誤字あったら教えてください。
1.5 誤字修正 交通→交友
眩しい。
私が朝ベットで目を覚ますと、窓から強い日差しが差し込んでいた。思わず顔を顰め、目を擦る。
今日の天気はどうやら快晴のようだ。憎たらしいほどお日様の主張が激しい。雲一つあってもいいだろ、私への当てつけか?あ?とイラついてしまうのは仕方のない事だろう。
ピシリと何かが軋む音がした。
先ほどまで青色の空を映していた汚れ一つない窓ガラスを見ると、なんと見事に罅が入っているではないか、オウぅ修繕費…。少しイラついただけで空間が歪んで窓ガラス割れるってどこの超人かな?あ、悪魔だったわ。やれやれ自制心が足りないな。悪魔だからヨシ。
憂鬱な気分だ。修繕費は私のお財布から払われるという事実に溜息をこぼしてしまった。頭の中で私のお金ちゃんが消費される効果音がした。酷い幻聴だ。
今日はどうあがいても良い日になる予感がしない。はあ…らしくないな。
今日の私はSRネガティブモルテちゃんである。
常に私はポジティブ思考(何も考えていないともいう)なのでこの精神状態のモルテちゃんを見れることは非常に貴重だと言える。光栄に思え。
このモードの特徴としては
・知性を得る
・言語を思い出す
・会話をする
・一般的な感情を思い出す
・全てを後ろ向きに考える
・暴力性が20%減少
といったものがある。まあ特筆すべき点はないと言える。ただあえて言うならばこの状態だと戦闘力が僅かだが下がる。まあ本当に微々たるものなので気にする必要はないが。何か、こう…殺意、戦意がワンテンポ遅れてくるというか。速さは命なので強者と戦うときは致命的な弱点かもしれない。基本弱い者いじめが好きなので強い奴とは早々戦わないので大丈夫だが。
SRネガティブモルテちゃんの発生条件として挙げるのが、マイナス感情の規定値オーバーである。その他にも発生条件がない事もないが大体このパターンが多い。その時の状況などでマイナス感情の増減は大きく変わってくるため、いつこのモードになるのかは私は把握していないし、コントロールもできない。実際の例を挙げると初めて出来たトモダチを○らないといけなかった時よりもメイドにわざわざモルテと書いて楽しみにしていたプリンを食べられた時の方がマイナス感情が増えネガティブモードになった。あれはマジで落ち込んで二日間寝込んだ。アイツマジなんなん、雇われてるのお前分かる?クビにされたいのかな、職を失いたいのかな。
とこのようにどんなことが発生条件になるか分からない。謝罪しろよ、は?土下座してもプリンは帰ってこねえんだよ!!
そして今回の発生条件は何個か思い当たる。
・またメイドが私のプリンを食った。
・昨日のウォルターパーク事件
一回メイド殴ってもいい?
メイドの減給を叔父に提案することを心に決めた。反省しろ。
はあ、これだから悪魔は…。自分の欲に忠実すぎるのも困りものだ。
それにしても、なあ。
昨日のウォルターパークでのあの光景を思い出す。
流石主人公と言わざる負えない。漫画で読んで知ってはいたがこの目で見るのは別物だった。
光っていた。入間くんが中心となってみんなが笑っていて、それがどこまでも眩しかった。
「、チ」
ああああ、私のバカバカ…馬鹿。
嚙ませ犬くんならまだしも、よりによって主人公との約束をドタキャンしてしまった…というか行けなくなったと連絡した覚えがないのだが…もはやこれはもう無視。よく考えると私、約束を平然と破るキチガイなのでは…お前本当に前世日本人か?おかしいな、私の記憶が自分が前世日本人だと証明しているのに疑ってしまう。
約束破るって人としてどうなんよ、そこんところ。
今更ながら、自分の常識の無さに痛感する。
本当に今更な気がしなくもない。
どうしよう休み明けに入間君に合わせる顔がない。私はどんな顔をして学校に登校すればいい?今更後悔に襲われる。
誰かに相談を…
自分では解決できる自信がないので頼れそうな悪魔を頭に思い浮かべる。魔界で生を受けてからというもの、まともな性格の持ち主に出会ったことがない。やばい奴は見た目から異常だし、一見常識がありそうで地雷を抱えていたりする。何回も地雷を踏んだ経験から、私は悪魔とあまりコミュニケーションを取らないようにした。
その結果、トラブルは減ったがコミュ力と協調性、知性が自分から失われた気がする。そして何より交友関係がゼロに等しくなった。
だが、最近は原作突入したおかげか交友関係が増えたように感じる。入学早々友達もでき、先生兼婚約者もできた。今の私には頼れる仲間が沢山いる。
そうだ、友達の中でも常識人の嚙ませ犬くんに相談しよう。我ながらナイスアイデアだ。厨二病が感染するのは避けたいし、ムキムキくんは頭まで脳筋だ(喋ったことない)粛にんは日頃の行いのせいで取り合ってくれないだろう。見た目チンピラだし、まともな解決策を考えてくれるか怪しいが頼れる友が嚙ませ犬くんしか思い浮かばない。多少不安だが、主人公とのイベント優先だ。早速電話しなければ…
携帯の電源を点け、ただでさえ少ない連絡先の候補をスクロール…出来なかった。そっか、私スクロールできるほど友達いないんだった、はは。思わず目のハイライトが消えかける。自分の無力感を味わいながら嚙ませ犬くんに電話を掛けた。相談事がまた一つ増えたな、どうしたら友達ができるのか。
交友関係が増えたと思ったが、所詮私はこんなものなんだナ…
ネガティブ思考に陥る。私らしくない。こんな時、寄り添ってくれるものがみんなにはあるのだろうか。
励ましてくれる誰かが…いるのだろうか。
…私には―
プルルプルルルル
携帯の電子音がやけに長く感じた。
開口一番1コールで出ろと怒鳴ってやろうかと悩む。短気なのが私、というか悪魔の悪いところだ。1コールで出ろというくせに自分は1コールで出ないもんな。理不尽で自分勝手な悪魔の特徴である。
それにしても出ない、ふざけているのだろうか。顔に青筋が浮かぶ。
悪魔にとっては何気ない事でも全てがブチギレ案件なのである。
……。
まあこんなものか、私の交友関係は。
特に仲が良いわけでもないし連絡先を交換したのも私が強引に決めたことだ(パシリにするつもりで脅した)
私は仲良くして(パシって)いるつもりだったが、噛ませ犬くんはそうは思ってなかったという事だろう(大正解)私の一方的な感情だったということだ。
そうか、そうだよな。
所詮私には…人望など無い。アメリ会長のように誰かに憧れられるでもなく、慕われるでもなく、トモダチすらも碌に作れないとは。
原作に突入してから、眩しいと感じることが多くなった。住んでいる世界が違いすぎてたまによくわからなくなる。紙の創作物、この世界はただの作りものだというのに、
なぜ、こんなに気持ちを揺さぶられるのか。
…馬鹿らし、誰かに頼るなんてのは最初から間違えだったというわけだ。
今はすぐにでもこの電子音を止めよう。無性にイラつく。聞きたくない、この現実を受け入れたくない。
…受け入れたくない?はッ、嚙ませ犬くんはパシリだ。それ以上でもそれ以下でもない、ただ一瞬だけ少し…ともだち、だと思いこんでいた。
馬鹿だなあ。
自虐気味に笑うと窓から一際眩しい日差しが差しこんできた。
その眩しさが自分を惨めにさせる。私は、その光には程遠い場所にいるんだと分かる。
それが―
はは、は。
プルルルルルプルルルルル
うるさい、もういいよ
黙れ、
プルルルルルプルルルルル
切ろうと思いボタンに手を伸ばした。
プルル、
その時電子音が止まった。
『、なんだ?』
声が聞こえた。それは、よく知るチンピラのような声。
不覚にも、嬉しい気持ちになった。
―嚙ませ犬くん。
時間が一瞬止まった気がした。実際は私の思考の処理が出来なかっただけなのだが。
不自然な間が出来る。
慌てて、内心を悟られないように取り繕おうとしたが、なぜかうまくできない。
なんで、
『ッ、あぁ…もしもし、噛ませ犬くんー?あの、ちょっと相だ』
『ちょうどいいところに、今ちょっとチンピラどもに取り囲まれちまって応援頼むわ』
……。
ん?コイツ今なんて言った?
思考がフリーズする。起きたばかりだからか、頭が上手く回らない。
そしてある考えにたどり着いた。
…嚙ませ犬くんは常識人ではなかったかもしれない。
よく考えてみろ。嚙ませ犬くんが常識人ポジに見えるのは、非常識な厨二病女とムキムキくんが普段そばにいるからである。異常者どもとつるんでいる時点でそいつもやばいのだ(特大ブーメラン)
改めて、嚙ませ犬くんについて考える。
嚙ませ犬くんは不良界隈では割と有名人だ。昔は【西の通り魔】というダサい通り名で呼ばれていた。その通り名は今では過去の栄光と化しクソほど舐められていたりする。
見た目からして雑魚いので、よく喧嘩を売られる。三下ムーブが板につきつつある彼は今や三下、チンピラ、取り巻き、金魚のフンなどといった愛称で呼ばれている。散々な言われようだ。事実なので反論できないが。
【西の通り魔】と嚙ませ犬くんが呼ばれるようになった由来は文字通りすれ違うひとに通り魔のごとく喧嘩を売ったからだ。普通に害悪すぎる。
最初の西は多分西中だったとかだろう。ダサ、名前考えた奴誰だよ、出てこい。嚙ませ犬くんは訴えても良いと思う。私なら羞恥心で顔を上げて歩くことが出来ないだろう、嚙ませ犬くんは強く生きて。
ともかく、悪魔には沸点低い性格が多いので普通なら喧嘩っ早いだけで通り名なんてだいそれたもので呼ばれることはハッキリ言って無い。そんなチンピラは大量に魔界には生息している、ゴキブリ並みに生命力が高いので絶滅もしないのである。恐怖でしかない。魔界はもう少し取り締まった方が良いと思う。大通り裏通り関係なく治安が最悪すぎる、堂々と暴力行為犯罪行為のオンパレードである。せめて隠れてやれよ。
そして嚙ませ犬くんの腕っぷしはそこそこの強さである。当然並外れた力を持った強者には及ばないし、雑魚でも大勢に囲まれたらなすすべなく袋叩きにされるだろう。ゴミな知能と戦闘力しか持ち合わせていない嚙ませ犬くんが通り名で呼ばれた理由はズバリ、喧嘩の質の悪さにある。
ハッキリ言ってクソ野郎だった。目に砂かけるわ、下剤盛るわ、彼女人質にとるわ、名前勝手に借りて借金するわとかなりのクソな戦法を使っていたらしい。最後のはマジでゴミすぎる。
本当に【西の通り魔】は恐れられていた。当時はマジで関わりたくないランキングNO.1で私と良い勝負してたと思うよ。なんなら質の悪さで言えば【西の通り魔】が圧勝していたまである。嚙ませ犬くんの戦法は猛威を振るったが特に恐れられていた戦法がある、その名は【
相変わらずダセェ…西の通り魔といい、もう少しやりようがあっただろ。さては考えた奴同一人物だな?言葉選びのダサさが完全に同じだ。救いようがない。
しかも【
話がそれた、嚙ませ犬くんの必殺技の話に戻る。
大袈裟な名前なくせに中身は目潰しかと肩透かしをくらった気分だが、案外馬鹿にできないのが目潰し攻撃の怖いところである。名前の通り、目への攻撃は致命的だ。視界がなくなれば超人でなければまともに喧嘩などできない。喧嘩というものは成立せず一方的な暴力になるだろう。
しかも、それが喧嘩の時だけの効果だというのは大間違い。なんと嚙ませ犬くんは爪を切らずに眼球目掛けて指をブッ刺してくるという。即ち、失明。強制的に今までの生活とは永遠にお別れさせられるクソゴミキチガイ戦法である。もしここが魔界ではなく治癒魔法がなかったら、罪にとわれているレベルのことをしている。犯罪だ。目はデリケートな部分だ、魔法で治せるからと言って指を眼球に突っ込む精神は到底理解できるものではない。せめて、爪を切ってからにした方がいい、それがマナーというものだ。もし爪を切ってない指で眼球を突っ込まれた日にゃあ発狂する自信が私にはある。バイ菌は怖いよ、爪の間には沢山の菌が…話が脱線したな。
ええと、嚙ませ犬くんを簡潔に表すとすれば、三度の飯より喧嘩の喧嘩馬鹿である。かなり簡潔に表したが、根本的に喧嘩大好きなキチガイなのは間違っていない。喧嘩馬鹿というのはかなり的を射ていると思う。
『おまえ、ころすぞ?』
私は重要な相談事があって電話したのにクソみたいな対応をされ、思わず低い声が出た。
相変わらず沸点が低いし、語彙力も低レベルだと自覚し反省しつつも握りしめた右手の拳は収まる気配がない。
何故だろうか、自分の気持ちを踏みにじられた気分だ。許せない。
『キル』
今日の私はSRネガティブモルテだ。自分で言うのもなんだが常識人になりつつある。つまり、いつもと違い冷静な思考を保っている。普段のように安易に手を出したりしない。
今すぐに○す(即落ち)
ということでこんな時頼りになるのはGPS様だ。正確にはGPSに似た機能を持つ魔術であるが、この方が分かりやすいのでGPS様とお呼びしている。流石ファンタジー世界なんでもありですね。保険で噛ませ犬くんに仕込んでおいてよかったー。ストーカーかな?ちなみに入間君にも仕込み済み♡犯罪かな?バレた時が怖いですね。主人公を敵に回しなんなら
ダメだ!!深く考えるな、悪い思考を捨てろ。犯罪は今に始まったことじゃあない開き直れ。今は嚙ませ犬くんを一刻も早くキルするために場所を特定して、
…いやだめだ。冷静になれ。ひとは常に思考を止めてはならない。考える、という行為が人間の最大の武器というのを忘れるな。
まず、サリバンは一旦放置。ころころされないように祈ろう(現実逃避)考えても仕方がないからね。え?言っていることが矛盾しているって?そんなこと私が一番わかっているんだよ、でも私悪くないもんサリバンが強いのが悪いんだもん。しかも魔界の権力者って鬼畜仕様かな?お前なんていつでも○せるってか?高みの見物か?王者の余裕か、ぐうの音も出ない。だって権力者だから(白目)
物理的に強いし、地位的にも強い。最強かな?
いつだって現実は酷く残酷だ。
そう、現実とはいつも残酷なのだ。そしてそれは今この時も―
汚い喧騒が手元の携帯から耳に入ってくる。
『、おい応援まだか?』
『テメェ…さっきから誰と話しt』
『ザコが喋んなッ聞いて驚け、俺にはあの死神がついてんだよオ!』
『ッ、な、あのッモ…』
『ころされたくなかったら跪いて靴舐めろやァッ!!ぎゃははは』
ヒドイオチの茶番劇を見た気分だ。
…いつから私の友はチンピラになったんだ。あ、割と最初からだったかもしれない。
今更だが、友人を選びなおすか?いや、そんなコミュ力私には無い、コミュ障舐めんなよ。
ふう…もういい。コイツの相手をしていても時間の無駄だ。
not深爪目潰し野郎にはゴミしかいないことを忘れていた。爪切れよ、馬鹿にしてんのか。私としたことが、なぜゴミに大事な相談事をしようとしたのか…理解に苦しむな。
『土下座しろやァザコがヨオッ!!群れて寄ってたかる喧嘩するからこのザマなんだよぉ…わかるかァ?誰かに頼って恥ずかしくないのかナァ?聞いてんのかよッオラ』
…。
黙って通話を切る。泣きたい。
切る間際に眼球が潰れた音が聞こえた気がした。噛ませ犬くんの発作が出たようだ。目潰し中毒とは気色悪いものだ。できれば私に関わらないでほしい、というか喧嘩する時に私の名前出すなよ。そういう事するから舐められるんだぞ?色々と三下なんだよ。分かれよゴミが。こんな奴と友達とか考えただけで気分が悪くなる。万が一、絶対無いとは思うが、私も目潰し中毒になってしまった場合、到底精神が保てるとは思えない。爪を切らずに眼球に指を、うええぇ…。想像しただけで吐きそうだ。アイツどんな精神構造してんだ、気色悪いな。マジで普通に○んでくれないかなあのゴミ(純粋に暴言吐くゴミ)
はあ…やれやれ、イラつくなァ。ポテチをキメないと自分を抑えられる気がしない。無駄にでかいベットをごろごろと移動し枕の下に常備している完璧に砕け散ったポテチを朝食にテレビを点ける。何気に起きてからかれこれ数十分、まだベットから降りてすらいないとはヤバいのでは…。しかも歯も磨かず、朝食ポテチとは。まあ、こんな日もあるよね。いつもこんな感じな気がすることは、黙っておく。私はだらけてなんてないもん。規則正しい生活してるもん。
『今、話題のウォル――、英雄…―イルマくん――…』
思わず、発狂。
先ほどまでのもんもん口調はどうした。先ほどまでの雰囲気もクソもねえな、もん。
私の突然の発狂に、慌てたメイドが部屋にINし、武装したゴミどもまでがINしてきた。なんだこの状況ゴミだな。しかも手に持っているソレは何だい?拘束具に見えるけど、私の見間違いではないよね、ゴミかな?
待て、今日の私は冷静だ。正常な判断が出来るはずだ。そうだ慌てるな、どうどう。落ち着け私、深呼吸だ。す――…ふぅ…、
ゴミがゴミでゴミしているだけだ(錯乱)
は?まじ何なんコレ、え?チャンネル変えても主人公、主人公、主人公。どの局も主人公の話題で持ちきり。そんなウォルターパークの事件が好きか?主人公は英雄か?主人公補正か?クソクソクソ、頭と心がぐちゃぐちゃで今にも爆発してしまいそうだ。
「Hiメイド、タクシーを手配しろ。テレビ局にカチコミじゃボケがあああ」
いや、そうじゃない。ちがう。えーナニコレ、身体がいうこと聞かないんだけどー
勝手に口が動いて、うん。初体験な気がしない。先に手が出ちゃうよね悪魔のサガってやつよ。
「「「お嬢様ご乱心、確保ー!!!」」」
「ゴミども○ねええええええ!!!!」
うん。なんか、みんな元気そうでなにより。
チョコプリンうまうま。甘いもの食べたら思考がクリアになって落ち着きました。
翌日
ひとだかりのある大通り、魔界では大して珍しくもないチンピラ4にん組がいた。
訂正、ひとり明らかに堅気ではない大男がいる。怖いから関わらんとこ、とでも言うばかりにその4にん組の周りには悪魔がいなかった。
そのグループは浮いていた。
「で、なんだこの状況」
はい、というわけで折角の長期間の休みということで、皆で集まって遊ぶことになりました。
因みに私はまだSRネガティブモルテ状態が続いています。いつになったら終わるんですかねSRというのはうそかもしれない。
さて、見ての通りいつものメンバー4にんです。
左から嚙ませ犬、ムキムキ、厨二病、死んだ目ですね。
相変わらず酷い面子だ。ただ見た目は良い。原作の作画がよかったため作中に登場しないモブの私たちでさえも美形なんですよね。まあアガレス並ではないですが。あ、私は別ですよ?自慢ではないですがクッソ可愛い♡
冗談はさておき、おいムキムキ。お前なんちゅう恰好してきやがった。
ここで、3にんの服装を見てみよう。
・嚙ませ犬くん
破れたシャツと破れたズボン
チャラチャラしたアクセサリー
・ムキムキくん
シンプルな黒のVネックTシャツと同じく黒のズボン
・厨二病女
初デートの彼女の服
ツッコミどころ満載だが、一番問題なのはムキムキくんの恰好だった。上着か長袖着ろ。
はい、ごりごりのヤーさんでした。刺青隠せよ浮いてんだろうが。
悪魔はイケイケタイプが多いので刺青に憧れて入れるやつが非常に多いです。かくいうかませ犬くんも入れていたりします。チンピラは入れがちですね。
ただ大きな違いがあるとすればワンポイントかどうか、です。
ムキムキくんを見てみましょう。腕と恐らく背中まで入れてますねコレ。
嚙ませ犬くんはワンポイントだけ、まあタトゥーですね。それに比べてムキムキくんはびっしり。
分かっていましたが堅気じゃないですね、裏社会のひとか…私敵多いんだよな。なにか問題起きる前にここで○っとくか?(それが問題になるんだよ)
ふむ、まあ仕方ないですね。
多少浮きますが、明らかにひとりヤーさんがいますのでチンピラが怯んで絡んでこないので思いがけず好都合です。
最初はカツアゲスポット巡りをしようと思っていたのですが、終末日ですので普通の遊びをすることにしています。ですのでチンピラに絡まれても時間ロスするだけですのでムキムキくんには番犬代わりになってもらいましょう。
なんせ、こちらには見るからにチンピラがいるので同類だと思ってダル絡みしてくるんですね。嚙ませ犬くんその見た目どうにかしろよ。小物臭が凄いぞ。
「チャラい」
「あ?」
ダメージジーンズとか穿いてる悪魔よく見かけますけど、これはダメージしすぎじゃないか?
ほぼ、原形とどめてないって。なんでもほどほどが良いと思うんだ、私。
あと指輪とピアスとネックレスつけすぎ問題。
なんでもほどほどが良いと思うんだ、私。
派手だねえ、うん。
厨二病女は…もういいや。
いや、さ?厨二病だからさ黒装束とかで来ると思ってたわけ、そしたらコレだよ、は?
「///そんなの着るわけないじゃないですか、やめてくださいッ」
は?
お前キャラどうしたオイ。私が言うのもなんだがめっちゃブレブレだぞ。
いつも下ろしてる髪を珍しく上げて可愛いアクセサリーまでつけている。着飾ってんな、可愛よ。顔真っ赤かよ。
「ッ///」
あれ、なんか服装も相まって急にコイツが可愛く見えてきたぞ。ヒロインか?突然の百合展開か?ノーマルだぞ私は。
いや…普通にいけるな。それぐらい可愛い。身長が高くて可愛い、なんだそれ萌えるな。
「…がんばって準備してよかった」
は、今の聞きました?かわ、え可愛い。
普段とのギャップというよりもキャラ崩壊起こしとる。
「てかお前も俺らのこと言えねえだろうが」
「は?」
「いやいや、その服」
「は?」
「あ。はい」
は、なに、ふざけるのもその服だけにしておけよ。
私の服装にケチつけやがって。ゴミセンスが。
「と、とても似合っています!!」
厨二病女が嚙ませ犬くんの首を締めあげながら、キラキラした目で私を褒める。
そうだろうそうだろう。
なんてったって私美少女だから♡
不届き物の嚙ませ犬くんをもう少し締め上げてもろて。
そしてもっと褒めろ。
「以外だった」
「ほう」
ムキムキくんが今日初めての第一声を上げた。相変わらずの無口キャラ徹底ぶりに思わず感心する。こいつはいつまでキャラを保てるか見ものだな。
どうせ、厨二病女のように突然それは来るのだろう。精々それまで頑張り給え。
「確かにな、お前がそんなメルヘンチックなモン着るとはな」
嚙ませ犬くんの言葉に自分の服装をもう一度見直す。
今日の私は普段あまり着ないメルヘンチックなワンピースであった。襟と袖とスカートとフリルといろいろ主張が激しい。全体的に主張が激しかった、それが可愛いのだろう。私には良くわからないが…。普通に動きにくい。
なんか叔父が持ってきた。そういう趣味なんだな、と思った。
「かわいい?」
「「ッ///」」
嚙ませ犬くんと厨二病女が思わずといった様子で顔を手で隠した。顔が真っ赤だった。嚙ませ犬くんに至っては耳まで赤いぞ大丈夫?
私の激カワきゅるきゅるおめめ顔が決まったな。
意図してやった側がいうのも何だが、チョロ過ぎないか?
ムキムキくん見てみろよ、あの動じなさ。相変わらずのすごい形相である。毎度毎度怖えよ。ガンギマりすぎではなかろうか、一体あの顔で何を考えているのやら。
「(可愛いかったな…)」
――――――
立ち話をやめ、今日の目的地に羽でパタパタ飛ぶこと45分。
遠くないですか?
いや距離的には急いだら10分で着くと思うんだけどな。
まあ、それは私の基準であって彼らには違うようだ。
正直に言う、嚙ませ犬くんがクッソ遅い。
私の速度を100と仮定して、噛ませ犬くんは7だ。雑魚かよおい。因みに厨二病女とムキムキくんも精々20から30そこらである。
「ぜえぜえ…ゲホッ、、う、お前ら速すぎだろぉ」
これでも、君らに合わせてたんだけどね速度。
「俺これでも、速いはずなんだが…」
冗談キツイぞ。
それは、喧嘩に負けそうになった時の逃げ足だろ。
「「……」」
やれやれ呆れて二人がジト目してるぞ。もう少し二人を見習って鍛えろよ。
大袈裟に肩をすくめ噛ませ犬君を馬鹿にする。雑魚がよおぅ。
「なんで、あんなスピードで飛んでたっていうのに息も切らしてないんだよ」
「「(それな速すぎ、疲れた)」」
「うえぇ…気持ち悪ぇ、なんで遊ぶ前から疲れてんだ」
「「(それな)」」
嚙ませ犬くんは地面に倒れこみ肩で息をしていた。明らかに疲弊していた。
今日遊びに来たのは魔界のZOO、動物園である。
長期の休みであってか親子ずれや学生が多く見受けられる。カップルも。取り敢えずリア充爆発しろ。
その中で、地面に倒れ伏す一人のチンピラ。
浮いている。
非常に視線が痛い。
「ママぁ、あのあくま何してるの?」
「見ちゃダメよ」
「パパぁ、あのアクマ倒れてるよ助けなきゃ」
「優しい子だね、いいんだよアレは…社会のゴミだから」
取り敢えずおいパパ。殴られろ。
通りがかりのモブAが捨てた空き缶を拾い投擲する。お前にはゴミがお似合いだってな。
子供の頭を優しく撫でるパパの頭に一直線に空き缶は飛んだ。
ガン
鈍い音がした。
パパは倒れる。バタリと。ストァライク!!
「パパ?ぱ、パパ…?」
子供は突然のことに理解が追い付かず、呆けていた。が、無残に倒れるパパを見て血相を変えて駆け寄った。
「おきて、おきてよぉパパ!!」
子供はパパの倒れた横に空き缶転がっていることに気が付いた。
そうだ、これが、すごい速さで飛んできたのだ。
子供はその飛んできた方向を見た。
女の形をしたナニカが嗤っていた。
その目は身震いするほど冷めていた。
「悪魔…」
小さい声で呟かれた声は不思議と響いた。
「よくも、よくもおおパパおおおお!!」
子供は年齢不相応な形相で叫んだ。
その目は憎悪で満ち溢れていた。
「ここから少年の復讐の物語が始まる、か。」
よく見てみいや、パパ生きとるで。
よし、野次馬が集まってきたので移動しましょう。
未だ倒れている噛ませ犬くんを引っ叩き無理矢理起こさせる、フラフラと足取りがおぼつかないのでムキムキくんに肩をかしてやるようにと頼んだ(命令した)
次、トモダチ馬鹿にしたら○すかんな。
―――――
いろいろ周った。
飽きた。
動物園、楽しいか?
カツアゲの方が何倍も楽しいぞ。
「うまうま」
取り敢えず小腹が空いたのでアイスクリームを食べている。バニラうめー
いやさ、動物って可愛いよね。前世ではそうでした。でもね魔界は違うんよ。
なんか、手足多くね?触手生えてね?精神作用の魔術もってるくね?
楽しめない。
異形のバケモンすぎんだよ。魔界にきて可愛かったのは唯一
「ムキムキくんどこ行った」
「なんか、【魔界のドキドキ毒生物】てところ行くってよ」
「それ、物理的にドキドキさせられるやつだろ」
「…かもな」
魔界の一般的な動物園がどういうものか知らないが、この動物園が他と比べて異常なのはわかる。
なんか、参加型のものが多すぎる。
餌やり体験の列に並んでいたら前のやつが餌にされそうになっていた。
私は回れ右して帰りました。
肉食系はこわいっす。
ソフトクリームをぺろぺろ食べる。3個目である。美味い。
幸せオーラ前回の顔で食べていることだろう。甘くて美味しい。
「…それそんなに美味いか」
「あげないよ」
「は、いらねえし」
「なに?この美味しさを馬鹿にしてんのか、」
「なんでそうなんだよ…」
ふーん。
まあ、いいや
「ひとくちどーぞ」
「…は?」
「てめえ嚙ませ犬オラァ!!よくも我が神と…か、間接キスしようとしやがったなああああ」
「ッ、は、ちが」
厨二病女が嚙ませ犬くんを殺さんと掴みかかる。
なんだこの状況
腹から声が出た。
「あはははははは!!!!」
「笑ってんじゃねえなんとかしろぉ!!」
大人しく諦めてころされてね☆
嚙ませ犬くんの叫び声が動物園に響いた。
私は笑って出てきた涙を拭うことで精一杯だった。
いやー、おもろい。
来てよかった。
ふふ、楽しいな。
思いがけず長居をしてしまった。日も暮れてきている。
ムキムキくんも毒から解放され戻ってきたので、そろそろ帰らなければいけない。
「どうだった?」
「猛毒だった。毒の耐性が上がった」
…良いと思うよ。修練は大事、うん。
ちょっと、引いたよね。
ムキムキくんのいついかなる時も自分の身体を強化したいという真っすぐな意思に私は感銘を受けた。なわけあるか。そういうのは別の日にやれ。
頭おかしいやろ。
「毒の耐性くらいカンストしとけ」
厨二病女一回黙ろうか。
頭おかしいやろ。ヤダもう、こいつら。
まあでも確かに毒耐性は基本の基なので言っていることは正しい。毒無効は基本である。
だが魔術で作られた毒物になると話が変わってくるんだよな。魔術系の耐性を上げてようやく一人前だ。
「おい。お前ら喋ってないで起こせ」
厨二病女の手によって地面とキスをさせられた負け犬がなにか言っているよ。
仕方ないので頭をちょいちょいとつつく。
「ヤメロ」
「やだ」
「オマエな」
「嚙ませ犬くん」
「たのしかったね」
また、あそぼ。みんなでさ。
はは、なにその顔。皆して変な顔しちゃっておもしろ。私を笑わせにかかってる?
ふふ。
――――
SRネガティブモルテ
・知性を得る
・言語を思い出す
・会話をする
・一般的な感情を思い出す
・全てを後ろ向きに考える
・暴力性が20%減少
・心からの笑顔を見せる
ネガティブどうしたんだよ、ってね。笑っとるやないかいってね。
ネガティブになると割と常識人になる、不思議だなあ。
プリン毛嫌いしていたんですが、めっちゃ旨いことに今更気づきました。
プリンと言っても種類が色々あるんですね。普通のプリン、ミルクプリン、チョコプリン、カボチャプリン。美味しいっす。特にカボチャプリン、めっちゃ甘い旨い。食べ過ぎて糖尿病になりそう。
でもね、プリン色々食べて分かったんだよ。
杏仁豆腐が一番旨い
それぞれ別物なので優劣をつけるのは違うってのはわかってるんですけど…杏仁豆腐旨くねえか?
話変わって、魔界って四季とかあるんだろうか。原作で雪だとかいう描写なかったはずなので下手なことかけないですね。できれば世界設定だけは壊したくない。
久しぶりに漫画読み直そうかな…
今回割と文章書いたつもりなんですが、まったく進まない、原作に追いつきたい。
SRネガティブモルテちゃんは多分また登場します。そして普段と違い会話もするし、頭で物事を考えます。
というわけで長くなりました。ここまで読んでくれてありがとう。更新頑張る。