【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
本来なら戦闘して特訓する予定だったけど、バトルはまた次回に・・・戦闘を期待してた方申し訳ありません。
アンジュのガンダムを改造してから数日が経った。配信やレッスンを熟しつつ、錬金術師としての仕事を請け負いながらガンプラウォーズを続けていた。が・・・
アンジュ「うわぁぁぁぁ!!」
ホロプラの常連客には勝てず、試しに視聴者参加型のガンプラウォーズ配信をやっても負け越す事がしばしば・・・同じゴールド帯でも勝てる相手が少なく、勝ててシルバー帯という有様・・・何故勝てないのか悩み、先程まで対戦していたのぞみに相談していた。
アンジュ「のんちゃんから見て、どうして私が勝てないか分かる?」
のぞみ「アンジュさんは基本は出来ているけど、不利になるとすぐ逃げたりする癖があるのが駄目なんですよ・・・防御や回避技術は秀でていますけど、攻めがなっていませんね。守りを活かすとなればカウンター技術を磨いていく事も大事かもしれません」
アンジュ「カウンターかぁ・・・」
言われて納得する所があった。過去にレイラに対してリプレイ動画を見せ、強くなるためにはどうしたら良いか相談して言われた第一声が
レイラ『自分が不利だからって味方の方に逃げるのは止めましょう。戦闘中だった場合、挟撃されます。狙撃機の味方の方に逃げるなんて論外です。あと味方機の性質を理解してください。狙撃機が味方にいるなら、むしろ離れた方が狙撃しやすくなるって考えれば分かるでしょう?』
という物だった。指摘されて逃げる方向を考えて動けるようにはなった物の、逃げ癖は治っていなかった。攻めるにしてもロック撃ちして丁寧に撃つ、適切な距離で格闘を振れるようにはなった物の全体的に拙く、全体的に「初心者よりマシになった」程度だった。それでも周囲をしっかり確認する、レーダーをマメに見るというのは出来るようになったが動きがまだ「初心者に毛が生えた程度」で勝ち上がっていくには厳しい物があった。
アンジュ「同じゴールド2なのに、なんでのんちゃんはそこまで強いの?」
のぞみ「店長達に鍛えられた・・・というのもあるけど、あたしの場合は受けに回った時や不意打ちに対して適性が高いと言われてそれを意識してますからね。シールド・アンカーで相手を捕縛して拘束し、そのままダガーで動力源やコックピット狙ってのクリティカル狙いする事でキルを取ってきているから伸びたって訳。撃ち合いはあくまで動きの制限や誘導を意識し、近接キルを狙うようになったら上手く嵌めて勝てる様になったし。ただ、大和さんからは『動きは良いし戦術は悪くないけど、ワンパターンになりがちなのが悪い所』って言われているけどね・・・『嵌めるにしてもパターンを増やしていかないと対策される恐れがある』と指摘されて、色々と試行錯誤はしているんですけどね」
アンジュ「うーん・・・それが出来るだけでも凄いと思うけど・・・」
のぞみ「動きのバリエーションを増やしているけど中々大変ですからね・・・後、地上宇宙共に使えるとはいえジーライン以外でフルに活かせる機体があるとしたら、最近組み立てたパイフー位ですし」
そういって取り出したのは自分専用にカスタマイズした機体『ガンダムルブリスパイフー』だ。
『ガンダムルブリスパイフー』
『HG ガンダムルブリス量産試作モデル』をベースに自分用にカスタマイズしたオリジナル機体。全体的にクリーム色とピンクみを帯びた赤という彼女のアイドル衣装を意識した塗装をし、肩には眷属である白虎のシールを貼っている。
武装は頭部バルカン、キローニアンに加えてガンヴォルヴァのビームカービンとシールド、腰に自作したヒートダガーを2つ装備している。全体的にシンプルかつ扱いやすい武装で整える事で彼女の負担なく活かすようにしている。因みにパイフーとは中国語で「白虎」である。
スキル「いでよ
一定時間ガンヴォルヴァを4機を召喚する。動作はCPUが行い、スキル発動中は「攻撃支援」「防御支援」を行って自機のアシストを行う。
・攻撃支援:追従しつつ2機がビームカービンによる射撃支援を行い、もう2機が格闘モーションに合わせてビームサーベルによる追撃を行う
・防御支援:2機が動き回ってルブリスへの攻撃を防御。残りの2機は、ルブリスの近くで防ぎ漏らした攻撃を防御してダメージ軽減する。
アンジュ「……これで戦えるの?」
のぞみ「戦えます。ガンヴォルヴァのビームカービンは連射性と威力、取り回しに優れている上にシールドに付属しているマガジンと取り外しが可能なお陰でリロード時間が早く、気兼ねなく撃てるのは強みです。シールドもビームコーティング施しているからビームの軽減出来ますし、キローニアンもリロード時間が長いですけど威力や射程が長い為使い所を間違えなければ強力。リロード中はバルカンとカービンでカバーできるから問題ありません」
アンジュ「成程なぁ・・・」
「結局はバトラーの腕前と工夫次第ですよ、アンジュ先輩」
声がした方に振り向いてみるとるりが立っていた。
アンジュ「るりちゃん、なんかあって来たの?」
るり「いえ、今日は非番です。アンジュ先輩の戦闘、いくつかモニター越しに見ていましたよ」
アンジュ「う・・・どんなだった?」
るり「全体的にローリングを多用し、ビームライフルに頼りすぎている印象がありましたね・・・バズーカやバルカンも数回しか撃ってなかったですし、シールドなんて一度も投げてませんし・・・」
アンジュ「だって色々とあるし、咄嗟に撃てるのが限られるから・・・」
るりから見てもアンジュの立ち回りは基本から脱してない物だった。近距離ではビームライフルによる射撃で確実にダメージを取り、離れた距離では威力減衰の少ないバズーカでダメージを取って削り、バルカンで怯ませて削る・・・というのが基本だ。シールドに耐久値があり、無傷→損傷→破損といき耐久値が無くなると破壊されて再出撃迄シールドが使えなくなる。
るり「破損してもシールドでガードする位ならぶん投げてクリティカルを狙った方が良いですよ。状態悪くても高いダメージを出せますし」
アンジュ「それもぺこらさんからも教わったけど、中々活かせないんよ・・・」
そもそも壊れるまでシールドを頼って逃げ腰になる為、アンジュは盾をぶん投げてクリティカルを狙うという事が出来ずにいた。これに関してもぺこらは何度も指摘していた。
ぺこら『実体盾はビームシールドより耐久値が高いとはいえ限度があるし、壊れたら再出撃まで使えなくなるから思い切ったアクションをしないと駄目ぺこ』
アンジュ『でも・・・自分から盾を捨てるとか・・・』
ぺこら『使える物はなんでも使う!それが初代において特に大事な事ぺこ!』
理解っていても及び腰になって盾をぶん投げるという発想に至れず、壊れるまで使い続けてしまう事にはぺこらは勿論、るりも問題視していた。
るり「使える物は何でも使う、変に渋らず思い切った行動をするのが勝つ上で大事な事です。ビームシールドだって防ぐだけじゃなく、攻撃に転用できますし。インジャのシールドに付属しているビームブーメランも、先端を当てて斬り裂く事も可能ですし」
アンジュ「え、そうなの? 基本的に初代しか使わないから知らなかった・・・」
るり「・・・相手の機体を把握する事も大事です。実際さっきの石神先輩との戦闘でもシールド・アンカーに反応出来ていませんでしたし」
のぞみ「それ、思った。アンカーでライフル掴んで飛ばされた時凄く動揺してたし」
のぞみの言う通り、シールド・アンカーでビームライフルを捕縛して武器を飛ばし、動揺して動きを止めた所をビームダガーによって斬り裂かれて負けてしまったのだった。
アンジュ「だって・・・有線を仕込んでるなんて思わんかったやん!」
のぞみ「だってあたしのジーライン、フルカスタムをヒントに作成したんですから。グラップ・シールドのクローをワイヤー射出式に改造してますし」
アンジュ「そんなの分かる訳ないだろう!?」
のぞみ「
るり「先輩の言う通りです。色んなギミックを仕込んでくる可能性もありますし、色々と考慮しておかなければ勝てる物も勝てません。私も、最初にノーブルジャスティスを使ってた頃は『武装が多くて使いにくいなぁ』とは思っていましたけど、武装自体がシンプルな上にファトゥムの扱いさえなれれば『基本さえ分かれば意外と難しくない』と思えるようになりましたし、考え方を変えたりするのも大事ですよ?」
アンジュ「むぅ・・・そこまで言うなら、『ガンプラウォーズが下手なウチでも、るりちゃんに勝つ事だって出来る!』と考えを変えれば勝てるというの!?」
るり「それはやってみない事にはなんとも言えませんね。良かったら勝負してみますか?」
そういって自身の愛機であるサージェントノーブルを取り出するり。それを見てアンジュもガンダムを取り出し、勝負を挑んだ!
アンジュ「見てろよるりぃ!絶対ウチが勝ってギャフンと言わせてやるからな!」
るり「本職の一環で鍛えてますし、負けるつもりはありません。石神先輩、立ち合いお願いします」
のぞみ「ん、分かった」
こうしてるりに対して勝負を挑む事に・・・果たして勝つのはアンジュか、るりか・・・?
続く
オマケ
アカリ「ふと思ったんだけど・・・」
アロエ「?」
アカリ「のんちゃんのパイフー、なんでスキル変更したの?」
大和「やっぱり、『杖運ぶ魔女』を扱いきれなかったから・・・とか?」
アロエ「それもあるが、のぞみの場合は『型に嵌った戦い方が得意』というのがあるから支援する形にしたスキルの方がやりやすいのもあるな。実際、スキルを変更してパイフーにしてからはかなり調子良い。無論、引き続きジーラインは使うらしいけどな」
狂三「一機だけでやり続けるのも厳しいのもあるしね」
アロエ「そういう事だ」
大和「それにしても、アロエさんってのぞみさんと仲が良いんですね」
アロエ「色々と通じる物があるからな。プライベートでも話しているし、仲良くなれた一番の理由はやはり・・・」
大和「やはり?」
アロエ「吾輩と同じでゲームは上手くない・・・という事だな。ゲーム下手だからこそ理解し合える事もあるし・・・」
大和「……」
アロエ「例えホロライブを続けられたとしても、大会とか呼ばれなかったんだろうなぁ・・・」
ガンプラウォーズで強くなれても、ゲーム力の低さに嘆くアロエであった。
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