【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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神楽様からネタを頂いたので・・・

何か、解体匠機(?)というのでνガンダムの新形態である「インコム装備のνガンダム」出たけど、RGで出ないのかね? そっちで出れば、せめて自分の好きな量産型νを再現できるのに・・・(買うとは言ってない、そもそも組み立てる技術がない(汗))


美衣達の優しさ

ホロライトシティの河川敷、そこで美衣達は拓哉や栄に見守られつつ都々と追いかけっこをしていた。

 

都々「ほらほら!こっちだよ美衣達!」

 

美衣「まてー!」

 

詩衣「ととおねーちゃんはやいよー」

 

和衣「まけないよー」

 

キャッキャッと楽しむ子供達と都々、それを微笑ましく拓哉と栄である。

 

栄「ホント、良いお母さんになっているわね都々は」

 

拓哉「ああ。駄目な事はきちんと叱れるし、良い事をしたらちゃんと褒める。子供達相手ともよくやれているし、これならこのまま結婚しても問題ないだろうね」

 

バタバタと走り回っても疲れを見せない4人。所が美衣が何かを見つけたらしい。

 

都々「ん? どうしたの美衣」

 

美衣「なにかいる・・・」

 

詩衣「なに?」

 

和衣「なにかみつけた?」

 

トコトコと見つけた方を歩いていく美衣、それを追う詩衣達。拓哉と栄も気付いたようだ。

 

拓哉「ん? どうしたんだ美衣」

 

栄「何かを見つけたのかしら?」

 

美衣達を追って後を付ける拓哉と栄。美衣が見つけたのは捨てられた子犬・・・それも小型犬だった。

 

拓哉「誰がこんな事を・・・」

 

栄「しかもちょっと弱っているわね・・・」

 

詩衣「ぱぱ・・・どうにかできない?」

 

拓哉「どうにかしたいが・・・」

 

助けてほしいと願う美衣達に悩む拓哉。命に係わる課題なだけに、下手に関与して良いか・・・そこで拓哉は、ハッキリ言った。

 

拓哉「助けてあげたいのは山々だし、パパ達も同じ気持ちだよ。でもね・・・犬を飼うって事は簡単な事じゃない、ルンバだってお世話するのも大変なんだよ? せめて誰か面倒見てくれるか探すとかじゃ駄目かな?」

 

美衣「びいたちがめんどうみる!」

 

拓哉「簡単に出来る事じゃない。面倒を見るにしても御世話も大変だし、並行して面倒を見れる人がいないか探す・・・それじゃあ駄目かな?」

 

美衣「やだ!めんどうみるもん!」

 

詩衣「このままじゃかわいそうだよ・・・」

 

和衣「いっしょにおせわする!」

 

思案した末、栄が口を開いた。

 

栄「・・・分かったわ。でもね、どうしても無理だと判断したら飼ってくれる人に譲るわ。それで良いわね?」

 

美衣「わかった」

 

栄「それじゃあ、まずは連れ帰る前に動物病院に行きましょう。色々と検査なりワクチン接種なりさせないといけないからね」

 

こうして子犬を連れ帰り、暫くは面倒見る事になった。その際都々は、誰かが見ている気配に気づいたのだが・・・これが後に、騒ぎになる事になった。

 

 

「・・・これで、俺を構ってくれるな……」

 

 

動物病院での検査を終えて病気もなく、狂犬病もない事から飼う事になった拓哉達。まずは空いている部屋に住まわせ、慣らしていく事に。

 

拓哉「こういうのは慣らしていかないと、双方にストレスがかかるみたいだからな」

 

美衣「そうなの?」

 

拓哉「犬や猫は環境の変化とか、そういうのに敏感だからな。慣らしていかないといけないんだ」

 

詩衣「ものしりだねー」

 

拓哉「パパは色々と勉強したからね」

 

都々「しかし、何故あんな所に・・・あの気配がした男性も気になるし・・・」

 

拓哉がそう話していると、都々が思案顔で考えていた。

 

和衣「ととおねーちゃん?」

 

都々「ん? 大丈夫だよ和衣。それと拓哉兄ちゃん、ちょっと良いかな?」

 

拓哉「どうした? 都々」

 

「此処じゃ話せないから・・・」という事で一旦部屋を出て、拓哉に話をする。子犬を連れ帰る際に男性が見ている気配がした事、その男性が自分達を見ていた事、もしかしたらそれが飼い主か捨てた主かもしれないという事を話す。

 

拓哉「・・・都々もそう思うか。気は感じていたとはいえ、確証が持てなかったからな・・・」

 

都々「でも勘が告げているんだよね・・・『あの人が怪しい』って」

 

拓哉「確かにな・・・確か愛護動物を遺棄するのは法的にアウトで、『1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する』だったな。特徴は分かるか? その人を調べ、場合によっては警察に相談した方が良いかもしれん」

 

都々「遠くだけど全体の特徴は分かるよ。書き出してるりに相談してみる」

 

拓哉「頼むぞ。クロかシロか分からないし、クロだとしても理由次第では・・・だからな」

 

都々「まっかせて♪アメリアさんにも相談してみるよ」

 

飼い主らしき男の件は都々とアメリアに任せる事になり、拓哉は美衣達と一緒に子犬の世話をする事にした・・・

 

 

数日後 アメリアの探偵事務所

 

 

アメリア「ダーリン。都々と一緒に調査したけど、その人物は最近移住してきた人の彼氏みたい」

 

拓哉「彼氏?」

 

アメリア「ええ。この人のね・・・」

 

そういって呼び出され、ソファーに座って俯いている女性を見る。

 

拓哉「えっと……この子犬の飼い主で間違いないんですよね?」

 

「はい・・・間違いありません。私が彼の買い物に行っている際に捨てられた『メリー』です。メリーは・・・無事なのですか? 探偵さん」

 

アメリア「メリーちゃんは我が家で保護しているわ、元気にしているから大丈夫よ」

 

「良かった……でも、このまま返してもらっても・・・」

 

アメリア「……返してほしくても、出来ない理由があるのね?」

 

頷く女性。聞けば彼氏・・・喧嘩別れした元彼は嫉妬深く、「実家から引き取った子犬の世話をして自分に構ってくれないから」という理由で何度も「捨てるか、実家に返すか選べ」と揉めたらしい。飼い犬であるメリーは家族だからそれは出来ないと何度も言っても聞いてくれず、ついに強硬手段にとったのだ。

 

アメリア「それで、ああなったと・・・」

 

「はい・・・警察にも相談していてるのですが、『証拠不十分で現状だと難しい』と言われたのです」

 

アメリア「その事だけど、証言と捨てた記録を取っておいたので通報できると思うわ。身内の知り合いに警察官がいるし、相談実績もあるわ。このままいけば何とかなる筈」

 

「話はついているのですか?」

 

アメリア「ええ。何なら伝手を使って虐待が無いか調査もしているし、捕まるのも時間の問題よ」

 

「良かった・・・」と安堵する女性。すると都々がるりを連れてきた。

 

るり「お疲れ様ですアメリアさん。事情は全て聞きました、此処からは私達警察が引き継ぎます」

 

アメリア「頼んだわよるり。此処からは警察の出番だからね」

 

るり「任せてください。調査も佐々木マネージャーのお陰で全て完了しましたし、逮捕されるのも時間の問題でしょう。ちゃんとブリーダーに渡したのなら兎も角、今回のは違法遺棄ですからね」

 

事務所を出て、諸々の手続きの為に警察署に送ろうとした時だった

 

「待て!」

 

声をした方を振り向くと包丁を持った男がいた。

 

「てめぇ・・・あのいぬっころを探して見つけただけでなく、警察に厄介になるとはどういう事だ!?その男は誰だ!?」

 

拓哉「そもそも警察に相談されるような事をしたアンタが悪いんだろ。俺は子犬を拾った人だ」

 

「黙れ!そう言いつつその女に寄ろうとしているな?そうに違いない!」

 

拓哉「……その人を連れて急ぎ警察署に行ってくれ。こいつはヤバい」

 

るり「というか取り押さえれるならお願いします。その方が殺人未遂なりなんなりで現行犯逮捕できますし」

 

拓哉「分かった」

 

「逃がすかァ!?」

 

包丁を持って襲い掛かるが拓哉は冷静に無力化する。亀仙人に鍛えられた今、最早凶器を持ったチンピラ程度敵ではないのだ。無力化した所を逃がさずるりは手錠をかけ、逮捕した。

 

るり「さて、色々と取り調べをさせてもらいますよ? 動物愛護法に違反している上、さらに刃物による傷害未遂もありますからね・・・覚悟してもらいます」

 

こうして子犬を拾った一件は幕を下ろした。

 

 

 

その後子犬は飼い主である女性に引き取られ、無事に帰っていった。返す際に世話になったという事で病院代なりなんなりの費用と迷惑を掛けたお詫びとして大金をくれたのだが、病院代等の最低限の費用しか貰わなかった。あまり貰うのは申し訳なかったからだ。

美衣達は子犬と別れることに寂しそうにしていたが、子犬が嬉しそうにしていたので暫く寂しそうにしていた。

ただその女性とは手紙を交わす仲となり、定期的に子犬の近況を教えてくれるようになったので少し寂しさが和らいだ。

子犬は今も元気に育っているらしく、会う為に散歩コースを決めて定期的に会うようにしている。

 

これは、美衣達の優しさによって一人の女性と一匹の犬が救われたお話だ。




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