【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
時系列はEP34と同じ時間軸です。最新話ネタバレ注意。
神代家
ハコス「少しずつ大きくなってきたね」
花那「妊娠期間は10月10日と言いますけど、そろそろ4ヶ月目に入る所だからまだまだこれからですよ」
ハコス「元気な子になってほしいねぇ。ボクの子供は男の子かな? 女の子かな?」
花那「それに関しては出産してからじゃないと・・・ですね。私としては、男の子でも女の子でも愛するつもりですよ」
そう談笑する花那とハコス。現在二人は妊娠4ヶ月目に入ろうとしており、このまま順調にいけば半年後位には無事に出産できるだろう。
とこ「せやけどおすこ、ハコス、焦ったらいかんよ。何せこれからがまた大変やからな」
アメリア「栄養管理とかも気を付けないといけないからね。花那が作ってくれたレシピがあるし、青の腕前のお陰で安心できるけど・・・油断は禁物。これからもっとおっぱいやお腹が大きくなるから、気を付けないとね」
花那「分かっていますよ」
ハコス「オーロ達からも心配されたけど、気を付けているよ。それよりも気掛かりなのは・・・」
都々「拓哉兄ちゃんの事・・・だよね・・・」
そういって俯く都々達。ここ最近拓哉の体調がよろしくない・・・具体的に言えば、樋山との一件以来「胸が苦しい」と言ったり食欲が減ったりと体調が悪化しており心配していた。病院に行っても特に病気らしい病気もない・・・現在は部屋で寝ているのだが、その寝ている時間も長い・・・気になった栄達は色々と調べている物の、一向にそれらしい物が見つからない。
栄も何か思い当たるのか、青とこぼに拓哉の看病をお願いして玲二の元に向かう程だ。その中でアメリアが、一つの可能性を述べた。
アメリア「完全に憶測だけど・・・あのフレアが送った機体が原因かもしれないわ」
蝶美「どうしてそう言えるの?」
アメリア「理由は二つ。前にELSクアンタっぽいЯに遭遇した*1のだけど・・・ダーリンが助けてくれたお陰で何とかなったけど、機体を使ったせいなのかあの時のダーリンの顔色が良くなかったわ」
蝶美「え・・・」
とこ「まさかと思うけど、あのフレアが残したクロノグラフは使ったら命を削るとんでもない代物とかじゃないんやろな・・・?」
アメリア「正確に言うと、『適合しない人間若しくは、フィルター等の安全性を高めた状態にしないと命に係わる』と見ているわ」
花那「……一理ありますね。神羅フブキは・・・並行世界のフブキさんは確か『並行世界のフブキさん達の遺伝子全てと佐々木さんの遺伝子を掛け合わせた新たな力を創り、そしてその力で二度と断ち切れない絆を共に作り上げよう』として生まれた奇跡の力であり、
アメリア「Absolutely。そんな力をレイジ達が使うのだから、本当は負荷が途轍もない筈よ・・・何せ神の力と言っても過言ではないもの」
アメリアの仮説に対して沈黙が重くなり、一つの可能性に行きつく。「だとしたらもう、どうする事も出来ないのではないのか?」と・・・
「やはり拓哉の方はかなり危ない状況か・・・」
声のした方を見ると玲二と栄が立っていた。どうやら途中からか、会話を聞いていたみたいだ。
蝶美「佐々木さん!佐々木さんの力でどうにか出来ないの!?拓哉くんを助けてよ!」
都々「お願いだよ佐々木さん!拓哉兄ちゃんを救う方法を教えてよ!神様に等しいんでしょ!?」
玲二「落ち着け二人とも!拓哉を助ける方法はあるにはある・・・その為にも栄ちゃん、まずは拓哉を呼んでくれ」
「分かったわ」そういって栄は拓哉の部屋へと向かい、起こしに行った。
リビングに集まった神代家は玲二を引き入れ、分かった事を話した。拓哉やレイラのガンプラはフレアによって分け与えた神羅の力である事、その際継承の儀を介してない事、力を与えたのは「Яや無呪羅に対抗する為じゃなく、何時でも切り捨てられる捨て駒にする為」という事、フレアの真の目的は「玲二の監視」ではなく、「玲二という物語の主人公を盛り上げる為」という事を・・・
拓哉「どこまで自分勝手なんだ・・・」
玲二「正直どうにかしたい所だが、今はそれよりも拓哉とレイラだ。レイラについては何とかコンタクトを取ろうとしているが時間が掛かるかもしれない・・・そんな時に栄ちゃんが来て相談を受けたんだが・・・やはり思った通りだな・・・」
拓哉「先輩・・・俺どうなるんですか?」
玲二「正直なんとも言えない・・・神羅フレアの方はフレアに継承させちまったし、ロボコの方も頼りたくても頼れない。今出会った神羅族で友好的な奴も殆ど継承の儀を行ってしまったし、残る神羅族も誰が信用できるか分からないからな・・・オカユに相談した所、『宛がある』との事だが・・・」
拓哉「神羅オカユの知人とかっスかね……けど、助かったら助かったで栄ちゃん達の事が・・・」
栄「たっくん。今は私達よりも自分の事を心配して、きっとどうにかなる筈よ」
玲二「栄ちゃんの言う通りだ拓哉。拓哉の気持ちは分かるが、今この状況をどうにかしなければどうにもならないのも事実だ。今は・・・オカユを待とう」
そうして話していたら神羅オカユが現れた。
神羅オカユ「遅くなってごめんね。
玲二「大丈夫だ。・・・色々って何かあったのか?」
神羅オカユ「うーん・・・この辺りは詳しく話せないけど、フレアに何かがあったみたい。反応が消えたんだよね・・・」
玲二「何・・・?」
神羅オカユの言葉に耳を疑う玲二達。
玲二「反応が消えたって・・・どういう事だ!?」
神羅オカユ「ごめん。詳しい事は私も分からないし、知ってても今は教える事は出来ない。一つだけ言えるのは・・・急いで継承の儀を済ませた方が良いって事。間に合わなければ本当に彼が手遅れになるかもしれないよ」
玲二「……分かった。この件は取り敢えず置いておくが、継承の儀を済ませてくれるのは誰だ?」
神羅オカユ「コロネさん。彼女はワンダーワンダフルという世界で待っているよ」
玲二「そうか・・・なら早速拓哉を連れてってくれないか? 俺としても可愛い後輩をこのまま消滅させる訳にはいかない」
神羅オカユ「勿論。じゃあそれじゃ―」
青「待って。僕達を連れていく事は出来ないの?」
青の提案に神羅オカユは渋い顔をする。
神羅オカユ「それは難しいと思う。何せコロネさんの管理する世界は他世界からの来訪者を酷く拒む傾向があるし、玲二と拓哉だけなら兎も角・・・それ以上となれば受け入れてくれないと思う」
青「そっか・・・」
栄「心配する気持ちは分かるわ。でもね・・・私達に出来る事はほぼ無いに等しいわ。出来る事があるとしたら一つ・・・」
そういって栄は立ち上がり、引き出しから家族写真を取り出して拓哉に渡した。
拓哉「栄ちゃん?」
栄「お守り代わりよ。多分だけど・・・これがたっくんに必要になるかもしれないわ」
拓哉「・・・ありがとう。絶対に、帰ってくるよ」
栄「ええ、待っているわ」
拓哉は一人一人に抱擁し、神羅オカユの元へと向かった。
神羅オカユ「準備は良いね?」
拓哉「ああ。頼む」
神羅オカユ「それじゃあ・・・いくよ」
オカユの紹介でコロネの元に向かう事になった拓哉と玲二。果たして拓哉は、継承の儀を行ってくれるのだろうか・・・?
続く。
キリが良いので次回に分けます。
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