【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
時系列はEP62後。
みしろは己自身に悩んでいた・・・焦りと不安が募った状態で本選でホウジョウ・リオと勝負し、勝つ事が出来た物の大事な事を見失ってしまう己の弱さに悩んだ。
みしろ「いつからみしろは・・・『ガンプラバトルは楽しんで遊ぶもの』という事を忘れてしまったのでしょうか……」
無呪羅の出現、ガンダリウムランカーとしての
みしろ「これではまた、あの時と同じ過ちを繰り返す……いえ、繰り返してしまいましたね……」
思い出すは先日の事。フルシンクロを伸ばす為にレグとの特訓に挑んだのだが結果は敗北・・・20秒以上も長く、安定してフルシンクロを引き出せたレグに対して自分は引き出すのにも苦労して一歩及ばず負けてしまった。そしてレグからは厳しい言葉を投げかけられた。
レグ「こんな言い方するのはアレだけど、今のみしろ先輩じゃ勝ち上がれないよ。今のみしろ先輩は弱い・・・柵に囚われてる内は、好きを履き違えてる内は勝てないよ!」
みしろ「……何が、違うというのですか?」
レグ「『責任感や使命感じゃなく、義務でもなく、本当に楽しむ』……これを
みしろ「ですがみしろはー」
レグ「
みしろ「え・・・」
レグ「2時間後にホロプラに来て。人を呼ぶから、その人と戦って気付かせるよ。それで・・・もう一度僕と戦って」
返事を待たずしてみしろの元を去るレグ。何が違うのか、何故あのような態度を撮っているのか分からないままみしろは立ち尽くす・・・
みしろ「結局、分からず仕舞いでしたね・・・」
小さく溜息をつきながらホロプラへと向かうみしろ。『責任感や使命感でもなく、義務でもなく、本当に楽しむ』という意味を分からず、感じる事が出来ないままだ。頭では整理できても心がざわつき、葛藤が続く・・・自分とレグでは何が違うのか? 何故あの時氷護は自分を反古したのか? 迷いの原因とは何か・・・そして、こう考えてしまう。
『いつかレグとも離れてしまい、見捨てられて玲二にも捨てられてしまうのではないか』と・・・
みしろ(駄目)
頭を振るって悪い考えを振り切ろうとするみしろ。だが、無自覚の内に歩く速度が落ちてしまい悪い考えが浮かんでしまう。
『弱い従者は要らない』
『弱い女は付きそう者は居ない』
みしろ(やめて)
『弱い者に戦場に立つ資格無し』
『弱い者にガンダリウムランカーを名乗る資格ない』
みしろ(違う・・・)
『弱き者は罪』
『弱き者は悪』
『白雪みしろは弱者』
みしろ「違う!」
無自覚の内に足を止めて叫んでしまう、周囲の目が気になるが今のみしろにとってどうでも良い事だ。みしろの心を蝕む負の感情を抑えられず、胸に手を当てて深呼吸する。深呼吸をする事で思考がクリアになるがざわつきは収まらない。
みしろ(いけない・・・こんな調子では、バトルどころではない)
情けない自分に泣きたくなるが立ち止まってる暇はない。待たせる訳にもいかないと再び歩こうとするがその前に誰かが近付いてきた。
レグ「……なんとなく心配で来たけど、思ったより辛そうだね。みしろ先輩」
みしろ「レグちゃん・・・」
レグ「佐々木さんから連絡あったけど、思ったより苦しんでるんだね・・・やはり伺って良かったよ」
みしろ「ご主人様が?」
レグ「うん。『みしろが苦しんでいるから支えてやって欲しい』って、佐々木さんも気付いてるみたいだよ」
みしろ「ご主人様も……ダメですね、やはり・・・」
レグ「駄目じゃないよ。佐々木さんもどうにかしてあげたいと思っているけど、すいせいさんの事もあるからね・・・それで僕に任されたんだ。『以前みたいに心から楽しめるようにしてほしい』って」
みしろ「そう・・・なのですか?」
レグ「うん。どうしたら良いか悩んでたけどね・・・歩ける?」
みしろ「ええ、歩けます。ただ・・・」
みしろが手を差し伸べる。
みしろ「すみませんが、手を握ってくれませんか?」
レグ「うん、良いよ」
手を繋いでホロプラへと向かう二人。向かっている間は手を強く握ってみしろを安心させた。
ホロプラに着き、ガンプラウォーズのコーナーへと向かったら二人の人物が待っていた。兎鞠とるりだ。
レグ「ゴメンね兎鞠さんにるりさん、遅くなっちゃった」
兎鞠「大丈夫だよレグちゃん、そんなに待ってないし」
るり「それよりもみしろさんの方が大丈夫なのですか?」
みしろ「ええ、まぁ……しかし、何故お二方が? お二人に接点ない気が・・・」
正直この二人には新生アイドルという事以外接点がない。恐らくレグが頼んで呼んだのだろうが、何故この二人なのかが読めなかった為質問した。
兎鞠「うん。それはね・・・レグちゃんに頼まれて勝負する為に此処に来たんだ。事情はレグちゃんから聞いているし、こりゃ確かに重症だなって思ったよ」
るり「私達が何処まで力になれるか分かりませんが・・・引き受けてくれませんか?」
みしろ「勝負でしたら引き受けますが、今一意図が読めないのですが・・・」
兎鞠が「うーん・・・」と考え、発する。
兎鞠「あれこれ考えても答えが出ないし、取り敢えず勝負して楽しみたい・・・という理由じゃ駄目かな?」
みしろ「駄目ではないですが、今のみしろにそれが出来るか……」
兎鞠「関係ないし、今はそういうのを抜きでやりたいかな。兎鞠としても、そういうネガティブな気持ちを持たれてもあれだしね。疲れてるかもしれないけど、思い切って楽しみながら語り合う。そうする事で教えられる事だからそういうのは止めにしよ?」
みしろ「楽しみながら・・・?」
るり「私とて同じです。使命感とか、責任感とか、今はそういう事を忘れましょう。エンジョイしたいですし、何よりお互い気持ちよく楽しみたいんです」
みしろ「お互い気持ちよく・・・?」
レグの方に顔を向けると頷くレグ。何かが掴めるかもしれない……数秒考え、答えを発する。
みしろ「分かりました。ガンダリウムランカーの名に……いえ、今はそれを忘れた方が良いみたいですね。そうですよね?」
頷くレグ。
兎鞠「それじゃあ兎鞠から行こうか」
みしろ「お願いします」
足りないものを見つける為のバトルが始まる。
続く
負の感情描写が上手く書けたか・・・正直怖いけど頑張ります。御意見、御感想をお待ちしております。