【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ホロライトシティ中央部エリア
男性「にしても此処・・・何処だ?」
金髪の女性「分からない……少なくとも東京じゃなさそうだし、何より『ホロライトシティ』なんて聞いた事がないよ・・・」
街中を歩く男女グループ。男性―『伊藤悠希』はホロライブの社員証を首にかけているが、彼は
男性→悠希「『フレア』、、皆に連絡は付いたか?」
金髪の女性→フレア「ダメ、送ろうとしても『電波の届かない所にいます』となって連絡が付かない」
悠希「むぅ・・・困ったな。午後からはレコーディングがあるというのに、こんな所で道草を食ってる場合じゃないぞ」
フレア「取り敢えず、事務所に戻れば何か分かるかも・・・」
悠希「そうだな……しかし、なんか周りの視線が気になるな・・・」
周囲からヒソヒソする声が聞こえてくる。
「ねぇあれ、フレアさんだよね? あの男の人誰だ?」
「まさか浮気? というかフレアさんの耳が普通な気が・・・」
「というか魔力を感じないし・・・どうなってんだ?」
フレア「……ねぇ悠希。周囲の人達だけど・・・」
悠希「ああ……何でこんな白昼堂々と天使なり悪魔なり、
フレア「何かイベントしている雰囲気でもなさそうだし・・・」
違和感を感じる悠希達。そこに、とある人物が近付いてくる。
みしろ「あら? フブキさんにフレアさん?」
フレア「え、みしろちゃん? というかその娘は…」
近付いてきたのはみしろとミナだ。しかしみしろは2人を見ると目を細め、こめかみに手を当てて念じる素振りをする。
フレア「・・・みしろちゃん?」
みしろ「……安心してください御二方。すぐ迎えが来ますので」
悠希「迎え?」
―シュン!―
玲二「・・・あの二人がそうなのか? みしろ」
みしろ「はい。神羅族としての力を感じませんし、何よりフレアさんが普通の人の耳をしています。恐らくですが・・・
玲二「そう来たか・・・」
悠希「えっと・・・貴方は?」
玲二「俺は佐々木玲二。詳しく話すと長くなるから、取り敢えずうちに来てくれ」
そういって玲二は悠希達を神羅城へと招き入れた。
神羅城
玲二「話の前に、まずは改めて自己紹介だな。俺は佐々木玲二。神羅城の主でこのホロライトシティの市長を勤め、ホロライブ日本支部支部長とにじさんじのトップマネージャーを勤めている」
悠希「ちょっと待て!日本支部支部長なんて聞いた事ないし、佐々木玲二なんてスタッフ知らないぞ!?」
フレア「というか、仮にホロライブ関係者が本当だとしても何で他所の事務所のトップマネージャーを勤めているんですか?」
玲二「……にじさんじの件については色々とあったんだ、それ含めて話すから聞いてほしい」
そうして玲二は悠希達に一から全部説明した。
フレア「……じゃあこの世界のあたしは本物のハーフエルフで、そこにいるみしろちゃんも本物の獣人って事?」
みしろ「はい、耳もこの通り動きます」
ピコピコと動かして本物であると証明する。
フレア「うわ、動きがリアル……というかみしろちゃんと一緒にいた娘は? 玲二さんと結婚しているって事はまさか・・・」
みしろ「ええ、みしろとご主人様との間に生まれた娘です♪」
ミナ「ミナでしゅ。パパしゃまとママしゃまともども、よろしくおねがいしましゅ」
深々とお辞儀するミナ。アイドルと結婚しただけでも驚きなのに、子供まで産んでしまっている事に驚きを隠せない二人。
悠希「正直色々と驚きの連続だけど・・・現役のアイドルと結婚して子供を産んだってのも中々ぶっとんだ話だな・・・」
玲二「まあな。普通に考えたらスキャンダルものだが、ファンの大半が受け入れてくれているのが幸いだ。フブキ達ホロリスも同じく」
悠希「? 何でそこでフブキ達の名が出てくるんだ?」
玲二「あー・・・それはな・・・」
みしろ「ラプちゃんや一部ReGLOSSのメンバーを除き、日本のホロメンとも重婚していますからね」
悠希・フレア『ハァ!?』
重婚している事と、一部のメンバーを除いてホロメンと結婚している事に驚く二人。
フレア「ちょっと待って!日本って重婚は認められてないんじゃないの!?」
玲二「あーこの世界では認められているんだ。年収なり就労しているか否かとか等の厳しい条件があるが、それが満たしていれば一夫多妻が出来るんだ。逆に一妻多夫もな」
みしろ「それでご主人様と無事に結婚出来ましたし、にじさんじやあおぎりで年齢的な事情で婚約している娘もいるんですよ。それに、それぞれ子供もいますからね」
悠希「何でもありだなこの世界・・・」
玲二「その出来た理由もかなた曰く、『この先玲二君が誰か一人選ばなきゃならない時、そうなったら選ばれなかった皆が納得出来ないかもしれないって思ったから』という理由でココに頼み込み、政界の大物達に“お願い”して成立させてもらったとの事だ。お陰でリオンのお義父さんからは色々と言われたけどな・・・トリステイン王国の件*1も勝手にやったから与野党内で揉めたし・・・」
みしろ「当たり前です。あの時はリオンさんが慌てて待ったをかけ、リオンのお義父様に相談して調整してもらいましたからね。それで何とか『取り敢えずホロライトシティのみに絞り、いずれは・・・』ってなりましたからね。ご主人様はリオン様を見習い、政治も学ぶべきです。仮にも市長なんですから」
玲二「分かっているよ・・・ただあの時は事情を知ってしまったし、何より王妃様が自ら頭を下げてお願いされたとなれば断る訳にもいかないだろ。トリステイン王国の件といい、一夫多妻の件に関しては元々話があったから何とかなったけど・・・」
フレア「というか、何で現役の議員と繋がりがあるのよ・・・」
玲二「まぁ色々と繋がりがあるんだよ」
悠希「しかし思ったんだけどさ・・・一夫多妻の件に関しては元々話があったってどういう事だ? 亜人とか、獣人とかいるとは聞いたがもしかしてそれが関係しているとか?」
頷く玲二。この世界では地上界、天界、魔界共に一夫多妻や一妻多夫の採用が薦められている。その理由が「種族間同士の差別の無くす」という共通の目的があるからだ。表向きは種族差別もなく平和な世界・・・とあるが、実際は
現に尊が治める鬼人族の里のように過去に迫害を受けた経緯から未だに他種族への不信感や偏見を持つ国も少なくなく、地上界でもそれが顕著だ。現にアメリカ等でも「多様性の尊重」と言いつつ黒人やトランスジェンダーの優遇を求め、白人やアジア人を排し、人間以外の種族に対しても冷遇する等の行いをして問題視している者もいる。
日本でも「他国と比べたら」マシな方ではあるが差別が行われている。外国人優遇や女性優遇を勧め、それ以外を排する……それも、人間のみを優遇して他種族を排する等が平気で行われている。それに対する解決から採用が見送られてきた一夫多妻制や一妻多夫制の採用が検討されていたが、これについても色々と揉めていた。
最も、ココ達桐生会と、「平成の妖怪」と言われている後府幹事長等の政界の重鎮達のお陰で好き勝手やろうとする反対派議員や推進派を排除し、真っ当な政策として可決されたのだが。
悠希「……どこの世界にもいる物だな、そういう『他人の為と言いつつ、自分の為』と考えている自己中心的な奴が」
玲二「そういうもんだ。さ、きな臭い話はこれくらいにして悠希達の世界について話そう。悠希達の世界を見つけるには少し時間が掛かるので、それまでは此処でゆっくりしていってくれ」
フレア「うーん・・・とは言ってもあたし、午後からレコーディングがあるから悠長な事は言ってられないのだけど・・・」
悠希「俺も仕事があるからな・・・何とかならないか?」
玲二「そこは大丈夫だ。二人が転移に巻き込まれた数分後の世界に送るから仕事や収録に差し支えはないようにするから、安心してくれ」
悠希「あーなら大丈夫か・・・サボっているみたいで少し複雑だが」
玲二「気持ちは分かる。けど、世界を探すとなれば一朝一夕で見つけれる保証がないから待ってほしい」
みしろ「それに、大事な人を精神的に支えられるのは悠希さんにしか出来ません。そういう意味でも今は楽しみましょう」
悠希「……いや、ナンノコトダ?」
フレア「悠希とは別に・・・」
みしろ「おや。てっきり
悠希・フレア『……』
沈黙する二人、ほぼ認めているようなものである。気まずい雰囲気ながらも敢えてそれ以上は追及せず、二人を客室に案内する事に。フブキ達にも事情を話し、歓迎しつつ悠希が居た世界を探す事にした。
因みに二人の世界ではガンプラやガンダムではなく、デュエルモンスターズがホロ内で人気らしく、玲二も混じってデュエルしてエンジョイした模様。後日、お礼にガンプラウォーズを招待する事になったとさ。
続く
次回、悠希とフレアがガンプラウォーズをやります。取り敢えず悠希にはダブルオーライザー、フレアにはアカツキガンダムが良いかな? 何か良いアイデアがあればメッセージ等を下さい。
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