【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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今回、神楽様から機体の設定を頂きました。本編でちょろっと出た銀色のアッガイ・・・戦闘は次回です。神楽様ありがとうございます。今回は短め。


青、戦う前編

二次予選は混迷を極めていた。フブキのように頭角を現してガンダリウム相手に有利に戦えるようになったりと、強者の登場でポイント争いが激しくなっていた。

そんな中でも青も厳しい環境に居ながらも奮闘しており、力を物にする為に戦っていた。

 

「くそ!俺のνガンダムカスタムが・・・」

 

青「それでも君は強かったよ、僕のニトロファイアが上だったけどね」

 

「もう負けん!」そういってバトラーは去っていった。

 

青(やはり今のままでは駄目だ・・・感覚を掴めてきたとはいえ、まだ完全には物に出来てはいない・・・)

 

ニトロファイアの性能のお陰でダイヤ帯相手にも勝てるようにもなった物の、まだ完全には物に出来ていなかった。その原因も「力に頼って良いのかという悩みを抱え、100%の力を引き出せていない」からだ。

 

青(でも蒼の死神は違う・・・アレは力を使いこなせていた)

 

青は勇達の戦いを思い出す。何故、土壇場になって力を得たのか・・・そんな相手に、何故勝てたのか。

 

勇『勝利の為に勝ちたいと思った気持ち、力を貸りようじゃなく・・・力をわが物にして慣らそうとしたからこそ、ニトロファイアは答えたんだろう』

 

フィリップ『ま、言ってしまえば壊そうという気持ちばかりを先行せず、ちゃんと力の一部として飼いならそうとしたからこそ、土壇場で力が発揮したんだろう。その気持ちを忘れなければ、システムに呑まれる事も、振り回される事もない筈だぜ』

 

青(ちゃんと力の一部として飼いならそうとした・・・だから勝てた。でも、まだだ・・・完全に物にしなければ勝てない。フブキ先輩だって新たな力を得て、ガンダリウムランカー相手に圧倒するようにもなった。僕も・・・悩みを解決出来れば・・・力を完全に物に出来れば、勝てる筈・・・)

 

力を物にしなければ勝てない・・・その為にも、恐れを無くして物にしなければ勝てない・・・そう考えた青は力を物にする為にニトロファイアを積極的に使って戦ってきた。お陰で少しずつ、少しずつではあるが力を制御できるようになって来た。だがまだ足りない・・・恐れを克服して力を制御してきたとはいえ、まだ完全に物に出来てはいない。

 

青「力を制御しようと奮闘する主人公も、こんな気持ちを抱いて修行しているのかな・・・」

 

苦笑いしつつも考える青。すると、拓哉が話しかけてきた。

 

拓哉「お疲れ様、機体の方はどうだ?」

 

青「うん。少しずつだけど使いこなせている・・・とは思う。さっきのνガンダムの人もプラチナ4の人だし、nitroEXAMの力のお陰で勝てた・・・かな。正直、これで良いのかって思う時があるけど・・・」

 

拓哉「というと?」

 

青「自分の力じゃなく、システムの力で勝って良いのかって・・・」

 

拓哉「……」

 

その悩みに拓哉はどう返すか思案した。今の青はシステムの力に頼っての勝利に疑問を抱いている・・・言葉で説得しても多分納得せず、しこりが残るだろう。ならば、解決させる方法はただ一つ。

 

拓哉「それなら、俺と戦ってみるか?『今の自分はシステムの力に甘えているか』と悩んでいるなら、戦って疑問を解けば良い。幸い、目の前にダイヤ2のバトラーがいるからな」

 

そういって銀色のガンダム、『ガンダムアストログラフ』を突き出す拓哉。

 

青「・・・そうだね。拓にぃ、胸を借りるよ」

 

拓哉「そうこなくっちゃな」

 

 

 

『ガンダムアストログラフ』

『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリーG-UNIT』に登場するガンダムアスクレプオスを拓哉が改造した機体。機体色は銀色に塗装されており羅針盤の針を模した専用武器『アストロジャベリン』と中型サイズのビームマグナム『ゾディアックバスター』を装備している。変形するとアッガイやズゴックを彷彿させる強襲形態『メテオフォーム』となる。

主に宇宙空間での戦闘を想定しているが、地上や水中でも問題なく戦えるバランスタイプの機体に仕上がっている。

スキル『ビッグバン・ノヴァ』

自身の身体を高熱化させ相手に目掛けて突進する一撃必殺技。但し、相手の機体のスピードが高い程命中率は下がり、大気圏内では重力の関係上自分より下にいる相手にしか攻撃出来ない。

 

 

 

青「ステージは宇宙で良いかな? 確か宇宙ステージでの適性が高かった筈だよね」

 

拓哉「ああ。どのステージでも戦えるっちゃ戦えるが・・・宇宙でこそ真価を発揮するな」

 

相手を気遣って宇宙ステージを選んだ訳ではないのは拓哉も気付いている。青は、「ステージ適性の高い機体相手に、何処まで通用するか」というのを試したいのだ。

アストログラフはスキルの関係上、宇宙空間での戦闘でこそ真価を発揮する。そんな機体相手にどこまで戦えるか、今の自分が拓哉相手にどこまで通じるのか・・・それを試す意味でも宇宙ステージを選んだのだ。

 

拓哉「言っておくが俺は忖度しないぞ? やる気になっている相手に水を差す真似はしたくないからな」

 

青「忖度なんていらない。僕は・・・強くなりたい。強くなって、フブキ先輩達に勝って、最後は優勝するんだから」

 

果たして青は拓哉に対して勝てるのか? そして、悩みを吹っ切って完全に力を物に出来るのか?

 

続く。




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