【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ワンダーワンダフル
神羅コロネが管理する世界で犬や犬人が住まう世界。基本的には平和主義な世界であり争う事は完全に無縁の世界となっており、一種のユートピアのような世界。
しかしその反面他世界からの来訪者を酷く拒む傾向がある。これは管理するコロネがオリジナルと違って圧はなく、臆病な性格をしている為か警戒しており、他世界の住人と関わる事を恐れている・・・とも言われている。
神羅オカユ「私もコロネさんとは長い付き合いだけど、争う事を嫌う性格だから他者と関わるのにも慎重なんだよね・・・彼女の世界の犬や犬人も似たような物なのか、温厚な性格だけど臆病な性格が多いし」
玲二「確かに・・・ここの住人も関わって良いのか、話して良いのか分からないという雰囲気を出しているしな・・・」
拓哉「犬や猫といったペットにもすぐ懐く先輩ですら、どこか怯えた雰囲気がありますからね・・・」
実際道行く住人は玲二や拓哉に対してもどこか恐れたような目で見てくるし、警戒しているのは分かる。オカユに対しても二人と比べて比較的そうでもないが、やはり警戒している。
拓哉「もしかしてだけど、人間を信じきれない・・・というか、自分と同じ種族以外に対しては恐れている部分があるとか?」
神羅オカユ「そこはなんとも言えないけど・・・他世界からの来訪者を酷く拒む傾向があるのは確かだね。それこそ、継承の儀をお願いしたのは私じゃなければコロネは断っていただろうし、受け入れるのも拒否してたと思うよ」
玲二「それほどなのか・・・」
神羅オカユ「うん。オカユさんとは長い付き合いだし、かれこれ500万年以上の付き合いかな。それこそ私以上に関わっている神羅族がいるとしたら、多分継承の儀を終えたフブキさん位だと思う」
拓哉「何か、納得だな」
神羅オカユ「うん。あ、そろそろコロネさんが待っている屋敷に到着するよ」
此処等で大きなお屋敷が見えたので話を通し、屋敷に入る事に。応接室らしき所に通され、そこで桃色の髪色になり緑色の目をしたころね・・・神羅コロネが待っていた。
神羅コロネ「あ・・・えっと、オカちゃん・・・待ってたよ・・・」
神羅オカユ「お待たせコロネさん。隣にいるのが例の神羅族、佐々木玲二さんでもう一人が継承の儀をしてもらいたい神代拓哉さんだよ」
拓哉「神代拓哉です、よろしくお願いします」
玲二「佐々木玲二だ、よろしくお願いします」
二人とも警戒しつつも礼儀としてきちんと挨拶して友好を深めようとする。それに対してコロネは・・・
神羅コロネ「コ・・・コロは、コロネ・・・です。よろしく・・・タクちゃん、レイちゃん」
常にオドオドとしているのか、怯えつつも神羅コロネも挨拶を返す。
神羅オカユ「それで・・・さっき事情を話した通り、拓哉さんの方はフレアによって継承の儀を行わず力を分け与えたせいで身体に不調をきたしている。それこそ後どれだけ持つか分からないし、急がないと身体と魂が滅びてしまう・・・コロネさんから見て、彼は継承の儀を行うに相応しい?」
神羅コロネ「……」
神羅コロネは黙って拓哉を見る。その目は何処か、完全に信じ切れてない目をしていた。
神羅コロネ「・・・えっとね、コロ・・・元々は小型犬だったの。人間さんにも色々といじめられたし、他の動物さんにも酷い事された・・・正直、タクちゃんの事も完全に信用できないの・・・オカちゃんに頼まれて招いたけどね・・・」
拓哉「そうだよな・・・」
神羅コロネ「だから・・・試練を与えるよ。コロの問いに答えて・・・」
拓哉「・・・分かった。問いはなんだ?」
此処で深呼吸し、神羅コロネは拓哉に一つの問いを問う。
神羅コロネ「・・・争う事なく争いを止めるとしたら、タクちゃんならどうする?」
拓哉「争う事なく争いを止める?」
黙って頷くコロネ。
神羅コロネ「コロはね・・・争う事を何より嫌いなの。出来る事なら皆仲良く・・・は難しくても、喧嘩せずにすむならその手段を取りたい・・・だからこそ、コロは一つの考えを持っている。タクちゃんなら・・・どうする? あ、レイちゃんは口出ししちゃ駄目だからね? 試練だから・・・」
玲二「分かっている」
この問いかけに対して拓哉は考える。一言に解決する手段は様々だが「争う事なく争いを止める」というのはかなりの難題だ。しかし、今のコロネの言葉を聞いて一つの答えが浮かんだ。そして・・・拓哉は口を開いた。
拓哉「……強い絆を結ぶ」
神羅コロネ「……その理由は?」
拓哉「愛だけではなく、仲間や家族、出会った者達全てを理解し、時にはぶつかり合っても分かり合う事で強い絆を結ぶ事が出来る。そしてそれは決して揺るぐことのない強い力になり、本当の平和へと繋がる礎となる……実際俺の家族も、悪しき転生者によって家庭を壊されかけたけど、ぶつかり合っても分かり合い、愛と絆を育んできたお陰で前以上に強い絆を結ぶことが出来た」
そういって拓哉は、栄から渡された家族写真を見せる。こぼを養子として迎え入れた時に撮った家族写真で、その顔は穏やかな笑顔をしており、絆を感じる一枚だ。
拓哉「愛だけじゃない、信頼だけではない、理解するだけではない、それら全てをひっくるめて絆を結ぶ事で『争う事なく争いを止める』と俺は考えている。これが、俺の答えだ」
神羅コロネ「……」
沈黙が支配する。そして、コロネから発した言葉は・・・
神羅コロネ「合格だよ。そう、コロもそう考えているからね・・・強い絆は争いを止める鍵にもなるし、慣れ合うだけじゃ駄目・・・愛するとか、信頼し合うとか、分かり合うとか、それだけだと駄目なんだよ・・・全部含めて、絆を結んでいかないと争いは止まらない。コロ達も・・・無呪羅も・・・ね・・・」
神羅族の内輪もめや、無呪羅の事を知っているのか哀しい顔をするコロネ。
神羅コロネ「とにかく、試練は合格。継承の儀を行うけど・・・その人達を呼んでも良い・・・かな?」
拓哉「栄ちゃん達を?」
神羅コロネ「うん。実はね、他の
玲二「そうなのか・・・(コロネの事を信頼してもあるが、本当の意味での優しさが持っているからこそ・・・だろうな)」
拓哉「じゃあ・・・家族も望めば、神羅族になれるって事なのか!?」
神羅コロネ「うん。でもこれはそれぞれの意思を聞かないと駄目だけどね・・・」
拓哉「頼む・・・正直言うと、もう一人は嫌なんだ……また一人になる位なら・・・俺は・・・」
神羅コロネ「大丈夫。じゃあ呼ぶね」
そういって力を使い、ビルドライバーズの世界で待っている栄達を呼びだした。
栄「え? 此処は・・・?」
とこ「何処かの屋敷か・・・?」
詩衣「もしかして、ゆうかいされちゃった・・・?」
神羅コロネ「不安にさせてゴメンね・・・今から事情を話すよ」
神羅コロネは事情を全て話し、その上で栄達に問いかけた。
神羅コロネ「そういう事だから・・・どうする? 望むなら・・・コロ、皆に継承の儀を行うし、嫌なら行わないよ。強制・・・じゃないから安心してね?」
神羅コロネは怯えつつも問いかける。それに対し、栄達の答えは・・・
栄「お願いするわ、たっくんを独りぼっちにさせる訳にはいかないからね。愛する旦那を一人残して新しい人生を謳歌するなんて考えられないわ。その為なら私は、神羅族になるわ」
花那「拓哉さんの事は色々と知ってから覚悟を決めたんです。私も神羅族になりますよ、佐々木さん程じゃないにしても・・・これからも無茶をするなら、目の届く所にいないと死んでも死に切れませんよ」
とこ「私も神羅族になる。どうせ死ぬなら人生を共に歩んで死ぬ予定やったし、それが望めないとなればずっと一緒にいる。私も既に覚悟決めとるからね。拓哉は・・・私がおらなイカン」
アメリア「私も神羅族になるわ。神に等しい存在になるなんて滅多に経験出来る事じゃないし、何よりダーリンと一緒に生きたいわ。ダーリンを残して死ぬなんて・・・考えたくもないし、何よりダーリンの為なら大事な物を捨てる覚悟があるし、その為なら喜んで世の理から外れるわ」
ハコス「ボクだって神羅族になるよ。元よりボクは世界より作られし概念「カオス」の化身・・・それにボクは・・・ボク達は、タクヤの為なら大事な物を捨てる覚悟はある!その為ならボク、理から外れる覚悟だってある!」
青「僕にとって拓にぃは全て。あの時は『拓にぃの為になら大事な物を捨てる覚悟があるか』と問われて答えられなかったけど、今なら答えられる。拓にぃの為なら僕・・・人を捨ててでも神羅族になるよ」
蝶美「ちよは・・・ちよだって神羅族になる!大事な人との死別は怖いけど、拓哉くんを残して死ぬのはもっと怖い!それに、大好きな拓哉くんと一緒になる為ならちよも覚悟を決める!とにかくちよは・・・それだけ拓哉くんの事だ大好きだし、大好きな人の為なら一緒に神羅族にだってなる!」
都々「都々も同じく神羅族になるよ。元より拓哉兄ちゃんを助ける為にお助け部になったようなものだし、拓哉兄ちゃんの力になりたい。それにまだ・・・拓哉兄ちゃんの傷はまだ癒えきってないし、まだまだ助けが必要だよ。それにもう都々は覚悟を決めている、拓哉兄ちゃんの為ならなんだってするってね」
こぼ「えっと・・・ママ達が言った事と同じだけど、親としての愛情をくれたパパへの恩返しがまだ終わってない。それに・・・パパを残して死ぬのは嫌だ。パパと同じ時間を歩めるなら・・・こぼも、神羅族になる!」
美衣「びいもなる!」
詩衣「しいも!」
和衣「でいも!」
アリア・優斗『あー!』
神羅オカユ「……どうやら全員、神羅族になる事を選んだみたいだね。それじゃあコロネさん、お願いね」
神羅コロネ「うん、分かった。それじゃあ一斉にするね」
人数が多い為時間が掛かったが力を継承し、拓哉達を神羅族化する事が出来た。
神羅コロネ「ふぅ・・・流石にちょっと疲れちゃった・・・」
玲二「ありがとうコロネ、オカユ。拓哉を色んな意味で助けてくれて・・・」
神羅コロネ「ううん・・・コロはね、タクちゃんなら大丈夫だと思ったからやっただけだよ。それに・・・タクちゃん達には強い絆を感じるし、それなら皆仲良くした方が良いと思ったからね」
神羅オカユ「私も同じ神羅族の不始末を片付けただけだよ。ああそうそう、一つ伝えなきゃいけない事があった」
玲二「?」
神羅オカユ「どうやら産まれてくる子供に関しては、自分達が望めば神羅化もするし、普通の子として産む事も出来るみたいだよ。だから安心してね」
玲二「・・・だそうだ、拓哉」
拓哉「分かった。これについては相談するよ」
神羅オカユ「ん。分かった。それじゃあ後は帰るだけだね、世界の飛び方をレクチャーするからしっかり聞いてね」
オカユから力の使い方を学び、オカユについていくように力を使って元の世界へと帰還した。
ビルドライバーズの世界へと帰還した拓哉達はオカユと玲二と別れ、無事帰宅する事が出来た。
拓哉「ふぅ・・・まさか神羅族になっちゃうとはなぁ・・・スーパーサイヤ人にはなれなかったけど、それに匹敵するのはアリ・・・かもな」
栄「そうかもね。しかし、神羅族になったは良いけど困った事も起きてしまったわね・・・」
拓哉「困った事?」
栄「人生設計の大幅な見直し、よ。本当は定年後はゆっくり隠居し、余生を過ごして共に天寿を全うする予定だったけど・・・色々と見直しが必要ね」
花那「そうですね。50年後もマリンさんは現役みたいですし、いっそレジェンドアイドルを目指すのもアリかもしれませんね」
蝶美「あ、それ良いかもね」
拓哉「そうだなら。それもあり・・・だな」
ハハハと笑い合う神代家。苦難を乗り越え、神羅族となった拓哉達。これからどんな事があっても乗り越えられるだろう・・・そう確信した、拓哉達であった。
神羅コロネに関しては本編でも未登場な上、神楽様から一人称は「コロ」にしようかと思ってた事と、喋り方は常にオドオドした感じである事。相手の呼び方は相手の名前の頭二文字+ちゃんという事等の少ない情報故に、「これで良いのか?」という状態で書いたのでこうなりました。解釈違いならすみません
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