ぶっちゃけここでフラグ立てないと予定が、、
まぁそんな作者の事情はさておいて
応援してくれたらうれしいです
今日は,秀悟と待ち合わせをして青道高校の文化祭に行こうと言う話だった。この高校は説明会も時間をずらしてかねているのだが、基本的に説明会は一般入試生徒向けであまりスポーツ推薦の決まっている俺たちは関係ない。というわけで出席するわけではないのだが,沢村にいいものをやるという約束をしていたし、秀吾からも行きたいとせがまれたのでそこまで行く運びとなったのだ。
帝「それにしても,秀悟のやつは何しているんだ?」
集合時間を15分ほど過ぎているのだが,連絡がないことが少し気がかりではあった。
(まさか,なんか事故ったのか?)
帝の頭の中にある最悪のシナリオは
秀吾自身が何らかの事故で怪我をしてしまうことだ
プルルルル プルルルル プルルルル プルルルル
電話が鳴った。少しびっくりしたものの4ゴールほどしてからそれを取る
帝「もしもし」
秀悟「悪い!帝。その〜,,,寝坊しちった」
帝「ハァ,良かった〜。とりあえず事故とかじゃねーんだな?ならいい。俺は先行ってるからゆっくりでいいから慌てず来い。着いたら連絡してくれ。合流場所はその都度指示出すから」
松木「おう!ありかどな!」
(まさか遅刻とは。まぁなんにせよ無事ならいいか)
人との待ち合わせにおいて遅刻などという概念がない帝としては別に遅刻されたこと云々で怒ることはない。別に秀悟が無事なら別にそれでよいのだ
それはそれとして俺は一人で電車を乗り継ぎ数週間ぶりに青道高校に向かう。その道すがら,少し人混みを鬱陶しく思い電車の端の方に行くと,何やら顔を赤くして嫌がっているようにも見える少女とその背後には中年のオヤジ。明らかな犯罪臭がしたので手元の方を見ると,鞄でどうにか防いでいたが痴漢に遭っていたようだ。周りは気づいてないのか面倒臭くて助けないのかわからないが,見捨てるのも寝覚めが悪いので助けることにした
パシッ!
帝「おい、あんまりみっともない真似すんなよ。いい歳こいた大人がよぉ」
中年「な!なんだいきなり!私が痴漢でもしていたというのか?」
それ以外に何があるんだよおっさん。見苦しいからさっさと認めてくれ
だがまぁ、ここで長引くのもよろしくないな。いっちょカマかけてみるか
帝「そんなこと一言も言ってないのに自爆するとか馬鹿なの?まぁいいや。それはそれとして,これなーんだ?」
中年「!?」
そこには痴漢の映像がはっきり写っており,もはや言い逃れはできなかった
ガシッ!
逃げようとした男の手を握りこいつ痴漢だと訴えて動画を見せる。そのとき事情を話したところ、駅員が気を利かせてその場で映像コピーだけしてすぐにその電車に乗せてくれた。
すると、先ほど助けた少女が話しかけてきた。
さっきは気にしていなかったが
きれいに手入れされていることのうかがえる
栗毛色のストレートな髪
すらっとした長く細長い脚
中学生としてはかなり進んだ発育
顔もクリっとした丸くて髪色と同じ色素の目
顔そのものは小さく、肌にはシミ一つない。
(きれいな子だなぁ。こりゃさっきみたいな輩に絡まれることもそれなりにあるんだろうな。美人もいいことばかりじゃないもんだね)
帝はそんなことをサラッと考えていた
少女「さ,先程はありがとうございました。私,あんなこと初めてで怖くて」
帝「いいよいいよ。まぁ,あそこまで引っ張っといてあれなんだけど,怪我とかなさそうで何よりだよ」
少女「それで,その,もしよかったらお礼させてください!」
さっきはかなりおずおずといった雰囲気だったのが
急にズイ!と擬音が聞こえそうなほどぐいぐい来た
だがあいにく、、
帝「お礼?いいよそんなの。俺今から高校の文化祭行かなきゃ行けないから時間もないしね」
予定があるのだ
嬉しい申し出だが
乗ってる暇はない。
少女「え?もしかして青道高校の文化祭ですか?」
帝「そうだけどもしかして君も?」
少女「そうなんです!もしよかったら一緒に回りませんか?お礼に何かご馳走させてください!」
(これでこのまま押し問答続けたらそれはそれで面倒だな。かと言って奢らせるわけにもいかんし。あ!そうだ)
帝「それなら,せっかくだし名前とLINEでも交換しよ?一般で入る人の話とかも聞きたかったんだ。それで,今回の件はなしでいいよ」
少女「そ,そうおっしゃるなら。私の名前は三瀬 歌菜です!それで、これがID、です」
帝「アハハハハ,緊張しないで。別のそんな変なことしやしないから」
きっと今までも何人もの男かこんな感じのアプローチ受けたんだろう
ちょっと距離の詰め方ミスったかな?
三瀬「う、ハイ。そ,それで!お願いがあるんです。」
帝「何?」
三瀬「その,文化祭一緒に回りませんか?」
帝「いきなりだね。びっくりしちゃった。いいよ,俺でよければ一緒に回ろうか」
三瀬「ありがとうございます!」
帝「自己紹介が遅れたね。有藤 帝だ。よろしく」
帝(可愛らしい子だな。自分の意見もはっきり言ってくれるし。なんとなく居心地がいい気がする)
なんだかんだ思いながら帝も
この少女に対しては憎からず思っていた
三瀬(ど、どうしよう。助けてもらったお礼をするはずがなんだがデートのお誘い見たくなっちゃった!でも,優しそうでかっこいい人だな〜///)
少し顔を赤らめた三瀬。だが、帝はそれに気づいていない。
帝はまぁ,可愛らしい人と回ることができてラッキーくらいにしか思っていないし,さっきまで痴漢で襲われていた子に迫ろうとするほど不躾でもないのだ
青道高校にて
二人は到着したのち,青道の文化祭を普通に楽しんでいた。
彼女はなんというかそう言ったお祭りごとが好きみたいで少しはしゃいでいたが,それも含めなんだか少し歳下を相手しているようで微笑ましさを覚えた帝だった。
途中,お手洗いで帝が席を外していると,三瀬はナンパされていた。青道の制服ではないのでおそらく他校の見学生だろう。
見学生「君,すごい可愛いね。よかったら俺たちと一緒にまわんない?そんでさ、そのあとカラオケでもいこーよ!」
(猿が盛ってんのか?流石に痴漢の次にナンパとか可哀想がすぎるな。それにしても普段は割と落ち着いている子なのか?やたら対応はあっさりしていてそれなりにお淑やかな様子だが)
まぁあれだけ可愛らしい容姿をしていれば
それなりにこういう経験あんだろう
(こういうことに手慣れてるってなんか嫌だなおい)
流石に見続けても仕方がないので助けることにした
帝「すみません。こいつ俺の連れなんで許してやってくれませんか?」
見学生「なんだよ彼氏いんのかよ。じゃあ仕方ねーな。」
そのまま彼らはさっていった。
三瀬「また,助けてもらっちゃった。ごめんね」
彼女は少し申し訳なさそうにしているが
別に気にするようなことはしていない
帝「まぁ、女の子が困ってて助けないわけにもいかないからね。ひとまず無事でよかったよ。そろそろ時間だけど,説明会行くんでしょ?」
三瀬「あ,本当だ。帝くんはいかないんだよね。そういえばスポーツ推薦って言っていたけどなんのスポーツなの?」
帝「野球だよ」
三瀬「!そうなの!じゃあ,入学できたらまた会えるね」
帝「ん?そうだね。また会えるのを楽しみにしているよ」
そのまま別れたのだが,あれは一体どういうことだったのだろう
か?
彼女との出会いが彼の野球人生,および彼の人生そのものを大きく左右するのだが,それはまだ先のお話
松木 秀悟side
秀悟「いやー参った参った。まさか寝坊で遅刻の上に電車間違えてこんな遅れるとは,そういえば着いたら連絡しろとかなんとか言ってたな。一応しとく「ドン!」おわ!なんだ!」
いきなりぶつかられて驚いた秀悟
そこには赤みがかった髪色の少女がいた。
「す,すみません!ちょっと急いでて!」
秀悟「お,おう!でも,このハンカチ落としてたぞ!いいのか?」
「あ!ありがとうございます。これ私の大事なものなんです。」
秀悟「そうか,なら大事にしときな」
「はい!ありがとうございます。ご縁があればまた!」
秀悟「おう!」
(元気な子だったな〜ドジっ子っぽい子だけど)
人知れず彼も運命の出会いをしていたのだがそれを知るのはまた先の話
side out
帝「ようやく会えたな、秀悟くん。寝坊した挙句、予定からはるか後に寝過ごしましたとかいう舐めた通知くれたわけだけど、何か俺に弁明はあるかい?」
秀悟「ええっと、その、ごめんなさい!」
帝「素直に謝れてよろしい。帰りにアイス奢れ。それで許す」
その時間は別の子とまわれてそこそこ楽しめた。
だから別にそこまで怒ってもいない
秀悟「わかったよ」
二人は食堂で合流していた。
するとそこにある人物が現れる
御幸「あれ?あん時の二人。松木と有藤じゃねーか」
声をかけてきたのは
この前の一打席勝負の時もマスクをかぶってくれた
御幸一也さんだった
帝「御幸先輩!!お久しぶりです。あの日以来ですね」
秀悟「こんにちは」
御幸「二人とも文化祭にも来たのか。それにしてもどうしてまた?」
帝「沢村のやつにいいものやるって言ったんですよ。それを渡すのに今日はあいつにもここに来てもらっているので。」
御幸「なるほど。それが何かは気になるけど,まだそれは今度だな」
すると,そこにもう一人人物が現れる
ピンク色の様な髪色で優しそうな眼をした人だった
?「あれ?御幸がなんか後輩といるじゃん。珍しい,どうしたの?知り合い?」
御幸「亮さん。こいつら,今度入学してくるうちのゴールデンルーキーたちですよ」
小湊亮「へぇ、御幸がそんな言うなんて珍しいじゃん。そんなすごいの?」
御幸「こっちの有藤は俺が実際にキャッチャーとして取ったんですけど正直即戦力っす。下手したら今年だけで投手不足が一気に解消されるかもってレベルです。そのこいつが太鼓判を押すやつなんでだいぶ信頼度高いっすよ」
小湊亮「そこまでなんだ」
帝、秀悟「「買い被りですよ」」
俺たちは二人そろって
謙遜する
帝「ですが,自分もこいつも春からこの高校の野球部でお世話になるっていうのは本当です。今年からよろしくお願いします。」
小湊亮「そうだね。よろしく」
御幸「よろしく頼むぜ!お前ら」
帝「はい!」
秀悟「うす!」
この時,イケメンなことで有名な亮介と御幸が顔立ちの綺麗な2人の見学に来た中学生と一緒にいたことで青道女子の間で一時期話題になったとか
その後,文化祭を週ごと二人で回っていたところに
沢村から連絡がきた。
〈俺は今,職員室のある通路の前だ!一階のところで割とすぐわかるところにいるからきてくれ!〉
帝「んじゃ,チャチャっと渡してくるわ」
秀悟「あぁ,例のやつか。どんなもん渡す気なんだ?」
帝「なーに。ちょっとあいつの原石の部分を削って魔改造施してやろうって話だよ」
(楽しそうだなー帝のやつ。これは相当気合い入れて作ってきたんだな)
しかも魔改造といっているあたりだいぶ気合が入っている
それを秀吾は察していた
秀悟「なるほどね。とりあえず行ってこいよ。適当に時間潰しとくから」
帝「おう、ありがとな」
そうして職員室の前の通りに行くと,沢村が俺を見つけたのか手を振っていたのだが,その隣には女の子が立っていた。それがまたかなり美人な子で,健康的で快活な女の子という印象の子だった。
帝「よー,沢村。それにしてもお前自分が行く高校に地元からわざわざ女連れてくるなんですげーな。実はモテんのか?お前」
沢村「はぁ?あ!こいつのことか!こいつは蒼月 若菜って言って俺の幼馴染なんだ。」
若菜「はじめまして。さっきそこの栄純からも紹介されましたが蒼月 若菜です。よろしくお願いします。」
彼女さんはずいぶん丁寧に挨拶してくれた
帝「ご丁寧にどうも。有藤 帝です。こちらこそどうぞよろしく」
沢村「それはそうと,なんなんだよいいものってのは」
帝「あぁ,それはな。ほれ!」
それを沢村は受け取る。硬式のボールだった
沢村「おい!わざわざ長野からこっちまできてまさかこれだけじゃねーだろうな!流石に怒るぞ」
軽いボケなのだが沢村にはお気に召さなかったらしい
帝「まぁ待てよせっかちだなぁ。そんなんじゃそこの彼女の若菜ちゃんに嫌われんぞ?」
沢村「若菜は彼女じゃねぇ!」
早々に否定した沢村なのだが
その隣の彼女の表情を見てほしい
そもそも好意もないただの幼馴染のためなんかに
長野から東京までわざわざ一緒に来たりしねぇよ。
帝「お前,,ハァ、、、、まぁ,苦労が耐えなさそうだね君も」
若菜「わかりますか?」
帝「まぁなんとなく」
そんな風に少し若菜ちゃんを憐れんだ俺だが,そのまま鞄を漁って荷物を取り出す。取り出したのはノートだった。A4サイズの大きさのノートで,表紙に
「野球ノート 投手編 完全解説マニュアル!!」
と書かれていた。
沢村「これなんだよ!トレーニングの名前とかたくさん乗ってるけど,これ見てもわかんねーぞ?」
帝「だと思ったよ。後でLINEに動画をまとめたやつをそのノートに合わせてテキストごとに送るからそれ保存していつでも見返せるようにしとけ」
若菜「あの,これパッと見た感じでもすごい細かく書かれてるけどいいんですか?こんないいものを栄純のために作ってもらって」
帝「俺はこいつのポテンシャルに光るものを感じた。でも今のままじゃこいつは真の意味で輝かない。だがら俺はその手伝いがしたいと思ったんだ。これはそのための基礎とピッチングを構築する上で必要になる球の投げ方とかイメージとかが書いてある。詳しい図説とか後から送る映像資料を参考にしてくれ。入寮の次の日に毎年やってるっていう適性検査で見られるのを楽しみにしてるぜ?沢村」
沢村「帝!わざわざこんないいもんをありがとうな!それでもエースになるのはこの俺だ!覚悟しとけよ!」
帝「望むところだ。それはそうだが,いい加減にお前も馬鹿なキャラもいいけど自分を好いてくれるこのことくらいちゃんと向き合ってやれよ」
沢村「おい!どういうことだよ!」
若菜「//////」
帝「自分で考えろ。じゃあな。わかんないことあったらLINEで聞いてこいよ?じゃあ次は入寮の日だからなー。ちゃんとやっとけよ」
沢村「お,おい!まぁいいや。ありがとうなー!!」
そのまま,秀悟と合流して俺たちは家路についた。最寄りの駅の近くで買ったコンビニアイスを食べながら家に帰り、そのまま編集した動画を沢村に送って既読がついたことを確認して寝た。
次会う時にもっと進化しているエース候補のライバルを信じて
帝は独り言ちて言葉をこぼす
「エース争いってのはやっぱ競ってきてくんなきゃ」
今のままじゃまだ足りない
あれじゃ俺には届かない
俺を超えるくらいでこそ
俺とエースを争うのにふさわしい
傲慢で身勝手
されど、これこそがピッチャーという
負けず嫌いの人間の
精神性の本質だ。
(楽しみにしてるぜ?沢村栄純)
そんなことを考えられてるなんてつゆ知らない
沢村栄純本人はというと
若菜「栄純,あんまりあの人に迷惑かけちゃダメだよ?」
沢村「俺はお前の弟か!ってかさっきあいつは何を言いたかったんだろうな?」
若菜「このバカ」
こんな感じのラブコメ鈍感コントをかましていた、
この男が気持ちに気づくのは,一体いつなのだろう,,,
はい。というわけで
今回はpixivの前後編のやつを
一緒くたにしてちょいちょい編集してみました
例のごとく内容の基本は一切いじってません
次回はついに入寮です
今までほとんど出なかった原作キャラを一気に出したいと思ったいます
もしかしたら中にはキャラクターの解釈違いがあるかもしれませんが
あくまで二次創作上の作者の個人解釈になります
こっからだんだんと内容というか
原作の方をいじくろうかと考えているんですが
その辺を理解してくれたら幸いです
それではまた次回