【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
蝶美「うーん・・・」
蝶美は改造してないリバイブ版のキュベレイと睨めっこをしていた。今後の事を考えるとキュベレイバタフライでは厳しくなってくるし、かといってバタフライフリーダムも外付け核融合炉を取り付けただけのカスタマイズでいずれ頭打ちする事を懸念していた。そこで自分の原点であるキュベレイをベースに一から作ろうとしていたのだが・・・
蝶美「耐久値を犠牲にしてでも、高火力と高機動を売りにしたセッティングにしたいけど・・・良いアイデアが浮かばない……」
キュベレイバタフライはキュベレイパピヨンを塗装し、エンボディシステムの代わりに月光蝶システムを搭載した程度の改造で悪くないが……元が旧HGのキュベレイという古いキットな為に動きが硬く、改造して動かしやすくしても限界があったしそれが枷になって不利になる状況になる事もあった。
ならいっその事リバイブ版のキュベレイをベースにキュベレイパピヨンを再現すれば良いかと考えたが・・・これについて悩んでた。
蝶美「出来ない訳じゃない……けど、それで良いのかな・・・大分良くなるかもしれないけどそれだけじゃ駄目、スキルとか変更しないと……これとは別に3機目の機体・・・出来れば後継機となる奴を作りたいかな。再現機でも良い・・・何か良い物ないかな・・・」
いずれリバイブ版ベースのキュベレイバタフライを作るとして、真面目に3機目の愛機を考えようとしていた所にノックがした。
こぼ「チヨミおねーちゃん、ご飯出来たよ」
蝶美「分かった、今行くね」
取り敢えず降りたら相談しよう・・・そう思って部屋を出る事にした。
拓哉「キュベレイバタフライの後継機、か・・・」
蝶美「うん……あの大会で実感したからね、より強い機体を作らないと駄目だ。今後勝つ為には今のままじゃ駄目だって」
青「実際僕もニトロファイアだけじゃ限界が来ると感じていたし、3機目となれば難しいよね……判定の小ささを武器に出来るSDという手もあるし、改造しやすいエントリーグレードも視野に入るし」
蝶美「今回のでリバイブ版のキュベレイをベースに改造し、キュベレイバタフライを作るのも決まったからね。けど・・・」
つまんでいたコロッケを皿に置き、思案する。
蝶美「何が良いのが、何が最適解なのか……それで思い詰まっちゃっているんだよね・・・」
拓哉「……」
コップに入れた麦茶を飲んで一息付け、拓哉はゆっくり語りだす。
拓哉「フブキさんも悩んでいたからな……『勝ち薦めるにはより強い機体を作り上げるしかない』ってね。それで色々と思案し、自分の好きな仮面ライダーの一人であるギーツからヒントを得て、ギーツⅨをモデルにした『フブキⅨ』を作り上げたしな」
蝶美「みたいだね・・・」
アメリア「それに、まつり先輩だってシャイニングガンダムベースから、トライバーニングガンダムベースにしてフェスティバルガンダム祭を生み出したわ。生まれ変わらせる事も一つの選択よ」
拓哉「何かをモデルにする事、何かを再現するのも一つの手じゃないのかな? それに、キュベレイバタフライも良い機体だしリバイブ版を使って再現するのも一つの手ではあると思う」
こぼ「私だって手伝うよ!」
「再現・・・」とポツリとつぶやき、一つの考えが浮かんだ。
蝶美「そうだね。正直バタフライには思い入れがあるし、機体をリバイブ版をベースにしてパピヨンを作ってみるよ。そこからバタフライを作り上げるし、3機目として再現機を作ってみせるよ。キュベレイの後継機もあるしね」
拓哉「吹っ切れたようで良かったよ」
食事を終え、すぐさま転移を使ってホロプラへと向かって2体目のキュベレイを購入して早速組み立てていった。
蝶美「よし。まずは仮組していこう……こういう時、こゆきちゃんの能力が欲しくなるよ」
ガンプラを組み立てる能力がある訳ではないので一個一個丁寧に仮組をしていく。改造していく以上ミスする訳にはいかないので、一つ組み上げるまではもう一個開けないようにする。
蝶美「何個も作ってきたとはいえ、こういうのはやっぱりミスする事もあるからね・・・前のライフリがそうだったし」
集中して組み上げていき、時間を掛けてやっていく。一つの仮組をした所で限界を迎えて今日は終了、就寝してもう一個は時間かけてやっていく事に。そして・・・
蝶美「取り敢えず二つ出来た・・・危ないから一つは別の所に置いといて、まずはパピヨンへと改造していこう」
スクラッチしていって造形をパピヨンへと寄せていく。クリアファンネルの作成も忘れず、しっかりと作り上げていく。
蝶美(佐々木さんならその気になれば力で錬成したり出来るかもしれないけど、ちよも出来るようになればなぁ・・・てか出来るのかな?)
変な事を考えつつも作り上げていき、パピヨンへと近付いていく。月光蝶システムの組み込みを忘れる事無く追加し、キュベレイパピヨンを再現する事に成功する。
蝶美「これを作り上げるのも中々骨が折れるよ・・・」
それでも勝ち薦める為にも妥協は出来ない。スキルについてはこよりに相談し、変更してもらおう。そしてバタフライと同じ塗装をし、一つ目の改造を終えた。
蝶美「まずは一つ・・・かな。これがちよの新しい機体・・・キュベレイバタフライクイーンだよ」
『キュベレイバタフライクイーン』
リバイブ版『HGキュベレイ』をベースにキュベレイパピヨンを作り直し、塗装して新調したオリジナル機体。使用者は千代浦蝶美。
基本武装、塗装はキュベレイバタフライと同じだがGE製強化スラスターを装備し、スキルを見直す事でオリジナルより強化している。可動域が増えた事で前の機体より機敏に動ける様になった反面、後述するスキルによってピーキーな機体に仕上がっている。
スキル1「女王の舞踏会」
常時防御力が80%に下がる代わりに機動力が200%アップし、スラスター消費量が50%下がる。
スキル2「不敬なる者に断罪を」
ダメージを受ければ受ける程にファンネル系の武装とビームガンの威力が10%ずつ上昇する。(常時発動)
もう一機の方は時間を置き、一息ついてから改造していく事に。作り上げるのはディマーテルだ。
蝶美「ウィングガンダムやGルシファーのパーツを遣えば何とかなる・・・かな」
色んな画像やバトオペ2の動画を参考にし、設計を練っていく……細かい所は妥協せず、しっかり作り上げる為だ。そうして設計を終え、改造に着手していく。こぼ達の協力を得て数日掛けてやっていき、そして・・・
蝶美「これで・・・ディマーテルの完成だよ」
『ディマーテル』
『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場するネオジオンの機体であり、セレーネ・カーンの搭乗機体。かつてハマーンが乗ったキュベレイの後継機であり、「赤のグリモア」とも呼ばれている。プロトタイプ・ディマーテルを改修して作られた物で、特殊システム『グリモア』を搭載している。キュベレイと比べ細身で奇妙な見た目だが、バックパックから伸びる特徴的な「爪」型のユニットはスラスター兼ファンネルコンテナであり高機動と高火力を両立している。
HGキュベレイをベースにウィングガンダムやGルシファーのパーツ、プラ板を部分的にミキシングして改造して仕上げた。GE製強化スラスターと軽量化によって長時間の浮遊が可能。
スキル「赤のグリモア」
耐久値が50%以下になると機体性能が常時200%アップし、格闘による耐久値吸収が付与されるようになる。
蝶美「いずれも出来は良い物だし、どちらも実戦投入は可能……後はちよが、何処まで活かせるかだね・・・」
漸く完成し一息つく。彼女の新たなる剣が活躍するのは、そう遠くない・・・
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