【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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自分なりに考えたリ・イマジを出す回。


琴座の女からの挑戦状

ホロライトシティ行 船上

 

「ふぅ・・・漸く夏休み期間に入れたし、数日間有休を取れて良かったわ」

 

サングラスをかけた女性はため息をつきながら海を眺める。彼女の名は琴座ミラ、『ライラ・ミラ・ライラ』のリ・イマジネーションである。レイラ達が通う江郷小学校に勤め、ジェイのクラスの担任を務めている。そんな彼女は学校で夏休み期間に入り、それに伴って数日間の有給を使ってホロライトシティへと来ていた。目的の一つは観光だが、もう一つ目的がある。

 

ミラ「まさかバトルの申し込みを引き受けてくれるとは思わなかったわ。時間は掛かったけど、漸く会える日が来て良かったよ・・・和井校長には感謝ね」

 

当初、数日間に渡る有給申請を申し込んだ際に嫌味を言ってくる教頭(ステファン・ヘボン似)から「こんな時期にのうのうと旅行とはお気楽だな」と嫌味を言われたが、偶々聞いていた校長(グリーン・ワイアット似)から「しかし有給消化は義務であり、最低限の日数を消化しないといけないのも事実だよ? 枦保先生」と説得し、何とか有給申請が認められた。

そうして船のチケットを購入し、ホテルも予約してこうして向かっているのだ。だが彼女がルイにバトルの申し込みをしたのには他に理由があった。

 

ミラ(ハァ……生のルイねぇに会えるとか、マジで楽しみ~~♡ もしかしたらもしかしてだけど、つばさちゃんに会えたりして?♡)

 

そう。彼女は生粋のルイともだった。どれだけルイが好きかと言うと「デビューした時からルイを追っており、彼女がガルバルディβベースの機体を使ってると知った時は限界化」「ライブ配信がある日には早急に仕事を終わらせ、生配信をしっかり鑑賞する」「ルイ絡みのグッズは大枚を叩いてでも購入し、しっかり部屋に飾る」「ルイともを公言する」等・・・とにかく、ルイがデビューした時から大好きなのだ。

 

ミラ(あー駄目だ・・・今からニヤニヤが止まらない・・・)

 

キモいと思われないように自分を律しているのだが、それでも生で会う事が楽しみで仕方ないミラであった。

 

 

 

 

神羅城

 

レイン「あれ、ルイちゃんお出かけ?」

 

ルイ「ええ。バトルの申し込みをされててね、今日が約束の日だからホロプラに向かうの。遠征とかで先方を待たせた分、全力を以て相手にするつもりよ」

 

レイン「ルイちゃんアレから腕を上げたしねぇ・・・久々に戦ったけど、待ちや搦め手を使った戦い方がより洗練されてて良かったよ」

 

ルイ「そういうレインちゃんだって、あのレインコートの出来もかなりの物だわ。元になったハイペリオンだって、もう20年前に出た古いキットなのによくあそこまで改造出来たわね」

 

レイン「まぁね。関節を動かしやすくしたりと、かなり改造したからね。それでも叶人さんにはまだ勝てないけど・・・」

 

ルイ「『ハイペリオンマイスター』と言われている上手いハイペリオン使いだから仕方ないわ。一つの機体を極めた者に対し、同じ機体で勝つには並大抵の技量と知識では太刀打ちできないからね。ホロライブで言えばぺこら先輩がそれだし」

 

レイン「野うさぎだけでなく、上手いバトラーからも『初代(ファースト)マイスター』と評されているからね。あの人・・・伊達に初代(ファースト)信者やってないよ。ガンダムに対する知識と立ち回りを熟知し、ミラーマッチで勝てるのが玲二君位しかいないだろうし」

 

ルイ「まぁあの人なら『初代(ファースト)に全てを捧げて来たんだから、例え師匠でも負けるわけにはいかねーペコ!』って言いそうだけどね。そういう意味では惜しいわ、慢心してほったらかしにしてなければ二次予選に入れたかもしれなかったのに・・・」

 

「全くだよ」そう言って溜息つくレイン。

 

レイン「それで、対戦相手は?」

 

ルイ「『Lyra』って人。ガルバルディβやハイザック、ジム系やガンダムMk-Ⅱ等の連邦系の機体主に使用するみたい。ランクはプラチナ4で、去年開催されたリアルフィールドイベントでハイザックを使ってたんだとか*1

 

レイン「ああ。あの細かい部分にプラ板等で補強し、関節等を動かしやすくした等の凝った改造をしたバトラーさんだね。あの時はゴールド4だったのに、かなり腕を上げたねぇ・・・」

 

ルイ「腕前は確かだろうし、期待出来そうだわ。()()が良かっただけに()()も、ね♪」

 

レイン「はいはい。つばさちゃんも待っているし、そろそろ行ったら?」

 

つばさ「ままーはやくいこー」

 

ルイ「はーい。それじゃあ、行ってくるわ」

 

こうしてルイ親子はホロプラへと向かっていった。

 

 

 

ホロプラ

 

ミラ「ハァ・・・そろそろ待ち合わせの時間だし、生のルイねぇに会えるんだぁ・・・楽しみだなぁ・・・」

 

ソワソワしつつもルイが来る事を待つミラ。緊張してお手洗いに何度も行ったが、やはり緊張からか落ち着く事が出来ずにいた。

 

ミラ「やば・・・念の為行っていこう・・・」

 

しっかりと出して手を洗い、待ち合わせの場所へと向かっていたらルイが来た。

 

ルイ「あ、こんにちは。Lyraさんですか?」

 

ミラ「」

 

硬直。配信で着替える衣装ではなく、私服姿とはいえ推しを目の前に何も言わなかった・・・いや、言えなくなってしまったのだ。

 

ルイ「・・・えっと、人違いでしたか?」

 

ミラ「……」フルフル

 

ルイ「あ、やっぱりLyraですよね?」

 

ミラ「……」コクコク

 

つばさ「おねーさんだいじょーぶ?」

 

ミラ「……」コクコク

 

驚愕した顔のまま首を動かして何とか返事をする。それが今のミラが出来る精一杯の返事だった。

 

ミラ「……る・・・」

 

ルイ「?」

 

ミラ「ル゛イ゛ね゛え゛、あ゛え゛でよ゛がっだでずぅ!!!!!!」

 

推している相手を前に涙を流して限界化するミラ。ファンの中には感涙する人もいるから対応にはなれたつもりだが、此処まで感激する相手と遭遇した事がなかったので流石のルイも困惑した。

 

ルイ「お、落ち着いてね? 取り敢えず、フードコートに行って落ち着こうか・・・」

 

ミラ「うん・・・」

 

初対面なのに敬語を使うのを忘れてしまう位に一杯一杯になり、涙を流しつつもフードコートにつれてこられるミラであった。

 

 

 

つばさ「おねーさん、おちついた?」

 

ミラ「うん、大丈夫だよつばさちゃん。迷惑を掛けてゴメンね」

 

ルイ「いやまぁ、あそこまで限界化する人は久々に見たわ・・・落ち着いたようで良かったけど」

 

ミラ「いや、ホント申し訳ない・・・大好きなルイ姉を前に色々と感情が爆発してしまったから・・・」

 

フードコートに連れてこられ、それぞれお茶をしつつリラックスしていた。因みにドリンク代はつばさを除き、各自で出した。

 

ルイ「まぁそれだけ推しているってのは嬉しい事だし、嫌ではないんだけどね。あそこまで感激するとは思わなかったけど・・・」

 

ミラ「いやまぁ・・・ホロリスではあるけど、その中でもルイ姉が最推しだからね。イケボでカッコ良いし、対応も素敵だし、色々と憧れちゃうところがあるから・・・」

 

つばさ「まま、にんきだねー」

 

ルイ「そうねつばさ。ママ、嬉しいわ。因みに・・・私のアイドル衣装だと、どれが好きなの?」

 

ミラ「やっぱり初期衣装ですね。マントを羽織った姿とかカッコ良いですし、出来る女って感じで凄く好きです!」

 

ルイ「そういってくれて光栄だわ。それとメッセージで触れてたけど・・・私の使っている機体で、ガルバルディβをベースにしたカスタマイズ機を使って嬉しかったって言ってたけど、本当?」

 

ミラ「はい。もう配信で聞いた時は『天国の扉が開いた気分』でした」

 

ルイ「そ、そんなになのね……因みに今回使う機体は?」

 

ミラ「えっと・・・言った手前、申し訳ないのですが愛用しているガンダムMk-Ⅱを使います」

 

そういってミラは、自身の愛機であるフルアーマー化したガンダムMk-Ⅱを取り出した。

 

 

 

『FAガンダムMk-Ⅱ(ミラ機)』

『HG ガンダムMk-Ⅱ(白)』にGE製ガンダム専用フルアーマーを装備してFAガンダムMk-Ⅱを再現した機体。ガンダムMk-Ⅱ自体には墨入れとヤスリ掛け、塗装して専用フルアーマーを装着。さらにパーソナルカラーであるピンク色で塗装して専用機感を出しつつ、GE製強化スラスターを取り付ける事で機動力低下を補っている。

武装は腕部連装ビーム砲と付属のグレネード・ランチャー、バルカンポッド、腕部グレネード・ランチャー、ビームサーベル×2となっている。

 

スキル「火力支援」

ジムⅢ2機を召喚してビームガンや肩部ミサイルポッドによる射撃支援を行う。但し、敵機をロックした状態でスキルを発動しないと命中率が低下する。

 

 

 

機体をマジマジとみるルイ。丁寧に作られており、良い腕だと内心評価する。

 

ルイ「・・・成程ね、丁寧ながら良い機体だわ。流石はあのハイザックを使ってただけあるわ」

 

ミラ「はい。あのハイザックも古いキットながらも改修しがいがある為色々と弄り、最新の機体にも引けを取らない出来に仕上げていますからね。今でも持っていますよ」

 

そういって去年使っていたハイザックを取り出した。

 

ルイ「・・・うん。プラ板補強してしっかり仕上げ、関節も動かしやすくしているわね・・・良い出来だわ」

 

ミラ「ありがとうございます。ルイ姉のガルバルディβも良い出来ですよ」

 

ルイ「初めて使った時に気に入ったし、今でもギャンと並んで愛用しているわ。最近ではギャン・シュトロームを愛用しているけど、今でも使っているわよ。それに今回使うのも、高機動型ガルバルディβ改だからね」

 

ルイも愛機の一つ、『高機動型ガルバルディβ改』を取り出す。

 

ミラ「……良い出来です。脚を高機動型ゲルググのを採用し、高機動型ガルバルディαをβで再現したのは見事です」

 

ルイ「まぁ色々と悩んだし、いっそ再現機でやるのもアリだと思ったからね。今じゃEXAM搭載したりと魔改造しているけど」

 

ミラ「でも、良い出来です。これで『白き雪の皇女』と戦って勝ったのだから凄いですよ」

 

ルイ「あれは実力で勝ったというより、策を弄して何とか勝ったって感じよ。実力では彼女に勝てないし、最後は負け越したしね。彼女も色々とあって強くなっているしね」

 

ミラ「そうですか……でも、私だって負けませんよ」

 

ルイ「私もよ。さ、一杯飲んだらバトルと行きましょう。けど今だけはゆっくり落ち着いて・・・ね」

 

その後ゆっくりと語り合いながら時間を過ごし、バトルする事になった。果たして、勝つのはどちらだろうか?

 

続く

*1
番外編『異界交流』参照




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