【悲報】科学者ワイ、世界を救えと無茶振りされる 作:薄汚いJK
「郊外にある惑星エネルギー研究所まで」
どうにも、世界が滅ぶらしい
タクシーに乗り込んだ後、そのようなことを脳裏に浮かべる
昔の私なら鼻で笑ったことだろう
あまりにも荒唐無稽だ
1000年の境には終末論なんてものが毎度のごとく流行ったようだが根拠に欠けている
なーんで世界滅亡なんて自然現象が人間の暦に従うなんて思ったのかしら
昔の人は妄想力に長けているのね
なんて先人たちをコケにしても意味ないわね
実際に世界が滅びようとしているのだから
原因は一部の研究者の手によって明らかになっている
地殻内部にある強大な魔力反応、それも『破壊』という指向性が付与されている厄介者だ
それをどうにかして取り除こうというのが私がこれから所属するチーム、『Palladion』
話を聞いたとき、笑ってしまったわ
『取り除く』という方向性に
あまりにも勿体ない
世界すら滅ぼすエネルギーを捨てる?あり得ない
私なら運用する
人類が核を殺戮兵器からクリーンなエネルギー源に変えたように
生物がすべてを焼き尽くすようなエネルギーの塊である恒星を利用して進化したように
これは可能なことだ
なぜならこのエネルギーは『破壊』という指向性が『付与』されているからだ
『付与』ということは誰かが『破壊』という指向性を持たせたのだ
これは遺跡にあった文献からも調べは付いている
便宜上『神』と呼ばれる存在が、、、、
おや、どうやら目的地に着いたようだ
まずはこのチームを掌握しよう
私には彼らにないアドバンテージがある
『遺物』の存在、そして私自身の才能
英雄への一歩だ
この計画...『■■■■■』が成功したとき
『リース』の名前が世界に刻まれるだろう
「フフフフフッ....アハハハハハ!、アーハッハハハハハハハ!!」
「あの....運賃......」
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憂鬱だ
世界滅亡なんて聞いたとき、俺は死ぬために異世界転生したのかと思った
チートなんてものもなかった
生まれた当初は「転生者掲示板」なんてものも使えなかったから何かしら物語が動き始めたのだろう
そんなことを思いながら研究所へと足を運ぶ
俺は魔法のある世界で普通に勉強し、前世の勉強込みで研究者になることができた
死んでもコミュ障は治らなかったが
転生にしても夢がなさ過ぎる
チートもなけりゃ神様もいない
せめて好きな作品、それこそ遊戯王とかの世界ならよかったんだが海馬コーポレーションやデュエルアカデミアの頭文字すら見たことがない
『掲示板』じゃあこういうのは原作ありきだってあるがねぇ
試しにスレでも建ててみようか
もしかしたら知らない人とのコミュニケーション方法なんてのを聞けるかもしれない
あ、なんか高笑いしてる人が運賃払ってないな
この研究所の人だろうし代わりに払っておくか
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この組織を舐めていた
『僕にはあなたの考えがわかりますよ……』
すべてを見透かしているようで......自分の意思が混在していないようなあの発言
確か...小型ロボット研究の専門家
齢14にして研究室に入った天才
彼のロボットは簡単な自立行動、そして『自己増殖』ができるらしい
彼の名前は....なんだったか
彼ならば私を理解してくれるかもしれない
彼ほどの天才なら....
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『僕にはあなたの考えがわかりますよ……(ニチャア』
って言ったらなんか仲間を見るような目付きになった
どうして不審がらないの????
地の文書くのめんどいな
掲示板形式は偉大ね