【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
とある日のホロライブ事務所 この日はとある問題がきっかけで非常に荒れていた。
『大手アイドル事務所Lの黒い過去、教師に歯向かう不良少女だった!?』
『A高校のアイドルT、支部長Sとの熱愛発覚!A高校の売り込みは身体を売っての事の可能性も!?』
拓哉「一体誰だよ!こんな事実無根を書いた奴は!?」
のどか「落ち着いてください拓哉さん!今法務部が動いて確認している最中じゃないですか!」
栄「そうよたっくん!荒れても仕方ないわ・・・許せない気持ちは、私達だって同じなのだから・・・」
そう宥める栄と春先のどか。スキャンダルに巻き込まれた蝶美も今ホロライブ事務所にいて、井筒に慰めてもらっている。
井筒「大丈夫です蝶美さん、私達は貴女の味方です」
蝶美「うん・・・」
現在はあおぎり高校にも相談し、今回のスキャンダル元を問いただし、きちんと名誉棄損等で裁かせると約束している。
拓哉「蝶美ちゃん・・・俺達が絶対に守ってみせる。俺の大事な家族を泣かせた罪、絶対に断罪させてやる……!その為なら色んな人の力を借りてまでも・・・な!」
怒りで机を叩き、憤りを見せる拓哉。だがそこに、玲二がやってきた。
玲二「拓哉、今回の事で腹を立てているのは分かるが・・・今回はにじさんじのメンバーは勿論、アメリア達の力を借りるな」
拓哉「どうしてですか先輩!?アメリア達の力を借りれば、すぐにでも……」
玲二「落ち着け拓哉。今回の一件はあくまで
拓哉「……逆恨みで巻き込まれる恐れがあるからですか?」
玲二「そうだ。本音を言えば俺の力でどうにかしたいが・・・そんな事をしても根本的な解決にはならない。だからこそ、悔しいが法務部の力を頼り、俺達だけで何とか解決するぞ」
拓哉「……はい」
握りこぶしを作り、悔しそうにしながらも納得する拓哉。そこに、とある訪問者が訪れる。
?「その心配はありませんよ、佐々木マネージャー。
―ウィーン―
そういって入ってきた二人の訪問者に、玲二が驚く。
玲二「どうしてここに来たんだ・・・? レインに『ヴァレンタイン』・・・」
入ってきたのはレイン・
レイン「ソフィアちゃんの言ってた通り、今回の一軒に対して力を貸しに来たんだよ。
玲二「……成程。田角社長の紹介を経て、依頼を受けてくれるんだな」
拓哉「えっと・・・どういう事ですか? いまいち話が読めないんだが・・・」
ソフィア「それについては私から説明します。まずどうしてホロライブの問題に対し、にじさんじである私とレイン先輩が来たのか・・・それに神代さんは疑問を浮かびますよね?」
拓哉「ああ・・・先輩からもにじさんじのメンバーの力を借りるなって言われたし、事情が事情だけに・・・」
ソフィア「確かに今回の件はホロライブの問題であり、にじさんじである私達が関与すべきじゃない事なのはわかります。実際、そう言われていますからね」
拓哉「ならどうして・・・」
ソフィア「でも私とレイン先輩は特別ですし、何なら今日来たのは
拓哉「情報屋ラビットとボディーガードシャークとして? 副業として情報屋やボディーガードをやっているのは知っているし、その名目でにじさんじとも契約を結んでいるとは来たけど・・・まさか・・・」
レイン「そういう事、やっと事情を分かってくれたみたいだね拓哉君。勿論そちらの社長さんからも正式に依頼を受けているよ。今回の事は社長からの指示でもあるし・・・ね」
拓哉「話は分かったけど、何故田角社長はそこまでしてくれたんだ?」
レイン「簡単な話、うちの社長は今回のホロライブやあおぎりに被害に関しては「対岸の火事」所か、「隣の火事」と受け取っていてね、「二次被害が出る前に早急に対処せよ」という指示が出たんだ。それで、私とソフィアちゃんが来たって訳」
拓哉「・・・成程な、事情が理解出来たぜ。今回の情報元が何処なのかをソフィアさんが調査し、その間被害が出ないようにルイさんと蝶美ちゃんをレインさんが守ってくれる訳だな」
レイン「そういう事。だから蝶美ちゃん、事が終わるまで神羅城においで。あそこならパタちも住んでいるし、護衛するにはちょうど良いからね。それに、ソフィアちゃんにかかればそんなに時間はかからない筈だよ。ね、ソフィアちゃん」
ソフィア「はい。既に調査を行っていますので、2,3日あれば結果が出ると思います。なのでご不便をおかけしますが、結果が出るまでレイン先輩と一緒に待ってください」
拓哉「分かった。先輩、そういう事なので蝶美ちゃんを数日泊めてくれませんか?」
玲二「ああ、勿論だ。
蝶美「ごめんね、佐々木さん」
玲二「気にするな千代浦、巻き込んだ事への詫びもあるからな」
こうしてソフィアに依頼をし、玲二達は待つことにした。
3日後
ソフィア「佐々木マネージャー。調査が終わり、今回のタレこんだ相手が分かりました。これが資料・・・です」
そういってソフィアから資料を受け取る玲二。書類内容を見て、彼は眉を潜めた
玲二「
そう。今回のタレこみ相手は玲二の、ルイやレインの元教頭だった。だがそれは彼等にとっては、決して尊敬出来る教師では無かった。
時代に合わない程の獣人族差別主義で鳥の獣人を特に嫌い、当時不良だったルイに対して突っかかり、事あるごとに罵倒し、人前であっても嫌味を言うような人物だった。当時ルイへの差別を咎めたレインや我部りえるに対しても事あるごとに『鳥の獣人を庇う不良娘』『天使にも悪魔にもなれない半端者』と罵倒していて、レインにとっても二重の意味で不快な相手だった。
玲二との因縁は嫌味を言う輝雄に対し、指摘をして恥をかかされた事が始まりだ。恥をかかされた事がきっかけで玲二に対しても逆恨みをするようになり、成績改竄や悪い噂を言い触らす等をしだしたのだ。校長や当時の教員達が咎めても聞く耳持たず、どうする事も出来なかった。
最終的には玲二の働きによって今まで隠していた悪事が全てバレ、懲戒免職処分。怒りでルイを襲おうとしたところを返り討ちに合い、逮捕された。
ルイ「今は出所したみたいだけど、まさかこんな事をしていたなんて・・・」
ソフィア「それだけではありません。さらに勝手に自伝を執筆し、出版社に売り込んだみたいです。これがその本です」
そこには「不良少女が世界に羽ばたくまで」というタイトルで、内容は嘘丸出しだ。「ルイが此処まで輝けるようになったのは、恩師である自分の教育のお陰」「何度反発されても粘り強く説得し、心を開かせた」等・・・差別を受け続けたルイは勿論、玲二やレインもこの内容に憤りを感じていた。
玲二「許可もなしに書いただけでもパブリシティ権の侵害に当たるのに、嘘丸出しじゃねぇか……これも合わせ、あの元教頭に落とし前をつけさせねぇとな!拓哉!法務部に連絡し、今回のスキャンダル含めてきっちり落とし前を付けさせるぞ!」
拓哉「はい!先輩!証拠もそろっている訳だし、きっちり断罪させてやりましょう!」
ルイ「待って!レイレイに拓哉・・・落とし前を付ける前に、交渉に行くんでしょ?」
玲二「ああ。アポ取って話し合い、示談に応じるかどうかの交渉はするつもりだ。本音を言えばすぐにでも誹謗中傷やパブリシティ権の侵害で訴えたいところだが、示談に応じるならそれに越した事はない。やるとは思えねぇけど・・・」
ルイ「その話し合い・・・私に行かせて」
本土のとあるカフェ
玲二から「何があっても大丈夫なように拓哉を付かせる」という条件の元、バレない程度に変装して待ち構えるルイとレイン。話し合いの為、人目が付かない所に行き、人払いをマスターにお願いしていた。そこに、輝雄がやってきた。
輝雄「どうもこんにちは、見下です」
ルイ「佐々木ルイのマネージャーを務めています、貴音です」
レイン「同じく千代浦蝶美のマネージャーを務めています、羽田です」
挨拶をそこそこに席に着き、本題に入る二人。
輝雄「それで、私に御用というのは・・・」
ルイ「実は、ルイに関する書籍に関してですが・・・これ、本人に聞いた所「許可を取った覚えはない」との事ですが・・・これは、どういう事でしょうか?」
そう言われてピクッと反応する輝雄。だが冷静に対応してきた。
輝雄「本人からきちんと許可を取りましたよ? 口約束とはいえ、売れたら利益の一部を渡すという約束で・・・」
ルイ「仮に本人に直接許可を取ったとしても、きちんと事務所を通して許可を取ってくれないと困ります。何せこういう事でとった、とってないの水掛け論になる事を避けたいので」
輝雄「ああ、これは失礼。では此処で取るというのはダメでしょうか?」
「どこまで厚かましいのだ・・・」と内心怒りを感じるルイ。だがあくまで冷静に対応する。
ルイ「今ここで決める事は出来ません。それに、取るとなれば一度出版の差し止めをしていただかないとなりません。これは下手すれば、パブリシティ権の侵害に当たる恐れがあるので」
「それに・・・」と一呼吸置き
ルイ「ましてうちのタレントや他所様のタレントに対し、活動に支障をきたす行いをした相手となれば、相応の処分を下さないといけませんから」
そういってスキャンダルの記事を出し、問い詰めるルイ。此処で分かりやすく輝雄が動揺した。
輝雄「……い、一体何のことですか? 私である証拠があるというのですか!?」
レイン「情報屋に依頼し、探ってみた所そのような関係は見られなかった事と、蝶美自身も付き合っている事を否定しています。「既に婚約者がいるし、佐々木さんとは関係は持っていない」ともハッキリ否定していましたよ」
ルイ「ルイについても荒れていた時期はあれど、歯向かうような真似はしてなかったと否定しています。精々悪態付いたり、頼みごとをスルーしてた程度だった・・・と。これは、当時の同級生からも証言を得ています」
輝雄「嘘をついている可能性だってあるだろう!」
レイン「信頼できるところからの調査で、尚且つ当時の同級生からの証言も得ています。何なら、当時の教員も聞いて「実際と違う」と否定していましたよ。何なら、当時の貴方の悪行もザクザクとでていましたしね・・・これでもまだ、否定しますか?」
そう言われて黙り込む輝雄……そしてついに、次の彼の行いで彼女達がキレた。
輝雄「だ、黙れェ!!社会の何にも役に立たない鳥の獣人を庇うお前等に何が分かる!アイドルと言っても所詮、佐々木に身体を売って売り込んでもらったんだろう!?あんなクズ当然の小娘が成り上がれる訳がない!!」
ルイ「少なくともアンタみたいな学びも反省もしない奴よりかは理解しているわよ」
レイン「そんなみっともない事して売れても、玲二君は喜ばないし何よりパタち達は望まないから」
そういって変装を解く二人。彼女たちは一変して怒りの表情を出していた。
輝雄「き、貴様は……鷹嶺にパターソン!」
ルイ「お久しぶりです、元教頭先生。此処で罪を認めて反省しているなら、「反省の意志あり」として示談にするように弁護士さんにお願いするつもりだったけど、どうやら反省してないみたいね・・・という訳で、訴訟を起こすようにお願いするから、覚悟してよね」
レイン「あおぎり高校の蝶美ちゃんも同じくだから、覚悟してね。いやーこの時ばかりはりえるちゃんに感謝だね」
輝雄「さ、させるかぁ!」
そういって殴りかかるが、レインはルイを守り、何者かによって止められた。
―ガシッ―
拓哉「うちのタレントに手を出してるんじゃねぇよ……仮にもあんたの元教え子でもあり、女の子相手だろう!」
止めたのは『すてるすくん』によって隠れていた拓哉だ、その後ろには弁護士が控えている。
拓哉「弁護士さん、今回の一件は全て見ただろう。遠慮はいりません、同じことが起きないようにきっちりやっちゃってください」
弁護士「分かりました。此処まで証拠が揃っているうえに、この態度からして勝つのは確実でしょう。後はお任せください」
輝雄「お、おのれーーー!!」
こうして取り押さえられてる間にルイ達は店を出て、訴える準備をした。そして輝雄は後に訴訟を起こされ、多額の損害賠償金を支払う事になった……
レイン「いやーお手柄だったねソフィアちゃん。ソフィアちゃんのお陰で此処までスムーズに行けたし、これで一件落着・・・かな」
ルイ「そうね。これで少しは減ると良いんだけどね・・・ありがとうね、ソフィアちゃん」
ソフィア「え、えへへ……これも任務ですから・・・////」
神羅城で今回の騒動解決に祝して、ソフィア達を労っていた。「ソフィアちゃん達へのお礼に」という事で料理を振舞い、舌鼓を打つソフィア達。
レイン「ねぇソフィアちゃん。お礼と言ってはなんだけど、良かったらソフィアちゃんも一緒に住まない?」
ソフィア「え、神羅城に・・・ですか?」
レイン「うん。増築して部屋もいくつか空いているし、ソフィアちゃんが住むとなればサロメちゃんも喜ぶよ。家賃の支払いも必要になるとはいえ、今のソフィアちゃんなら十分払える筈。何なら、苦しいならパタちが少し援助してあげる。ね、良いでしょ玲二君?」
玲二「まぁ、ヴァレンタインが良いなら俺は構わないが・・・どうする?」
ソフィア「うーん……今住んでいる部屋の事もあるので、検討させてください」
レイン「検討して検討して!前向きにね!」
玲二「こらレイン、あまり押し付けるな」
「はははははは」と笑い声が出る。こうして騒動が終わり、またいつもの日常へと戻るのであった・・・
―オマケ―
労いからの帰り道。
拓哉「良かったのか、SNSで婚約発表をして」
蝶美「うん。今回の一件で身をもって知ったからね・・・だから策を打つために、もう思い切って公表しようと思ったんだ。勿論、マネちゃんにも相談済みだよ」
拓哉「そうか・・・なら俺から言う事はないよ。怖い思いをさせてごめんな、蝶美ちゃん」
蝶美「もう、終わった事だからもう良いでしょ。それに・・・やっぱり拓哉くんと婚約して良かったよ。いざって時にも守ってくれたし、だからちよもそこまで怖くなかったよ」
拓哉「そうか。それを聞いて安心したよ……と、ついたな」
そういって蝶美が住むマンションへとつく二人。此処でお別れだ。
蝶美「ありがとう拓哉くん。これは・・・守ってくれたお礼だよ」
そういって頬にキスする蝶美。口づけを終えた彼女は照れつつも「おやすみなさい」と言って足早へと帰っていった。
拓哉「全く・・・照屋さんめ」
そういって拓哉もまた、自宅へと帰っていった。因みに婚約発表は荒れる事もなく、寧ろ蝶民達から暖かく祝福されたとさ・・・
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