【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
混迷とする神羅族関係。誰が味方で、誰が敵なのか分からなくなってきていた。そこで玲二は、一つの決断を下す。
玲二「拓哉。すまないが穏健派と中立派の情報を集めてきてくれないか?」
拓哉「それはやはり、神羅フレアの・・・テラーの一件が大きいからですか?」
玲二「ああ。テラーの件に加え、グラトニーの件もあるからな・・・正直革命派でなくとも信用が出来なくなってきたのが本音だ」
青「でも、グラトニーの件はЯの手による物だけど・・・まさか誰かの差し金とか?」
玲二「俺はそう睨んでいる。革命派か穏健派か・・・証拠がある訳じゃないが、無呪羅を排除するというのが目的ならその線も否定できない」
青「それは確かにそうだけど・・・何のために?」
玲二「分からない・・・だからこそ、今一度調査する必要がある」
こぼ「それでパパにお願いするのは分かったけど、レイジが動かないのはやっぱり・・・他の神羅族に目を付けられる恐れがあるから?」
玲二「それが大きいな。俺が動けば他の神羅族に怪しまれる可能性があるし、過去に神羅スバルに捕まった事があるからな・・・いくら神魔神になったとはいえ、例外が通じるか分からないし何より俺がいない間に何が起きるか分からないのが怖い」
拓哉「それで、比較的注目されてない俺の出番って訳ですか・・・分かりました先輩。引き受けます」
栄「けど条件があるわ。今回の調査、私も同行させてもらう」
都々「それなら都々も―」
栄「駄目。都々ととこは此処に残って皆を守ってほしいわ」
花那「確かにそうね……拓哉さんと栄さんが不在となれば、万が一襲われても支えられる人が居た方が良いし・・・」
ハコス「ボク達だけじゃどうにか出来るか分からないから、都々は残るべきだと思う。それに、あまり大人数で行くと何が起きるか分からないし・・・」
都々「……確かにそうだね・・・花那さんとハコスさんも妊娠中で、子供に何かあっても駄目だし・・・」
拓哉「ごめんな都々・・・俺と栄ちゃんがいない間、皆を守ってくれ」
玲二「勿論万が一に備え、調査に行っている間はレインとるるを向かわせて守らせる。だから許してくれよ、都々」
都々「分かったよ玲二さん」
詩衣「まま・・・」
栄「大丈夫よ詩衣、ママは少しの間パパとお仕事に行って来るからね。それまでは花那ママ達と良い子でいるのよ?」
詩衣「うん・・・」
詩衣を抱きしめ、美衣や和衣にも抱きしめて安心させた。その後子供達を安心させたのを確認し、次元艇を呼び出して拓哉と栄は乗り込む準備をする。
花那「すみません拓哉さん・・・こういう時こそ私が付いていければ良いのですが……」
玲二「今の花那ちゃんは自分一人の身体じゃないし、お腹の子に何かがあれば大変だから仕方ないよ。今はとにかく・・・信じて待ってほしい」
ハコス「タクヤの言う通りだよ花那。今のボク達に出来るのは待つ事だけ・・・此処は信じて待とう・・・」
花那「そうね・・・」
拓哉「すまないな二人とも……それじゃあ、行って来る」
家族に見送られつつ次元艇に乗り込み、起動する。発進ボタンを押して次元艇が空中に浮かび上がり、次元の狭間へと入っていった。
花那「必ず戻ってきて……拓哉さん・・・」
次元の狭間 次元艇内
栄「まずは何処へ向かうの?」
拓哉「まずはロボコの世界に向かおう。フレアに継承の儀を起こした相手だから信じて良いか分からないが、何か情報を得られるかもしれない。オカユやアクアについては世界の情報が分からないからな・・・」
栄「後は・・・ルシアの世界とか?」
拓哉「ヨミノトバリか・・・正直どこまで情報を得られるかどうか……だな」
オートパイロット状態で会うべき所を何処にするか、テラーは何の目的で動いているのか、穏健派と革命派は何を成そうとしているのか、何故二つに分かれたのか・・・分かっているだけでも聞きたい事が多いと感じているその時・・・
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
拓哉「何だ!?」
栄「強い力によってコントロールが奪われたわ!」
拓哉「制御は出来る!?」
栄「駄目!制御できない!たっくん捕まって!」
謎の力によって制御不能に陥ってしまった次元艇は徐々に目的地であるロボコの世界のルートからズレ始め、別の世界へと引っ張られていく……
拓哉・栄『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?』
バランスを崩した次元艇は次元の狭間から外れ別の世界へと落ちてしまった。
拓哉「栄ちゃん・・・大丈夫か?」
栄「私は無事よ……それよりも、此処は何処かしら?」
無機質な空間、監獄のような場所。次元艇は不時着したにしては丁寧に下ろされており不思議に思っていた。不安を感じる物のどこか頭がスッキリしている栄は、眼鏡をかけ直して一つの憶測を立てる。
栄「まさかと思うけど……神羅族の誰かが呼び寄せた可能性があるわね」
拓哉「誰かが? まさか俺達に用があるというのか?」
「その通りだ。貴様等に用があって呼び寄せたのだ、イレギュラーな神羅族達よ」
声をした方を振り向き拓哉はビームサーベルを、栄はビームガンを生成して構えた。目の前に居るのは
拓哉「スバルさん・・・じゃなさそうだな、神羅スバルと言った所か?」
神羅スバル「そうだ。オレサマはスバル・・・オリジンの女にも似たような名が居るが、そいつとは違う」
拓哉「だろうな……それでどうする気だ?」
神羅スバル「質問に答えて欲しければまずは武装を解除しろ」
栄「そのまま私達を捕まえるつもり? 返答次第では拒否するわ」
神羅スバル「収容しない・・・分かったのなら解除しろ」
二人は顔を見合わせ、武装を解除した。
神羅スバル「……それで良い。貴様等に会いたいと言っている御方がいる、付いて来い」
拓哉「その前に一つ聞きたいのだが、良いか?」
神羅スバル「何だ?」
拓哉「此処は一体どこなんだ? 雰囲気的にスバルが管理する世界・・・だよな?」
神羅スバル「そうだ。此処はオレサマが管理する世界『シュバルカトラズ』・・・あらゆる次元の最凶の罪人達が収容されている。そしてこれから会う御方は・・・
それだけを言って移動を開始する神羅スバル、その後に続くように二人は続いていった。
監獄世界シュバルカトラズ 最下層
神羅スバル「此処だ、此処に貴様等と面会を希望している御方がいる。無礼の無いようにな」
栄「・・・囚人相手なのに、随分と丁寧な扱いをしているのね。それ程の相手なのかしら?」
神羅スバル「貴様に関係のない話だ。早く行け」
そういって面会用の扉を開ける様に促す神羅スバル。二人は中へと入っていった・・・
「……」
くすんだ水色の髪をした女性……神羅スイセイが無数の鎖で束縛されていた。部屋に入って来たの察したのは瞳をゆっくりと開け、ハイライトを失った深い緑色の瞳を見せる。
拓哉「すいせい……いや、神羅スイセイと言うべきか?」
神羅スイセイ「……待っていたぞ。オリジンの直属の部下」
続く
正直謎が多い中で次回を掛けるかどうか不安……取り敢えず判明している中でやっていきます。
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