【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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ちょっと独自解釈ありますが、すいません許してください!何でもしますから!(何でもするとは言ってない)


佐々木いろはの修行でござる

神羅城にある道場、そこで佐々木いろはは座禅を組んでいた。かつては都会に憧れ、田舎から出たは良いが運悪くヤンキーに絡まれ、偶然其処にいた玲二に助けられた事があった。その際に戦いっぷりに見惚れ、「修行をしてほしい」と懇願した事が何度もあった。

玲二に修行を頼む理由は「強さ」もあるが、同時に「何もできなかった己の弱さを恥じた」のもある。オーディションに合格し、剣術を嗜む事から秘密結社holoXの用心棒を務めているが、ハッキリ言ってまだまだ未熟である。

 

同じ剣を嗜む者としてフレンと試合した事があるが、その腕は玲二程ではないにしろ、「強豪」というにふさわしい腕であった。師である玲二からも「一つの事に拘らず、色んな事に挑戦してみろ。一つの道を極める事は大事だけど、時には寄り道する事で見える道もあると思うぞ」という助言からはフレンと稽古する事もあるが、やはり足りない、玲二に打ち勝つにはまだ足りない。

 

こうして座禅を組むのも日課であり、反省と学習を繰り返すことで侍として、アイドルとしての己を高める為でもあった。座禅を組めばぽこべぇが近くに来ては寝る事があるが、最早気にならない位には集中できるようにはなったが、やはり邪な考えや弱さまでは振り切れない。

 

いろは「……今日は此処まででござるな」

 

これ以上は無理だと悟ったいろはは禅を解き、立ち上がる。子供も保育園に預けているとはいえ、こんな中途半端な状態では効果は出ないだろう。

それに今日はルイとのガンプラウォーズによる稽古もある。掃除をした後、道場を後にした。

 

 

 

いろは「ルイねぇ、お待たせしたでござる」

 

ルイ「ああ、大丈夫よいろはちゃん。約束までの時間はあった訳だし」

 

きっちり時間を守って到着した二人は挨拶をそこそこに、本題へと切り出す。

 

ルイ「それで、今日はガンプラウォーズをしてほしい頼まれたけど、いつものスサノオ/サムライは?」

 

いろは「今日は試したい機体を持ってきたから、ないでござるよ。代わりの機体はこれでござる」

 

そういって取り出したのはHGのR・ジャジャだった。

 

 

 

『HG R・ジャジャ』

機動戦士ガンダムZZに登場する白兵戦特化の指揮官用試作MS。旧ジオン公国軍のギャンの設計思想を受け継ぎ、銃剣付きビーム・ライフルや3連装ミサイルポッド等の射撃兵装を装備しつつ、機動性を活かした白兵戦を得意とする機体。ギャンと比べて搦め手が出来なくなっている分、純粋な格闘能力は高め。

試作途中で次期主力機候補から外されたらしいが、ぶっちゃけ一芸特化過ぎて扱えきれないから不採用にされたんじゃないかと個人的に思っている。

 

 

 

ルイ「おぉーR・ジャジャと来たのね。やっぱり、ギャンは合わなかった?」

 

いろは「機動性、格闘能力高いは良いけど・・・ニードルミサイルとハイドボンブとは仲良くできなかったでござる・・・かといってギャン・クリーガーは一撃離脱を駆使しないと活かせないし、正直使いこなせる自信がないでござるよ・・・勧めてくれたのに、ごめん」

 

ルイ「……まぁ、格闘だけ振ればよいだけじゃギャンは使いこなせないからね・・・ノエル先輩も「こんなの無理だよ~まだヅダやドム系の方が団長に合ってるかな・・・」と言って断られましたし」

 

自身にとって肌に合った機体を勧めてみたものの、合わない人が多く出て少しがっくりするルイ。

 

ルイ「まぁ、私以外で扱える人と言ったらフレンさん位だしねぇ・・・勧めたら結構気に入ってくれたし、意外と適任かも。あ、そのR・ジャジャを勧めてくれたのはフレンさん?」

 

いろは「ご名答でござる。スサノオも良い機体ではあるけど、あればかり使っては腕も上達しないし、何より『ガンダムタイプは使用禁止』という制限が設けられた時の為の保険を持っておきたかったのもあるからなぁ」

 

ルイ「あー・・・確かにねぇ。*1これで普段はグシオンリベイク系を除けば、ガルバルディリベイクとかを使っているのよね。あんな重い物、正直使いこなせる自信がないわ・・・」

 

いろは「鉄血が好きでござるからね」

 

そう語る二人。フレンがガルバルディリベイクを使ってた際、榴弾砲を弓なりの弾道なのに移動する相手を普通にブチ当て、偏差射撃を活かして支援する様には度肝を抜かされたのは記憶に新しい。自分達も真似てみたものの、上手くいかず射撃の修正しながら撃つのが精一杯だった。

 

いろは「そういうルイ姉は、やはりギャンでござるか?」

 

ルイ「ええ。最近はよく、ギャンかギャン・クリーガーを使っているわ。私的には、R・ジャジャよりギャンの肌に合っているしね」

 

 

 

『HG ギャン』

『HG ギャン・クリーガー』

機動戦士ガンダムに登場する白兵戦特化の試作機。「第2期主力MS開発計画」に則り開発された機体と言われているが、元々は「マ・クベの為に一機だけ(後に予備機含めて3機)作られた機体」とも言われている。シールドに内蔵されたニードルミサイルと宇宙機雷ハイドボンブで威嚇・牽制し(or僚機のドムによる援護射撃を受けた状態で)、試作ビームサーベル(ビームソードとも)で格闘戦を行うという尖った開発コンセプトを持つ。ビームライフルが搭載できなかった分、代わりに流体パルスアクセラレーターによって白兵戦が高性能化し、素人同然であるマ・クベでもガンダムと良い勝負が出来た実績を持つ。「ジオンのエースパイロットは格闘寄りが多いし、ゲルググよりもギャンが適正高いんじゃね?」と言われているが、正直「少数生産機としては正しいが、量産機として落第」というのが筆者の考えである。

 

また、「もし次期主力量産機の座がギャンになったら」というIFルートでは「バックパックの換装し、速射砲をソードや射撃兵装の代わりにビームランス、ロケットランチャーシールドを装備した高機動型ギャン」「キャノンを装備して砲撃戦能力を付与したギャンキャノン」、「海兵隊仕様のギャンマリーネ」等があるが、「統合整備計画の一環で生まれたゲルググJポジに当たるギャンの最終進化系」がギャン・クリーガーである。

尚、ビームランスとランチャーシールドを装備しているが、このランチャーシールドの砲塔はグレネードランチャー説とビームガン説があるが、個人的には前者だと思っている。

 

いろは「・・・こうして聞くと、ギャンって多いでござるな」

 

ルイ「後付けによる影響とか、MSVによる設定とかもあるけどね。ギャンを再設計し、ゲルググの生産ラインで開発されたガルバルディα。宇宙用のB型ベースに地球連邦軍で新たに開発されたガルバルディβ。ギャンを発展してネオ・ジオン軍で作られた、いろはが持ってきたR・ジャジャ。火星ジオンでリファインされたRFギャンとか・・・派生機がゲルググに引けを取らない位に多いからね。ギャンの系譜はギレンの野望シリーズの影響があるけど」

 

いろは「これでさらに、ビルド系も含めると増えるんだから人気の高さが伺えるでござる」

 

まあねぇ・・・と言っていたら、漸く自分達の番が回ってきた。

 

ルイ「それで、今日はどのモードでやるの?」

 

いろは「レイドモードをやるでござる。強敵が複数出る相手に、一機一機対処できる術を磨いていきたいでござる」

 

ルイ「OK。それで行くわ、共闘だけど多く倒した方が勝ち・・・って事で良いわね」

 

いろは「それでお願いするでござる」

 

そういってゲームを開始する。

 

 

――3……2……1……start!――

 

 

こうしてゲームが始まった。今回選んだレイドモードは強敵が複数体出てくるので、一機一機倒していくモードだ。特徴としてガンダム等のワンオフ機はラストに登場し、出てくる強敵は劇中で登場した少数生産機等のエース向けの機体だ。如何に早く倒し、タイムを稼ぐかがカギ。無論、倒されるとミッション失敗だ。

 

一機一機無理なく相手をし、確実に倒していく二人。すると、ルイから声をかけられた。

 

ルイ「ねぇいろは。いろはって自分の弱い所を恥じる事ってある?」

 

いろは「え、ルイねぇ・・・?」

 

困惑しつつも冷静に対処するいろは。対するルイは、何事もなかったかのようにハイドボンブを撒いて敵機の動きを封じ、斬撃で撃破していく。

 

ルイ「レイレイから聞いた事があるの。いろはがレイレイと出会ったきっかけ・・・ぽこべぇを虐めてたのを守ろうとしたけど、何も出来なかった事もね」

 

いろは「ッ……」

 

ルイ「だから強さを求めた。何もできない自分を恥じて、誰かを守れる強さを求めた・・・違う?」

 

いろは「・・・間違ってないでござる」

 

ルイ「強さを求める気持ちは分かるわ。私も、差別してた教頭相手に無視してたけど、レイレイが怪我負った時に何も出来なかったのが情けなかった・・・強くあれば、レイレイを傷付けずに済んだかもしれなかったともね」

 

いろは「ルイねぇ・・・」

 

ルイ「今のいろは、そんな顔しているわ。だから強くなろうとしている、だから弱さを克服しようとしている……でもね、弱さを克服するなら一人で頑張ろうとしちゃ駄目。出来る事なら・・・私達にも頼ってほしい。一人で悩むよりも、良くなる可能性が高くなるからね」

 

そういってダメージを与えようとしてた敵機を倒し、R・ジャジャを守る。

 

いろは「……良いのでござるか?」

 

ルイ「良いのよ、同期でしょ? それに、レイレイなら同じことを言うと思うわ」

 

いろは「……ありがとうでござる。かざま、一人で何とかしようとしてたでござるよ・・・」

 

ルイ「ん。よろしい」

 

そういって最後の敵機を倒し、ミッションをクリアする。

 

 

 

―――MISSION COMPLETE―――

 

 

 

レイドモードを終えて、一息つく二人。その顔はどこか晴れやかで、スッキリしていた。

 

いろは「ありがとうルイねぇ。かざま、自分なりの答えを見つけた気がするでござる」

 

ルイ「もし迷ったらいつでも声をかけて。気が済むまで、何度でも付き合ってあげるわ」

 

いろは「……うん。ルイねぇが一緒にいて、とてもよかったでござる」

 

ルイ「どういたしまして。さて、夕飯は何が食べたい?」

 

いろは「それじゃあ・・・野菜の生春巻きが食べたいでござる」

 

ルイ「うん、分かったわ」

 

そういって帰路に就く二人。その晩、リクエスト通り野菜の生春巻きが出された。

*1
ガンダムOOの世界におけるガンダムタイプの括りは、「GNドライヴ等の太陽炉をエネルギー機関としたMS」な為、疑似太陽炉であるGNドライヴ[T]を搭載したスサノオも、ガンダムタイプに分類される




戦闘描写よりも、心理描写に力入れたら思ったよりあっさりになっちゃった…ギャンで分からせるルイねぇ書きたかっただけに、未熟。

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