【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ある日のホロライトシティ・・・この日、異世界からとある遭難者が二人来ていた。その二人はそらとアズキらしいが、どこか変わっており……
そら「・・・? この通り私、人間だよ?『天然だね』って言われるけど、普通に病院で産まれた訳だし」
アズキ「そらちゃん、誰に言っているの? それよりも此処何処ー? 森から抜けたと思ったら全然知らない街中に出たし・・・」
……地の分にツッコムのは止めてくださいそらさん。色々と面倒くさいので。
さて、この変わった二人はどう保護されていくのか、元居た世界へと帰るまでどう過ごしていくのか見ていこう。
拓哉「新たな歪みを感じたんっスか!?」
玲二「ああ・・・ただ気になるのが歪みが一つなのに対し、反応が二つあった。恐らく巻き込まれたか、意図的に一緒に入ったかのどっちかかもしれない・・・」
拓哉「二つ・・・」
思案し拓哉は、玲二にこう提案した。
拓哉「先輩、その訪問者・・・うちで預かっても良いでしょうか?」
玲二「それはありがたいが・・・どうしてまた?」
拓哉「先輩はただでさえ神羅族の事やGWDWCの運営で手一杯なのに、訪問者の元居た世界を探すとなればかなりの負担になると思います。それにうちは増築して少数なら受け入れられます。なので・・・2人程度なら受け入れられますし、その間に探す事に集中してください」
玲二「成程な・・・分かった。ただ栄ちゃん達にはきちんと話しておけ、それで大丈夫なら拓哉に任せる」
拓哉「分かりました」
早速栄ちゃんに連絡を取った拓哉、返事は「OK」との事だ。
待ち合わせの市役所
栄「それで来たわけだけど・・・まさかそらさんとアズキさんとはね・・・」
拓哉「前にそらさんが来たパターンがあった*1けど、アズキさんは初めてだな」
アズキ「初めて? どういう事ですか?」
栄「えっとね・・・」
異世界から来た二人に説明する。時空の歪みに巻き込まれてきた事、過去に別世界のホロメンが来た前例がある事、その中にそらが来た事を説明する。
そら「へぇ~別世界のホロメンがいるんだね」
拓哉「なんか・・・あっけらかんとしているね、そらさん」
そら「あっけ・・・?『あっちの缶』って事?」
「え?」って動揺する二人。
拓哉「いや、あっちの缶とかじゃなくて・・・」
そら「じゃあこっち?」
首を傾げながら答えるそら。ふざけている訳じゃなく真面目に問いている事に困惑している二人に、アズキが助け舟を出す。
アズキ「すみませんお二人とも・・・そらちゃん、天然なんです」
そら「あ、よく言われるけど病院で産まれたからね!?」
拓哉・栄『いや、それは分かっているよ』
「なんで分かるの!?」そう動揺する異世界そらを差し置いて、アズキは二人に説明する。
アズキ「えっとですね・・・うちのそらちゃんは『天然ボケ』なんです。私達がいたホロライブでも、私とそらちゃんは0期生のポン代表と呼ばれている程です」
拓哉「ポン代表? みこさんみたいに?」
アズキ「えっと・・・そっちのみこちゃんは分かりませんけど、うちのみこさんはかなりのしっかり者のエリートですよ」
拓哉「・・・Huh?」
栄「あのみこさんが・・・?」
衝撃の事実に疑いの目を向けてしまう二人。
そら「実際みこちゃんには色々とフォローしてくれたりするからね~間違っている事には優しく教えてくれるし、あずきちが道に迷ったときはスマホのGPS機能を使って探しに行ったりと、足向けて寝れないよー・・・最も、同居している訳じゃないけどね」
「あはは」と語るそら、どうやら事実らしい。
栄「……やはり同じホロライブでも、世界が違えば色々と違ってくるのね」
拓哉「そうだね栄ちゃん……と、そろそろ家に案内するよ。ついてきて」
そら・アズキ『はーい』
こうして案内する事になったのだが気付かぬ内にアズキが行方不明になったりとアクシデントがあったが、無事に神代家に案内する事が出来た。
拓哉「此処が俺達の家だ。青と栄ちゃん以外は仕事で不在だが、夜には帰ってくるよ」
そら「大きな家だねー嫁って、どういう事?」
拓哉「俺達の世界では、一夫多妻制が採用されているんだ。最も、なるためには厳しい条件をクリアしないといけないけどね。収入面とか、諸々ね」
栄「ココさんのコネでどうにかなったけど、成立するとなれば結構もめたし、落し所として
アズキ「成程・・・というかココちゃん? 何でココちゃんの名前が?」
拓哉「あー・・・そっちでは分からないけど、うちの世界では桐生会という極道組織の前会長の娘なんだ。一時期引き継ぐ為に卒業する事も視野に入れてたけど、現在は後任が決まって現在も続投しているよ」
アズキ「へぇー・・・」
そら「うちのココちゃんもこわーい人が付き人にいたけど、似たような感じだったかなー・・・卒業しちゃったから、よく分からないけど」
拓哉「そ、そうか・・・」
アズキ「所で、此処の家の地図ってありますか?」
拓哉「いや、無いけどそこまでかな? 大きい家だけど、先輩の家程じゃないし・・・それに、部屋の扉には札があるから迷う事はないと思うけど・・・」
アズキ「うーん……正直私・・・それがあっても迷うんですよね・・・これ位なら、ギリギリ何とかなるかも・・・ですが・・・」
『どんだけ方向音痴なんだ』と内心ツッコみ、同時に『自分達が引き受けて良かった』と安どする二人だった。
青「拓にぃ、お客さん?」
拓哉「青か。連絡を入れた異世界から来たホロメンだよ」
青「そっか、この人達が・・・初めまして、で良いかな? 僕は神代青、アイドルとして活動する時は旧姓の『火威』を名乗っているよ。よろしくね、異世界のそら先輩、アズキ先輩」
そら「ひおどし……?」
青の旧姓を聞いて何故か顔を真っ青にするそら。すると何処からか消火器を持ち出してきた。
そら「火を落とすなんて大変!火事になっちゃう!?あずきち、急いで消防車を!」
栄「落ち着いてそらさん!そういう意味じゃないから!」
消火器を取り上げて説得する栄。
そら「え、でもひおどしって・・・」
青「
そら「ごめん、聞いた事ないかな・・・」
何とか落ち着いたそらを見て、拓哉は一人こう考える。
拓哉(まだhololive DEV_ISが設立されてないか、設立されてない世界線か……かな。この世界だと、最初からホロライブCNの名前が挙げられてないし・・・)
アズキ「拓哉さん?」
拓哉「こっちの話だ。一つ聞きたいけど、そっちではhololive DEV_ISとか、イノナカミュージックとか聞いた事はある?」
アズキ「hololive DEV_ISですか? ホロスターズとは違った、姉妹事務所の設立としてそんな話が出ていますけど・・・イノナカミュージックは聞いた事がないですね・・・」
拓哉「何? じゃあアズキさんは、最初からホロライブに入ったのか?」
アズキ「はい。正確には個人勢として活躍していて、スカウトされてホロライブに入りました」
拓哉「そうか・・・」
どうやらあちらの世界ではイノナカミュージックは最初からないらしい。特徴をまとめ、後で玲二に連絡する事にした。
青「取り敢えずゆっくりしていって下さい。いつ元の世界に戻れるか分かりませんし」
アズキ「そうですね、甘えさせてもらいます」
こうして暫く居座る事になった二人、しかし・・・見つかるまでの間が大変だった。
料理している時、ただ待っているだけでは申し訳ないと手伝おうとした時は・・・
そら「一匙って、一つの匙をあげれば良いんだよね?」
花那「いえ、そういう意味では無くて・・・」
匙事入れようとしたり・・・
アズキ「うわーん!都々さん何処ー?!」
スミレ「都々さん!こっちです!」
都々「なんでこんな所に迷っているの!?」
買い物を手伝おうとしたら、アズキが迷子になって警察に相談する事になったり・・・
蝶美「イージスガンダム [クリアカラー]・・・これは骨が折れそうだね」
そら「骨が折れそう!?早く病院に!」
蝶美「いや、そういう意味じゃないからね!?」
勘違いで119番しかけたりと、小さな騒ぎながらてんやわんやしていた。
青「はぁ・・・まさか此処まで大変だとは思わなかったよ。玲二さん達はいつもあんな大変な思いをしていたのかな?」
ハコス「どうだろうね・・・所で、タクヤと栄ちゃんは?」
青「栄ちゃんはそらさんと一緒にお風呂に、拓にぃはアズキさんから相談があるって言って部屋に向かったよ」
ハコス「相談?」
そら「……ねぇ栄ちゃん」
栄「何? そらさん」
そら「私ね・・・迷惑を掛けているかな?」
拓哉「迷惑を掛けているかって?」
アズキ「はい・・・アズキ、方向音痴なせいでスタッフさんやそらちゃん達にいつも迷惑を掛けているんです。早めに出ても道に迷って遅刻し、送迎させたりと負担になってないかなって・・・」
そら「時々ね、負い目を感じる時があるんだ・・・自分がこんなドジな所があるから、皆を騒がせて迷惑を掛けたりとかね・・・私って・・・」
そら・アズキ『私って・・・いない方が良いんじゃないのかな?』
意識せずとも同じタイミング、似たような悩みを打ち明けてた時に声が重なった。そして、二人の悩みに対して同じ回答をした。
拓哉・栄『それは違う』
拓哉「自分ではカバーできない欠点があるのなら、他人に相談してフォローしてもらったり、どうすれば良いのか話して対策すれば良い。簡単に『いない方が良い』と考えるのも良くないよ」
栄「自分にとって欠点であるそれは、個性でもあるわ。とあるアメリカの俳優も、ディスレクシアという障害を抱えているけど、ある日本人と出会って工夫する術を学び、大成した人だっているわ。負い目を感じているなら、工夫して対処する事も大事よ」
拓哉「その為に俺達スタッフがいる訳だし、一人で抱え込む位ならもっと周りに相談した方が良い。きっと先輩も、同じことを言う筈だよ」
アズキ「……そうですね。正直、ネガティブな事ばかり考えていました」
そら「ありがとう栄ちゃん。違う世界の私なのに、相談に乗ってくれて・・・」
栄「何言っているのよ、世界は違えどそらはそら。そらの為ならいくらでも力になるわ」
こうして悩みを解消し、少しだけ気が晴れた状態で眠った。
そして・・・
そら「拓哉さん達、お世話になりました。玲二さんも、帰る場所を見つけてくれてありがとう」
玲二「気にするな。迷い込む前の時間帯に合わせているから問題ない筈だ、元の世界に帰っても・・・達者でな」
アズキ「はい、それじゃあ・・・失礼します」
こうして二人は元の世界へと帰っていった。
拓哉「いやはや・・・こんな大変な思いをしてたなんて思わなかったッス」
玲二「だがお陰で探す事に集中できたから、早くに見つける事が出来た。ありがとうな、拓哉」
拓哉「いえいえ、先輩に頼られるのは嬉しい事ですからね」
玲二「ははっ今後も頼りにしているぞ」
ホロライトシティは、今日も平和だ。
後半読みにくいかな・・・初めての試みなので。
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