【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
拓哉「俺達の事を知っているのか・・・」
神羅スイセイ「まぁ、此処に居ても色々と聞こえてくるからな・・・神羅族を超えた真魔神の事も、無呪羅が現れた事も、その内2人・・・いや、3人程消えた事もな」
栄「……そんな話、聞いた事は―」
神羅スイセイ「嘘をついても無駄だぞ。嘘には敏感だし、上手く誤魔化そうともどんな嘘でも見抜く自信があるからな」
「下手な隠し事は無駄だぞ」と言わんばかりの態度を見せる事から、素直に話すべきだと察する二人。二人は見合わせ、素直に尋ねる事にした。
拓哉「聞きたい事がいくつかある。まず、どうして俺達に会いたいと思ったんだ?」
神羅スイセイ「一つはお前たちに興味を持った事だ。今はこの身なのもありオリジンに会うのは難しい上、スバルの事だから再び捕まえようとするだろう。大方、ソラ辺りが止めたのもあって手出ししてないだけかもしれないがな」
拓哉「(やはりソラは神羅族の中でも上に君臨しているのか・・・)もう一つは?」
神羅スイセイ「神羅族の間で不穏な動きが感じた、というのがもう一つの理由だな。最も、今の私には関係のない話かもしれないが・・・」
栄「それはやっぱり、投獄されているから?」
頷くスイセイ。
栄「じゃあ聞くけど、何故投獄されたの? スバルは
神羅スイセイ「前に来た新しい神羅族から聞いてないのか?」
首を横に振る栄。
神羅スイセイ「・・・嘘じゃなさそうだな。私はな……かつて自分の管理していた世界を初め18の世界を滅ぼしたのだ。奴等に侵食された世界を放置すれば、やがて他の世界も侵食されてしまう恐れがあったが故のやむを得ぬ処置だったがな・・・」
栄「奴等って・・・Яの事?」
神羅スイセイ「知ってたか・・・そうだ。私はその罪を償う為に500億年間投獄される事になったんだ」
栄「それは・・・自分が管理していた世界を滅ぼしてしまったが故の罪悪感から、
神羅スイセイ「……何を証拠にそう言う? スバルは規律をなにより重んじる奴だし、私は罰を受け入れたに過ぎない可能性もあるぞ? それに奴は嘘をついている可能性だってある」
栄「さっきスバルが言ってた
神羅スイセイ「……根拠は?」
栄「
神羅スイセイ「……」
図星だった。Яに浸食されたのを放置する訳にはいかなかったとはいえ、これ以上被害を及ば差ない為とはいえやむを得なく破壊したのも事実だった。そしてそれに対して「何も感じてないのか」と言われたら「否」である事。見透かさせるような事に、少し驚くスイセイ。
神羅スイセイ「・・・その通りだ。私は元々隕石の欠片、他の誰よりも星々を愛しているし私が管理していた世界も・・・星々を我が子のように愛していた。だからこそ・・・自分の手で破壊した事に対して今尚罪悪感を感じているし、時々思い出すさ・・・破壊してしまった我が子の事を、星々の事を・・・」
拓哉「だから罪を償う為に投獄したと・・・」
神羅スイセイ「ああ・・・その罪を償う為に気高き鷹に対して継承の儀を行いスバルを生み出し、監獄世界を生み出したスバルに頼み込んで投獄してもらった」
拓哉「だから自らの意志で投獄したと言ってたのか・・・」
神羅スイセイ「そういう訳だ。他に聞きたい事は? 力になれるか分からないが、可能な限り答えよう」
拓哉「じゃあ・・・神羅族は、穏健派と革命派は一体何を目的に動いているんだ? 俺達はそれを知りたい」
神羅スイセイ「詳しい事は分からないが、一つだけ心当たりがある」
拓哉「それは一体何だ?」
神羅スイセイ「……エンドレスユートピア」
拓哉「エンドレスユートピア?」
神羅スイセイ「私達神羅族が目指そうとした物だ。詳しい事は今は答えられないし、恐らく目的が違っているかもしれないが・・・穏健派と革命派が目指しているのはそれかもしれない」
拓哉「……永遠の理想郷、か。それで手段は違えと目指す
栄「それってまさか、フブキさんと・・・別の世界線のフブキさん達の世界を再び作り上げようとしているとか? 別世界のフブキさん達が佐々木さんと何時までもずっといられるようにする為、フブキさん達の遺伝子全てと佐々木さんの遺伝子を掛け合わせた新たな力・・・神羅の力を生み出し、死の概念を消し去り、後は佐々木さんを迎えて今度こそ誰にも邪魔されない平和な世界を築き上げようとしているとか?」
神羅スイセイ「……」
沈黙を貫くスイセイ。肯定もせず、否定もしない態度から正解とも言い難いのだろう。
拓哉「だから無呪羅の一人、グラトニーを始末した・・・? この辺りはどうなんだスイセイ?」
神羅スイセイ「……それについては何とも言えない、こればっかりはソラと革命派の長に聞かないと無理だろう」
拓哉「やはりか・・・」
神羅スイセイ「聞きたい事と言ったらそれだろう? 私から言えるのは此処までだ、そろそろ―」
そう言った所で扉が開き、神羅スバルが入って来た。
神羅スバル「詳しい事を聞きたいのならロボコの所に行け、座標ぐらいは教えてやる」
拓哉「・・・良いのか?」
神羅スバル「次元間を移動するのは他の神羅族もやっているし、オレサマもやる。今のロボコは中立派であるし、聞きたいのなら奴に聞け。何処までこたえられるか分からないがな」
栄「スバルに聞きたいけど、何故貴女は中立派なの?」
神羅スバル「オレサマの信条は規律を重んじる事。今のソラのやり方にも、マリンのやり方にもついていけないからどっちにもつかない選択をした。それだけだ。それとスイセイ」
神羅の力を使い、スイセイを捕縛していた鎖を破壊した。
神羅スイセイ「……何の真似だ?」
神羅スバル「仮釈放だ。その男達と共に此処から出ろ」
神羅スイセイ「……」
神羅スバル「聞こえなかったか? 仮釈放だから早く出ろ」
神羅スイセイ「・・・分かった」
そういって監獄の外へと移動した。
神羅スイセイ「ついていって良いのか? 私がこのまま、乗っ取る可能性があるぞ」
拓哉「そうなればまたスバルが動くだろうし、雰囲気的にやらないと分かっている。それに、誰か一人ついていった方が話が通じるかもしれないからな。何せ俺達は、ロボコと会ってないし・・・」
神羅スイセイ「そうか・・・それじゃあ、頼んだぞ」
栄「ええ、任されたわ」
そういって次元艇を発進し、神羅スイセイと共に移動を開始した。次なる世界はロボコの世界、マシニクルだ。
続く
御意見、御感想をお待ちしております。