【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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量産型νを作ろうと思ったけど、設定的に悩んだ回。


こぼ、自分用の機体を作る

ある日の神代家、リモートでの仕事を終えた拓哉はリビングでゆったりしていた。すると、こぼと蝶美がやってきた。

 

こぼ「パパーEGを一人で組み上げたよ」

 

拓哉「ん。νガンダムのEGをか」

 

蝶美「ちよが監督してたけど丁寧に作り上げれたよ、よく出来ているよ」

 

出来の良さに感心し、こぼの頭を撫でる拓哉。褒められたこぼはどこか嬉しそうだ。

 

こぼ「それでね、前のエキシビションを機に発売された『連装ビームスプレーガン』や『単装ビームスプレーガン』、『インコムユニット』を使って量産型νガンダムや、こぼ用のνを作ろうと思っているんだ」

 

拓哉「ほう。こぼのはどんな感じにするんだ?」

 

こぼ「えっとね・・・こぼのはこぼカラーにしてフィンファンネルを装備、連装ビームスプレーガンを付けるから色違いの量産型νっぽく仕上げるつもり」

 

蝶美「ファンネルの方はこれからちよが作る予定のνからとるよ。インコムユニットが発売されたとなれば、アレを作りたいからね」

 

拓哉「アレ?」

 

蝶美「最近登場した解体匠機のνガンダム、インコムユニットが装備されたアレだよ。レグルシュさんも『インコムユニットがあれば、再現出来る!』ってウッキウキで買ってたよ」

 

拓哉「ああ・・・」

 

少し前に発表された解体匠機のνガンダムを思い出す拓哉。やはり彼女達も根っからのビルダー、「立体化が望めないなら、いっそミキシングして再現すれば良い」という発想と行動力は凄いと感じている。

実際人気ある機体、需要ありそうな機体でも中々立体化されない物も多い為、「なら作ればよい」と思っていても再現が難しかったり、そもそも技量がないせいで断念するケースも少なくない。

今回みたいに追加キットの発売を機に再現を試みる人が多く出るだろうとは予想していたし、身近な人達も絶対やるだろうと確信していたが・・・こうも目の当たりすると感心してしまう。

 

拓哉(レグさんや蝶美ちゃんは凝った改造してオリジナル機体を作るよりも、再現機を作る方が好きな口とはいえやはり凄いな・・・)

 

それが出来るのもひとえに愛があってこそ・・・そう改めて認識する拓哉。そう考えていたら蝶美とこぼはそれぞれ組み立てに入っていた。

 

拓哉「幸い、拡張キットはEGにも対応しているからEGで量産型νやインコム装備のνも出来るとはいえ、それを自作でやっちゃうのも・・・欲しいからとか?」

 

蝶美「モデラーとしてやらずにはいられない・・・というのがあるかな。福岡のνガンダムやサザビーはRGで再現したのに、あのνガンダムと量産型νがHG等で立体化しない事への不満や不服も動力源にもなっているけどね」

 

拓哉「分からなくもないよ。シオンさんが再現機を作ったりしているのも、『立体化出来そうなのに、立体化されない事への不服が動力源になっている』って言ってたし」

 

こぼ「そうなの?」

 

拓哉「うん。素のゲルググをベースに陸戦型ゲルググを作ったり、ゲルググ・ウェルテクスをベースにテスタロッサやキュアノス、クサントスを再現してみたりしてたよ」

 

こぼ「・・・その3機は何? ゲルググ・ウェルテクスとどう違うの?」

 

拓哉「あー・・・俺も作品を見ている訳じゃないから詳しくは知らないけど、それぞれカスタマイズされたウェルテクスらしい」

 

蝶美「一言でいえば『テスタロッサ』はにカスタマイズされたビーム・マシンガンを携行したレッド・ウェイライン専用機。『キュアノス』はゲルググキャノンベースにカスタマイズされた高機動型ゲルググを踏襲したユーマ・ライトニング専用機。『クサントス」はゲルググキャノン1A型を踏襲し、ハイパー・メガ・ランチャーを携行したジャコビアス・ノード専用機だね」

 

こぼ「へぇー」

 

蝶美「ゲルググ・ウェルテクス自体、装備によってカスタマイズ出来るように開発された機体だし、サイコミュ発動後のシャア専用ディジェを仮想敵として作られた機体だからねぇ。その為かウェルテクスをベースにカスタマイズしているバトラーさんもちらほら見かけるよ。みこさんやベルモンドさんみたいに少し手を加えた程度の人もいれば、シオンさんみたいに再現機を作ろうとしている人もいるしね」

 

拓哉「シオンさんの場合、マイナーな機体・・・漫画等の外伝出展の機体等を好むからな」

 

こぼ「そういう基準だったんだ・・・レイジからは『ドマイナーな機体が好き』という事しか聞いてなかったから。と、これで完成っと」

 

そうしていると二体目のEGνガンダムを完成させたこぼ。フィンファンネルを装備しているか、インコム装備かの違いはあるがそれ以外は一緒だ。後は此処からどう塗装していくか・・・

 

こぼ「うーん・・・インコム装備の方は、量産型νに合わせる感じにするけど・・・こぼが使う方は、水色と白で塗装したいかな」

 

拓哉「全体的に水色で塗装しつつ、一部白を入れてそれっぽくする感じか?」

 

こぼ「うん。そんな風にすればこぼっぽいかなぁ・・・って」

 

蝶美「ふむ・・・その方がこぼちゃんらしいね」

 

拓哉「良し、それで行こう。塗装は俺と蝶美ちゃんでやるから、塗装のデザインを教えてくれないかな?」

 

こぼ「うん。えっとね・・・」

 

タブレットでデザインを描くこぼ。大まかなカラーリングを見て塗装後の姿をイメージする。

 

拓哉「成程な・・・これならいけそうだ。分かった、それじゃあ塗装してくる」

 

イメージが出来た所で洗浄し、塗装開始。マスキングテープを張って色分けをしっかり行う・・・墨入れをして、組み立てて完成した機体がこれだ。

 

 

 

『νガンダム ビルムダ』

EG νガンダムをベースに作られたこぼのオリジナル機体。墨入れと塗装、GE製拡張キットの連装ビームスプレーガンとHG νガンダムのフィン・ファンネルとハイパーバズーカを取り付けた程度の改造だが、塗装以外は拓哉と蝶美のフォローもあってこぼが頑張って作成した機体である。biru muda(ビルムダ)とはインドネシア語で水色の意味を持つ。

 

 

 

『量産型νガンダム』

M-MSVに登場するMS。RX-93νガンダムの量産を目指した量産型仕様で、オリジナルから性能2割落とした代わりにサイコフレームの搭載を維持、固定射撃武装としてビームスプレーガンの追加、フィン・ファンネルかインコムかの選択式のサイコミュ兵装を選択可能にする等の「性能2割落とした代わりに、火力増強と準サイコミュ兵装の搭載可能にする事で補っている」という、量産機らしい特徴を持ったガンダム。

戦争の早期終結に伴い、試作機の1機のみ作られただけで終わった不遇な機体。現状メタルビルドでのみ立体化されている。

 

 

 

『νガンダム(インコム装備型)』

解体匠機で登場したνガンダム。インコム装備型という事から量産機νに繋がるミッシングリンク・・・と作者は解釈している。

 

 

 

拓哉「ビルムダ・・・水色と来たか。都々の『ディランザアクスト』をヒントにした感じか?」

 

こぼ「うん。『名付けをシンプルにするのもアリ』って都々ママから教わったからね。それに、νガンダムを拘ったのもパパがよく使っていたから」

 

蝶美「あー・・・フォローする為によくνガンダムとか使っていたよね。それでなの?」

 

こぼ「うん。そうしたらパパ達を守れるし、何よりお揃いだから良いなーって思った」

 

拓哉「まぁ・・・良いんじゃないか。大事なのは作りたいと思った物を作る事だ、自分の気持ちに従うのは大事だ」

 

蝶美「そうだね。気持ちがこもっていないと愛着も沸かないからね」

 

拓哉「ああ。さて、良い時間だしそろそろ飯にするか。今日は何かな?」

 

機体を完成させ、片づけてから夕飯に入った拓哉達。神代家は今日も平和だ。

 

 

―オマケ―

 

 

ハコス「タクヤ・・・良い報告があるんだけど聞きたい?」

 

拓哉「どうした?」

 

ハコス「今日検査に行ったらね・・・出来たんだ、妊娠」

 

花那「私もです。頑張った結果が出ましたね」

 

拓哉「良かった・・・しかしまさか二人同時とはな。でもこれからが大事、俺も精一杯のフォローをするよ」

 

ハコス「うん、お願いね。いずれ産まれてくるbabyの為にも・・・ね」

 

ハコスと花那に新たな命が宿ったのが発覚した。家族がまた増えるのも、そう遠くない・・・




発売タイミングとか悩んだけど、ご都合主義という事で許してください。波音四季様に相談した方が良かったかな・・・

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