【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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過去に生み出された皇帝を前に、拓哉はどう立ち向かう?


愛の力

拓哉「な・・・なんだよこれ・・・」

 

巨大な機体を前に驚きを隠せない拓哉。本来規定内に収まってない機体でなければ出撃出来ないようになっている筈なのに、目の前にいる機体は普通に読み込んでいた。

 

父「何故かは知らんがこの機体・・・ジオニックカイザーを以って捻り潰してくれるわ!」

 

 

 

『ジオニックカイザー』

Anotherルート28話に登場した月ノ美兎の機体。HGサザビー、シナンジュ、ナイチンゲール、ネオジオングをミキシングした為巨大機体となっている。スピードと機動性は殆ど失われたが大量の武装と追加、増設した多数のファンネルによって相手を仕留める超攻撃型の機体になっている。火力は勿論、高い耐久値と防御力を誇っている為並大抵の武装では通用しない。

 

 

 

姉「行くわよ!出来損ない!」

 

ファンネルを担当しているのか多くのファンネルを射出して撃ち抜こうとする。

 

拓哉「くそ!PX!」

 

PXを発動してファンネルを避けつつ、ゾディアックバスターを撃ち込むもあまり効果がない。

 

父「どうした? その程度の攻撃なぞこのカイザーには効かんぞ!」

 

拓哉「なんて硬さだ!」

 

兄「動揺している場合かよ!」ブォン!

 

拳を振り上げてパンチを放ってくる。何とか回避するも、二撃目を回避できずにダメージを食らう。

 

拓哉「ぐあぁぁぁ!」

 

父「んん? どうやらダメージを受けているようだな・・・決めた。このまま楽にしてやるところだが、苦しめてやろう・・・」

 

多くの重火器がアストログラフに向けようとするが、拓哉は何とか立ち上がって回避に専念する。

 

 

 

 

 

 

 

こぼ「どうしよう・・・このままじゃパパがやられちゃう!」

 

とこ「流石にヤバいでこれは・・・」

 

栄「……」

 

栄は意を決したように自身のガンプラケースを取り出す。

 

栄「行くわよ皆。軽いロックが掛かっているけど、この程度なら神羅の力を使えば突破できる筈」

 

都々「・・・それに賭けるしかないね、このまま拓哉兄ちゃんがやられるのを指くわえて待ってるわけにはいかないよ!」

 

詩衣「シイたちもいく!」

 

栄「駄目よ詩衣、貴女達は危ないわ」

 

詩衣「いくったらいく!」

 

美衣「ビイも!」

 

和衣「デイも!」

 

そういって筐体に入っていく3人。

 

花那「こうなったら皆でいくわよ、栄ちゃん!」

 

アメリア「後でお説教ね!」

 

栄「・・・そうね、急いで追うわよ!」

 

それぞれ筐体に入って助けに行く。愛する夫を、愛する父を守る為に・・・

 

 

 

 

 

 

 

拓哉「く・・・くそ・・・」

 

拓哉のアストログラフは大破し、戦闘不能直前にまで追い込まれていた・・・それを見下ろすジオニックカイザー。

 

父「ははははは!出来損ないはどこへ行っても出来損ない、所詮お遊びにかまけてるだけのクズよ!」

 

母「ほんとねぇ・・・こうしてちょっと本気を出せば簡単に捻り潰せるのに、もっと早くにやればよかったわ」

 

拓哉「何が本機を出せば、だ……アンタ達の力でどうにかした訳じゃない・・・機体の力に頼ってやっただけだろ!」

 

兄「なんとでも言えよクズ。『勝てば官軍負ければ賊軍』、戦いは勝って終わってこそ意味がある・・・馬鹿正直にやるなんて馬鹿のする事だ」

 

姉「それじゃあバイバーイ、アンタの女は可愛がってあげるから」

 

ファンネルやネオジオングアームからエネルギーが集中し、とどめを刺そうとする。それでも拓哉は抗おうとするが機体が機能不全を起こして動くのもままならない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴオオオオオオオオオオオン!!!!

 

 

 

父「何!?」

 

美衣・和衣「おふぇんすもーど!」

 

斬!― ―斬!― ―斬!

 

爆破した後、二機のシスクードがオフェンスモードを発動して高機動で斬り刻んでいく。ダメージが蓄積して溜まった為スタン状態になり、強制的に攻撃が解除された。

 

姉「チッ!一体誰よ!?」

 

花那「私ですよ!グレネードの御代わり代わりとして焼夷弾とフルチャージのビームキャノンを食らえ!」ドン!ドン!ドン!ドン!ドキュウ!

 

装甲の薄い所を的確に撃ち抜いてダメージを与え、スリップダメージも追加していく。

 

兄「速くファンネルとかで狙えよ!」

 

栄「この程度の距離なら容易に落とせるわ」ドキュウ!ドキュウ!ドキュウ!ドキュウ!

 

栄のイェーガーカスタムがファンネルを撃ち落としていき、半数を使用不可へと追い込んでいく。

 

母「まだよ!なら近接戦闘で踏みつぶすのみ!」

 

とこ「そんなデカブツでやらせると思うたか? アメリア、関節とかを出せるようにしてや。冥界への誘いで破壊するから」

 

アメリア「任せて!ミラージュディバイド!数を以って叩っきるわ!」

 

ミラージュディバイドを展開して分身による多弾攻撃を仕掛けた!ダメージを蓄積していって装甲が剥がれた所をとこのTYPE.KBSが遅い、食らいついて破壊していった。

 

詩衣「ぱぱがしいがなおす!えーい!」

 

詩衣のザクⅡがアストログラフに触れた途端、神羅の力が働いて修復された。

 

拓哉「ありがとう詩衣、後で撫でてあげるよ」

 

詩衣「うん!」

 

兄「まだだぁ!ファンネル!」

 

残ったファンネルを使って倒そうとするが、その前にフィンファンネルやファンネルが邪魔して阻止する。

 

こぼ「詩衣やパパをやらせる訳にはいかない!」

 

蝶美「ハコスさん!青さん!高火力で中枢を叩いて!ちよの月光蝶できっちり仕留めるから!」

 

青「了解!」

 

nitroEXAMを発動した青はサーベルを構え、都々のゼノフィリスと共に何度も斬り裂いて動力源を空けようとする。しかし、ダメージを与えてもあと一歩の所までしかいかない。

 

ハコス「後は任せて!ステキに元気に大人気! 天下御免の武者丸殺法! 通天閣突貫弾!

 

肩アーマーと刀を合体させた武者歯子太郎が突撃し、ついに動力源をむき出しにする事が出来た!

 

蝶美「これで決める!月光蝶である!!

 

月光蝶を発動してきっちりとどめを刺す。シナンジュが離脱による無敵を活かして逃げようとするが、逃がさず追い打ちしてきっちり仕留める事が出来た。

 

 

 

 

 

父「くそ・・・何故だ……何故私達が負ける……お前と違って私達は、選ばれた人間だというのに・・・」

 

アメリア「貴方みたいな『自分の失敗や不始末を認められない人間』が選ばれた人間な訳ないわ、冗談で言っているから一から基本を学び直しなさい」

 

とこ「何処の世界にもいるもんやな。()()()()()思いあがる底の浅い人というのは」

 

父「黙れ!お前等は何故その出来損ないを庇う!結局は金や地位目当てでやってるだけだろう!?」

 

栄「大事な物があるから庇っているし、助けたのよ。それにたっくんはやれば出来る人・・・初めから出来るように努力しなかった貴方達には不釣り合いかもしれなかったけどね」

 

母「騙されちゃ駄目よ、優秀な子供は二人いるし望んで出来た訳じゃないのよ。そんな不出来な子が出世する訳がないわ」

 

栄「仮にそうだとしても、私が()()()()()()()()()()から不出来ではないわ。貴方達には出来ない、私達には出来る・・・それだけの話」

 

花那「まぁいずれにしろ、拓哉さんは渡しませんし私達もそっちにはいきません。拓哉さんが頑張ってくれたお陰で私達は助ける事が出来ましたし、全滅を免れましたからね」

 

蝶美「というか力を使って元の世界に返してあげるよ。ちよ達の世界に、貴方達の居場所なんてないから」

 

父「なんだと小娘!この私を馬鹿にする気か!?」

 

そういって蝶美を殴りかかろうとするが、謎の力によって家族が止められた。力の元は玲二だ。

 

玲二「そうやって馬鹿にされたからと言って逆切れして、暴力を振るおうとしてんじゃねぇよ……まして女相手によ・・・」

 

父「な、なんだお前は!?」

 

玲二「テメェ等が出来損ないと罵っている奴の先輩だ。よくも俺の可愛い後輩を傷付けたな……」

 

元居た世界を特定し、転移ゲートを開ける。

 

玲二「こいつ等が居た世界のゲートを開けた。お前達と会いたがっている闇金連中の所に案内できるようになっている・・・拓哉、追い払ってお前の過去と決別しろ」

 

拓哉「ありがとうございます、先輩・・・」

 

そういって前世の家族に向けて手を翳し、ゲートへと送ろうとする。

 

父「や、やめろぉぉぉぉぉ!!」

 

拓哉「今すぐ消えろ!俺の悪夢よ!」

 

力を使って家族を転移ゲートへと押しやり、元の世界へと追い返した。

 

青「……一件落着、かな」

 

玲二「取り敢えずはな……だがこの件は正直謎だ。神羅族の誰かの差し金という可能性もあるし、別の何かかもしれない・・・」

 

拓哉「そうですね……まさかと思いますが、フレアが蘇ったとか?」

 

玲二「無い・・・とは言い切れないな。いずれにしろ、この件はいずれ調査する必要があるかもしれん。だが拓哉、今は家族と共にゆっくり休め」

 

拓哉「……そうします」

 

栄「駆けつけてくれてありがとう、佐々木さん・・・結局、佐々木さんに助けられましたね」

 

玲二「良いんだ栄ちゃん。後輩を守るのは当然の事だし、俺にとって大事な仲間でもあるからな。それに・・・俺が原因で拓哉達を巻き込んだような物だし、何かあれば自分の事が許せなくなる」

 

栄「・・・相変わらずですね」

 

玲二「まぁ・・・これが俺だからな」

 

そう苦笑いする玲二。

 

玲二(しかし一体誰がこんな事を? もし仮にフレアが蘇ったとしたら何故? 神羅族の事……入念に調べる必要があるな……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テラー「フフフフフ・・・アーハッハッハッハッハッハッハッハッハ!」

 

時空の狭間。一部始終を見ていたテラーは高笑いしていた。

 

テラー「素晴らしい・・・素晴らしいストーリーだったよ一号クン!ただの脇役だと思っていたら、こんな愛と絆に満ち溢れた話を描いてくれるなんて!君はやはり面白い!」

 

ひとしきり笑った後真顔になり、思案顔になる。

 

テラー「とはいえ探りを入れてきそうな雰囲気だし、アタシは少しの間大人しくしていようか。面倒事になって、また面白い物が見られるチャンスを失う訳にはいかないからねぇ・・・」

 

そういってテラーは何処かへと行こうとする。

 

テラー「大会とやらも色々と撒いたし、暫くはそっち方面を見てようか♪」




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