【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
Newホロライブ事務所前派出所兼GCPDホロライト支部 昼休み
スミレ「るりさんも都々さん大分上達しましたね。インフィニットジャスティス弐式の使いこなせていますし」
るり「元がインフィニットジャスティスだけに勝手もわかるので使いやすいです。勿論、サージェントノーブルジャスティスは引き続き使いますが」
都々「ゼノフィリスも大分使えているしね。るりは勿論、社先輩達に指導を受けて貰ったりと習熟しているからね。ぼちぼちやって、るりと共にゴールド4になれたし」
愛華「実力的には二人とも、プラチナ3位あるし時間さえあれば上がれるでしょうからね。このままいけば近いうちにプラチナ帯に上がれるのは固いと思うわ」
エリス『やはり彼の審美眼は確かだね。二人とも確実に実力を伸ばしているし、ランクも伸びている』
るり「皆さんの足を引っ張る訳にはいきませんからね。後輩も入ってきましたし、模範となる為にも8月にはプラチナ帯に入る事を目指したいと思います。その為にも佐々木さんにお願いして、酔う体質を治してもらいましたし」
都々「都々も子供達と遊ぶことが多いけど、鍛錬は忘れてないよ。GCPDとして強くなるのは当然だし、いずれはにじさんじ内で大会が開かれるかもしれないし・・・その為にも強くならないとね」
ソフィ「全員追えている訳じゃないけど、にじさんじでもやっている人が多いしねぇ。実力はピンからキリだけど」
ノレア「とこさんみたいに『対人戦はあまり好きじゃない』って理由でランクがシルバー帯の人もいるけど、実力は確かですからね。あの人の使う『TYPE.KBS』も中々の動きでしたし」
ソフィ「レイン先輩やローレン警部の同期の人も上手いしね。片やヤスリ掛けとスミ入れ、塗装という簡単な改造でプラチナ3まで上り詰め、片や古いキットや新しくてもヤスリ掛け程度のハンディキャップを設けてプラチナ4まで上り詰めた人もいるし」
るり「オリバー先輩やレオス先輩も拘りがある人ですからね。それでも、実力的にはかなりの物です。花那先輩やソフィア先輩も、アシストや射撃に関して言えばにじさんじ内でも上位に入る腕前だと思います」
ソフィ「というか花那さん、ゲームそんなに上手くないって言ってたのに意外だよね。やっぱり子供達と遊んでるのもあるし、敷居が低いのもあるのかな?」
ノレア「可能性はあるわね」
そんな何気ない事を話していたら、ふとスミレがある事に気になった。
スミレ「そういえば、都々さんとるりさんってどういう経緯で知り合ったのですか?」
るり「私と都々さんと知り合った経緯、ですか?」
ソフィ「あ、それ私も気になる。教えてよ栞葉先輩」
るり「うーん・・・まぁ隠す程の事でもないので良いですよ。話しても良いですよね? 都々さん」
都々「うん。大丈夫だよ」
るり「ありがとうございます。あれは、生まれの北海道から天界へと異動して少し経った頃ですね・・・」
ゆっくりと語りだするり。
数年前、天界警察へと配属されて先輩と一緒にパトロールしてた時に馬車強盗が起きたんですよね。
「馬車強盗だ!誰か捕まえてくれ!」
先輩「何!?このまま放置できない。応援を呼び、近くの馬小屋に行って馬に乗って追跡するぞ!」
るり「はい!先輩!」
天界は地上界と違ってインフラ関連が整備されてない為、馬での追跡をするのが主なんですよね。なので街には警察用の馬小屋があり、追跡の為にそれに乗って追うのが基本です。乗馬については警察学校でも習っている為乗るのは苦労しませんでしたが、追跡するのに苦労しました。
るり「そこの馬車!今すぐ止まりなさい!!」
「くそ、もう警察が追って来たか!」
「だが距離はある。このまま郊外の方へと逃げてしまえばこっちのモンだ!」
先輩「不味いな、郊外の方は比較的平地だから速度を出されたら捕らえるのが難しくなるぞ・・・」
るり「このままでは逃げられてしまいます・・・もっと急ぐことが出来ないのでしょうか!?」
「追跡を続けるしかない!……何?『お助け部』が先回りして追っている? なら何とかなりそうだな・・・」
るり「お助け部?」
「天界で活動している有名人だ。最も、大暴れしたら後が大変だけどな・・・お、アレだ」
顔を向けると建物から建物へと飛んでいき、斧を背負った人物……都々さんを見かけたんですよね。都々さんは速度を速めて先回りをして馬車へと高跳びしたのです。
都々「とりゃー!!」
「うお!なんだお前は!?」
そのまま鎮圧し、馬を止めて馬車を停止させたのです。
都々「悪い事する奴め!大人しく観念しろー!」
先輩「荒っぽいやり方だが無事に止める事が出来たな。急いで確保するぞ」
るり「は、はい!」
馬車の方へと向かって犯人を現行犯逮捕。出来たのは良いのですが・・・暴れまわったせいか中身は滅茶苦茶です。そしてそれ以上にあの時の私は、無茶した都々さんに怒りを感じたんですよね。
都々「いやー何とか捕らえたよ。色々と手続きを「何しているですか貴女は!?」・・・え?」
るり「協力してくれた事には感謝します。ですが・・・無茶な行為をするのは容認できません。お助け部だがなんだか知りませんが・・・」
「気持ちは分かるが、彼女のお陰で事件解決に貢献できたのも事実だ。それにこれは初めてではないし、荒っぽいとはいえ上層部も認めている」
るり「そんな甘い事を言っては駄目ですよ先輩!一般人を巻き込ませるなんて、言語道断です!」
都々「えぇ・・・そこまで……?」
先輩「まぁまぁ都々さん、彼女は新米で頭が固い子なんだ。色々と知らないからこういっている訳だし、気にしないでくれ。取り敢えず、事情聴取を取るから一緒に来てくれ」
都々「はーい」
増援が来て犯人を引き渡し、私達は署へと向かいました。この頃の私は都々さんの事を「事件に首を突っ込んでかき回す迷惑な人」と思ってましたし、嫌な表情をしてたと思います。それからも度々会ったり、人助けしてる姿を見ても中々態度を軟化しなかったです・・・
るり「……それで、何故立伝さんは交番で屯っているのですか?」
都々「んー? ここの部長さんは快く受け入れてくれるし、お茶を出してくれる良い人ばかりだからねーお姉さんも可愛いし」
るり「・・・交番は休憩所じゃありません。それに、私には栞葉るりという名前があります」
都々「そっか。じゃあ栞葉さん、これからもお邪魔しても良い? 栞葉さんの事を色々と知りたいし」
るり「話聞いていましたか? 友人になった覚えのない人に詮索されたくありません」
都々「うーん頑固だなぁ・・・」
先輩「まぁまぁ、話をしていけば考えも変わるよ」
部長「そういう事だ。栞葉さん、初対面で色々と決まるとはいえ、色々と知ってみる事も大事だとは思うよ。色々と知ってみなさい」
るり「先輩や部長まで・・・」
都々「都々も栞葉さんの事を色々と知りたいし、いずれは名前で呼びたいなぁ」
決して悪い人では無いと分かっていました。けど、あの事件のお陰で急接近したのですよね。あの時都々さんが来てくれなければ、私は……
とある日。天界方面に地上界から逃げてきた過激派団体がこの街に来たんです。情報では武装して人質を取っているとの事。
「地上界で逮捕された同胞を解放し、我々の主張を認めよ!」
「我々は多様性を認め、共存を訴えかける為に結成した救済団体だ!それを排し、天使や悪魔等の他種族を優先する癖に性別や別姓を認めない政府を許すな!それを許す世界を破壊せよ!」
「全ては多様性ある世界の為に!」
何て馬鹿げた事を・・・多様性、多様性と謳う割には天使族の子供を利用するなんて……それに主張に対して「NO」を突き付ける事も多様性だろうに・・・
るり「人質を解放しなさい!貴方達は不法入国の疑いもあります、人質を解放して投降しなさい!!」
「貴様も多様性を否定する差別主義者か!?犬族の獣人が政府の犬とはお似合いだな!」
「武装を解いてお前が代わりに人質になるなら考えてやろう!」
るり「くっ・・・」
先輩「無理するな栞葉。辛抱強く粘るんだ」
るり「ですが・・・」
「どうした? 人質が大事ではないのか、それとも我が身が大事か!?」
るり「……分かりました。だから人質は必ず解放してください」
そういって前に出て人質を解放しようとする。ですが・・・
パァン!
るり「ぐっ!?」
テロリストの仲間の一人が発砲し、腕を撃たれたのです。痛む腕を手で抑えますが血が止まりません・・・
「すぐに動かなかった罰だ。そうだな・・・もっと痛みを知る為にも、後で身体を好き勝手させてもらうぞ」
るり「私は構いません……だから、人質を―」
ズドォン!
「人質を解放してください」そう言おうとしてた時、籠城してた建物の壁が破壊され、そのまま何人かのテロリストが倒されたのです。
都々「……栞葉さんを傷付けたの、誰?」
「お前は誰だ!?お前も「五月蠅い。誰だって良いじゃん」グハァ!?」
怒っている……あんなに怒った都々さんを見たのは後にも先にもあの時だけでした。そのまま抵抗しようとしたテロリストたちは成すすべなく都々さんに倒され、おののおのを使って圧倒していました。
都々「警察官とはいえ女の子を傷物にした挙句、好き勝手しようだなんて許さないよ? 十分痛い目に遭ったから後は警察に任せるけど……例え法が許しても、都々が許さないからね? 都々の友達を傷付けるなんて・・・絶対に許さない」
普段はカラッとした人なのに、あんなに冷たい表情をした都々さんを見て何も言えませんでした……その後はテロ団体は逮捕され、無事に事件解決しました。その後が大変でしたが・・・
警察病院で治療している最中も都々さんがずっと傍にいてくれました。その時の私はどこか安心して・・・ほっとしてたんです。
るり「・・・どうして付き添ってくれるのですか?」
都々「だって……もっと早くに駆けつけていたら、栞葉さんが傷付かずに済んだかもしれなかったから・・・」
るり「職業柄、怪我する事もありますよ。だから気にしないでください」
都々「やだ。栞葉さんの事が大好きだし、友達として色々と仲良くなりたい!だから・・・傷付いたのが許せなくて、思わず本気出しちゃった・・・」
そういってくれた都々さんの表情はどこか泣きそうで、本気で心配してくれるのが伝わった。その時でしょうか? 都々さんの事が「めっちゃ頼れるお姉さん」と思ったのは・・・
るり「……るり」
都々「ん?」
るり「私の事はるりって呼んでください。代わりに、立伝さんの事は都々さんと呼んでも良いでしょうか?」
都々「勿論!よろしくね、るり!」
馴れ馴れしいながらもこの時から心を許し、仲良くなるようになりました。その後上層部から「警察のイメージアップの為、にじさんじから警察兼業のアイドルを募集しているとの事だ。そこで総合的に優れた栞葉巡査長に命ずる、新生アイドルとして警察のイメージアップガールを務めよ」と辞令を受け、VTAで都々さんと出会い、都々さんやミランさんと共に「みたらし団」を結成する事になりました。
エリス『・・・成程ね、そういう経緯があったんだ。まぁ僕とスミレのエピソード程じゃないけど、中々濃い話だよ』
スミレ「私もるりさんの事は頼れる先輩として仲良くしてたつもりですが・・・都々さんには敵いませんね」
るり「都々さんと出会ってから、色々と楽しめましたからね。巡回してたらお助け部として人々を助けるのを見たり、一緒に事件解決に奔走したりと・・・色々とありました」
都々「いつしかるりと一緒になるのが当たり前になったし、ミランとも出会えたし、三人一緒にVTAに入れて、同期としてデビュー出来て嬉しかったよ」
るり「私も同じです。都々さんが同期で安心しましたし」
ソフィ「なんか私とノレアみたいだね」
ノレア「腐れ縁、とも言えますしお互い信頼し合っているのが分かります」
愛華「こうして縁が続いていくのは良い事だわ。と、そろそろお昼休憩が終わるわね。皆、午後からも頑張っていきましょう」
都々「はい!るり、午後の勤務を終わらせてOMEGAに行こうね。夕方辺りから舞元先輩達との特訓もあるし」
るり「ええ。あの人の使うゲルググ・シュトゥッツァーの研究もしておきましたし、頑張りましょう」
そうして午後からの勤務に入っていった。
オマケ
ソフィ「そういえば聞きたかったんだけどさ」
都々「ん?」
ソフィ「にじさんじは九九言えたらオーディション落ちるのって本当?」
都々「あー・・・それね。まぁ、うん・・・先輩達が言っているように、マジだよ」
るり「九九が言えるようになれば卒業させられてしまうってのもありますが……まぁ兎に角、私達から言える事は九九についてもそうですが、『それだけでなく色んな条件をクリアしないとオーディションは受からない』・・・とだけ言っておきます」
ノレア「流石に九九云々は盛っている、とかじゃないですよね?」
都々・るり『……』
これについてはなんとも言えなかった二人であった。
都々るりの話はもっと書きたい。お泊りの話とか、負けたい願望を抱いているるりの話とか。
以下設定
『ゲルググ・シュトゥッツァー(舞元機)』
『HG ゲルググM』をベースにゲルググ・シュトゥッツァーを再現したオリジナル機体。武装は速射砲や機雷、シュツルムファウスト、ビームサーベルとスパイクシールドに加えてGE製ビームマシンガン、GE製サブマシンガンを装備して再現している。カラーリンクを灰色、胴体を群青色で塗装。
元が2000年代に発売された初期のキットなだけに古く、可動範囲が狭いという難点があるがこれを大幅に改造。プラ板補強で耐久性を高めつつ、可動範囲を広げるように手を加えて動きの硬さを改善している。因みに舞元のお気に入りの機体の一つであり、リバイブ化を望んてたりしてる。
スキル「射撃支援」
リック・ドム・シュトゥッツアーを数機呼び出し射撃支援を行い、ミサイルやマシンガンによる援護射撃を行う。ロックした状態で発動しないと命中率が低下する。