【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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最新話を見直してたら、ヴェスが蝶美をライバル視してる事が判明したので天地明察。四季様が「vsリ・イマジ」でやる予定だった対戦カードだったらごめんなさい。

追記:ウェズじゃなく「ヴェス」でした。四季様ごめんなさい。


ヴェスからの誘い

あおぎり高校。収録を終えた蝶美は一息つき、ぽぷらに機体のカスタマイズ指導をしていた。

 

ぽぷら「成程。外付け核融合炉によって継戦能力が上がるだけでなく、バッテリー切れに悩まされる事もないと・・・」

 

蝶美「うん。コズミック・イラの機体でもインジャやストフリ等の核動力持ちはあるけど、バッテリー駆動の機体が殆どだからね。ゲルググメナースもそうだし」

 

ぽぷら「だから音玄先輩にもGE製の外付け核融合炉の装着を勧めたと・・・」

 

蝶美「うん。すぐにバッテリー切れになって悩んでたからね、それで『外付け核融合炉を取り付ければバッテリー切れになる心配もなくなりますよ。勿論、バカスカ撃てば切れる恐れもありますが』と勧めた訳」

 

ぽぷら「このプリスティス? というドラグーンも付けれるし、ビームマシンガンやビームナイフも使えるのは大きいですね。カスタマイズも捗りそう」

 

蝶美「とはいえ弱点もある。付属装備を使えば取り付けれるけど、その分重量増加するから無理にでも取り付ける・・・というのは良くないよ。重量バランスも大事な要素だからね」

 

ぽぷら「確かに・・・複雑になると扱える気がしないし・・・」

 

蝶美「後ね・・・外付けだから当然被弾面積が増えるし、核融合炉を撃ち抜かれたりサーベルで貫かれたりしただけで戦闘不能になるリスクも増えるからそこは要注意。上手い人ではそういったリスクを嫌い、敢えて取り付けない人もいるけどね」

 

ぽぷら「レグルシュさんとか?」

 

蝶美「あの人の場合エネルギー管理が上手いのもあるけど、基本的に大和さんと一緒に出撃する時・・・と運用を決めているからね。最初は考えていたみたいだけど、大和君から『僕のストフリを使ってデュートリオンビーム照射をして支援するから、無理に取り付けない方が良いと思う』と言われて取り付けるのを止めたみたい」

 

ぽぷら「えっと・・・劇場版でデスティニーが使ってたアレですか? インパルスに対してやって、エネルギー回復してたという・・・」

 

蝶美「そう、それ。設定上セカンドシリーズの機体・・・セイバー、カオス、アビス、ガイアも受ける事が出来るよ」

 

「知らなかった・・・」そうつぶやくぽぷら。現在あおぎり高校でもガンダムに対する勉強会が開かれ、ガンダムに対する知識を蓄えている段階だ。

ガンプラウォーズは腕前だけでなく、ガンダムシリーズに対する知識も必要になってくる為いくら腕が良くとも、知識が不十分ではかつてのアンジュやマリンのようにシルバー帯で躓く恐れがあるのだ。

 

ぽぷら「本当、先輩が居なかったら困ってたよ・・・」

 

蝶美「まぁちよとしても、ガンダムに興味を持ってくれるのは嬉しい話だからね。こういう系の話題に対し、未だに偏見持っている人もいる訳だし・・・」

 

ぽぷら「それは、確かに・・・」

 

言葉に詰まるぽぷら。何とか切り替えようと話題を出す。

 

ぽぷら「それはそうと、萌美さんも始めてくれて良かったですよね。エトラさんの勧めもあったし」

 

蝶美「そうだね。萌美さんが『ガンダムルブリス量産試作モデル』を選んだ影響かエトラさんも『ガンダム・ルブリス・アノクタ』を作ったし、真白先輩も『ガンダムエアリアル(改修型)』を作って使うようになったしね。先輩達の動機は不純だけど・・・」

 

ぽぷら「天宮さん達も大概ですからね・・・」

 

ハァ・・・と溜息をつく二人。すると、蝶美のスマホの通知音が鳴った。

 

蝶美「ごめんね」

 

スマホを確認したらSNSのDMだった。内容を確認するとバトルの申し込みだ。

 

ぽぷら「バトルの申し込みですか?」

 

蝶美「うん。対戦相手は・・・Vess……まさか『緋蝶』から申し込んでくるなんてね・・・」

 

ぽぷら「緋蝶?」

 

蝶美「うん。名前は灰音ヴェス、創星大学のガンプラサークルの一員でランクはダイヤ1。オレンジ色に翼を持つ機体を使用する事から「緋蝶」の二つ名を持ち、見た目や名前からして「ハイネ・ヴェステンフルスに似ている」って事でも有名だよ。機体の方もHGのデスティニーガンダムをベースに『ハイネ専用デスティニーガンダム』を再現して使ったり、ハイネ専用のグフ・イグナイテッドをカスタマイズして使ったりするけどかなりの腕前だよ。新君とも面識あるし」

 

ぽぷら「へぇー……なんというか、強いんですか? 蝶美先輩もかなりの腕前ですし、負けるような相手ではないと思いますけど・・・」

 

蝶美「二つ名を持つって事はそれだけ突出した能力や高い腕前を持っている証拠だし、何より相手はダイヤ帯の人。ちよも腕を上げているとはいえ、最近プラチナ2になった所だよ。実力的にも新君に引けを取らないし、手強い相手だよ」

 

あおぎり高校の中で最もランクが高いとされている蝶美だがそれでもプラチナ2。相当な実力と知識が無ければプラチナ帯止まりになると知っている彼女からしたら、()()へと入ったヴェスは「手強い相手」だと警戒していた。

 

ぽぷら「後気になったんですけど・・・緋蝶って事は、蝶美先輩の事を意識していたりして……考えすぎでしょうか?」

 

蝶美「うーん・・・これも噂で聞いた話だけど、どうもちよの事をライバル視しているみたい。同じ「蝶」の二つ名を持ってるって事で……」

 

ぽぷら「噂が本当なら、バトルの申し込みをしてきたのもそれが関係していると?」

 

蝶美「恐らくね。まぁ、どの道受けて立つけど」

 

真意を知るにはバトルを引き受けるしかない、そう思った蝶美はバトルを引き受ける旨を伝えた。

 

 

 

数日後

 

 

 

シュン…!

 

蝶美「ん・・・人気のない所をイメージして瞬間移動したけど、やっぱり難しいねこれ……」

 

蝶美は待ち合わせの場所として指定された風音(ふうと)町のゲームセンター『ミネルヴァ』近くに来ていた。ヴェスは気遣ってホロライトシティに赴こうとしていたが、蝶美の方から「実は近々、風音町に行きたいと思ったからそこで会おう」となり、申し込みから数日後に会う事になった。勿論、行きたい云々は建前で相手に気を遣わせるのは申し訳なかったのと、神羅の力をどこまで使えるかを試す為でもあった。

 

蝶美「玲二さんに指導してくれたお陰である程度自在に使えるようにはなったけど、まだまだ要練習かなぁ」

 

神羅コロネから継承の儀を受けた事で蝶美も神羅族になり、力を自在に使えるようにはなったのだがまだ完全に使いこなせていなかった。訓練のお陰でホロライトシティから本土まで安定して転移出来るようにはなったり、念力や家電操作で楽したりするようにはなったが・・・如何せん日が浅く、まだまだ習熟が必要だ。

また、変化の力を使えるようにはなったが今回会う相手に神羅族である事を知られては不味い為、眼鏡に帽子、黒マスクして髪を束ねる等の簡単な変装をしている。

 

蝶美「さて、約束の時間だし会いに行かないと・・・」

 

ミネルヴァに入って目的の人物を探す。すると自販機コーナーで待っているヴェスを見つけた。

 

蝶美「あのすみません」

 

ヴェス「うん?」

 

蝶美「貴方が先日DMを送ってくれたVessさん・・・ですよね?」

 

ヴェス「ああ。じゃあ君があおぎりの千代浦蝶美ちゃん・・・いや、此処は『蝶の女王(バタフライクイーン)』とお呼びすべきかな?」

 

蝶美「……呼びやすい方で大丈夫だよ、『緋蝶』」

 

マスクを下げて顔を晒す蝶美。その素顔にヴェスも口笛を吹く。

 

ヴェス「流石はアイドル、中々の別嬪さんだな」

 

蝶美「ありがとう。イケメンさんに褒められるのは嬉しいよ」

 

ヴェス「……それで、早速だがバトルに入る。今回はステージによる有利不利を無くすため、GWDWCの公式戦用に作られた特別エリアにする予定だけど使う機体はどうするよ?」

 

蝶美は腰のガンプラケースから自身の愛機の一つ、キュベレイバタフライを取り出す。

 

蝶美「・・・今回はキュベレイバタフライで行かせてもらうよ。そっちはどうするの?」

 

ヴェス「俺はデスティニーを使う。それも、ハイネ専用機を再現した奴でな」

 

ヴェスも腰のガンプラケースから自身の機体『ハイネ専用デスティニーガンダム』を取り出す。

 

蝶美「・・・デスティニーガンダムも使うとは聞いてたけど、自信はあるの?」

 

ヴェス「ある。ミラーマッチでは新には負ける事もあるが、それ以外には勝てる自信はあるぜ」

 

蝶美「そっか。ちよだってデスティニーと何度か戦った事もあるから、負けないよ」

 

ヴェス「俺もだぜ……どっちが上が、勝負だ」

 

空いた筐体に入る二人。「蝶」の二つ名を持つ者同士の戦いが、今始まる。

 

続く




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