ。
ただただ一日中本を読んだ。
今日も非常に平和だった。
1月18日(月)
〈私、非常に平和〉
天気は晴れ。
ただただ一日中本を読んだ。
今日も非常に平和だった。
……………………………
……………………
………………
……………
………
……
2年後
2年間すんごく平和だった。
日記に書くことが、叔父が婚活に失敗したことや、叔父に超絶美少女天使スマイルでおねだりしたことぐらいしかなかったぐらい平和だった。
ちなみに……
叔父はイケオジである。
だが、何故か女性にモテない。超絶モテない。
男性からは人気があるんだが……
叔父はかなり優良物件だと思う……経歴もいいらしいし、職もかなり凄い役職らしい……
だが!モテない!
叔父が膝から崩れ落ちるところを私は何度も見てきた。
…………私は、無力だ。
1年後
……父が脱獄した。
私の平和だった日常生活が幕を下ろした
11月29日(木)
〈私、再会する〉
天気は晴れ。
3年間平和だった。
……だがそれは仮初の平和だったらしい。
父と再会した。
そして挨拶代わりに殺されかけた。
前と同じように叔父が父の相手をしてくれたのだが………………父が強くなっていた…………
3年間どうやら私を殺すために刑務所で身体を鍛えたらしい。
そして私を殺すイメトレを毎日欠かさずやっていたんだと……
執念である……。
11月30日(金)
〈私、初めての経験〉
天気は晴れ。
今日も父に会った。
…………叔父が…………敗れた。
私、刺された。私の体から血がドバドバと溢れだした。
それを見て思わず吐き出しそうになった。
父は私が苦しんでいるのを心底楽しそうに笑い、私に罵詈雑言をはき、最後に「そのまま苦しんで死ね」と言い残して満足したように去っていった。
父がいなくなったことを確認し、吐きそうになるのを必死にこらえ、私は自分と叔父に回復魔法をかけた。
…………悔しかった。
私はMっ気は無いので刺されても嬉しくない。
12月1日(土)
〈私、反省する〉
天気は快晴。
私が生きていることを祝福しているかのようだ!!
フハハハハハハ!…………嘘です。天気は曇り。私の生を世界は喜んでいないようです。
父に負けた。敗因は私が叔父に頼りすぎていたこと…………
こんなことになるのがわかっていれば…………
ポテチとコーラを手に父と叔父の殺し合いを観戦していなかったのに…………!!
12月2日(日)
〈私、改心する〉
天気は普通に曇り。
私が負けたのは、私が弱かったからだ!!
殺し合いを「いけ~!」「そこだ~!」と観戦しながらポテチとコーラをお代わりしたからなどではない!
断じてないのだ!!
まあそれは置いといて、私結構強いんだぞ!
叔父を片手で潰せるくらい。
なのに……負けた!!どういうことだ!!
しょうがない。真面目に父を殺さなければ……
12月3日(月)
〈私、油断していた〉
天気は晴れ。嘘じゃないです。はい。
父に生きてることがばれました。
なんでって?スーパーにバブバブ歩いてポテチ買いに行ったら…
父が変装してアルバイトしてたからだよ!!
もちろん父は襲い掛かってきました。死んだよ………
私のポテチがなぁ!!
包みが父のナイフで破けて、ポテチが床に……………
私のポテチ……………
「金返せ!!」という怒りに身を任せ、父をボコボコにしました。ボコボコにしている間、誰かが警察の方々に通報されたそうで、父、連行されました。
そして私は事情聴取を受けました。
私のポテチのお金は帰ってきませんでした。
12月4日(火)
〈私、プライバシーを侵害される〉
天気は清々しい程の快晴。クソが!!
実はいうと、昨日父をボコボコにしたのを誰かが撮影していたらしく、ネットに動画が拡散されました。
どこのどいつだ!!プライバシーの侵害よ!変態!!
いやー…うん。恥ずかしいね。「ポテチ!ポテチ!」と叫びながら、父を殴っている私が拡散されてしまったのだから……………。黒歴史だ…。
すべて、すべてアルバイトしてた父が悪い!!
…というか、なんでアルバイトしてんだよ……。
12月5日(水)
〈私、ポテチ好き〉
天気は晴れ。空を見上げれば、青!青!青!青!
事情聴取をもう一回することになりました。
何故か?それはこの前の事情聴取。ポテチのことを前半考えていて、ずっとイエスマンだったこと、そして後半は、いつの間にか寝ていて、夢の中でポテチを食っていたからだ!
つまり!本当すいません。反省してます。
事情聴取はつつがなく終わった。私が超絶美少女天使スマイルで受け答えしたからな!!
警察の方々もニッコリ。笑顔が引きつっていた気もするけど気の所為だ。
12月6日(木)
〈私、父を心配する〉
天気は晴れ。
父がまた脱獄したらしい。
…………どうなってんだ設備…………。
おい。どんだけ脱獄させてんの?3回目だぞ!?3回目!!
『3度目の脱獄』と大々的に報道されてたよ………
父がどんどん有名人になっていく……良かったやん…。
……もしかして…欲求不満なん?
12月7日(金)
〈私、父に会いました〉
天気は晴れ。
うん。父の登場!!
父に暗殺されかけました……。はい。
ポテチにかこまれた夢を見ていたんだ。そしたら父が出てきて私のポテチをグチャグチャに踏み潰したんだ。
悪質だね…。
それで、「ポテチィィィィィィ!!」って飛び起きたわけですよ……。
そしたら、父が私ののどにナイフをぶっ刺してたんだ…………。
びっくりしたよ………。
あ、もちろんナイフが私ののどに負けて折れてたから安心して?父も気絶させて窓からポイ捨てしておいたから大丈夫。
12月8日(土)
〈私、父が捕まったことを知る〉
天気は晴れ。
父が巻き込まれ事故にあったそうです。
悪魔って羽で空飛んで移動するのです。たまに迷惑な奴は、煽り飛行や、煽り飛行や煽り飛行。
つまり煽り飛行が非常に多いわけです。
それでたまに衝突したり、事故を起こすんですよ。それに父は巻き込まれたようです。
父は被害者なのですが、父は脱獄している犯罪者です。
なので通報され連行。投獄されてしまいました。
なんか…………うん…。
3年後
3年間平和でした。
私有地の山を魔法で破壊、再生、破壊、再生の毎日でした。
この3年間変化したことといえば、呪いの類の耐性が格段にアップしたことです。というか効きません。
言わずもがな父です。
どうやら父は刑務所で呪いに手を出したようです。
毎日呪いをかけられています。
耐性がつくまで、足と羽が痺れて、近所のスーパーにポテチを買いに行くのが大変でした。
まあ、もとから耐性あったので、痺れるだけで済みました。
耐性が無かったら痛みにもがき苦しみながら死ぬところでした。
………酷い………。
こんな…こんな…………
超絶美少女天使の6歳児に対して!!
コホン……まあとにかく父を殺しましょう。
流石に鬱陶しい!!
刑務所に殴り込みじゃオラァ!!
完結まで突っ走るのでよろしくお願いします。