【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

123 / 352
ニトロファイアに悩んでいた青に、挑戦者が現れる。


蒼の死神の誘い

プラモショップ『ブルー』

 

勇「……」

 

男性客「モーリンちゃん。なんか最近スマホを手にじっと見ているけど、何か知っているかい?」

 

森音「私は森音です!フィリップさんこそ何か知らないのですか?」

 

男性客→フィリップ「あーなんか、改造されたBD2使いの動画をよく見ている・・・という事しか知らないんだよねぇ・・・だから森音ちゃんなら知っているかなぁと」

 

黙ってスマホを見てリプレイ動画を見ている勇を気に掛ける女性店員『北村森音(モーリン・キタムラ似)』と、ブルーの常連客の一人である『日宇(ひう)フィリップ(フィリップ・ヒューズ似)』がヒソヒソと話し合う。鹿島勇はユウ・カジマに似て無口な所があり黙って何かをしている事は大体、何かに集中しているか夢中にしている為、話しかけても答えない事が殆どだった。

 

勇「……火威青」

 

フィリップ「あん?」

 

勇「火威青・・・BD2ニトロファイアの機体を使うバトラーの動画を見ていた」

 

フィリップ「あー・・・そうか。確か今年度から旧姓である火威を名乗る事にした、ホロライブDEV_ISのメンバー・・・」

 

森音「ホロライブDEV_ISのグループの一つ、ReGLOSSのメンバーの一人である火威青さんですよね?」

 

それに頷く勇。

 

フィリップ「そりゃまた何で興味を持ったんだい? ブルーディスティニーの機体を使うからとかか?」

 

勇「それもある……だが、同時にシステムをフルに活かせてない事が気になった」

 

フィリップ「ふむ・・・」

 

勇「可能性がある・・・かなりの使い手になれると。だから・・・」

 

フィリップ「ホロライトシティに行きてぇ・・・てか?」

 

頷く勇。

 

フィリップ「分かった。ただ条件として同行させ、俺も戦わせてくれ。俺のジェガンでどこまで通用するか知りてぇからな」

 

そういって自身の愛機であるジェガン・・・ジム・ドミナンス(フィリップ・ヒューズ機)っぽく仕上げたジェガンを取り出す。

 

勇「構わない。ホテルの予約は頼んだ・・・俺はフェリーのチケットを二人分購入しておく」

 

森音「あ、出来れば青君のサインもお願いします。私、彼女の歌ってみたが好きなんですよね」

 

勇「分かった・・・覚えておこう」

 

フィリップ「それで、骨格をムーバフルフレームに改造したBD3を使うのかい?」

 

勇「ああ」

 

フィリップ「そういう系が好きだねぇ・・・ま、良いけどよ。DM、忘れるんじゃねーぞ」

 

勇「分かっている」

 

3人によるバトルロワイヤルが決まった勇達。早速青に連絡を入れ、日程を調節した後にホロライトシティのホテルと船のチケットを確保するのであった。

 

 

神代家

 

 

青「鹿島勇と、日宇フィリップから挑戦状か・・・」

 

鹿島勇については心当たりがあった。去年の11月辺りに開催されたジェガンフェスに参加し、ガンプラウォーズイベントにて2位を獲得。エクストラステージでも奮闘したダイヤランカーの一人という事で印象があった。

同時に彼はこの手の大会にはあまり積極的に参加しない為に、参加を表明した時は驚かれていた・・・とも聞いている。

 

青(そんな彼が僕に勝負を挑みたいと・・・あれから頑張ってゴールド4にはなったけど、どうしてまた・・・」

 

バトルについては了承したが、「何故自分と?」という疑問はあった。それに関しては「会って話す」としか返されなかった。

 

青(もしかしてニトロファイアが関係しているとか・・・?)

 

そう考える青。鹿島勇は自身が使ったジェガンに対してもEXAMシステムを搭載する等、特殊システム系に対して得意なバトラーとして有名だ。彼がバトルを申し込んできたって事は、自分がnitroEXAMを()()()使()()()()()()()()事を見て何か思う所があるのだろうかと考える。

理由がなんであれ目的があってバトルを挑んできたとなれば断る理由はないが、何故自分なのかが気になった。EXAMシステム等のシステム持ちを使うの別に珍しくない・・・知りたいのは、何故自分なのか・・・

 

青(戦って確かめるしかないか・・・)

 

ニトロファイアを完全に物にする為にも負けるわけにはいかない・・・「教えてくれ」と言われて教えてくれるとは考えにくいが、実際に戦う事で何か掴めるものがあるかもしれない。そう割り切って今日もバトルに励む為に、ホロプラへと向かった。

 

 

勝負当日 船着き場

 

 

フィリップ「いやー漸くついたな勇」

 

勇「そうだな」

 

短く返して会話を終わらせる。いつもの事だから慣れたとはいえ、フィリップは肩をすくめる。モデラーとしてホロライトシティ(この街)に来たのが感無量・・・とまでいかずとも、何等かのリアクションがあっても良いだろうにと思うが言葉にしない。

 

フィリップ「まずはホテルに向かうぞ。チェックインしちまえば、後は自由時間だからな」

 

勇「……」

 

タクシーに乗って自分達が泊まるホテルへと向かう。その間もフィリップは「森林エリアか…男二人でピクニック、というのもありかもな」という軽口を叩いてくるが返事をしない。彼がこの街に来たのはBD2使いである青と勝負する為・・・自らの目で確かめ、自らの五感で感じなければならないのだ。彼女がどれほどの強さを持ち、どれだけシステムを理解しているか・・・

 

勇(その為に俺は・・・この街に来たんだ)

 

静かながらも彼は燃えていた・・・システムに選ばれし者として。

 

フィリップ「おい勇、そろそろ到着するぞ」

 

勇「分かった」

 

料金を支払って降りる二人。チェックインを済ませて荷物を下ろした後は目当ての場所へといく。青が待つ、「ホロプラ」へと・・・

 

 

勇「着いたな・・・」

 

フィリップ「ヒュー・・・まるでショッピングモールだぜ。しかも品揃えも良いし、絶版除けば手に入るという・・・帰る前にいくつか見繕っておきたいねぇ」

 

店の大きさと、品揃えから思わず口笛を吹くフィリップ。だが勇はそんなのは後回しだと言わんばかりにガンプラウォーズのコーナーへと向かっていく。すると人だかりを見た。

 

「く・・・負けた。ゴールド4だからと言って侮ったのがいけなかったな」

 

青「それでもプラチナ5相手だからギリギリの勝利だけどね・・・nitroEXAMを発動して脚部を破壊して動けなくしなければ負けてたよ。対戦ありがとう」

 

「ああ。負けるなよ」

 

握手して去っていくバトラー・・・恐らく慣らしでバトルしてたんだろう。

 

フィリップ「流石だねぇ青ちゃん」

 

青「ん? 貴方達が待ち合わせしてた鹿島勇さんと日宇フィリップさんだね、待たせてごめんね」

 

フィリップ「気にするな、俺達も丁度来た所さ。ほれ勇・・・挨拶しろ」

 

勇「・・・鹿島勇だ。そしてこれが・・・俺の機体だ」

 

そういって蒼く塗装されたブルーディスティニー3号機を突き付ける。フィリップも自身のジェガンを取り出した。

 

 

 

『ブルーディスティニー3号機(UC0090年代仕様)』

「もしもブルーディスティニーが宇宙世紀0090年代辺りで再設計され、EXAMシステムが復元されたら」というIFの元に作られた機体。見た目は2018年に発売されたBD3EXAMだが、中身はムーバフルフレームになっており軽量化に成功。しっかりと蒼く塗装されている。

武装は付属されている100mmマシンガン、2連ビーム砲、ビーム・ライフル、ビームサーベル×2、胸部ミサイルランチャー、胸部バルカン砲となっている。EXAMも勿論発動可能だがリミッターが掛けられている。

 

スキル「EXAMシステム」

自機の全ステータスを300%上昇させる。特徴としてメインカメラが赤く発光し、5分間経つと強制的に解除される。

 

 

 

『ジェガン フィリップカスタム』

HG ジェガンをベースに改造されたオリジナル機体。ジム・ドミナンス(フィリップ・ヒューズ機)を意識したデザインとなっており、白と黒のツートンで塗装されている。

武装は100mmマシンガン、2連ビーム砲、頭部バルカン、ジェガンシールドに装備されている2連ミサイル、ビームサーベル、HGBCのジャイアントガトリング×2である。ジャイアントガトリングは後述するスキルによって携行武装としてだけでなく、ターレットとして遠隔操作可能である。

 

スキル「遠隔操作」

HGBCのジャイアントガトリングを設置した際、遠隔操作で自動迎撃が可能になる。但しリロードするには自主的に回収しなければならない。

 

 

 

青「蒼いBD3に白黒で塗装されたジェガン・・・かぁ。それで、バトルロワイヤルって事だけど・・・最終的に生き残った方が勝ちって事で良い?」

 

フィリップ「ああ、それで頼むぜ。それと・・・後で良いんだが、サインしてくれるかい? 知り合いに頼まれているんだ」

 

青「良いよ、ファンサービスは大事だからね。それじゃあ、戦う前に教えてくれない? 何故僕を指名したのか・・・」

 

フィリップ「あーそれなんだが・・・」

 

ちらりと勇を見るフィリップ。今まで黙っていた勇が口を開いた。

 

勇「・・・システムがお前を選んだのか、見極めたい。それだけだ」

 

青「・・・どういう事?」

 

勇「マリオンがユウを認めて力を貸したように、システムはお前を認めているのか、それを確かめたい。戦えば・・・分かるはずだ」

 

青「・・・そっか。なら、早い所勝負しようか」

 

こうして3人は筐体へと入っていった。果たして青は、蒼の死神に勝つ事が出来るのだろうか・・・?

 

続く




御意見、御感想をお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。