「お兄ちゃん、私L計画に志願しました。」
「小町・・・・」
「・・・・・・・・小町ちゃん。」
お兄ちゃんと陽乃さんが、私の言葉に驚いている。
私は今日、竜宮島にあるファフナーブルクに来ている。
目的は、戦闘パイロットを引退し、現在は新型ファフナーのテストパイロットと今はこの島の教師をしているお兄ちゃんと陽乃さんに会いに来たのだ。
そして今日、私は二人にL計画への参加志願を伝えた。
「どうしてだ小町、お前ならもっと安全な道があるだろ。」
お兄ちゃんが私に聞いてくる。
「確かに安全です。でも、私は島を守りたいんです。」
「小町ちゃん・・・・」
陽乃さんが心配そうに私を見ている。
「・・・・分かった、なら俺も志願する。」
「八幡!」
「え!?」
お兄ちゃんの言葉に驚く陽乃さん。私も驚いている。だって・・・これは私の我儘だから・・・・私が勝手に決めた事だから・・・・なのに
「ダメだよ。お兄ちゃんは、今の新型ファフナーの開発にはお兄ちゃんが必要でしょ。」
だから、お兄ちゃんは志願しちゃいけない。
でも、お兄ちゃんは首を横に振る。
そして優しい笑顔で私に言うのだ。
小町が島を守りたいように俺も島を守りたいんだと・・・ その言葉に私は何も言えなくなる・・・だってそれは私と同じ思いだったから・・・ それから暫くして、竜宮島はL計画に参加することを決定した。
そして、時間は進んでL計画の実行日はきてしまった。
結局お兄ちゃんとあれ以来話せてない。
皆城司令からもお兄ちゃんのL計画への参加は却下されたと陽乃さんからは聞いた。
「陽乃さん、行ってきます。」
「小町ちゃん、今からでもやめたって・・・・」
「大丈夫です・・・・誰も死ぬ為に行くわけじゃありませんよ。皆の未来のために行くんです。ちゃんと帰ってきます。陽乃さん、もし帰って来れたら・・・・お姉ちゃんって呼んでもいいですか?」
「小町ちゃん・・・・」
私は、陽乃さんにそう言ってL計画実行の為の島外派遣部隊に合流しに行く。
待っててくださいお兄ちゃん・・・必ず帰って来ますから・・・・
一方、ファフナーブルクでは、今まさに新型ファフナーの起動準備が行われていた。
「比企谷先生、よかったんですか?」
「何が?」
「小町ちゃんを見送らなくて良かったんですか?」
「大丈夫さ。あいつは帰ってくる。それにファフナーの登場員は基本は八人だし、あいつはあくまで予備のパイロットだ。用意されてる機体に限りはあるし、今回志願した奴らは皆、優秀なパイロットだ。早々に小町がファフナーに乗るような事にはならないさ。」
「でも、今回は・・・」
「大丈夫だよ。誰も死ぬ為に行くわけじゃない。だから大丈夫さ。」
「・・・そうですね、なら私達がちゃんとお迎えしてあげないとですね。」
「ああ、そろそろ始めるぞ」
「はい・・・・」
八幡は新型ファフナー、マークアインへと乗り込むのだった。
そして場面は再びL計画の参加者の乗るLボートの船内、
パイロットや船員達はそれぞれ、荷解きを行っていた。
小町も自分の鞄の荷物の中身を出していると鞄の底にクシャクシャになった封筒が出てきた。その封筒には兄の字で小町へと書かれていた。
その字をみた途端に小町は封筒を破き、その中身の手紙を読んだ。
手紙にはこう書かれていた。
「小町へ この手紙を読んでいるってことは、お前はもう島を出た後だろう。だからお前に伝えたい事をここに書こうと思う。
まず一つ目だ。
小町・・・・あまり無茶はするな。俺のこと陽乃さんに任せてあるから大丈夫だ。そっちの方もお前は予備パイロットだし、正規パイロットの奴らも腕は悪くないから大丈夫と思うが万が一の時は逃げろ・・・どんなに蔑まれてもいい。必ず帰ってこい。帰ってきた時は何かうまいものでも食べよう。・・・・
追伸、お前の荷物にMAXコーヒーを入れておきました。
「もう・・・・ゴミィちゃん、MAXコーヒーは余計だよ・・・・」
その手紙を見て思わず涙ぐむ小町は静かに蹲るのだった。
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小町の生死について
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将陵僚と生駒祐未によって生かされる
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小町のおかげで僚と祐美が生き残る
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bad、どちらも生き残らない。