【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
アンジュ「お願いします兎鞠先生!私にガンプラの指導をしてください!」
兎鞠「え、えぇ〜……?というかこの展開、以前も無かった・・・?」
とある日の事。玲二の嫁の一人であるアンジュは自分の親友である兎鞠まりの所にやって来たと思えばガンプラの指導を懇願しだした。以前の時みたいにいきなり土下座をし、ラーメンを食べてた箸を止めてしまう所も全く同じだ。唯一違う点はえりも同席し、一緒にラーメン食べてた所を箸を止めてしまっている所だ。
えり「取り敢えず、何があったの? まりに土下座してまでお願いしてきたけど、今度は何があったの?」
アンジュ「もうイヤやねん!皆がガンプラ制作やガンプラウォーズの技術がどんどん上がっているのに私だけゴールド2から上がらず苦戦するし、佐々木家で自分より下といったらラプちゃんやたまき、ういさん位だしそのラプちゃんも腕前じゃ全然勝てない!フワモコの二人も猛特訓のお陰で気付いた時にはゴールド上位入り!お陰でリスナーからは『アう同レ』や『アマ同レ』*1と弄られる始末!にじさんじ内に限って言えばンゴさんやのんちゃん、桃音ちゃん等の後輩でゲーム下手な人しかもう勝てる人が居ない始末なんだょぉぉぉぉッ!!」
兎鞠「すぺしゃーれの人達は実力にバラツキがあるけど、あやかきの人達はねぇ・・・蘭阜にはガンプラウォーズもガンプラウォーズも導入されてないし、そもそも最近のゲーム機すらないと聞くし・・・」
えり「街の雰囲気はのどかで良いんだけど、文明が古くて精々コンビニ位しかないからねぇ・・・」
佐々木家の影響でにじさんじ内でもプラモ作り、ガンプラウォーズのレベルが上がってきており全体的に向上しているがアンジュはゴールド2になってから上がらず苦戦していた。ガンプラ作りも周囲が改造して専用機を作ったり、再現機を作りあげれるようになり、何ならMGやPGも苦戦する事なく作り上げれるというレベルになってきている中、アンジュはHGの素組を作り上げるのが精一杯だった。猛特訓から成長しているとはいえ、周囲がそれ以上に成長している為一人置いていかれているのが現状だ。今となってはビルダーとしてアンジュと同レベルの人はおらず、それ以下となれば経験のない人位だ。
兎鞠「それで兎鞠にお願いしてきたと・・・」
アンジュ「そういう事・・・今のままじゃ不味いし、兎鞠なら色々と力になれると思って・・・」
兎鞠「まぁアンジュのお願いなら断る理由もないよ、アンジュもアンジュで
アンジュ「
その言葉に何か引っかかったのかそれまで伏せていた頭をゆっくりとあげ、プルプルと震えつつ恨めしそうな顔をして兎鞠を睨む。
アンジュ「・・・ねぇよ」
兎鞠・えり「え?」
アンジュ「誘いなんかねぇよ!!私がどれだけガンプラウォーズの腕前が低いかまり達なら分かるでしょ!?無様過ぎて誰も誘ってくれないし、対戦とかやらない筈のいにゅいにすらスコア面で負けたりするし!!ンゴさん達から無様面子の仲間入りされてんだぞ!?しかもるりさんに至っては『アンジュ先輩相手なら余裕で勝てます』とか言われた!この私が!さんばか以外で誘われる訳ねぇだろぉぉぉぉぉぉぉ!?」
兎鞠「ご、ゴメンアンジュ・・・それが地雷だと思わなかったから……」
えり「でもそれならいっそ、佐々木さんにお願いしてみるのはどうかな?」
アンジュ「そうやけどさぁ・・・私なりに色々と頑張ってみたら『いや・・・これは流石に……』というリアクションされたし、それで辛くなって飛び出して兎鞠の所に来たんだよね・・・今ならお姉さんも帰国しているから力になれると思って相談したい訳。後出来る事ならまた強くしてくれるように付き合って欲しいんよ」
兎鞠「成程ね。まぁ事情は分かったからまた付き合うよ、兎鞠とアンジュの仲だからね」
えり「私も今日は一日オフだから付き合うよ」
アンジュ「ありがとう兎鞠ん!お姉さん!待ち合わせは・・・」
兎鞠「機体がないなら神羅城かな。取り敢えず今ある物とか諸々みたいからね、ご飯食べ終わり次第向かうから待っててね」
アンジュ「了解!」
そのまま帰宅し、兎鞠姉妹は伸びかけのラーメンを啜って向かう事となった。
神羅城 アンジュの部屋
アンジュ「で、これが私が頑張ってカスタマイズした物なんだけど・・・」
おずおずと見せたのはかつてアンジュが作成した『ガンダム [BEYOND GLOBAL]』……に色々と取り付けた物だ。
兎鞠「うーん・・・これは・・・」
えり「オプションパーツを取り付け、さらには30MMシリーズの武装なりジャンクパーツなり取り付けて統一感がないね・・・何でこうなったの?」
アンジュ「えっと・・・取り敢えず使えそう、合いそうという理由で取り付けました」
えり「コンセプトは火力重視?」
アンジュ「……何も考えていません・・・」
アンジュの言葉に呆れ顔になり、溜息つきたくなるのを堪えつつどう語るべきか悩むえり。兎鞠もなんとも言えない顔をしていた。
兎鞠「あのねアンジュ。改造するにしても色々と考えていかないと無理がたたるよ? 初代ガンダムは性能こそ高い物の、それは
アンジュ「それは、まぁ・・・」
兎鞠「だからこそ改造する必要があるんだろうけど、正直初代の特性上カスタマイズは結構難しい方だと思う」
えり「だねぇ。初代はアレだけで完成されているから、此処からさらに手を加えるのって中々難しい気がする。元々が格闘寄りの汎用機だから、手を加えても精々トランスフェイス装甲にGE製強化スラスターを装着するだけで十分だし、下手にガトリングつけると『アレックスで良いじゃん』ってなっちゃうし、格闘性能を伸ばそうとすると『ラーガンダムで良いじゃん』となるからね。逆に射撃戦しようとするとマドロックと被るし、サイコミュ装備となればνガンダムと被るし・・・」
アンジュ「む、難しい・・・」
えり「ガンダム・ハンマーを持たせたのは悪くないと思う。フィット補正が掛かって適正あるし、威力が高いからね。ハイパーバズーカを懸架させて、後はビームライフルの代わりにGE製カスタマイズウェポンやKI製カスタマイズウェポンを装備させれるようにした方が良いかな」
兎鞠「脚に30MMシリーズのリボルバー装備するのは? 出撃前に溶解弾かAP弾装備させてさ。後、ジャンクパーツの中に100mmマシンガンあるからそっちの方が良いんじゃない?」
えり「アリではあるけど、それは追加装備に留めておいた方が良いかも。100mmマシはフィット補正働いて命中率上がるけど、教育型コンピューターの恩恵を考えると無理に連邦系武装に拘らなくても良いかも」
アンジュを置き去りにして議論し、改造案を考えていく兎鞠姉妹。アンジュはただ何も言えず、メモしていくばかりだった。
アンジュ「あ、あの・・・フェイスシフト装甲にGE製強化スラスターを装着とかはどうですかね?」
兎鞠「うーん・・・今のアンジュじゃスラスター付けても振り回される気がするから、今は止めといた方が良いかも。空戦とか意識するならド・ダイ改をセットしておくだけで良いし、PS装甲に関しても無敵が付与される『ローリング』がコマンドとしてあるから正直いらないと思う」
えり「射撃無敵で回避しつつ、格闘も下格闘以外はほぼ回避出来るローリングがあるから無理につけるよりかは・・・だしね。それに、今の環境ではPS装甲やフェムテク装甲よりも、通常装甲による二重装甲されているトランスフェイス装甲の方が主流だしね」
アンジュ「溶解弾とか硫酸弾の影響、とかだっけ?」
えり「そう。それでも対策されなきゃ強いし、『初期GATシリーズは脱初心者向けの機体』って言われているからね。それぞれ特徴があって分かりやすく、外付け核融合炉を取り付ける事でエネルギーは賄える上にPS装甲の利点がフルに活かせるし」
兎鞠「まぁ問題は
アンジュ「成程・・・」
えり「だから、このガンダムに改造するとなれば塗装と墨入れ、後はヤスリ掛けのし忘れがあればそこをやっておく程度でも良くなるよ。さらなる改造はまた別の時にね」
そこからメモを取り出してカラーリングの相談、追加武装はどうするかで話し合って決めた。カラーリングはアンジュのアイドル衣装を意識して赤・白・黒という形で決まり、塗装する箇所を決めて改造に取り掛かった。まずはパーツ外しからだ。
兎鞠「あれからガンプラウォーズやってる?」
アンジュ「やっているけど、勝てたり勝てなかったりで・・・正直組んだガンダム位しか使ってないし、改造しても全然だったし・・・」
えり「まぁ、あの改造じゃね・・・」
アンジュ「勝てないから色々と改造したんだけど、駄目だったかぁ・・・」
兎鞠「勝つ事を意識するとなれば一つの機体ばかりに拘っては厳しくなるし、それこそ『これで極めて見せる』位の気概がないとね・・・兎鞠もガンダムバルバタウロスを改造して『ガンダムバルバタウロスルプスレクスマークX』にしたけど、それだけじゃ勝ち上がっていくのがきつくなったから別の機体を作った訳だからね」
アンジュ「それがあのフルアーマーガンダムMk-Ⅲと」
兎鞠「うん。好きな機体なのもあったし、『無いなら再現して作り上げよう』という気持ちの元、作成してみたら思ったより使い勝手が良かったからね。脳死でやるならルプスレクスが楽しいけど、勝つ事を意識するとなればフルアーマーMk-Ⅲの方が使ってて楽しいからね。それに最近じゃマサキさんともやりあっているし」
えり「あの人のギルガメッシュは見てて凄いからね。それに『Mk-Ⅲに対する知識もあるから勉強になる』ってまりも言ってたし」
アンジュ「やっぱり理解度が高いからこそ強くなれる訳か・・・そう考えるとぺこらさんに師事を乞うのが良いのかも」
兎鞠「初代で頑張るならそれもアリかもね。のぞみちゃんもジーラインを極めようと頑張っているし、アンジュを何かを極める位のも良いかもね」
全ての改造パーツを外し終え、塗装とヤスリ掛けする為の段階へと移っていく。
兎鞠「そういえばアンジュ、あれから佐々木さんとはどうなの?」
アンジュ「どうって?」
兎鞠「子供作っているかって話」
それに対して俯いて黙り込むアンジュ。
アンジュ「えっと・・・一度だけ抱いてもらったけど、それ以降は全然・・・」
えり「ん? それは何かあったりする?」
アンジュ「いや・・・アレが大き過ぎたし、あまりの激しさに気絶しちゃったんだよね・・・だからあれ以降してない」
兎鞠・えり「「あらまぁ〜……」」
アンジュとしてもどうにかしたいと思っており、他の娘が妊娠、出産して神代家の方でも妊娠する人も増え、最近では青が妊娠し、後から入ってきたエトラやりえる、萌美にも先越される事を懸念している物の・・・やっぱり踏み込めないでいた。
アンジュ「お陰でいにゅいからも『ええ加減子供作れ』と言われるし、親からも心配されて『一度検査を受けた方が良いんじゃないのか』って言われたんだよね。検査結果は問題ないと言われたし、出来ないのは単に耐えきれないからだし・・・」
兎鞠「麗女さんも愛人として迎え入れたし、いよいよヤバいんじゃ・・・」
アンジュ「分かっているけどさぁ……リスナーも気を遣ってか子供の事については触れてこないけど、逆にそれが辛い……神羅族になった今なら耐えられるかもしれないけど、正直・・・」
兎鞠「ま、まぁ・・・それについては頑張ってとしか・・・」
その後も話をしながら作業をしていき、塗装して組み立てに入っていく。
えり「あ、そうだアンジュ。アンジュ様にシールを用意したんだけどどうかな?」
アンジュ「あ、これ良いですね。採用で」
シールを貼って組み立て、完成したのがこれだ。
『ガンダム(アンジュ専用機)』
『HG RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]』をベースにしたオリジナル機体。と言っても墨入れやヤスリ掛けし、自身のイメージカラーに塗装して追加装備した程度のカスタマイズである。
武装はビームライフル、頭部バルカン、ビームサーベル×2に加えてハイパーバズーカをデフォで装備しており、場面次第ではハイパーハンマーやGE製カスタマイズウェポン、KI製カスタマイズウェポンを装備する。
元々はアンジュが「取り敢えず使えそう、合いそう」という理由で武装てんこ盛りの統一感がない感じになったのを止めさせ、彼女のアイドル衣装を意識した塗装と墨入れする事でアンジュ専用の機体に仕上げている。肩にはアンジュの推しマークである天秤ばかりのシールを作成して貼っている。
スキル「教育型コンピューター」
常時格闘攻撃力、機動力が120%アップし。ロックした際の射撃兵装の命中率が40%アップする(ノーロックだと命中率アップは発動しない)
アンジュ「これなら使いこなせそうだけど、大丈夫かな?」
兎鞠「墨入れと塗装するだけで良いって場合もあるし、これも一つの正解だと思うよ。初代とかみたいに『何等かに特化したいのならいっそ他の機体にした方が良い』ってのもあるし、初代はこれで良いと思う。これならぺこらさんも文句言わないだろうし」
アンジュ「あれこれやって相談した結果、絶句されたからね・・・」
えり「ネキは正直下手くそだけど、これを機に初心に帰ってやってみるのもアリかもね」
兎鞠「やるなら付き合うよ、アンジュ♪」
アンジュ「うん。ありがとう兎鞠」
良い時間になったので二人を送り、お礼として麵屋ぼたんで食事を奢った。
次回はアンジュの戦闘回。戦闘描写は未だになれないけど、やるだけやってみたい。四季様にサージェントノーブルのスキルを教えて貰ったが、出すべきかどうか・・・
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