ダイヤの原石   作:浜の小さな大魔神

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どうもみなさんこんにちは
浜の小さな大魔神です
今回は青道高校へのたいけんかい
つまり,,,彼の登場ってことです


いざ,青道高校へ

 

あの日,俺は高島先生からの紹介があって無事に青道高校に行くことが決まった。

あの後実は,坂林がちょっかいかけてこようとしたのだが,流石にそこはキレた親父が杭を打ったことで俺のところに来たのは妬みのような僻みのような言葉だけでもはや興味もない奴の言葉など微塵も響きはしなかった。

 

今日は青道高校の練習見学の日だ

 

帝「じゃあ,行ってきます」

 

母「気をつけなさいよ?」

 

父「まぁ,行ってきなさい。」

 

帝「はい!」

 

家を出て,真っ直ぐ近くの球場に向かう。そこにいたのは

 

松木「おぉ,帝~。こっちだこっちー!!」

一足先についていた秀吾と

俺たちを迎えに来てくれた高島先生だ。

 

帝「おはよう,秀悟。今日はよろしくな」 

 「高島先生もおはようございます」 

 

高島「えぇ,車をそこに停めてるからそのまま行きましょう」

 

松木「はい!お願いします」

 

帝「それではよろしくお願いします」

 

高島「あぁ,後,今日はもう一人見学者が来ているわ。駅の前でその子も拾って行くから仲良くしてちょうだい」

 

帝,松木「「わかりました」」

 

駅到着後

 

沢村「えぇっと,どこだどこだ!?白いバンって言ってだけど全然わかんねーし。俺東京で迷子かよー!!!」

 

帝「えぇ〜っと,もしかして高島先生がおっしゃっていらしたのはあちらで叫んでいる元気そうな子ですか?」

 

高島「ハァ〜。やっぱりこうなっていたわ。ごめんなさいね。少し説得ついでに迎えにいってくるわ」

 

松木「ははっ,またおっもしろそーなやつだな帝!」

 

帝「あんまり騒がしすぎんのも勘弁だよ」

 

10分後

 

高島「紹介するわね。彼は沢村栄純くん,長野県の赤城中というところから来た子で,この子もあなたたち同様推薦枠で本校に入学予定よ」

 

沢村「二人の名前はまだ知らねーが!沢村栄純だ!よろしくな!」

 

帝「有藤 帝だ。よろしく頼むよ,沢村」

 

松木「俺は栄純って呼んでいいか!?ちなみに名前は松木 秀悟ってんだ!よろしくな!」

 

沢村「おう!もちろんだぜ!よろしくな,松木,有藤」

 

高島「じゃあ,自己紹介も済んだところでいきましょうか。貴方たちが行く予定の青道高校へ」

 

高校到着

 

車に揺られること3〜40分

無事に到着したのは河川敷の少し入り組んだ道を一本入ったところにあるグラウンドだった。

2面からなる綺麗で広いグラウンド,雨でも投げられる屋根のついたブルペン。雨天練習用の室内練習場には様々な器具が完備されている。また,トレーニングルームまで足を伸ばせばかなり最新の器具が揃っており,家にもいくつかトレーニング器具のある帝はもちろん,中学時代ほとんどそういったものに触れる機会のなかった他二人は目を輝かせながら見学をしていた。

 

松木「うぉーー!!3ローターのピッチングマシーンがこんなに!それにあっちには木製バットに金属バットがたくさん!すげー全部試打してー」

 

沢村「なんだあの機械見たことねーぞ!」

 

キョロキョロと子供のようにはしゃぐ他二人から一歩引いて

帝はバットを物色しながら,

 

帝「ヘェ〜2年前のミズノのモデルとそれの最新版かー。俺基本的にアシックスかルイビルだかんな〜」

流石は都内屈指の強豪校。そろっている機材の格がそんじゅそこらの高校とは違うな

 

高島「どうかしら?うちの練習設備は」

 

帝「すごいっすね。さすがは強豪私立,甲子園準優勝も含め数々の輝かしい歴史を持つだけのことはあります。」

 

松木「文句ないですね!自分はこんないいところに推薦もらえて嬉しいです!」

 

沢村「で、でもよ!ここにいるやつらもそうだしこの器具やら機械やらだってそうだけど,こんだけ人と道具を金使って集めりゃ強いのなんて当たり前だろ!」

 

松木「へー,栄純は私立の野球留学反対組か。ならなんでここにいるんだ?」

 

沢村「それは!どんなもんか見てやろうと思ってだな」

 

帝「なるほど。たしかに昨今の野球界、特に高校野球の界隈ではこういった野球留学によって地元の高校にも関わらず地元の選手があまりいないだとか,金をかける私立の一強で他の都立などとの公平性がないなんて言い出す輩も多いな」

 

沢村「な!そうだろ!?」

 

帝「あぁ,勘違いすんなよ?俺はこの野球留学は基本的に賛成だぜ?」

 

松木「俺もだな」

 

沢村「は!?な、なんでだよ!お前らさっきまであんだけ色々いったじゃねーか」

 

帝「あのなー,そもそも都立との公平性だのなんてのはこの高校野球で土台実現不可能なんだよ!なぜならみんなが強いところに行って自分を売り込んでプロなり大学なりにいきたいと考えるんだからな。それに,俺や秀悟もそうだが,野球を上手くなるためにただ強いとこに行けばいいってわけでもねー。自分が最も追い込めるところに行きたいものもいれば,また別の条件で行くやつもいる。そんな千差万別の中で,15やそこらの人たちが,俺らより一つ二つ上程度の人たちが、自分の親元離れて毎日血反吐吐きながら練習して,それでも届かない高校球児の夢が甲子園なのさ。だからあんなにも高校球児は美しく,輝かしいんだよ。わかったか?沢村の言っていることが一概に間違いだと否定する気はないが,それはお前がここで野球をする人たちを蔑ろにしていい理由にはならねーんだよ」

 

沢村は言葉が出ないようだった。

自分の考えを否定されたわけではない。

これは思想や考え、野球に対する姿勢の問題なのだから

 

松木は少し興味深そうに聞いている。

自分も似たように考えてはいたがここまで明確に

言葉にできていたかといわれればそうではないからだ

 

高島先生はとても嬉しそうだった。

青道はもとより全国の高校う球児たちを代表した

 

 

そこに声が響く

 

「オラ!!川上ぃーーー!!!!!なんじゃその腑抜けた球はー!!!やる気ないんやったら,段ボール詰めちゃるからさっさと田舎帰れやーーー!!!!!!!!」

 

川上「ハァハァハァ、すみ、ません」

 

グワキーン!!!

続くボールも巨体を揺らしたバッターがとんでもない飛距離を飛ばす。

 

高島「彼は東 清国くん。今年の夏に引退した現在3年生。今年のドラフト候補の一人よ」

 

帝「あぁ、サードかなんか守ってた四番の人か。確か稲実に負けたんでしたっけ?今年の夏の青道は」

 

高島「えぇ,そうよ。悔しい結果に終わったけど来年こそはってみんな燃えているわ」

 

東「あかんあかん。こんなしょっぼい球打っとったらこっちが下手くそになってまうわ。そいつさっさとマウンドから引きずり降ろせ!」

 

沢村「,,おい,帝。野球上手い奴はあんな横暴が許されるのか?」

 

帝「さぁ?まぁ上下関係の厳しそうなここなら多少は許されるんだろうけど、あれはあきらかに過剰だよね」

 

松木「まぁ見ていて気持ちのいいもんじゃねぇな。だが同時に投げている投手への先輩からの檄と取れなくもない。どちらにしても俺たちが口を出すことじゃないだろ。勘違いすんなよ?俺だってあんなこと言う奴は嫌いだ」

 

沢村は二人の話を聞いたうえでゆっくりと向こうに歩いていく

 

高島「ちょっと,沢村くん⁉︎」

高島先生は止めようとしているがもうこれは止まらない

 

案の定

沢村「だーっはっはっはっはっ!あんな腹でプロ行くって本当かよー!!あれ高校生の腹じゃねーだろ!」

 

東「なんじゃとワレぇ!!!!!!」

 

まさか東に対してこんなふうに挑発するとは思っていなかった帝と秀悟は笑いそうになるのを堪えながら彼,沢村栄純の無謀な発言とそのやりとりを見ていた。すると

 

沢村「野球が上手かったら何やっても許されんのかよ!頑張って投げてくれた仲間に対してなんでそんなことを言うんだ!強豪校っていうのはみんなそうなのか!」

彼のことばには自分が今まで野球をやってきた官許のすべてがこもっているようだ

 

「はっはっはっはっ!いいじゃないっすか東先輩。そんなにムカつくなら勝負してやれば。最近東先輩天狗気味ですし,中学生たちと汗を流して初心を取り戻してもいいんじゃないっすか?」

 

東「舐めたこと言ってんとちゃうぞ御幸こるぁ!」

 

帝「御幸?もしかして御幸一也?一個上の江戸川シニアのキャッチャーやってた。」

 

高島「やっぱり覚えていたのね」

 

帝「はい,一度練習試合した程度ですけど。やたらリードがうまくてなかなか打ち崩せなかった記憶があります。最後は投手が耐えきれずに崩壊して俺たちが勝った気がしますけど。それにしてもいいキャッチャーだったと俺より俺の相棒だった奴がベタ褒めしていだ記憶があります。」

 

高島「なるほどね」

 

松木「んで,どうすんだこれ?」

 

帝「まぁ,俺たちは一緒に見に来た赤の他人ってことで突き通しといた方が良さげじゃね?」

 

松木「賛成」

 

そんな黒いことを考えていた俺たち二人の耳に聞こえてほしくなかった声が響いてくる

 

沢村「おい,秀悟!帝!お前ら二人もさっき色々言ってただろうが!俺と3人でこのおっさんぶっ倒そうぜ!」

 

松木,帝「「ハァ」」

 

巻き込まれた。

その上途中の話をかっ飛ばしてくれたおかげで

見事俺たちもあの人の悪口を言った仲間入りである。

こうなってしまえば俺たちも他人のふりをするわけにもいかない

 

帝「なら、そこのゴーグルみたいなやつつけてる人がキャッチャーらしいからその人にとってもらえ。俺たち両方捕手はできない。審判なら俺が入ってやる」

 

松木「いいのか?俺が入ってもいいぞ?」

 

帝「どっちがやったって変わらんだろう」

 

高島「それなら,沢村くんの後に君も投げてみなさい。あなたに関しては最近の投球がなかったからデータ採取と思って」

 

帝「まぁ,わかりました。それなら俺があのバカとキャッチボールしてきます」

 

 

 

ーキャッチボール中ー

帝「やってくれたな沢村てめぇ」

 

沢村「な、なにがだよ。俺は間違ったことは言ってないぞ」

 

帝「ちっげぇよこの馬鹿」

 

沢村「馬鹿!?」

 

帝「馬鹿正直に俺らまで巻き込みやがって。印象最悪じゃねぇか。」

 

沢村「仕方ねぇだろ」

 

帝「は?何がしかたないの?おれが巻き込まれるいわれはどこにあんだよ」

 

沢村「うぐっ!そ、、それは」

 

帝「はぁ、まぁいいわ。後で高島先生には謝っとけよ?あの人の推薦ありきで今日ここに連れてきてもらったんだろ?こんだけ迷惑かけたんだから謝罪くらいはしとけよ。俺らにはしなくていいから」

 

(それにしても)

 

この時帝は、この男の持つポテンシャルにたいして

おおよそのあたりはつけていた。

 

 

そして,沢村とキャッチボールを終えて双方そこそこ体もあったまたところでプレイボールである

 

 

帝「プレイ!」

 

東「なんや,でかい口叩いとった割に球は並み以下やないかい」

 

まず御幸が構えたのはインコース。

打ち方や今の構を見る感じ明らかなパワーヒッターで典型的なプルヒッターっぽいけどそれでもインコース行くんだ。

明らか張ってるくさいけどな〜

 

沢村の初球は

 

ドンッ!

 

ワンバウンドした低めのボール球

 

東「なんや!おじけついたんか!ワビ入れんなら今のうちやで」

 

沢村「うるっセー!そっちこそぶつけられても文句言うなよ!」

 

御幸は腹を抱えて笑っている

 

東「コォラ!御幸ぃ!!お前も笑いすぎじゃボケェ!」

 

帝(コントやってないで早くやってほしーな)

個人的には投げる投げないはどうでもいいのだが

なんにしても早くおわっせてほしいのだ。

 

そんなことを思う帝であったが勝負は続いていく

続く一球目をファール,二球目を見送ってツーストライク。

ここで帝は沢村の特異性に完全に理解する

 

帝(天性のムービングボール。しかもこれ自在に操ってるってわけじゃなくて握りがおかしいから勝手に曲がってるだけだな。キャッチボールの時妙にグラブの芯を外れたりコントロールいいのに手元でばらけたのは間違いなくこれが原因だな。軟式の無名中学から引っ張ってくるだけのポテンシャルはあるね。)

 

審判だからこそ,気づいたこの特異性に東は気づかない

 

帝(こんなんでプロやれんのか?)

 

帝はプロ野球も含めて見るのもやるのも大好きなのだが,その帝から見ても少しこの状態でプロ行っていいの?って感じであったのだが,これでも三振取れるかどうか五分だな

 

そして,最後の一球。高く上げられた右足から豪快なフォームに少し遅れて出てくるしなやかな左腕から放たれたストレートはややシュート回転しながらアウトコースに構えられた御幸のミットに収まる

 

バシィーーーン!!!

 

ザワザワ ザワザワ ザワザワ

 

あたりはざわつきながらも,帝は冷静に見ていた。

松木は興味深そうに,そして面白そうに見ている

 

東「クソがー!!!!!!せやけどしゃーないわ!認めたる。

次はお前じゃ!さっさとマウンド上がれや!」

 

帝「東先輩。初めて会った後輩からの生意気な忠告ですが,一度落ち着かれた方がいい。苛立ってもスイングは鈍るばかりですよ」

 

東「ぐっ!やかましい!ま、シャーけど今の無様な三振見られたら何言われてもしゃあないな。ふぅーー。よっしゃ,ほんならいっちょやるか」

 

御幸(へぇ,正論とは言えあの東さんを言いくるめた。あの三振が効いていたこともあってあんなに素直な東さん見れるの監督との話以外では初だな)

いくら一年間しか一緒にやっていないとはいえ

普段では見られない先輩の姿に御幸は驚いていた

 

そして,マウンドに上がった帝は

 

「すみません,キャッチボールしたとは言えマウンドで何球か投球練習の時間をいただけますか?」

 

何球かボールを投げる。

久しぶりのフォームなので確認しながら10球。

そして

 

帝「よし。大丈夫です!お願いします東先輩。プロへ行かれる大先輩へ胸を借りるつもりで投げさせていただきます」

 

東「おー、おー、おのクソガキと違うてちゃんと礼儀なっとるやんけ」

 

そして,マウンドに御幸が駆け寄ってくる

御幸「お前は何投げられんの?まさかお前の真っ直ぐ一本とか言わねぇよな?」

 

帝「やっぱりあのムービングは意図したものじゃないんですね。安心してください。それなりに球種の数とコントロールには自信ありますよ」

 

御幸「リードし甲斐があんじゃねぇか、んで何投げられんだよ?」

 

帝「スライダーがとりあえず4種類ですかね。それとシュートとチェンジアップ2種類です」

 

御幸「マジ?」

 

帝「マジです」

 

御幸「ナハハハッ!いいなお前。キャッチャー冥利に尽きるぜ!」

 

帝「御幸さん,今日俺が投げるのかなり久々なんですよ諸事情がありまして。だから今日はかなり楽しみなんです。だから,お願いしますね?」

 

御幸「あぁ,まかせろよ!」

 

東「悪巧みは済んだんか?御幸」

 

御幸「あいつ,さっき投げたやつとは比較にならないくらい厄介だと思いますよ,東先輩」

 

東「そんくらい俺かてわかるわ。あいつのマウンドさばき見る限りただもんやないことくらいはな」

 

目の前の投手に最大限の警戒をする東

 

対して、帝は軽くロジンパックを手の上に乗せてついた粉を軽くフッと吹いて落とした。

 

帝(さて,久々にギアを入れていくとするか)

 

左足をしっかりと上げ,股関節の主導から左足の膝から下を軸足の方に折ってクロスさせる。そこからしなやかな体重移動によって若干高さを感じるフォームから両膝がやや折れるようなステップを踏む。そして,沢村に及ばないまでも通常より明らかに柔らかく可動範囲の広い肩甲骨周りの肩関節によって出ところを見づらくした腕がオーバースローによって鞭のようにしなる腕使いから放たれる。

 

バシィィーーーン!!

 

松木「ストラーイク!ワン」

 

御幸(かーー、とんでもないストレートだなおい!まさしくフォーシーム。綺麗な縦回転だぜ)

 

文字通り糸を引くかのような縦回転の美しいストレートがアウトコースに構えた御幸のミットに収まる。

 

 

続く二球目

 

フワッ  ククッ  ストン

 

腕が振られたところから停止するかのようなチェンジアップ。それも打者からすれば,手元でパームするかのように落下するパラシュートチェンジ

 

これに東は空振りを喫する。

 

 

たまらず東は打席を外す

(こらえぐいな。元来の早いまっすぐに加えてこの緩急。正直打開策が思いつかん)

それでも彼はこの青道で四番を務め、これからその体とバットで飯を食おうとする人間

あきらめたり引くなんて選択肢はない

 

そして三球目はアウトコースのボールコースに真っ直ぐを見せる。

そこから内側をシュートがえぐるもこれも外れてボール

そして再び投じられたチェンジアップ。

これに食らいつきファールとする。

 

2-2からの6球目

 

この日彼の投じた最後の一球は三球目に投げたコースから中に2つ分のコース一杯を通過していく軌道で放たれる。

帝が中学時代、シニアで全国制覇をした時に彼の名前と共に最も多く話題に上がった変化球。かつて、わずかな時間ながらその圧倒的制圧能力と高い奪三振率でヤクルトファンを震わせたあの投手の投げていたそれのようにストレートの軌道から横に滑って消えていく

 

ギュン!ククッ ギュカ!

 

高速スライダー。

 

バットにあたると打者が確信し振り出したところで急激に曲がり空を切る。

空振り三振。外に外したなんでもないストレート。そう思った三球目すら

外角のストれ0-と弟子目に行くときにきわどいコースでも手を出させるための伏線。

捕手のリードと投手の意思がこれでもかというほど完璧に噛み合っていた。

 

帝(あぁ,この人なら泉以外で初めて俺の意思を理解したリードをしてくれそうだな)

 

御幸(コイツァ,なんとしてもうちに来てもらいたいな。これをスカウトしてきた礼ちゃんに感謝しねーといけねーな。)

 

東「な,なんや今の」

 

沢村「、、、」

 

 

高島「言葉が出ないかしら?沢村くん。彼が,君たちの世代で中学No. 1投手と言われた,『マウンドの皇帝』 有藤 帝よ」

 

沢村「こ、皇帝」

(今のままじゃ,絶対追いつけねぇ。足元にも及んでねぇ。こいつと戦いたい,競い合いたい!俺は,この高校に,,!?いや,違う!俺はみんなと一緒に向こうの高校に進学するって。で、でも)

 

沢村が揺れていた。自分が地元を離れて,中学時代の仲間以外と野球をするなんて考えもしなかったからだ。

それでもやりたいと思わせるほど,この勝負は彼の人生を大きく左右する勝負だった。

 

 

松木(はは,やっぱあいつバケモンだわ。あいつがエースなら,俺は4番を打つぜ。あいつとなら甲子園優勝だって,春夏連覇だってなんだって目指せる。)

 

松木秀悟は決めていた青道行きを改めて自分に誓った瞬間であった

 

帝「今日はみなさん,練習中にありがとうございました。お騒がせしてしまい申し訳ありませんでした。」

 

御幸「気にすんなよ。俺たちも楽しませてもらったしな」

 

帝、松木「ありがとうございます」

沢村「あ、ありがとうございました」

 

高島「いきなり無理言って悪かったわね,有藤くん」

 

帝「構いませんよ。それと沢村,君はまず目上の人に対する言葉遣いというものを覚えろ。いいな?俺は本来穏やかに見に来たのに君のせいで巻き込まれたと言うことをしっかりと理解しろ。いいな?」

 

沢村「わ,悪かった。本当に悪かったって。だからそんなに怒らないでくれー!」

 

松木「まぁまぁ,栄純も今回のことで分かっただろ」

 

帝「だといいけどな」

 

高島「まぁ,君と松木君は次来るなら秋の文化祭になるのかしら?その後は受験の面接に来て合格発表から入寮って流れになるからよろしくね」

 

 

 

そう言われて俺たちはそれぞれ帰宅した。その時に沢村と連絡先を交換して,夜に次はもし入学するならいいものやるから文化祭に来いとだけ伝えた。

 

母「どうだったの?青道は」

 

帝「うん?よかったよ!まぁ,ちょっとトラブったりはしたけど面白かったよ。俺はあの高校に行きたい!だから後で父さんにも話すよ」

 

母「よかったわね」

 

その後,父と話して一日が終わった。

父は割とあっさり承諾してくれた。

そのあと監督や泉にも連絡だけ入れておいた。

翌朝,改めて連絡が来てよかった。

 

 




えぇ、pixivのまま出すのもあれなのでちょこっとだけいじくりました
まだストックはあるのでもうちょっと投稿頻度は維持できそうですが
止まったら早いんで、その辺は理解してください
質問・疑問は何でもござれ。
なるべく来たやつには全部返します
それではまた次回
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