魔入りました!モルテちゃん   作:ピースくんちゃん

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続けて投稿。


第七話『粛に先生!』

 

 

 

登った。

 

 

 

 

 

 

山頂にたどり着けたのは残念ながら私だけだった。

今、粛に山の山頂に私はいる。

この山に登る際、大きな犠牲をはらってしまった。

見ろ、ムキムキくんと噛ませ犬くんの無残な姿を……。

厨二病女は厨二病らしく痛々しい発言を大声で叫んでいる。

お前はなにしとんじゃ!!ねぇ私のこと『神』って言うのいい加減やめろ。

本当マジでやめて。恥ずかしいから!!ねっ!?

 

 

はぁ…私たちの友情でもってしても、犠牲を払うことになってしまった…なんと恐ろしいんだ、粛に山…。(←出会って1日目に友情もクソも無いと言っていた人)

 

 

 

 

 

それにしても粛に山。私を引き剥がそうと、四苦八苦している。

 

 

 

「乗るな!!貴様離れんか!!おっ、おい!!頭を踏むな!!」

 

 

 

十五分後。

酷い地震だった。

震度6強はあったんじゃないだろうか。

そのせいで、山頂からの景色を充分に楽しむことができなかった。

粛に山改め、粛に先生からはそれはもう怒られた。

反省文を十枚も書かされた。

 

 

 

私は…ただ、山頂の景色を見たかっただけなのにぃぃィィィ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果:粛に先生との距離がさらに広がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

―3日後―

 

ポテ魔研究師団の部屋にて

 

 

 

 

「粛に先生に避けられている気がするんだよねー……」

 

 

 

「いや、あんな事したら誰でも避けるだろ。」

 

 

「………(コクコク)」

 

 

 

いや、お前喋ろよ。

ポテ魔研究師団ができて3日。

噛ませ犬くんは気軽に喋ってくれるようになってきたんだけど、ムキムキくんは喋ってくれないんだ。

ムキムキくんは無口だ。重度の無口だ。

私はまだムキムキくんの声を2回しか聞いたことがない。これは由々しき事態だ。

だが、まずは粛に先生からだ。

 

 

 

「粛に先生との仲を取り戻したいんだ!だから昨日睡眠時間を削って考えた!!作戦名は

名付けて!『粛に先生。〜私はずっと貴方のそばにいる〜』だ!!」

 

 

「いや、普通に怖ぇーよ!!」

 

 

 

ツッコム噛ませ犬くん。

なんか君キャラ変わったな……。

この3日で君にいったい何があったんだ…!

まぁいいや。ツッコミキャラは貴重だ。

ツッコミがいなかったらこの師団はカオスになってしまう。

 

 

 

 

 

噛ませ犬くんはこのカオスな師団に適応するために、ツッコミキャラになってしまったのだった。

めでたし、めでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―昼休み―

 

 

 

昼休み、私は職員室の扉の前まで来ていた。

 

コンコンコン

 

 

ノックして中に入る。

 

 

「失礼しまーす。粛……カルエゴ先生に用事があって………」

 

 

 

「カルエゴ先生かい?カルエゴ先生!モルテちゃんが用事があるって!!」

 

 

 

ちゃん付けって…。馴れ馴れしいなオイ。

まぁいいか。

 

 

 

「なにを……

 

 

粛に先生が嫌そうな顔をしながら現れた。

さあ!ここからが勝負所だ!!

私の美少女天使スマイル発動!!

 

 

「粛に先生!今日1日、付きまとっていいですか?」

 

 

「は?」

 

 

 

美少女天使スマイルで今日1日付きまとった。

 

 

 

 

 

 

結果:もっと距離が広がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぜだぁぁァァァァァァァ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

―次の日―

 

 

こんなところで諦める私ではない。

仲良くなるには、まず胃袋をつかめって言うじゃないですか。

はい。粛に先生のために弁当作ってきました。

 

 

 

 

 

―昼休み―

 

 

 

コンコンコン

 

「失礼しまーす。粛………カルエゴ先生に用事があってきましたー。」 

 

 

また職員室にきた。

 

 

 

「ん?あ、また来たの?カルエゴ先生!モルテちゃんが用事があるって!!」

 

 

 

この人、いっつも明るいな……。

 

 

 

 

「今度はなんだ!!」

 

 

 

 

お。粛に先生だ。

また青筋浮かべてらっしゃる。

 

 

 

「先生。昨日はすいません。これ食べて下さい。弁当作ってきたので………。」

 

 

 

粛に先生の顔が固まる。

モモノキ先生が私の方を驚いた表情で見ている。

というか、職員室にいる全員が私を見て固まっている。いや、弁当を見ているのか?

 

 

 

…どういう状況?これ…………。

まぁいいか。

 

 

 

「粛に先生!ちゃんと食べて下さいね!!

食べ終わったら弁当箱返してくれると嬉しいです!でわでわ~!!」

 

 

 

 

私は職員室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、その日、次の日と粛に先生と会うことはなかった。

どうやら、体調が優れないらしい。

どうしたのかな…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弁当を渡してから2日後

体調が回復したらしく、粛に先生は出勤してきた。

弁当箱を洗って返してくれたのだが

 

 

 

「美味しかったですか?私の自信作なんですよ!!また作りますね!!」

 

 

と言ったら

 

 

 

「いや、言い。もう充分だ。気持ちだけ受け取っておく……。」

 

 

 

と言われてしまった。

そんなに美味しくなかったかな………?

 

 

 

 

 

 

 

 

ポテ魔のナムルとポテ魔ジャムサンドイッチ。

そしてデザートのポテ魔ゼリー。

 

かなりの自信作だったんだけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 




モルテちゃん。
なんてものを作っているんだ……。
それにしても、ポテ魔ゼリー……とは。
ゼリーがポテチの味がするってことなんだよね…?
少し、食べてみたい自分がいる。



感想初めてもらいました!!嬉しい。
その感想の内容だったんですが、
『母親死んでんのに他人事なのちょっとわかんない…』
というものでした。
私これ見たとき吹き出して笑ってしまって
ですよね。って思いました。
このオリ主はどこか人と外れているという設定でやっています。まぁでもオリ主は自分の血を見たら吐きそうになるし、精神的に追い込まれることもあります。
少しズレていても人間性はあるのです。
ですので、モルテちゃんの考え、行動を意味わかんないと言っていただけたのはとても嬉しいです。普通の感覚とズレているというわけなので…。
というわけでそんなオリ主のたまに出てくるかもしれない、青春ラブストーリー(?)をこれからもよろしくお願いします。
ちなみに感想もらって思ったのですが、
もしも皆さん。
死んで、前世の記憶を持ち転生した場合、
生まれて直後、もう死んでいた名も知らない母親らしい人物に対してどういった感情を抱きますか?
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