ダイヤの原石   作:浜の小さな大魔神

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大学さぼってでも意地でもドラフトみたい
皆さんは誰が楽しみですか?
あ、あと日本代表見に行ってきます
勿論野球


エースの意地

1.2回戦を無事に突破した青道高校。

3回戦には青道のエースである丹波が

この大会初登板をしていた。

相手は千葉の強豪三大松尾高校

立ち上がりからカーブのキレが良く

4回まで5つの三振を奪い,被安打も1と上々の立ち上がりだった。

 

先日のバスでの一件,

彼自身のエースとしての覚悟を見せるべき一戦に,

三年間チームで共に戦い続けた三年生が奮起しないわけがなく

4回で6ー0と大きく点差を話していた。

 

松木「なぁ帝,俺が今日スタメンじゃないのは別にいいんだけど,今日は俺もお前も栄純も暁も使う気ないってどう言うことだ?」

 

帝「手の内をあまり見せたくないと言うのもあるが,これも監督の期待の裏返しだろ?酒井先輩たちにとってはアピールチャンスだし,ノリさんも投げさせないわけにもいかないだろ?経験って意味で」

 

松木「なるほどなぁ」

 

片岡「川上,肩を作っておけ。7回から行くぞ」

 

川上「はい!」

 

試合は5回表,突然動き出した。

三大松尾の5.6番に連続四球を献上してしまった丹波さん。

理由は簡単で,相手打線がカーブを一切振らないからだ。

普通はストレート一本待ちとわかれば

カーブでカウントを稼いで効果的に打たせればいいのだが

今日はカーブがキレすぎて制御が効かなかった。

結果ノーアウト1.2塁

続く打者のバンドで一つとるも1死2.3塁と苦しい場面。

ここで御幸が声をかけにいく。

 

御幸「丹波さん,ここは1点は仕方ないので一つアウトを取りましょう。でも,消極的にならず,強気にインコースは使いますよ?」

 

丹波「もちろんだ。だが,俺はここで甘んじて一点を失いたくない。ここは、0で切り抜ける。カーブを決め球にする配球をしてくれ。こたえてみせる。」

 

エースの気迫。

一年生にマウンドを譲ってなるものかと言う確固たる意志。

その思いに御幸も触発される

 

御幸(本当にあいつらが入ってきてから変わったな。それもいい方向に振り切れてる。これなら大丈夫た)

 

御幸「腕,強く振ってください」

 

8番打者。打順的には下位打線で

そこまで警戒の必要な打者ではないが,場面が場面。

全身守備でなければ即タイムリー。

点差的には一旦とられても優勢には変わらないが

ここで抑えれば流れは完全にこちらのものとなる。

 

帝(エースたる矜持...か)

帝は丹波の背中にエースとしての心意気を見た気がした。

 

初球

ズバァァァん!

「ストライク!」

 

2球目

キィん!

「ファール!」

 

3球目

ババン!

「ボール」

地面に叩きつけるような形で引っかかったカーブ。

しかし追い込み方までは抜群

カーブを続けるか,それとも,,,

エースが最後に選んだのは

 

4球目

ズバァァァァァン!!!!

 

「ストライク!バッターアウト!」

丹波「っしゃぁぁ!」

 

インコースにストレート。

思わず打者も手が出ず見逃しの三振

そして続く打者への初球

 

ククッ ギュゥゥゥン!

ガッ!

 

鈍い音と共にセカンドへのボテボテのゴロ。

亮さんがあっさり捌いてスリーアウト

 

結局,この日の丹波さんは

6回 86球 2安打 2四死球 8奪三振 無失点

最後は川上さんがいたイニングピシャリで

9ー0のコールドで準決勝に駒を進めた。

 

 

試合後,グラウンドにて

丹波「監督,今日の交代の理由を教えてください」

片岡「それはどういう意味だ?丹波」

 

片岡監督と丹波先輩の間に剣呑な雰囲気が流れる

 

丹波「正直自分は確かに5回,不甲斐ない投球でピンチを作りました。ですが,それでも今日は自分の投球は良かったと感じています!だからこそあそこで交代した理由が聞きたいんです」

 

片岡「お前のためだ」

丹波「それは!」

片岡「お前は次も投げるんだろう?」

丹波「!?」

 

ぴしゃりと

片岡監督は言い放つ

 

片岡「もし,好投を披露したら次の試合も考えてほしいとお前は言った。そして,あの投球の結果を見て,俺の判断をお前に言う」

丹波「....はい」

片岡「合格だ。エースとして,ようやく自覚が出てきたな。これなら次の試合も任せられる。期待しているぞ,丹波」

丹波「はい!」

 

 

帝(負けたくねぇな。俺は,投げることでしてか恩返しできない。投げられない俺に,チームを勝たせられない俺に価値はない)

 

沢村(クッソぉぉ!俺も投げてぇ!)

 

降谷(出番がなかった)ゴゴゴ

 

松木(次の試合は出たいなぁ)

 

川上(今日は抑えられた。でも,まだまだスライダーの精度が甘い。ここを詰めないと)

 

御幸(丹波さんの今日の投球は自信になる。次もよかったら,今年の夏はマジで甲子園を狙うことができるぞ)

 

結城「帰ったら練習だ。今日の連携の確認とシートノック,その後は早めに上がって各自自主練習だ。みんな,次も勝つぞ!」

 

一同「「「「「おう!!!」」」」」

 

 

 

 

総合的な全体練習が終わった後の自主練習

沢村の投げ込んでいる横で、冷静で淡々とした

クリス師匠の教えが沢村の耳に届いていた

 

クリス「違う,もっと足を高く上げろ。そんなバラバラなフォームじゃまた大事なところで打たれるぞ」

沢村「はい!」

 

 

そんな二人の話を横に

俺は御幸先輩の提案を聞いていた

 

 

御幸「有藤,お前は今日投げる?」

帝「今日はトレーニングメインでやってからストレッチでノースローにしときます。明日受けてもらえますか?」

御幸「了解。それなら........お前オーラで語るにも程がない?」

降谷「今からお願いします」ゴゴゴォォォ

 

降谷のまるで立ち上っているかのような

投げたいオーラに二人とも引いていた

 

伊佐敷「オラオラもっと走れやオラァ!打撃がダメな時にその勢いで守備まで引っ張られてダメなんじゃ使い物のなんねぇぞこの野郎!」

松木「ウス!もう一回お願いシャス!」

伊佐敷「うぉら走れやァァ!!」

 

外野では伊佐敷主催の地獄の外野ノックが開催されていた

 

宮内「あのボール,また投げるか?」

丹波「あぁ,できるだけ早く実践で使いたいからな」

宮内「それなら明日だな。今日は流石にノースローだ。」

丹波「そうだな」

 

丹波は宮内といつものコンビで話し合っている

 

小野「ナイスボール!いい球きてるぞ!」

川上「次!インコースにスライダー!」

小野「よしこい!」

 

それぞれ,各々が濃い時間を過ごしていく。

あっという間に時間は過ぎる。

次の試合もすぐそこまで迫ってきていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところは変わってここは学校。

今は日本史の授業をやっているのだが、

 

降谷「zzz」

帝「春市,悪いんだけど暁起こしだけて」

春市「うん。降谷くん,起きて」

 

降谷は爆睡かましてる。

鼻提灯まで作るな漫画か!

こいつ勉強苦手とか言ってるんだから授業くらい聞けよ

この分だと,秀悟とかと一緒に教えてやんなきゃ仕方ないなぁ。

 

先生「有藤,小湊,いつも降谷のことありがとな。それと,お前ら全員だが,中間テストが近づいてきたから,みんな勉強ちゃんとしとけよ?まだ受験終わった感覚が抜けないのはわかるが流石に一発目から赤点はまずいぞ?」

 

歌菜「うへぇ〜どうしよう〜,まだ受験終わってからの勉強癖が抜けたの戻ってないよぉ」

帝「流石に一年の中間一発目ならそこまで難しいのでないでしょ。心配しなくて大丈夫だよ。それに、もしもわかんなかったら教えるし,いつでも聞いていいよ」

歌菜「帝くん,ありがとう」

 

帝(まただ、、)

照れるように笑う歌菜に少し動揺したことは内緒。

 

春市「降谷君,流石に起きてよ」

 

ハァ,仕方ないな

この起こし方はあんまり好きではないんだが

 

 

帝「暁,,,寝るな・起きろ」ゴゴゴ

降谷「!?」ガタ!

 

急に顔を上げ、こちらを恐る恐るのぞき込んできた曉

 

帝「あんまり授業中寝過ぎるなよ?中間助けてやるから頑張るぞ」

降谷「うん」コクコクコク

 

ちょっと声のトーン変えただけなのに

そんなビビられると思ってなかった。

 

一方A組では

 

沢村「スピューー、ピュルピュルピュル」

  「シュー,スピュピュピュピュ」

 

松木「おい,栄純!起きるだけ起きとけ。授業わかんなくて聞くだけ聞いとけ。おい!」

 

秀吾が沢村のことを必死に起こそうとしているという図があった

これに話しかけた春乃は少し驚いていた

 

春乃「失礼だと思うけど,意外。秀悟くんはてっきり沢村くん見たく寝ると思ってた。」

 

松木「中学の三年の夏くらいまでは実際そうだったぜ?でもヨォ,それしてると後でバレた時の帝がこぇぇんだわ。マジで。」

 

春乃「あはは,怒った帝くんは怖そう」

松木「トラウマだぜありゃあ」

 

金丸(沢村のやついびきうるせぇ!集中できねぇ)

 

 

金丸も根は真面目である。

結局沢村はこの時間も寝続けた結果,

期末前地獄を見るが,それはまだ先の話

そして,秀悟はこの時起きてはいるし,聞いてもいるが,

入っているかと言われたら答えられない。つまりはそう言うことだ。

ちなみに春乃は座学はそこそこいいので,

この後くらいから帝,三瀬と共に春乃に教えてもらう

秀悟の図がよく見かけられたそうだ。

 

ちなみに東条はCクラスで普通に授業受けて成績はほどほどに良い。

 




はい。というわけで今回はちょっと少なめです
もうちょっとで春季大会の終わりが見えてきましたね
そうすればようやく、、、原作軸に入れそう
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