【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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時系列はwith リ・イマジネーションズ PHASE22の後です。ネタバレ注意。

UA30,300突破ありがとうございます。


レグの憂鬱

レグ「はぁ・・・」

 

大和と別れてからのレグは上の空だった。従者である獣人族の『獅子堂マサキ』とのガンプラウォーズでの決闘し、決着がついて大和と結ばれ、マサキとも拗れる事もなくむしろ吹っ切れ、仲良くなれたから良かったものの、頭の中では大和の事で頭が一杯だった。

レイドバトルで大和に合わせる為にフォースインパルスSpecⅡを使った時、デュートリオンビームの照射をされた時・・・身体が重なり合った感覚・・・別れ際に口付けしたあの甘い感覚……考えただけでボッと熱くなる。スマホの待ち受け画面もみしろから、一緒に撮ってほしいとお願いして二人で撮った写真に変え、デジカメを撮って現像してもらい、大和の写真を飾り付ける程だ。

 

レグ「大和……」

 

考えてしまう事は大和、大和、大和・・・大和に会いたい、大和を抱きしめたい、大和にナデナデされたい・・・そんな事を考えてしまう。大和との関係は公表してない物の、周囲からは「付き合っているんじゃね?」と認識されている模様。話すべきかどうか・・・そう悩んでいるのも最近の悩みだ。

 

レグ「言っても良いのかな・・・大和に迷惑が掛からなきゃ良いけど・・・」

 

これについては大和と要相談だ。自分の勝手な判断で迷惑を掛けるのだけは避けたい・・・アイドルである自分は()()()()()に対しては慣れている物の、大和は一般人・・・迷惑かける訳にはいかないし、何より嫌われたくない。

 

レグ「はぁ・・・こんな時に、近くに大和がいれば・・・」

 

大和に甘えたい、大和に抱きしめてもらいたい・・・そんな事ばかり考えていると、ノックの音が聞こえてきた。

 

マサキ「お嬢様、夕食を持ってきましたよ」

 

レグ「ありがとう、マサキ」

 

マサキがのりプロの警備員として雇われてからは、マメに自分の夕食を作ってくれるようになった。負担になってないかと思って聞いたが「のりお社長から、『食材は好きに使って良い』と言ってくれたので問題ありません。それに、お嬢様をお守りするのが俺の役目です」との事なので甘えさせてもらっている。社長であるのりおは料理が出来ず、もっぱらウーバーイーツかカップ麺なのでこれは有難かった。因みに、マサキに対して「料理出来たんだね」と尋ねたら

 

マサキ「ライオンハート家のシェフ達から教わりましたので。彼等には劣るかもしれませんが、味は保証しますよ」

 

と、返された。尚、マサキの料理はみしろ程じゃないにしても美味しく、のりおも高評価を出すほどだ。そうして共に食事をしつつ、レグはマサキに相談を切り出した。

 

レグ「ねぇマサキ・・・大和の事、話しても大丈夫なのかな?」

 

マサキ「これに関しては彼がどう思っているか・・・というのもありますが、下手なやっかみが増える前に対処しておくのが良いと思います」

 

レグ「だよねぇ・・・」

 

マサキ「それに・・・倒れ込んだ大和を()()()()()()()()()人が多いので、既に察している人も多いと思います」

 

レグ「あの時は・・・大和が心配だったし、周りの事とか考えている暇すらなかったから……怒っている?」

 

マサキ「いえ。寧ろこの事でお嬢様が炎上しないか、心配している感じです」

 

レグ「・・・今の所、受け入れているとはいえ『付き合っているのか?』とか『いつ頃出会った?』とかのコメは多く見かけるよ。炎上には繋がってはないかな・・・」

 

マサキ「となれば・・・彼と早急に相談すべきですね」

 

レグ「・・・そうだね、今夜にでも話してみるよ」

 

迷惑を掛けない為にも、大和と話し合おうと心に決めた。

 

 

その夜

 

 

大和『それで、僕に相談したいと・・・』

 

レグ「うん・・・」

 

Discordを繋ぎ、大和に「自分との関係を話すべきか」と相談した。大和自身もどうすべきか悩んでいたようだ。

 

大和『なんというか・・・ゴメン、僕のせいでレグに迷惑を掛けちゃって・・・』

 

レグ「ううん。幸い、レグとも(僕のリスナー)は察しているけど言わないでいる・・・って感じだから、今は大丈夫。けど・・・」

 

大和『・・・早かれ遅かれ、話しておかなきゃならないと』

 

「うん・・・」そう頷くレグ。

 

大和『……話しておくべきかどうか悩んでいるのも、もしかして僕に迷惑を掛けるんじゃないかと、不安に思っているとか?』

 

レグ「・・・うん」

 

目を伏せて考える大和。「自分に迷惑を掛けたくない、変なやっかみを受けさせたくない」そう考え、話すべきか悩んでいるのだろう……そう察した大和は、どう言葉を掛けるか悩んでいた。これが自分一人の問題なら「基本的に無視」で済むだろうが、「もし自分のせいで大和に迷惑を掛けたら・・・」と考えているのだろう。

優しく、そしてナイーブな性格をしているからこそ悩んでいる・・・少し考えた後、大和はこう言った。

 

大和『・・・レグが嫌じゃないなら、話して良いよ』

 

レグ「・・・良いの?」

 

大和『こういうのはどの道バレるし、悪意ある者に好き勝手言われる方が嫌だ。僕の事は大丈夫だし、何よりレグの負担が減るなら喜んで批判を受け入れるよ。好きな女の子の為なら、僕はなんだってする覚悟だよ』

 

レグ「大和・・・」

 

大和『それに、中途半端な事してレグを傷付けたら一生、自分の事が許せなくなる気がするんだ・・・マサキさんにも申し訳ないしね』

 

レグ「……」

 

大和『レグ。僕は何があっても君と共にいる・・・例え卒業する事になったとしても、僕は男として君を支え続ける。今はそれが出来るだけの力がないかもしれない、釣り合うだけの地位がある訳じゃない・・・だけど、気持ちだけは誰にも負けないつもり。だからレグ・・・僕の事を話してほしい。そして皆を・・・()()()()()()()()()()、認めさせてみせるよ』

 

レグ「・・・分かった。明日の配信で、皆に話すよ。ありがとう大和・・・僕も、覚悟を決めるよ」

 

大和『辛くなったら話してね。今はこうして距離があって、通話して話を聞く位しか出来ないけど・・・僕達は、いつでも一緒だよ』

 

レグ「うん。ありがとう大和・・・」

 

レグは覚悟を決め、明日の雑談配信で話す事にした。SNSにも「明日は雑談配信するよ、多分皆が気になっているあの話題・・・大事な事だから、出来れば来てほしいな」と投稿してその日は就寝した。

 

 

 

レグ「・・・うん、それでね……そろそろ本題に入ろうか。先日あったガンプラウォーズでの勝負の事、その後の話をね」

 

雑談配信を開き、深呼吸して語ろうとする。普段の雑談配信より来る人が多い気がしてか、少し緊張していた。

 

レグ「僕・・・レグルシュ・ライオンハートとガンダリウムランカーである響大和君と付き合っているんじゃないかって話……あれ、本当なんだよ。言うべきか言わないべきかで悩んでいた・・・僕と違っては大和は、普通の一般人だし巻き込むわけにはいかなかったからね。今こうして話しているのも、昨夜彼と話し合い、『自分の事を話してほしい』ってなったんだ」

 

[その事は彼から言わせたとかじゃないんだよね?]

 

レグ「勿論これは言わせたとかじゃないよ。彼としても話しておくべきか悩んでいたし、不安に思っていたよ・・・でもね、彼も覚悟を決めて『話しておこう』って結論になった。お互い話し合った結果だよ」

 

[そういう事なら安心する]

[まぁあの人は一般の人だし、気を遣うのも無理ない]

[俺は気にしない、推しが幸せになるならそれで良い]

 

レグ「勿論これで僕の事が嫌いになっても仕方ないと思う。アイドルで、男の影がチラつくのが嫌だって人もいるだろうからね・・・でも、これだけは約束して。彼の事は僕絡みで批判しないで・・・これは、本気のお願いだから」

 

[嫌いにならへんから大丈夫]

[レグちゃんPONな所があるし、彼なら支えられるやろ]

[まだ若いけど、彼ならレグちゃんを任せられるよ。ワイなんかより遥かにええ]

 

レグ「『ワイなんかより遥かにええ』って・・・そう自分を卑下しちゃ駄目だよ!……まぁ兎に角、こんな僕でも良いというなら・・・これからも応援してくれると嬉しいです」

 

[¥50000:早いけどご祝儀]

[¥2800:少ないけど受け取ってくれ]

[¥10000:大事にするんやで]

[¥5000:ボイス買うわ]

[¥2000:《Yamato》ボイス買ったよ]

 

レグ「『ボイス買うわ』・・・って、そのお金でボイスを買ってよー」

 

特に荒れる事なく受け入れられて、その後祝福のスパチャが多く飛んだんだとさ・・・




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