【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
本来なら顔合わせ回をやる予定だったけど、最新話で神楽様がやったので予定変更。正直口調が掴めきれてない為、細かい所はご了承ください・・・
居酒屋 がざき。この日はFLOWGLOWの初配信を終えて打ち上げに来ていた。本来なら上陸した日に歓迎会を開きたかったのだがフブキが神羅風邪を引いてごたついた為出来ず、落ち着いた頃合いを見計らってそれぞれ挨拶。そして今日・・・初配信お疲れ様という労いの為、玲二の計らいで5人・・・『
リオナ「それじゃあ、初配信お疲れ様でしたー」
全員『かんぱーい!』
グラスをかち合い、各々でドリンクを飲んで一息つける。
拓哉「・・・取り敢えず何事もなく、初配信を終えて良かったな」
リオナ「そうですね。正直私がトップバッターで緊張しましたけど・・・」
拓哉「スタッフの皆の意見が多かったし、俺自身もやれると思って承認したからな。実際掴みが良かったし、後もスムーズに行けたから任せて正解だったよ」
リオナ「ありがとうございます。最初のアレは正直心配でしたが、笑虎達も似たような事をしててちょっと安心しました・・・」
笑虎「まぁ掴みは大事だし、にこたんもすぅ達がリラックス出来るように頑張ったからね。ファンネームのアレは大変で後日、改めて発表する事にはなったけど・・・」
千速「まぁ、それ言ったらあたしのもポルカ先輩のと被ったし・・・みこ先輩がフォローしてくれたし、ね? 大荒れしている訳じゃないし・・・」
拓哉「それについてはそこまで規模が大きくなく、一部で攻撃しているだけだからまだ何とかなると思う。度が過ぎる物は事務所として対処するし、きちんとフォローするから気に病まないでくれ。それと枢さん、あれは・・・」
枢「あれはすうの力でやったし、ミキサーとか使ってませんよ? 神代さん、すうの力を疑っているのですか? おるやんけになってた癖に」
拓哉「それは関係ないでしょ・・・というか無理に素手でリンゴを割るネタをやらなくても、普通に受けれたとは思うんだが…色々と」
ヴィヴィ「まぁまぁ神代さん、本人がやってみたいと言ってたし良いじゃないですか。うちもやりたいようにやらせてもらいましたし」
拓哉「まあな。掴みとして良いから俺も最終的には採用した訳だが・・・」
ヴィヴィ「まあでも・・・今度描く場合、佐々木さんを描きたいわぁ~めっちゃ好みやし♡」
拓哉「あー・・・うん。良いと思うぞ」
玲二の話をしたのか一人自分の世界に入るヴィヴィ。因みに玲二が欠席し、代わりに拓哉と栄を向かわせたのがこれが理由だったりする。というのも
フブキ「レイ君は今回欠席してくださいね、ヴィヴィちゃんの目が恋する乙女でしたし行かせる訳にはいきませんからね(怒)」
玲二「いや、だからと言って欠席する理由には・・・」
フブキ「良いですね?(怒)」
という経緯があるからである。
栄「まぁ佐々木さんの事ですから、今後次第ではワンチャンあるかもね。結婚後もなんだかんだ言って増えていったたっくんみたいに」
拓哉「栄ちゃん・・・それは言わないでくれ……」
リオナ「……まぁ、取り敢えず食べましょう。佐々木さんの奢りとはいえ、料理が冷めてしまうと申し訳ないわ」
栄「そうね。食べましょう」
そうして各々食べていった。
千速「しかしまさか、あのAちゃんと生で会えるとは思わなかったな・・・」
枢「オーデション受ける前から見てたけど、すうも本当に会えるとは思わなかったよ」
栄「もぅ・・・私はもう退職した身だし、そんなに畏まらなくても大丈夫よ?」
ヴィヴィ「いやいや何言っているんですか!?ホロライブ設立の頃から支えた人ですし、あたし等からしたら雲の上の存在とも言えますよ!」
リオナ「そうでなくとも神代さんの奥さんですし、気を遣ってしまいますから・・・」
栄「うーん・・・そういうのは気にしてないんだけどね。ねぇたっくん」
拓哉「うん。リオナさん達も無理に気を遣わなくて大丈夫だよ」
リオナ「は、はぁ・・・」
もう辞めた人とはいえ、自分達からしたらそらやロボ子と並ぶホロライブの古参であるが故に気を遣ってしまう。流石にこのままでは良くないと思った栄は、話題を変える事に。
栄「そういえば貴女達、住居はどうなっているの?」
リオナ「あ、私達は神羅城で住む事になりました。社長からも勧められましたからね」
笑虎「家賃もそこそこするとはいえ、配信環境としては最適で三食用意してくれるからなぁ~みしろさんのご飯は勿論、ルイ先輩やちょこ先輩のご飯が食べられるとしたら安いもんよ」
千速「それに、ホロライブの先輩だけでなくにじさんじの人達も住んでいるから色々と話を聞けるからね。アイドルとして新人であるあたし等からしたら絶好の物件だよ。『佐々木君の家ならば色々と学べるだろうし、防犯の面でも安心できるからね』と社長も言ってたし」
拓哉「確かにな。セキュリティもしっかりしているから安心・・・とは思う」
枢「え、何その意味深な発言・・・」
拓哉「・・・直接かかわった訳じゃないんだが・・・」
過去に並行世界のholoxが来た事、その際に神羅城に忍び込まれた事、最終的に何とかなった物のまた同じことが起きない可能性がゼロではない事を話した。
枢「えぇ・・・すぅ達、大丈夫かな・・・」
拓哉「正直今の先輩なら大抵何とかなる、と思うが……いざって時には俺達も駆け付けるよ。今の俺達は神羅族になっているし、リオナさん達には危害を加えさせない。絶対に護る」
枢「まぁ・・・信じしているよ?」
不安を覚えつつも、何事もない事を願う枢達であった・・・
枢「シーラ族で思い出したんだけど、何で神代さんと栄さんはなったの?」
拓哉「神羅族な。俺の場合、訳合って神羅の力を受けたんだが……正式に引き継いでなかった為身体に支障がでて、ヤバかったんだ」
笑虎「おるやんけになった時、不味い事が起きたのですか?」
拓哉「いや、それよりもっと前だ。ただ・・・」
拓哉は悩んだ。彼女達に「自分が転生者であり、ホロメン等の新生アイドルがVtuberとして存在している世界からやってきた」と話すべきかどうか・・・
栄「・・・たっくん、話して良いと思うわ。念のためこの辺りを遮断して周りに聞こえないようにしたから」
拓哉「ありがとう栄ちゃん……この辺りの事については、俺の事を話しておかなきゃいけないから。心して聞いてほしい」
拓哉は全てを話した。自分が転生者である事、神を名乗ったとある神羅族によってこの世界へと転生した事、その際に力の一部を能力として分け与えた事、自分が元居た世界ではVtuberが存在している事を全て話した。
リオナ「神代さんが転生者・・・」
千速「先輩達がぶいちゅーばーというアバター体として存在してた世界がいたって・・・何か想像できない。あ、ということはチハ達もまさか・・・!?」
拓哉「十二分にあり得る。俺がいた世界と似ている所が多いし実際に起きた出来事と一致しているから、もしかしたら千速さん達もVtuberとしてデビューしている世界線もあるとは思う。何なら、俺が元居た世界でもデビューしている可能性は高い」
ヴィヴィ「なんというか・・・色々と信じられへんわ・・・」
栄「信じられないのも無理もないわ。けどね、パラレルワールドという言葉があるように色んな世界がある事を考えれば不思議ではないわ。それこそ・・・この世界では女性として生まれたけど、別の世界では男として生まれた世界線だってあっても不思議ではないわ」
ヴィヴィ「それは・・・そうやけど・・・」
栄「難しく考えなくて良い・・・取り敢えず分かってほしいのは、たっくんは元々別の世界から転生してきた存在である事、女誑しな所があるとはいえ不届きな行いはする人じゃないって事は信じて」
拓哉「重婚した身で説得力がないかもしれないけど、これでも俺も先輩も家内一筋だからな。というか安易に手を出せばクビにされかねないよ・・・」
リオナ「それはそうですよね。で、神羅族になった事に対して話が戻るんですけど・・・不味い事が起きたというのは一体何だったんですか?」
拓哉「ああ。神羅の力は並大抵の物じゃなく、力を一端を与えるだけでも与えられた者に死んでしまってもおかしくない程の強烈な負荷が掛かってしまうんだ。それで俺は、一時期負荷に耐えられずに寝込んでて苦しんでたんだ・・・それこそ、青酸カリやフグ毒を摂取するくらい危険な行為との事だ。それで、その力に慣れさせる為に幾度もフィルターを貼って力を注いでいく・・・というのが通常らしい」
リオナ「けどそれをしなかったから、生死を彷徨う事になったと・・・」
拓哉「ああ。助かる方法はただ一つで、継承の儀を行って神羅族になる事だけ。幸い、継承してくれる人が神羅族がいてくれたお陰で何とかなったという訳だ」
ヴィヴィ「じゃあ、何で栄さん達も神羅族になったん?」
栄「私達も継承の儀を行ったのよ。たっくんを独りぼっちにさせない為にもね・・・」
頼んでいた烏龍茶を呑み、一息つける。
栄「・・・たっくんはね、愛に餓えていて誰かが傍で支えてあげないといけない人なのよ。神羅族になって命が救われたとしても、この先一緒に過ごしてくれる人がいなければ、いずれ心が壊れてしまう可能性があった・・・だから私は・・・私達も神羅族になる事を望んだわ」
ヴィヴィ「……」
栄「もし・・・もしだけど、佐々木さんと一緒になるのなら人を捨てる覚悟を持って告白すべきよ。佐々木さんの事だから『覚悟ない者には神羅族しない』と言ったかもしれないけど、好きになるなら『大事な物を捨てる』つもりで挑みなさい」
ヴィヴィ「……一つ聞きたいんやけど、Aちゃんはどうして覚悟を決めれたん?」
栄「そうね・・・」
そういって栄は水を飲み、一息ついてから語った。
栄「『愛する人のいない人生なんて考えたくないから』・・・といった所かしら。例え生まれ変われたとしても、例え別の世界に行けたとしても、私の愛した人がいなければ価値はない・・・それに、独りぼっちにさせるのも嫌だったし、それなら人を捨ててでも永遠の時を共に過ごす事を選んだ……だから覚悟を決めれたわ。皆も同じくね」
ヴィヴィ「好きだからこそ・・・という訳なん?」
栄「好き・・・という感情もあるけど、それ以上に今更離れるなんて考える気もなかったというのが大きいわね。だって、終生の伴侶と誓い合った仲だもの。死ぬときも一緒、生きるのも一緒、楽しい事も辛い事も分け合って支え合って生きていく・・・だって、『強い絆で結び合った仲』なんだからね」
リオナ「だから先輩達も、神羅族として生きていく覚悟を決めたと?」
栄「ええ。それ位の覚悟がなければ生きていけないし、何より佐々木さんが認めないわ。甲斐田さんみたいな例外はあるけれど・・・憧れだけじゃ神羅族として生きていけない。それだけは覚えておいてね」
ヴィヴィ「……せやな」
飲み会を終え、それぞれ帰路につこうとしていた時、拓哉はリオナ達に声を掛けた。
拓哉「……皆。この街に来て大分経つけど、どう思った?」
リオナ「名前通り素敵な街・・・そう思いましたね」
ヴィヴィ「『ホロライブや他のアイドル達でこの街を照らしていきたい』・・・ええ意味が込められていますし、素敵やと思います。実際活気溢れてますからね」
笑虎「正直にこたん、不安に思う所があるけれどこの街でならやっていけそうな気がします」
千速「ちはもね。なんか居てて元気になるし、それを分け与えたくなる気持ちにもなりますよ」
枢「そして、枢達もいずれは街を照らす光にもなるよ!」
拓哉「ああ。最初は色々と手探りで不安だったけど、皆と一緒ならやっていける気がする。だから皆、俺達と一緒に輝いてほしい」
リオナ「勿論です。私達ならやれる・・・そうよね、皆!」
力強く頷く笑虎達。それを見て拓哉は安心した表情をした。
ホロライブDEV_ISより新たにデビューしたアイドルユニット、FLOWGLOW……今はその光は弱いが、何時かは世界を照らし導く光となるだろう。何故なら彼女達には、それだけの力を持っているのだから・・・
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