【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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るりが頑張るお話


るりの戦い

アスティカシア高等専門学園 戦術試験区域 荒野

 

そこで2機の機体が戦っていた。一機は白と濃紺で塗装されたジャスティス・・・『ノーブルジャスティスガンダム』だ。もう一機は黄金色に塗装された都々専用のディランザ・・・『ディランザアクスト』だ。2機の機体は一進一退の戦いを繰り広げていた。

 

 

 

『ディランザアクスト』

『ディランザ(ラウダ専用機)』のカスタム機。都々カラーに塗装している。特徴的なデカイ斧は刃部分がヒート化することでガンダムフレームにも強く出られる。ただし、ベースが量産型の中の専用機なので、性能面はお察しである。『アクスト』は『斧』のドイツ語。

 

 

 

都々「どりゃああああ!」ガキィン!

 

るり「くぅ・・・」

 

大型ヒートアックスをサーベルで受け止めて防御するが、るりは攻めれずに手を焼いていた。性能面で言えばこちらが上の筈なのに攻めれずにいたのは都々の攻めの上手さもあるが、るり自身の経験の浅さがあった。都々がシルバー2に対して此方はブロンズ5、此処で勝てばシルバー帯に昇格するとはいえ一時期離れていた為ブランクがあり、経験の浅さも相まって苦戦していた。

 

都々「るり!グリフォン ビームブレイドも上手く活用して!武装自体はシンプルとはいえ、サーベルとライフルだけ使ってちゃ駄目!シールドだってシールドバッシュする位していかないと!グラップルスティンガーだってあるんだから!」

 

るり「それは・・・分かっています・・・!」

 

武装を把握していても適切に使い分けれないのも苦戦している理由の一つだ。るり自体の戦い方は丁寧な立ち回りを武器にしている為動きや読まれやすく、搦め手や奇策を使わないという、所謂「マニュアル通りな動き」というのも相まって対処されやすかった。

対して都々の場合性能こそ量産機の範疇にあるが、それを大胆に攻めていくスタイルで補っている為圧倒していた。時には堅実に、時には思い切った動きをして・・・肩のシールドもショルダータックルしてシールドバッシュする等、対照的に「マニュアルに囚われない動き」をしているから圧倒しているのだ。

最も、その動きが通用するのは良くてゴールド帯までであり、GCPDの面々やレイン達プラチナ帯以上の面子にはあっさり読まれてしまうが・・・

 

るり(ビームトーチも仕込んでいるから、ヒートアックスを飛ばしたからと言って油断は出来ない・・・落ち着け私・・・都々さんのパターンを読むのです・・・)

 

るりは冷静に対応しようと心を落ち着け、動きを見て対応する・・・一見勢い任せに攻めているようで実際は考えて立ち回っている・・・大胆な動きしているが、それも計算されて動いているから無駄がない・・・だが、付け入る隙が出来ないかと言われたら『否』だ。大型ヒートアックスは重量武器に分類されるため、どうしても多少の隙は出る。それをカバーしているとは完全に隙を打ち消している訳でもない・・・そこを突ければ倒せる。そう確信しているのだ。

 

るり「ここ!」

 

振り上げたタイミングを見て左切上で斬ろうとするが・・・

 

都々「ッ!?」ガキィン!

 

ヒートホークを逆さにもって何とか防ぐ。

 

都々「・・・今のは危なかったよ。よく見ているね・・・」

 

るり「都々さんこそ・・・よく反応出来ましたね」

 

冷や汗を掻きながら語る二人。ビームサーベルが入ればそのまま泣き別れてただけに、都々としてもかなり焦った。

 

るり(やはり良い反射神経をしている・・・このままではジリ貧、かといって下手に間合いを取ろうとすれば詰めていくのは目に見えている・・・バルカンですら油断ならない・・・)

 

冷静に分析し、頭を働かせてどうするか考える。るりも警察官な為一般的な獣人よりかは身体能力は高く、普通の人間である都々より若干上ではある。だが彼女は文学少女でどちらかというと事務処理等の方が性に合っている為、実戦での機敏性等では都々に負ける。

「静」に徹する事で真価を発揮するるりと、「動」に徹する事で真価を発揮する都々との違いというのも大きいが、じっと考えて動いていくるりにとっては、その場その場で咄嗟に考えながら動くアグレッシブな相手には苦手だったりするのだ。

 

るり(共に行動してて、分かっているつもりでいましたが・・・やはり都々さんの先を行くには、把握しているパターンが少なすぎる・・・!)

 

冷静に考え、相手を思考を読んで動くるりからしたら都々みたいなタイプは天敵。しかし都々もまた、一見余裕そうに見えて手こずっていた。小手先ばかりの策は勿論、大胆な攻め手をしても読まれやすい動きをしているから対処されてしまうのだ。

 

都々(かといってこのままじゃ埒が明かない・・・るりの動きは守りが硬いし、中途半端な動きじゃ駄目……パターンは分かる・・・勝負をするとしたら・・・)

 

るり・都々(タイミングとの勝負!)

 

どちらが先手をやれるか、そこで勝負を掛けた!

 

るり「まずは目くらまし!」ダダダダダダダダダダダダ

 

頭部機関砲とCIWSを地面に撃って目くらましをし、離れた所でグラップルスティンガーを放とうとした!

 

都々「その手には乗らない!」ブオン!

 

大型ヒートアックスを投擲し、ビームトーチを構えて斬撃する二段構えを取る。が、るりのノーブルジャスティスが低姿勢で攻めてきて、斬撃を放ってきた。

 

るり「やああああああああああああああああ!!」ズバア!

 

るりの方が早く動く事が出来、都々のディランザを斬り裂いた!この勝負、るりの勝ちだ。

 

 

 

―WINNER 栞葉るり―

 

―RANK UP! BRONZE5→SILVER1ー

 

 

 

るり「か、勝ちました・・・」

 

都々「負けちゃったけど、同時に良かったよ。これでるりもシルバー帯に昇格出来たね」

 

るり「ええ。ですがこれからが本番……ですね」

 

スミレ「そうでするりさん。これからが本番ですけど・・・私は応援しています!」

 

るり「スミレさん。見ていたのですか?」

 

そう近付いてきたのはスミレとアカリだった。どうやら観戦してた模様。

 

スミレ「はい・・・アカリさんとの勝負を申し込みたくて、来てたんですけど・・・思わず見入っちゃいました。あはは・・・」

 

アカリ「でも二人ともナイスファイトだったよ。るりちゃんは堅実な動きによる守りに特化した立ち回りを、都々ちゃんは攻めに特化した立ち回りをしていけばいずれダイヤ帯にいけるとは思うよ」

 

るり「ふむ・・・」

 

そう思案し、リプレイ動画を見ながら勉強しようと思った。

 

都々「これから二人は勝負するんだよね? 見てて良いかな?」

 

アカリ「良いよーアカリの『フォーチュンガンダムフューチャーライト』も慣れてきたけど、綺麗に勝ってみせるよ。ホロプラ最強店員の威信にかけて・・・ね♪」

 

スミレ「わ、私だって負けませんよ!るりさん達だって頑張っているし、最近ではローレン警部やアクシア警部補にだって勝てていますし……GCPDのメンバーの一人として!勝ってみせます!」

 

アカリ「ふふ、簡単には勝ちを譲らないよー」

 

そう言って二人は筐体に入っていく。

 

るり「都々さん、私は二人の勝負を観戦します。まだまだ精進しないといけませんからね」

 

都々「都々も見るよ。『時には他人を見て盗むのも大事だ』って叢雨チーフも言ってたからね」

 

こうして二人は観戦に回り、勝負を見守る事にした。都々とるりの精進は、まだまだ続く。




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