【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
2024年8月
ついにガンプラウォーズ世界初の大型大会、『ガンプラウォーズディメンショナルワールドチャンピオンシップ』が開催された。二次予選突破し、本戦という狭き門を潜り抜けた244名のバトラー達と、初期のガンダリウムランカー12名を合わせた計256名による盛大な祭が始まる。
神代家の方でも蝶美と青の二人が何とか本選出場枠を勝ち取り、本選出場へと進む事が出来た。多くの強敵との戦いを通じて成長し、周囲に臆する事もなく堂々としていた。
青「いよいよ始まるね、蝶美ちゃん」
蝶美「うん・・・でも此処まで来たらちよはやるだけやるよ!拓哉くんだけじゃない・・・疾患を患って休止している真白先輩の為にも、手術を受ける為に休止するがぶ先の為にも!優勝して元気付けるんだから!」
青「僕だって負けないよ。休止する為にやむを得ず棄権したミオ先輩やねね先輩の為にも・・・そして、ReGLOSSの看板を背負う者として、全力を以て戦う!」
二人はそれぞれ、背負う物を背負って戦うと決めていた。拓哉からは「優勝できなくても良い・・・とにかく、本選に出て悔いのない戦いをして満足してやっていくんだ」と言われていたが、二人とも最終的には優勝を目指していた。一人のアイドルとしてではなく、一人のバトラーとして・・・
青「・・・そろそろ説明が始まるね」
のどかが出てきて開会式が始まった。二人ともあふれる熱を抑えつつも静かにルールを聞いていた。本選のルールと会場について纏めると大体以下の通り。
・本戦参加可能機体は『1/144サイズ、またはSDタイプがベースの機体』で本戦では三機まで使用可能
・4つのブロックに分かれそれぞれトーナメント戦を行い、各ブロック上位2名が最終トーナメントに進出出来る
・ステージはガンプラウォーズ用のバトルドームが4つ用意されており、そこで分かれてバトルする。
・誰がどのブロックに当たるかは明日発表
・計8名が戦い最後に勝ち残ったバトラーが初代GWDWC王者の称号と賞品を獲得出来る。
という物だ。
蝶美「改めて聞くと割とスタンダードだね・・・RGまで出せるのはありがたいし」
青「僕らのはHGだからあまり関係ないけどね」
蝶美「まぁね・・・ふぅ・・・新生無呪羅の事も気になるけど、とにかくやるしかないね。強敵は無呪羅とかいう奴等やガンダリウムランカーだけでなく、ダイヤ帯等にも強敵が多いからね・・・『ファントムバレッド シノン』に『ヒューマノイド・インターフェース 長門有希』、『天才ゲーマーUMR 土間うまる』、そして今大会ダークホースの織斑一夏・・・」
青「『女海賊』や『マリンハンター』・・・『才将』等の大物もいるしね。油断ならないよ・・・」
「へぇ・・・あたしの事を認知しているとは光栄だねぇ・・・」
声を振り向いた方を見ると真柴椎間が立っていた。
蝶美「女海賊!」
椎間「ほう、知っているみたいだねぇ・・・
青「……僕も蝶美ちゃんも、簡単に差し出す程安くはないよ。寧ろ返り討ちにしてあげる」
蝶美「蝶は簡単に捕まる程トロくはないよ。捕まえてごらんよ」
椎間「ククク・・・威勢が良い事で……だからこそやりがいがある。相まみえる事を願っているよ・・・」
そういって椎間は離れていった。
蝶美「……負けられないね、ちよ達も」
青「うん・・・一旦拓にぃ達の所に戻ろうか」
会場を離れ、拓哉達がいる所へと転移して向かう。
拓哉「お疲れ様二人とも。そして本選出場おめでとう、夫として誇らしいよ」
青「ありがとう拓にぃ。正直、何処までいけるか不安ではあるけどやるだけやってみるよ」
蝶美「ちよも同じくね。如何せん強敵が多いし、今のちよ達が何処まで通じるか分からないけど・・・悔いを残さないようにするよ」
栄「応援してるわ」
ハコス「二人なら大丈夫だよ。それに・・・この子達も応援しているのが伝わってくるしね」
妊娠6ヶ月目に入り、大きくなったお腹を見せるハコスと花那。「応援しているよ」という事を伝えたかったんだろう。
花那「私もハコスさんも頑張っているし、二人も頑張って。観客席で応援しているからね」
蝶美「勿論。所で、都々さんとアメリアさんは?」
花那「えっと、二人は・・・「おーい!」あ、来ましたね」
走って駆け付ける都々とアメリア。GCPD側も警備に回っている為か、二人とも制服を着ていた。
都々「遅くなってごめんね。漸く交代の時間になってね、少しでも良いから顔を見ておきたかったんだ」
蝶美「そっか・・・暑いし、色々と気を配らないといけないのにありがとうね」
アメリア「良いのよ。GCPDとしても大きな大会なだけに警戒もしているし、九条の一件があったから余計にね。それに・・・これに便乗して何かをしてくる手合いが出ないとも限らないからね」
青「……確かにね」
都々「警備については都々達に任せて、二人はバトルに集中してね。遠い中、アメちゃんと一緒に応援しているから」
青「うん、ありがと「ぬぉぉぉぉぉ!!!なんと尊い家族愛なんだぁぁぁぁーー!!!」え!?何!?」
声がした方を見ると太り気味な体系をしていて、いかにもオタクという感じの風貌をした男性が号泣していた。訳の分からない状態になった物の、拓哉達は気持ちを切り替えて警戒した。
美衣「おじさん、だあれ?」
都々「えっと・・・何か御用ですか?」
オタク「あ・・・申し訳ありません拓哉さん達。自分、今大会に出場している『萌乃人志』と申します。推し達を目にしてしまった事も相まって、つい興奮してしまいました・・・」
拓哉「えっと・・・もしかしてホロライブやにじさんじ推しの方ですか?」
オタク→人志「ホロ推し・・・とは違いますね、にじさんじ推しでもないです」
とこ「ほな、あおぎりとかその辺か?」
人志「でもないですねぇ・・・何と言えば伝わるか……」
要領を得ない回答に対し、?マークを浮かべる拓哉達。
花那「あのもしかして……神代家推しとか、そういう奴ですか?」
人志「流石です花那さん!まさにそれです!」
花那「あーやっぱり・・・」
詩衣「ねぇかなママ、かみしろけしってどういうこと?」
和衣「でいたちのふぁん?」
花那「ええ、そんな所ね。まさかリアルにそういう人をお目にかかるとは・・・」
神代家推し。
それは言葉通り神代家の嫁である栄や青は勿論、花那やとこ、アメリアやハコス、婚約者である蝶美や都々、果ては拓哉や子供達全員の事を推しとして見る特殊な推しである。
特に神代家では最近、「家族の記録を残す」という目的で家族チャンネルを作っており、そこから事務所を超えて一家推しになる人が少数ながら出てきたのだ。しかもその推している人達は嫁達や子供達に対して色目ではなく、「尊い」という気持ちで推している為過激ファンがおらず、寧ろ親戚の人感覚で温かく推している人が多いのが特徴だ。
拓哉「俺個人に対して惚れる同性はいれど、尊い目で見る人がいるとは……」
栄「悪い人ではなさそうだけど・・・」
人志「とにかく自分、拓哉さん達の家族愛に尊い成分を頂いてしまいました。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」
拓哉「あ、いえいえ大丈夫ですよ。自分は別に気にしていませんので・・・」
頭を下げて謝罪してくる人志に対して困惑しつつも謝罪を受け止め、気にしてないと返す拓哉。これに対して嫁達も頷いた。
人志「それでは自分はそろそろ失礼します。因みに自分はフリーダム系を愛用しているので、もし本選で当たったらよろしくお願いします」
蝶美「うん、よろしくお願いします」
青「よろしくね」
そういって去っていく人志だった。
青「……しかしああいう人がいるとはいえ、最初はビックリしたけど礼儀正しい人で良かったよ」
拓哉「近年では言動に気を付けて立ち回るオタクが増えているし、失礼な態度を取られるより良いだろうな。礼儀良くした方が感じよいし」
青「そうだね」
「ムムッ・・・もしかして青君か?」
声をした方を見ると今度は普通体系の男性が居た。
青「貴方・・・はどっかであいましたっけ?」
男性「失礼。自分は以前青君に勝負を申し込んだ『虫好』だ、ギリギリながらなんとか本選に出場出来たんだ」
青「ああ、あの時のアンクシャ使いの人か!」
男性→虫好「おお!覚えてくれていたか!ただその・・・あの時はすみません・・・」
こぼ「? どういう事?」
拓哉がこっそり、OMEGAでの絶叫事件を話した。
こぼ「・・・SNS等でミーム化してたのはそれだったんだね」
青「……うん。正直許せない所があるけど、アレに関しては悪いのは面白おかしくした人達だから貴方は特に恨んでないよ。うん・・・恨んでない・・・」
虫好「いや、怒っている気が……まぁその・・・本選で当たったら、よろしく」
青「うん、勿論だよ。アレから耐性を付けたから、もう無様を晒さないよ。絶対に・・・絶対に・・・」
恐れつつも再開し、挨拶をそこそこに虫好と別れることになった。
とこ「取り敢えず抽選待ちやな・・・誰と当たるか分からん以上、やるだけやるしかない」
アメリア「ええ、無事に一回戦突破する事を願っているわ」
抽選発表され、蝶美と青はそれぞれ人志と虫好と当たる事になる。果たして二人は、無事に彼等に勝つ事が出来るのだろうか・・・?
御意見、御感想をお待ちしております。