【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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海護を出してみる。時系列は前話と同じ。


教育の時間 カミュvsみしろ

Game Mode:1on1

Field:Standard

PlayerA:Misiro Sasaki

PlayerB:kamyu

 

舞台は荒野。それぞれ母艦から出撃して2機のZガンダムが対峙する。一機はカミュのZガンダムだが、もう一機はみしろが扱うガンダム海護だ。

 

 

 

『ガンダム海護』

Another第二十話で登場した『ガンダム水影』をみしろなりにリファインした機体。変更点として、ベースをRGのZガンダムから2017年発売したHG Zガンダム(ウェイブシューター)に変更。さらにレイラから夢の中で出た水影の特徴である「メルクワンユニットを装備し、バックパックをプラバンで強化しスクリューを追加した事により水中でも自由に活動出来るようになった」点と「アクアダイバーという潜水機モードの実装」という点までは再現したが、本来のウェイブライダー形態同様、重力圏でも飛行可能にし、対潜哨戒機の如く海上から攻撃も可能にしている(これは、メタスマリナーからヒントを得ている)

武装は水中型ガンダムの水中用偏向ビーム・ライフル、対潜魚雷、ビームサーベル、フィンザンバー、頭部バルカンとなっている。ビームライフルは任意に変更可能で、従来のビームライフルやハイパーメガランチャー、GE製のビームマシンガンやショートビームマシンガンを装備可能。

弱点は水陸両用となっているが宇宙では運用できず、ウェイブライダー形態も元のZガンダムと比べて速度が低下している。(ライジングフリーダム相手にドッグファイト可能な速度はある)

また、レイラからは「それが通用するのはジオン水泳部や、水中適性の低い機体位」とも言われており、MSD版の水中型ガンダム相手なら兎も角、アナザー系の水陸両用機相手には性能面で不利でもある。

これを克服するために可変を活かした柔軟な立ち回りが求められるため、みしろレベルの高い技量が無ければ性能を活かせない。

 

スキル「マリンハンター」

ウェイブライダー形態、アクアダイバー形態時のみ射撃攻撃力が150%アップ。通常時射撃攻撃力が120%アップする。

 

 

 

カミュ「あれがみしろさんのガンダム海護・・・」

 

みしろ「そうです。本来なら対水陸両用機を想定している物ですが・・・普通に可変機とも渡り合えます。試してみますか?」

 

そういって背を向けて変形し、距離を離すみしろ。

 

カミュ「何のつもりだ!?」

 

みしろ「追えば分かりますよ」

 

そう言われて「試しているんだ」と察したカミュは変形して海護を追う。速度自体はオリジナルと比べて低下しているからすぐに追いつけるだろう・・・そう考えていたら、海護側が速度を落として()()()()()()()()()()()()

 

カミュ「なっ!?」

 

みしろ「そのまま飛び続けてください。暫くは追いかけっこしましょう」

 

「俺を見定める為なのか?」内心困惑しつつも乗るカミュ。実際狙って撃とうと思えば撃てたのに、撃とうとせず様子を見るみしろ。今回はあくまで稽古とはいえ思惑が読めず、唯々困惑する。

 

みしろ「・・・初心者お断りとも言われている可変機をまっすぐ飛べていますね。基本は押さえているみたいで良いですね」

 

カミュ「・・・動きを分析してるのですか?」

 

みしろ「ええ。今回はあくまで『稽古』ですから。どこまで理解しているか・・・それを知らなければ教える物も教えられませんからね。それに、レイラさんもZ系は使えるとはいえそれほど得意ではない・・・と言っていましたからね」

 

みしろの言葉に同意した。レイラも「機体の好き嫌いはなく、何でも使える」との事だがそれでも相性の良し悪しがある。前世でνガンダムやRXシリーズの機体をよく使ってた影響でそれらを得意としているが、「どうしても他の機体ではRXシリーズ程、上手に使えない」との事だ。

それでもZ系やディジェ、ディアス等の「劇中でアムロ・レイが乗った機体」に対しては相性が良いが、「フルに活かせている自信がない」というのが本人の弁だ。みしろに稽古を依頼したのも、そういった事情がある。

 

カミュ「それは、そうですが・・・そういう貴女は、使いこなせているのですか?」

 

みしろ「ええ。習熟の結果、メインである氷護に次いで上手く使える自信はありますよ。それに・・・」

 

カミュ「それに?」

 

みしろ「如何なる機体も扱えてこそのガンダリウムランカー・・・そうみしろは思っていますよ。カミュ君も上を目指したいのなら一つの事を極めるのも良いですが、柔軟になる事も大事ですよ」

 

カミュ「柔軟に・・・」

 

確かに頷けるものはあった。Zガンダムは対ティターンズを意識した全領域で戦える機体だ。可変による強襲とビームライフルやハイパーメガランチャーによる射撃戦で真価を発揮するが、射撃戦だけが全てではない。

事実みしろも海護を使う際、「可変を活かした柔軟な立ち回り」によってアナザー系の水陸両用機相手にも互角に戦えていた。そしてカミュは、こう考えた。

 

カミュ(もしかして可変による戦術だけでなく、柔軟に立ち回って対処できるようになれ・・・と言いたいのか?)

 

そう推察するカミュ。実際みしろの立ち回りは柔軟だ、特化型でも汎用型のような柔軟な立ち回りをして勝利を収めている。自分が学ぶべきことは、そういう事なのか? そう思案していたらみしろの海護が可変を解き、着陸した?

 

みしろ「降りてください。教えるべき事が分かったので」

 

カミュ「? はい」

 

カミュも可変を解いて地上に降りる。

 

みしろ「さて。みしろから教える事といったら『一つの事に拘り過ぎず、色んな意味で視野を広く持つ事』ですかね」

 

カミュ「色んな意味で、視野を広く持つ事?」

 

みしろ「はい。見た所カミュ君は特化型・・・スペシャリストとしての適性があると見ました。だからZ系も早くに習熟出来た・・・と、みしろは見ています」

 

カミュ「ええ・・・レイラや恵真さんからもそこが褒められ、『可変機とかが向いていると思う』と言われました。ただ・・・『感情が高ぶると、周りが見えなくなる部分があるのが気になった』とも言われました」

 

みしろ「……カミュ君は、感情が高ぶりやすいと言われませんか?」

 

カミュ「!・・・はい、言われます」

 

みしろ「そこは気を付けた方が良いですね。特化型はその分野においては無類の強さを誇る反面、自分のペースを握り続けないと自分の能力を活かせないという欠点があります。短所を補え・・・とまでいかずとも、ある程度はカバーできる様になっていく事が大事ですね」

 

カミュ「一応聞きますが、それは何故?」

 

みしろ「自分の長所と、機体の長所を活かす為です。戦いにおいては機体の特長を活かせなければ勝てる勝負も勝てない・・・その為には常に主導権を握れるかが勝負の鍵。その為にはある程度対応できるだけの力を持っておかなければなりません」

 

カミュ「それは確かに・・・」

 

みしろ「それに、さっき速度出して追い抜かれた時・・・()()()()()()()()?」

 

カミュ「・・・何も出来なかったし、あのまま後ろから撃ち抜かれる事も覚悟していた」

 

みしろ「そう、あの場で言えば咄嗟に可変を解く等の柔軟な対応が必要になってくる。だからこそ色んなパターンを想定し、常に対応できるように考えていく事が大事だと思います」

 

カミュ「・・・主導権を奪われた時や、自分の得意な戦いが出来なかった時の事も考える必要があると?」

 

みしろ「正解です。それを維持する方法と、奪われた時の対処法と向き合い方を学べば勝てるようになります。実際、それでフォビドゥン等のアナザー系にも勝てるようになりましたからね」

 

カミュ「……貴女の場合、型に囚われないやり方を生み出したから勝ててるだけな気がしますけどね」

 

みしろ「あら? みしろはただ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ですよ? カミュ君も、可変機を使うならば最終的にこれが出来るようになった方が安定して勝てるかと」

 

カミュ「……だったら俺に勝って、証明してみせてください!」

 

みしろ「・・・よろしい。では、その身で覚えてもらいます」

 

そうしてカミュはみしろに挑み、一矢報いようとしたが……何も出来ずに普通に負けた。

 

 

 

ジェイ「嘘だろおい・・・あのカミュが何も出来ずに負けるなんてよ……」

 

カミュ「……」

 

レイラは内心安堵する。荒療治ではあるが二人とも、「上には上がいる」って事を思い知った事で良い影響が出るだろうと。

 

みしろ「分かったでしょうか? 特化型がいけないとは言いませんが、ある程度の対応力があるだけでこんなに違うって事を」

 

カミュ「……否定できない」

 

みしろ「それで良いんです。そこから学んでいき、対策を取れるようになれば伸びますよ。何なら、上手いZドライバーになれるでしょう」

 

カミュ「・・・本当ですか?」

 

みしろ「ええ、みしろが保証します」

 

こうして二人のコーチングが終わり、みしろ達がホロライトシティに帰る時間になった。

 

レイラ「おかゆさん、社さん、みしろさん。今日はありがとうございました。二人にとって今回の指導は良い刺激になったと思います」

 

ジェイ「色々と知らされた事があるし、今後はそれを課題に改善していくつもりだ。そしていずれは・・・やしきず、アンタに勝ってみせるよ」

 

築「その意気だ。いつでもこの首を取りに来い」

 

カミュ「色々と気付いた一日でしたので、精進しようと思います」

 

みしろ「ええ、頑張って下さい」

 

おかゆ「それじゃあ、僕達はそろそろ失礼するよ。社さん、帰りに粉ミルクの詰め替えを買って帰るんだったよね? 近くのドラックストアに寄るよ」

 

築「ああ。頼んだよ」

 

こうして3人はロンド・ベルを後にした。




すみません、仕事の忙しさとかで力尽きました・・・
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