えー、お久しぶりです。
2回目のコロナになったり、仕事が忙しくて忙しくて忙しかったりしましたが、生きています。
じわっとでも進めていこうとは思っていますので、また時間を見つけて更新していきたいなあ……
オールマインドが機体の色塗り変えるくらいなら、すぐに手配できるって返事をくれたので……お願いしてみた。
そしたら早速、業者が来て機体の周りで作業を始めてくれて、ベタベタ塗り替わっていくのを見てました。
急がせて申し訳ないなーって思ってたんだが、業者曰く、こういう迷彩みたいのは楽だからって言ってたわ。
傭兵の中には凝り倒した、配色に細かいエンブレム配置したデザインで依頼してくるヤツも居るし。
機械に任せる部分が大半だがやっぱり出来上がりの確認や依頼内容と違いがないかっていうのには神経は使うんだってさ。
そういう機体の塗装はちょっとのズレもクレームになるし、いざ塗ってみると「ちょっと違うなあ」ってなった依頼主が色を変えろとか言い出すこともあるし、大変なんだと。
いつも機体直したり新しいパーツや武器持ってきてくれる業者もそうだけど、この人達も大変なんだなあ。
普段どこに待機してるのか知らんけど、傭兵って荒っぽいのも多いし、現場では色んな苦労があるんだと思った。
だからまぁ、これでもどうぞって。
コーヒーといつもの冷凍食品を温めたの出しておいた。
こういうのはね、現場の人と仲良くなっておいて損はないからな、うん。
そうしなくても手を抜かれるとは思ってないが、人間、印象のいい相手に悪い仕事はしないもんだから。
あ、そういえば。
前に依頼を暫く受けてた零細企業の人からメール来てたなあ。
企業展にオマケで連れてってくれた人達で、割と業績が上向いてて、事業大きくするからまた仕事どうだって感じの。
今、ルビコンに居るから、ここから出た後ならまた話を聞かせて欲しいって返事したが……
そんでもって。
出来上がった機体は灰色っぽいのと黒っぽいのが混ざった……えーと、冬季迷彩っていうんだっけ、こういうの。
色が変わったせいか、形は同じなのに自分のじゃないみたいな違和感が結構ある。
うーん。
乗っちゃえば気にならないんだろうけども、なぁ。
ああ、武器やコンテナも塗ってくれたよ。
コンテナもお願いした時は何で?って顔されたけども、それも仕事道具なんですって言ったら余計に何?って顔してたわ。
で、後はアイツから送られてくる物をコンテナに詰めて、合流ポイントに向かうだけか。
送られてくる物って何なんだろうなあ……
えー、現在地はべリウス南部。
ガリア多重ダムもあるところだな。
グリッド135とか、その先のぶっ壊れた市街地を更に壊すように戦闘してるベイラムと解放戦線に見つからないように、大きく迂回して、解放戦線の領域に入り込んでる。
なんか、かなり遠くからでも戦闘してるのが分かるくらいに派手にやってるなぁ、あれ。
それでまぁ、合流した後は先行する頭返したマンのACの指示通りに進んできたわけだが……
アイツの索敵が上手いのか、警戒ルートとかの予想ができるのか、ここまで発見されずに済んでる。
一応、できるだけ静かにガッシャンガッシャン進んでいくわけだが。
グリッドの壁の一部かな?みたいな小さい破片……それでもACより大きいが、それが突き刺さってるのの陰に入ったところで、壁に寄って止まれって言うから、指示通りにACを停止させる。
『よーし、ちょっと遠いがこの壁に隠れてやるか。
コンテナ下ろしてくれ。』
言われた通りにコンテナを下ろすと、早速、開いて中身を取り出してるわ。
持ってきたものってカメラとかみたいだけど、どうやって使うんだろうなあ。
『そんじゃあオレはコレ仕掛けてくるから。
お前は映像受信できるか、ここで今から言うチャンネルに合わせてちょっと待ってろ。』
「お?おお。ここで待ってるだけでいいのか?」
『連れてっても、やらせる事が無いんだよ。
暇なら迷彩シートでも広げて少しでも隠れられるよーにしとけ。』
「あーはい、じゃあ隠れてるよ。」
アイツのACは機材抱えて静かに……静かに超低空で移動するっていう、あれはあれで難しそうな動きで更に先へ飛んでいった。
どういう操作してるんだ、あれ。
後で聞くだけ聞いてみるとして。
今回はマジで荷物持ちだから、言われた通りにするとしよう。
COMに指定チャンネル待ち受けの指示とかしつつ、コンテナの中にあった、これまた冬季迷彩っぽいシートを適当に広げてコンテナにかけたり、壁にくっつけて斜めにして、こうかな?って作業する。
オールマインドのくれた腕パーツにしてから、指がやたらと器用に動かせるから、こういう作業が楽で良いなあ。
昔、雇われた企業の負けが込んでやばいーって時にもこの腕が欲しかったなあ。
待ち伏せのゲリラ戦モドキをさせられたの、隠れて潜んでーってやるの大変だったんだよなあ。
《指定ポートでの映像データを受信しました。》
《スクリーンに表示します。》
せっせと作業してたらスクリーンにウィンドウが出たんで、見てみる。
おお、遠いけどなんか基地の入り口っぽいのが映ってる。
基地自体は大き目といえば、そうかなって感じか。
まぁ、要するに、監視カメラで見てる感じなんだろうなあ、これ。
物珍しさで暫く見てたが……
特に動きが無かったから放置して作業に戻ってると、ウィンドウが2つに増えた。
今度は違う方向から基地を映してる。
映像で見える位置が結構高めだけど、これどこに設置してるんだろうなあ。
あ、マシンガンっぽいの持ったMTが歩いてるわ。
こういう動きがある映像なら、見てても多少は面白いかもしれない?
いや全然、飽きる気がする。
戦闘してるわけじゃなくて、ただの警備だもんなあ、あれ。
ウィンドウがもう1つ増えて合計3つになって暫くすると、アイツのACが帰ってきた。
『お、まぁまぁ隠せてんじゃねーの。70点くれーか。』
「なんだコイツ、残りの30点はどこだよ。
それで、これ後はどーすんだ。」
『そう焦んなって、暫くは観察だよ、観察。
最低でも警備の動き方が知りたいからな。解放戦線は適当な感じの多いから、逆に面倒くせえんだけどな。』
「へー……企業はちゃんとしてるのか、そういうの。」
『アーキバス系列は割と細かい巡回してるのが多いイメージあるな、それこそ大型の地下水道まできっちりな。』
ベイラムとか他の企業は場所次第だとか、盗む時は入る時より逃げる方が大事だとか、まぁつらつらとダベってみる。
「そういやさ。送ってきた荷物の中に壊れたショットガンがあったけど、あれは何だ。」
『あー?
あぁ、もしオレが見つかって、お前もココから逃げる時に使うんだ。使うってか、この辺に捨ててってくれ。』
「なんだそりゃ……」
『掛けられる保険は多い方が良いってこった。
MTの弾で壊れたベイラム製のショットガンなんざ、いかにも過ぎるけどな。』
コイツ、バレたらベイラムの仕業って押し付ける気か。
「そんな簡単に騙されるもんかねえ……」
『良いんだよ、騙せなくっても痛くも何ともねえし。引っ掛かけてベイラムと揉めれば儲けものってレベルだ。
丁度さっきも派手にやってたしな!』
「……っていうかさ、そんなACのベイラムなんか居ないだろ。」
『ちげーねえ、ぎゃっはっは!』
ほぼ全部、上から下までアーキバス系列で固めたベイラムの傭兵なんか見たことないよ。
独立傭兵が何使ってても文句を言われる筋合いはないけどさ。
そんな感じで雑談しながら、監視カメラの映像からどうやって動きを割り出すとか、泥棒仕事のテクニックを軽く聞いたり。
お互いの昔の仕事なんかを言い合って、時間を潰す。
こういう時の傭兵って武勇伝っていうか、どれだけ戦果を挙げたかって自慢話になりがちなんだけども。
どっちも正攻法っていうか、ACで正面から戦うのが得意って傭兵じゃないせいか、自慢話じゃなくて苦労した話が多い。
データや製品を盗むとか、偵察とか。
大企業じゃなくて中小企業の仕事でこんな目にあったわ……あー、分かるーわーみたいな感じ。
メリニットの試作装備のテストを引き受けて戦闘に出たら、自分が花火になったヤツを見たとかな。
ああ、アーキバスのスタンバトン買ったんだけど、アレって使ってるヤツ見たことある?って聞いたみたけども。
独立傭兵じゃ見かけないって返ってきた。
ただ、ヴェスパー部隊の第7隊長。
会計担当だっていうスウィンバーンのACが握ってるのを見たことあるって。
ただ、スタンバトンって言いながらも、特にチャージして突き刺したら、相手は爆発するくらいの破壊力があるらしい。
そのまま殴るのでも、何回か食らったらMTのパイロットはまぁ、生きてないとさ。
話しながら全然関係ないこと思ったけど、何でヴェスパー部隊って会計担当する人間を強化人間にしてACに乗せてるんだろうな。
輸送とか輜重担当もそうだけど、アーキバスって一定以上の地位にいるヤツは全員、強化人間なのか。
課長になると強化人間の改造もセットでついてくる、みたいな。
そんな話してると、監視カメラにトラックが映ったから、一旦話を止めて、2人ともそっちを注視する。
『輸送トラックか?何積んでるのか分かれば、知りてーなぁ。』
「多分、BAWSの工廠から直接運んできてるんじゃないかなあ……
中身はそうだな、パーツとか武器とかじゃ無さそうだと思う、かなあ。」
トラック数台が映ってる映像を見ながら、感想を言ってみる。
『お?どーいう理屈だ、そりゃ。』
「どのトラックのコンテナも綺麗に並んでるだろ。
解放戦線が自分で積んでたら、ああいう風にはならない。
あと、来る途中で戦闘してたあたりがこの辺りの前線だろ。
解放戦線が戦闘に使う補給物資を一旦集めて、この辺に分配するなら、届け先は違うと思うし。」
『……なーるほど、物運んでるヤツの視点はそーいう感じかぁ。』
あー。
ここでそのデータ寄越せって言ってこない辺りも、なんだかんだで付き合いが続いてる原因の1つかもなあ。
『じゃあ、あのトラックが速攻出て帰らなきゃあ、明日の晩に行ってみるか。』
「それってさ、なんか基準になるものなのか?」
『まず、トラックが空っぽで出ていったら、コンテナをあの基地に置いてってるから警備に気合が入りそうだろ。』
それはそうだな、わかる。
『出てこないなら、更に奥へ運んで行ったってことになるよな。
運んでるヤツらが休憩するにしても、色々苦しい解放戦線が怪我もしてねーのに何日もダラダラできねーだろ。
精々、今晩休んで朝には出発するはずだ。
そうしたら、あの基地の連中は大事な荷物が無事に通って行ったって気持ちになる。
大事なモンを無事に送り出した。
そんな日の夜ってなぁ、気持ちが楽になって欠伸も出る。それが人間ってもんだ。』
なるほどなあ……って思っちゃったから、素直に頷いておいた。
物資を狙うんじゃなくて、基地に忍び込むのが目的だから、そういう考え方をするのかあ。
「じゃあ、それまでは何してるんだ?」
『お前は寝てていいぞ。
いや、やっぱ寝るな。
傭兵の掲示板でこの近辺のネタがないか漁っててくれ。
後は……出せる範囲で、解放戦線の動きとか流せるもんがあればくれよ。』
了解って返事して、言われた通りにする。
傭兵の掲示板は……遠巻きに見た市街地の戦闘に参加してる奴がいるみたいだなあ。
へー、ベイラムは結構、気合入れた戦力出してきそうなんだ。
解放戦線側でやってるアピールしてるヤツ、猿なんだから頑張り過ぎるなよって他のヤツから煽られてるが……
なんだ猿って。
ACが猿の形でもしてるのかな、4脚かな?違うか。
2脚で手足を太くして胴体と頭を小さくすればソレっぽくなるかな。
何となくイメージしてみて、出来上がった見た目は猿じゃなくてゴリラだったから、考えるのは止めた。
実物のゴリラも見たことはないが、どっかのスーパーセレブ向けの天然動物園とかには、まだ生き残ってるのかなあ。
何の話してたっけ。
傭兵の掲示板はもういいか。
解放戦線の動きねえ……運び屋の仕事から見て、思うコトは無くもないが、いや、全然あるが。
解放戦線でも急ぎ仕事はヘリを使うが、最近はパイロットが減ったからトラックを忙しく回してて……
自転車操業だから、トラックの汚れが酷いのは大体、前線走り回ってるヤツだ、とか。
さっき映ってたトラックはそうじゃなかったし。
コンテナが新しめだった具合から見ても、BAWSの多分、戦闘用じゃない物を運んでるんじゃないかあなとか……
そういう判断はボカして喋ったのはアイツも分かってるみたいだから、言わないけど。
結論としては、あのトラックはもっと奥へ。
解放戦線を後ろで支える生産施設とか、人間が生きるための設備に使うものを届けに行くんだろうって思う。
つまり、アイツの判断は正しいんじゃないかっていうのが自分の結論かな。
お互い仮眠を取ったり、監視カメラの映像についてあーだこーだ言ってる間に時間は過ぎて。
翌日の夜、というか深夜。
アイツのACが出力を最低限にした状態で、静かに基地の方へ向かっていった。
ここからは長距離通信も控えるらしいから、連絡がある時は何か問題とかトラブルが起きた時だな。
自分にできることは本当に何もないから、監視カメラのウィンドウを並べて、大きくして見てるくらいしかできない。
アイツが解放戦線に見つかって戻ってきて、ここで戦闘になったらどうしようかな。
見つかったら即時撤退って話にはなってるが……一応、コンテナを即担げるようにはしておくか。
このコンテナ1つで絶対に自分だってバレるもんなぁ。
新しくしたコンテナ潰して逃げるような事にならないよう、ちゃんと戻ってきてくれよな。
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前後編で終わらなかったので、前中後編くらいになりそうです。
全然関係ないですが、エルデンリングって言うののDLCも迫ってきましたね。
とてもとても楽しみです。