【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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戦闘メイン


クロの特訓後編

少し休んだ3人は、空いたのを見計らってプレイすることになった。

 

クロ「一つ確認だが、特殊アイテムを拾わないとEXAMシステムが使えないんだよな?」

 

ぼたん「そ。アレを拾うことで使えるようになるし、ついでに全弾回復する。だからハイスコアを狙うなら、回復するタイミングも考えないと駄目。でも今回は乱戦で生き残りつつ、苦手克服がメインだから無理はしない事が大事だからね」

 

クロ「分かった」

 

そういって機体をセットし、ゲームを開始する。

 

 

 

 

3・・・2・・・1・・・―START!!―

 

 

 

 

スタートと共に敵が3機を狙って進行してくるが時間がある。クロは落ち着いて安全地帯に向かい、狙撃モードに移る。

 

クロ「どのステージにも狙撃に適した場所を用意しているからな。此処からな無理なく狙撃出来るし、迎撃も容易だ」ドキュウンドキュウンドキュウン

 

狙撃ポイントに付き、距離の近い敵から撃ち抜いていく。あまりにもあっけなく倒してしまう様からクロは「やはりCPU相手なだけに、簡単に撃ち抜けてしまうのか?」と考えてしまうが、それは違う。単調な動きしているのもあるが、狙撃になれない人はまず当てるのも一苦労する為、クロのようにあっさり当ててしまうだけでも十分腕前が立ってる。それに加えて()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のは射撃を得意とする者でしか出来ない技な為、自覚ないとはいえそれだけクロは射撃適性が高い証拠だ。無論、それだけ練習を積み重ね、成長していった証拠でもあるが。

 

クロ「次」

 

ドロップした弾薬を回収しつつ、落ち着いて狙撃を出来るポイントを探す。生存が優先故にコンボは意識していないが、此処までで高い命中率を誇っている。これも「レーダーをよく見て、周囲を見回す癖」が染みついているのもある。コントローラーを見てしまう癖は相変わらずな物の、基礎となる部分は飲み込み、特にレーダーを見る癖は一早く習得できたのが大きい。「コントローラーを見てしまい、一瞬でやれれてしまう」という苦い経験故に・・・というのもあるが。

 

クロ「あれはぼたんにフブキ?」

 

狙おうとした先にぼたんのイフリート・イェーガーを確認したが、そこでクロは驚いた。持っているショットガンで近づいてきた敵機を怯ませ、ヒートナイフで捌く・・・そして流れる様にスナイパーライフルで別の敵機を撃ち抜いて倒す。

その流れるような動きはまるで、ガン=ガタで敵を倒していくアクション映画の主人公みたいだ。

 

ぼたん「やー忙しい忙しい。弾の管理しつつ敵機を捌くのは目が回るよー()()()()()()()()()()()とはいえ大変だよー」

 

フブキ「そういいつつも余裕あるじゃないですか。私はビームライフルで慣れているせいで、対艦ライフルが重くて大変ですよ」

 

泣き言を言っているようだが、ぼたんは尚余裕ある。対してフブキは狙撃自体が苦ではない物の、近い敵をライフルで次々と撃ち抜くが、その動作はどこか重い。フブキ自体ビーム派なのもあり、実弾ライフルとの勝手の違いで苦戦しているが、それでも腕前故か大分修正出来ている。

 

クロ「本当につらいなら、泣き言も言えないだろう。前に放り込まれたアンジュは、『助けてほしいのだ~グシグシ』とか情けない事言っていたぞ。『相手をよく見て対処する』が出来なかったのもあるが」

 

そう語るクロ。アンジュもまた、社達との特訓を経て成長していき、クロの言う通り『相手をよく見て対処する』という特技を開花し、集団戦では苦手だが、少数での戦いなら強敵相手でも弱点や短所を見抜いて対応する力を身に着けている。

その実力は条件次第ではゴールド帯以上の格上相手にも通用し、時にホロメンやにじさんじのメンバー相手にも一本取る事が可能だ。事実、アンジュの教育をしている社も

 

「今のアンジュに足りてない物は経験と知識、なら経験を補えるだけの知識と勝利への執念さえ持つ事が出来れば勝てるようになる筈だ」

と、語っている。

 

クロ「私も負けていられないな、確か切り替えは此処だったか・・・」

 

意識して敢えてぼたん配置を見ず、武器の切り替えに成功する。ビームピストルに切り替えて敵機の弱点を突いて倒し、安全マージンを確保して援護しようとする。

 

ぼたん「へぇ、きちんと見ないで出来るじゃん・・・」

 

フブキ「意識してでも、出来るようになっただけ進歩ですしね」

 

そうチラリと確認するぼたんとフブキ、そこからクロの援護射撃により一旦息を整える。そこで警告が発せられた。

 

 

―エース機出現!エース機出現!注意せよ!―

 

 

現れたのはドムR35が5機とジンクスⅡが5機だ。このモードは一定時間経過するか、一定数の敵機を撃破するとエース機が登場する。通常の敵と違って耐久力や攻撃力が高く設定しており、その分倒すとポイントが高いのである。また低確率で主人公やライバル等の搭乗したネームド機体が登場するが強さは桁違いで、倒すと最も高いポイントとボーナスを得られる。

 

クロ「ジンクスにドムR35か・・・丁度良いな」

 

特殊アイテムを回収し、弾を全回復して整えるクロ。彼女の眼には迷いはなく、「今の自分の力を試すにはちょうど良い」という目をしている。高速で突っ込んでくるドムR35に対し、K9ドッグパックを解禁して動きを止めようとする。

 

クロ「頼んだぞ、K9ドッグパック!」

 

K9ドッグパックが攻めてきてドムR35の一機が一瞬足止めするが、ヒートサーベルで斬り払おうとする・・・が、その一瞬の隙をクロは狙撃する。

 

ドキュウンドキュウン

 

狙撃されたドムR35は2発弱点を撃ち抜いて撃破される。

 

クロ「ちっ、やはり硬いな・・・」

 

フブキ「まぁ仕方ないよクロちゃん」ドキュウドキュウ

 

フブキとぼたんも負けじとエース機を撃ち抜き、撃破していく。

 

クロ「おい、ドムは私の得物だから取るなよ」

 

ぼたん「早い物勝ちだからね? それに、本当はスナイパー苦手だからこの際克服したいし」

 

「あれで苦手とかどんだけなんだ・・・」と内心思うクロ。狙撃銃でも多くの敵を倒してSSRBを唸らせるが、本人が語ってるように本来ならスナイパーはあまりやらないのである。

デュナメス等でアシストする事が多いが、それは「その方が適しているから」という理由でやっているのであり、本来なら「ケルディムガンダムサーガ TYPE.GBFで暴れまわった方がもっと稼げる」のだ。狙撃機でも本来ならゲルググJ等を好むし、イフリート・イェーガーを選んだのも「自分のスタイルにあっているから」というのもあるのだ。

 

クロ「やらせてもらうぞ」

 

クロも負けてなれないと言わんばかりに構え、敵機を撃破していく。いつしかコントローラーを見る回数が減っていき、敵機へと意識を向ける回数が増えてきていた。K9ドッグパックの連携で足止めさせて撃ち抜き、次を狙って撃ちぬく・・・時間切れまでひたすら狙い続けて、そして・・・

 

 

―MISSION END―

 

 

時間切れによりモード終了、リザルト画面へと移った。

 

ぼたん「全員一度も撃破されることもなく生き残り、エース機撃破が多いのがクロちゃんかぁ・・・流石だね」

 

クロ「この中で敵機撃破した回数が多い人も大概だがな」

 

フブキ「まぁぼたんちゃんの得意なモードだからねぇ・・・それで、癖に関しては改善できた?」

 

クロ「意識してたお陰か見る回数は減った気がする。それに・・・狙撃について掴めた・・・気もする。後者に関してはまだまだ鍛錬が必要だな」

 

ぼたん「こういう事に終わりはないからね、必要とあればまた付き合うよ」

 

クロ「ああ、頼む」

 

ぼたん「さて、詳しい反省会をしたら家に帰ろうか」

 

「だな」そういって筐体を離れた三人は話し合った後、次へと向けて話し合うのだった。クロが狙撃をマスターするまでの道は、まだまだ続く。




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