【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
約束の日。この日は神羅城に集まり、テストプレイ用の筐体を使って操作の慣熟をしていた。
みしろ「良い感じです、ジーエンアルトロンを使いこなせてます」
トラ「ツインスティック形式は触った事があるから要領は分かるけど、これに加えてタッチパネルがあって中々リアルトラ」
みしろ「ツインスティックは昔からありますし、『GBNでも似たような感じだから再現もしやすかった』って言ってましたからね。お陰で戦場の絆等で慣れたプレイヤーからも好評です」
トラ「成程・・・こういうのはどこまで再現出来るかでも評価が変わってくるし、これは『閉店の危機を救ったゲーセン業界の英雄』のも納得トラ。本当、先生は偉大トラ」
みしろ「とはいえ劉斗さんの協力が無ければ実現出来なかったでしょう。あの人としても、ゲーム業界の参入は考えていただけに前向きでしたしね」
トラ「この前は遅くなったからトラは遊べなかったけど、今回は思いっきり遊ぶトラ!」
みしろ「丁度良い相手を用意しましたし、楽しめると思いますよ」
そういって玲二達が来るまで慣熟訓練を続けた。
玲二「操作の方は慣れたか?」
トラ「がう!基本操作の方は一通り覚えたし、トレーニングモードも全部終わったトラ!」
玲二「そうか。それじゃあみこ、トラの相手を頼んだぞ」
みこ「任せてよ玲二。特訓して強くなったみこの実力、みせてやるぜ!」
特訓として連れてきたのはみこだった。佐々木家の中では「マリンより少し上」位の実力ではあるが、最近ではPC版を使っての視聴者参加型等を企画して実力を上げてきている為実力はそれなりにある。
最も、最初はミオを連れてこようとしてた所をみこに見つかり「自分に任せてほしい」と駄々を捏ねられた為、渋々連れてくる事になった訳だが・・・
玲二(まぁマリンと違って実力を発揮できなかったのも『機体の制御が出来なかった』というのが大きかったし、今のみこなら大丈夫だろう。調子に乗らなければ・・・だが)
GWDWC本選で使われるステージを舞台に、トラのジーエンアルトロンとみこのシュラインメイデンが対峙する。
トラ「先手必勝!」
ツインジーエンハングを射出して先制を取ろうとするがみこは冷静に回避し、ミサイル・ポッドのミサイルをばら撒いて詰め寄る。
みこ「ハングやインコム系は中距離では厄介だけど、中途半端な距離では命取りになるよ!この前のドーベンウルフで学習したからなぁ!」ブォン!
ビームナギナタを展開して振り回し、一閃を浴びせようとするがトラが蹴りを放ってカウンターを放った!
バキィ!
トラ「むぅ、浅かったからジーエンブレイカーが発動しなかったトラ・・・」
蹴りを食らった事で態勢を崩してダウンしたのを見て距離を取り、両手にタイガー拳とウルフ拳を装備して構えて警戒する。
トラ(何とかインファイトに持ち込んで雷神散打を決めたい所だけど・・・必殺技はエネルギー消費が大きいから多用は出来ないし、ゲルググ・ウェルテクスは機動力が高いから逃げに徹しられると厳しいトラ・・・)
みこ(ぬぅ・・・近距離での射撃戦をしたい所だけどそれしたらハングを仕掛けてくるし、かといって下手に詰めたらラッシュでやられちゃう・・・此処はやっぱり、付かず離れずでビームライフルやメガ・ガトリングをばら撒くのが吉かな・・・)
ダウンした状態から起き上がりつつ思案するみこと、警戒しどう動くか考えるトラ。先に動いたのはみこだった。
みこ「逃げるが勝ち!」
トラ「獲物は逃がさないトラ!」
腕部グレネードランチャーを数発撃って後退するがトラは引かずに突っ込んで行って詰めていく。思わぬダッシュの速さにみこは驚いた。
みこ「直線ダッシュ早!」
トラ「逃がさないし、此処で決めるトラ!奥義!『雷神散打』!」
タイガー拳とウルフ拳の口から雷と炎を放ち、金の龍の形に収束させて突撃する。直線での攻撃だがみこはギリギリで回避し、バインダーと右腕が破損程度に被害を抑えた。
みこ「あ、危なかった・・・とはいえバランスが悪くなって操作性が悪くなってるよ・・・こりゃもう一発食らったら確実に負ける・・・」
トラ「ぬぅ、詰めが甘かったせいで仕留めきれなかったトラ・・・けど!このまま確実に仕留める!トラァァァ!」
不安定な状態ながらも抵抗するがトラの方が上手でラッシュを決めてダメージを与えていく。そして・・・
トラ「これでトドメトラ!奥義!『雷神散打』!」
確実に仕留められる所まで詰めた所をもう一度、雷神散打を放って確実に仕留めた!この勝負、トラの勝ちだ・・・
みこ「くそぉー!負けちゃったよー!」
みしろ「しかし堅実な立ち回りをしていましたし、今回は主導権を握る事が出来たトラさんの勝ちとも言えます。逃げる事に成功し、射撃戦に徹していればみこさんの勝機もあり得たでしょう。それに、ポンをしなかっただけでも評価点ですよ?」
玲二「それに何より、勝ち負けよりもトラを楽しませる事が出来たかどうかが大事だからな。見ろ、トラの顔を」
筐体から出てきたトラは何処か満足そうな顔をしており、まだ戦い足りないような顔をしていた。
トラ「みこさん、先生。対人戦が楽しいしもっとやりたいトラ!というかもう、ホロプラに行ってIDを発行しておきたいトラ!こりゃあもう、未定だった同期コラボでやりたいトラよ!」
ゐぶき「私も見ててワクワクしたからねぇ。ハイブリットガンダムを動かしてみたいし、けどその前にダブルオーコマンドクアンタで慣らしをしておきたいかな。こういうの、嫌いじゃないし♪」
むじな「まぁ正直・・・まだ『誘われたらやろうかな』程度の気持ちだけど、ラーガンダムでやってみようかな」
玲二「ん。良い事だ」
その後三人はホロプラでID登録をし、特別ボーナスとしてトラとむじなはエントリーグレードのガンダムを、ゐぶきは100回分のクレジットを受け取った。トラの方は大ハマりして1週間でブロンズ5まで昇格し、そのままシルバー1へと昇格した。こうした影響からか最初はそこまで興味を示さなかったむじなだが、トラやゐぶきをはじめとしたあおぎり高校の面々の熱を受け、後にハマりだすのは別の話である・・・
オマケ
ゐぶき「正直観賞用として作った物だし、やっぱり戦闘向けじゃないですかね?」
こより「うーん、動かしにくいだけで出来なくもないと思う。キメラでも技量次第では戦えるオリジナル機体とかもあるし、やりようはあると思うよ」
玲二「そうだな。重量とか、大きさ等の制限があるが出来なくもない。もう一つの問題は、スキルをどうするかだな・・・」
これには頭を悩ます玲二達。何か良い物はないかと考えていたら・・・
クロ「・・・なぁ、『コンポジットテクノロジー』というのはどうだ? ガンダムフレーム系列だって『機体性能を300%向上させるが操作が劣悪になる』というのがあるし、此方は常時にして色んなシステムが使えるようにするとかどうだ?」
ゐぶき「GNドライブやVPS装甲、阿頼耶識システムを搭載しているからトランザムや阿頼耶識システム、ゼロシステムが使えるようにするとか? 操作性が劣悪になる代わりに」
クロ「ああ。スキルについては基本制限がなく、あっても精々『操作性が劣悪になる』とか『一時的にステータスダウンする』とかのデバフ設けていれば、ナーフされる恐れはないからな」
みしろ「まぁ極論を言えば、『最終的には技量次第でカバーする事が可能』という感じでバランスをとっていますからね。量産機ベースだと頭打ちが早いですが、ガンダムタイプだと上限が高いですし」
ゐぶき「最後は私次第・・・か」
玲二「ゲームの腕前は分からないが、ゐぶきなら大丈夫だろう」
ゐぶき「・・・根拠は何ですか?」
玲二「ハッキリした物はないが・・・こういうのは『互いを信頼し合う事が大事』だ。いくら強い機体でも、その機体を信用しなければ機体は応えてくれないし、弱いと言われてる機体も信頼すれば格上に勝つ事だって出来る。それを証明するようにミオやエバンスのように塗装した程度の量産機をメインに使ってプラチナ上位からダイヤ帯まで上り詰めた人だっているし、ライオンハートに至っては改造した量産機をメインに使ってガンダリウムまで上り詰めた人もいる。だから・・・」
ゐぶきの肩に手を置き、しっかり見つめてこう答える。
玲二「ガンダムもきっと月赴の事を信用しているし、お前も機体の事を信じて使ってやれ。今は難しくても、いつかは応えてくれるはずだ」
ゐぶき「・・・はい、佐々木さん」
ゐぶきの剣となり、主を守る盾となる日はそう遠くない。
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