【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
神羅フレアがテラーとして蘇った事を知らず過ごしている神代家。大会の合間を見て家族と一緒に出掛ける事になった拓哉達。妊娠七ヶ月となって安定期に入り、「このままいけば早くて11月下旬には産まれるかも」と談話する。
拓哉「大分大きくなってきたな・・・二人とも、もう少ししたら母親になるのも感慨深いよ」
花那「もう、拓哉さんったら・・・リスナーさんと同じ事を言わないで下さいよ」
とこ「視聴者からは花那ちゃんもついに母になるのか・・・って感慨深くしとったなぁ」
ハコス「ボクの所も同じだよ。特に古参リスナーからは祝福のスパチャを送りたがってたよ」
アメリア「本当、皆が祝福してくれて良かったわ。一部では未だに否定的な声があるけれど、それですら『声が大きい少数派』なのが幸いだわ」
栄「まぁ兎に角、このまま何事もなく過ごすに越した事はないわ。それと、出かける先はどうする?」
拓哉「そうだな・・・」
負担を考えてあまり遠出しないように話し合う拓哉達。その裏で、拓哉にとって因縁の人物が来ると知らず・・・
「ハァ・・・ハァ・・・クソ!何故こうなった!?あの出来損ないが消えてから良くなると思ったのに、何故こうなった!?」
「知らないわよ!たかしが事故に亡くなってからは不景気で経営が傾き、最後は倒産・・・我が子達は借金のカタに連れてこられそうになるし、私達もどうなるか分からない!」
「全てはアイツのせいだ!アイツが生まれてしまうから全てが狂った!」
「本当、疫病神よ!」
罵り合う4人は前世の拓哉の家族だ。彼等は一族経営で会社を営み、富を築いていたが父親のワンマン経営による従業員の不満増加、兄や姉の違法行為に当たる商売、母の横領をしていたが従業員に告発され、最後は倒産・・・家も差し押さえられ、それでも足りずに闇金に手を出して逃げ回る日々を送っていた・・・
姉「もう嫌よ・・・誰か助けてくれるなら、助けて欲しい物だわ!」
「そんなに助けて欲しいならアタシが助けてやろうかぁ?」
そういって一家の前に現れたのはテラーだ。
父「アンタは・・・一体誰だ?」
テラー「誰だって良いだろう? それよりもお前等、たかしって奴が今じゃ『神代拓哉』と名乗って幸せになっている事に興味ないかい?」
父「何!?その話は本当か!?」
テラー「ホントホント♪自分のかつての子供が大成し、金持ちになってる・・・なのに自分達はこうも落ちぶれてて、何も思わないかい?」
母「・・・許せないわよ、私達の人生を滅茶苦茶にして自分はのうのうとしているなんて!」
テラー「ならアタシと協力しな。見返りにこの地獄から逃がしてやるよ」
父「いいだろう!他人のいいなりになるのは癪だが、協力してやる!」
テラー「交渉成立♪ああその前に、たかしに会う前にこれを渡して置いておくよ。これで勝負するんだよ」
そういってテラーはサザビー、シナンジュ、ナイチンゲール、ネオジオングを生み出してそれぞれに渡した。
テラー「いざって時はこの4機をくっつければとっておきの秘策がおきるよ。それじゃあ、かつての息子君の所にいる所へごあんなーい♪」
そういって4人は転移していった。
テラー「さぁ転生者一号クン・・・幕場の主人公に相応しい君に舞台を用意してあげたよ。かつての両親を前にしても、君は愛を貫けるか・・・強い絆とやらを結び続ける事が出来るかなぁ~♪」
そんな事を知らず、今日も拓哉達はホロプラへと集まっていた。大分大きくなったが歩く部分には問題ない物の、いざって時には支えられるように拓哉と都々とで花那とハコスを支えていた。
拓哉「花那ちゃん、しんどくなったら無利せず言ってね。妊婦さんで激しい動きをしなければ大丈夫とはいえ、何が起きるか分からないからね」
都々「べーちゃんも何かあったら言ってね、都々達がフォローするから」
花那「ありがとうございます拓哉さん。無理しなければ大丈夫ですよ」
和衣「かなママも、ハコスママも、ビイたちをたよってね!」
美衣「まもるー!」
詩衣「むりしないでね?」
ハコス「うん、ありがとうねビイ達」
蝶美「もうすっかりお姉ちゃんだね、美衣達」
青「頼り甲斐があって良いよ」
そう楽しく談話していたら、拓哉と都々が足を止めた。
花那「拓哉さん?」
拓哉「……皆下がって、何かが来る」
顔を険しくし、警戒する拓哉。
拓哉「・・・誰だ。俺達に何の用だ」
そういって出てきた人物に拓哉は驚いた。
父「誰とは心外だなぁ・・・たかし。実の親に向かって・・・」
母「例え生まれ変わったとしてもアンタは私達の子供。最も、望んで出来た訳じゃないけどねぇ・・・」
拓哉「な……どうして……」
都々「・・・貴方達は誰なの?」
兄「教えてやろうか? 俺達はそいつの家族だ。それも出来の悪い家族だったけどなぁ」
姉「ホント、出来損ないの癖に生意気よ。家庭なんか持って・・・どうせろくでもない連中だろうけど」
都々「拓哉兄ちゃんをバカにする気!?」
都々が食ってかかるが拓哉が止める。
拓哉「答えてくれ・・・どうして父さん達が此処に?」
父「親切な人が此処に案内してくれたんでな・・・会社が倒産し、闇金に手を出して逃げ回ってた私達に安全な場所を用意してくれた。まぁそんな事はどうでも良い・・・それよりもお前、『愛してほしい』と言ってたな? 愛してやるぞ?
母「取り敢えず財産を頂戴、お金なくて困っているの。ついでにそのお嫁さんと周りの子達もうちが引き取ってあげるわ。家政婦はいくら居ても困らないからね、子供も引き取ってあげるわ」
兄「というか俺の嫁になれよ。そうだな・・・金髪のアメリカ人の娘で良いや、眼鏡かけた地味女は興味ないし」
物扱いするような態度に不快感を示すアメリア達と、狂気的な一面を見て恐怖する子供達。だが拓哉がそれを止めた。
拓哉「……アンタ達に渡すものは何もない、帰ってくれ。俺が追い返してやる」
父「なんだと? 私に逆らう気か!?」
母「この出来損ない!」
拓哉「俺はもうたかしじゃない!拓哉だ!もうアンタ達の事は忘れて過ごしたいんだ!放っておいてくれ!」
父「貴様・・・」
兄「まぁ待てよ親父、こういう時の為に『これで勝負しろ』って言われてたしこれで従わせれば良いだけの話だ」
姉「そうね。なんか知らないけど、これで分からせてやれば良いわ」
母「ああ、そうね」
そういってサザビー、シナンジュ、ナイチンゲール、ネオジオングを取り出した。すると近くにあった筐体が反応し、引き寄せる様に飛んでいった。
父「成程・・・アレに入れば良いんだな。良いだろう、この勝負に勝てば引き下がろう」
拓哉「ああ・・・分かった」
都々「なら都々達も!「ダメだ」・・・え?」
拓哉「何を仕掛けてくるか分からない。今は待機してくれ・・・万が一の時は頼んだよ、都々」
都々「……」
栄「・・・そうね、万が一に備えて待ちましょう。何か仕掛けてくるかもしれないし、後で参加しても文句言えないわ」
納得して頷く都々と、筐体に入っていく拓哉達。戦いが始まる。
拓哉「ハァァァァァァァ!!」
―斬!― ―斬!― ―斬!―
試合は拓哉のアストログラフの方が圧倒していた。無理もない、経験が違うのだから。
兄「くそ・・・操作が思い通りにいかねぇ!」
姉「速いしなんなのよ!」
拓哉「お前たちに勝てる見込みはない!諦めてサレンダーしろ!」
父「投降しろと言うのか!?ふざけるな!!私は負けん・・・ん? 奥の手だと? これだ!これで奴を倒す!」
奥の手を使用した途端、4機のMSが群がり、バラバラになったと思ったら一つの機体へと組みあがっていく。
拓哉「な・・・何だ・・・これは・・・」
それは、とんでもなく大きな機体。それは、ジオンのあらゆる魂が集合体となって生み出された怪物。それは、かつて月ノ美兎が生み出した皇帝……その名を……
ジオニックカイザー
続く
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