【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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ふと思いついたネタ、やや短め。


とこの大きな夢

神代とこには一つの大きな夢があった。それは、「自分がにじさんじを卒業したらゆっくり寛げるお店を開きたい」という物だ。しかし最近は考えが変わってきていた・・・それが自身の夢に繋がってきており、その実現の為にとこは玲二達と相談していた。

 

 

玲二「……うん。この辺りなら店を開くには丁度良いし、とこの望みを叶えるには丁度良いな」

 

とこ「ほんまに? 土地の提供をしてくれただけでなく、格安で売ってくれてありがとうな♪」

 

玲二「良いんだよ。それに、とこのもう一つの夢は皆の手助けにもなるからな・・・」

 

とこのもう一つの夢・・・それは、「引退して居場所を無くした子達や、やむを得ず去った人達の受け皿を作りたい」という物だ。配信界隈は楽しそうな見た目とは裏腹に過酷で血の滲む努力が必要な業界だ。新生アイドル界隈も例外ではなく、事務所という後ろ盾があったとしても人気が出る保証もない上に、人気を得たとしても体調を崩してリタイアする者も少なくない。専業でやる物も居れば兼業でやる物もいるが、いずれにしろ身体が資本となる商売故、長く続けられるという保証はない。配信や動画投稿をメインにし続けた者が事務所との確執や体調面が原因で辞めざるを得ない物にとって安定した職というのは死活問題であり、アカリみたいに引退した後、早くに職に就けれたものは運が良いと言っても過言ではないだろう。

 

玲二「俺も色々と考えたり、お義父さん達の紹介出来ないか頼んだりしているとはいえ・・・それでも限界があるからな・・・」

 

とこ「せやな・・・()()()()()()あくあちゃんやクロヱちゃん、シオンちゃんは辞めずにおるけど、今後も辞めない娘が出ないとは限らへん。玲二さんの力を使えば無かった事に出来るかもしれないけど、それはあまり望んでないんやろ?」

 

玲二「……」

 

とこ「せやから、真白ちゃんみたいな娘を一人でも受け入れる為にも、あたしの夢が皆の助けになるんやないかと考えとる」

 

拓哉「俺もその考え方に賛成だ。俺が居た世界では『転生』というアバターを変えてリスタートする手段があるけれど、この世界ではそれが出来ないからな・・・身内は勿論、知り合いがそうだとなれば何とかしてあげたい気持ちは俺もあるからな・・・」

 

とこ「だからこそや。その為の資金を貯めてきたし、働き手に関してはみしろちゃんの伝手のお陰で従業員も確保出来とる。設計図の手直しが必要になったとはいえ、漸く夢が叶う・・・」

 

みしろ「因みに店名は伺ってませんでしたけど、決めているのですか?」

 

とこ「決めとる。『喫茶 (なご)み』……皆が寛げる場所であり、皆の受け皿となる場所……どちらも和める場所でありたい。その思いを込めてそう名付けたんよ」

 

みしろ「シンプルながら良い名前ですね」

 

喫茶和み・・・とこの夢が詰まった店が描かれた設計図を基に、建築が始まった。

 

とこ「しかしホンマ魔法による建築って便利なんやな・・・天界とかでは主流らしいけど、これで建築コストは変わらないのが凄いわ」

 

玲二「ニュイやシオン曰く、自動製作(オートクラフト)という魔法技術があるんだが、魔法の中でも高度な技術が必要な魔法らしいからな・・・魔法使いとしての素質は勿論、建築関係の知識と経験、技術が無ければ出来ても脆くなるらしい」

 

拓哉「流石に漫画や小説みたいに、素材あればポンと出来る訳じゃないんっスね」

 

玲二「ロウ曰く、『それも神羅族の力の一つを魔法という形で世界に残した賜物の一つ』らしい。色々と複雑な形にする事で悪用する者を減らす目的もあったらしい」

 

とこ「成程なぁ・・・あ、せやけど・・・もし別世界で、神羅族とは別の神様の手引きでこの世界に来た場合、どうなるんやろ? やっぱ無呪羅的には排除する可能性があるとか?」

 

玲二「可能性としてはあり得る……が、これに関してはグリード達に聞かないと何とも言えないな。まぁ、俺としても話の分かる奴なら穏便に対処していきたい所ではある」

 

拓哉「最近の転生物とか考えると、ピンキリですからね・・・樋山みたいな奴とか普通に出てくる可能性もありますし」

 

とこ「まぁそん時はそん時。それよりも、真白ちゃんの方はどうなん? 卒業後もリハビリを続けているみたいやけど・・・」

 

玲二「回復はしていっているし、とこの話を聞いて喜んでいたよ。留年したとはいえ、高校も卒業したらいよいよ宛がなくなるからな・・・真白もその辺りの事を気にしていたよ」

 

とこ「来てくれるんやったらあたしとしては嬉しい。真白ちゃんはまだ若いし、辞めても第二の人生を歩める場所が必要やからな」

 

みしろ「メニューに関しても料理はパスタ系やサンドイッチ、スイーツ等なら無難に受けるでしょう。これに関してはみしろが監修しましたし」

 

とこ「みしろちゃんって本当に何でも出来るんやな。オープンにあたっての従業員も何人か紹介してくれたのもあって助かったけど」

 

みしろ「白雪家の教えとして、色々と知識を叩きこまれましたからね。この程度、お安い御用です。それに、従業員に関しても職に困ってた知り合いを助けると思って紹介したからお互い様ですよ」

 

拓哉「栄ちゃんも経理として雇ってくれて良かったよ。前みたいにガッツリ働くのは無理でも、安定した職があるのとないのとじゃ違うからね・・・」

 

とこ「まぁ栄ちゃんも仕事してないのもややモヤモヤしてたからな・・・専業主婦とはいえやっぱり働いた方が精神的に楽やろし、何より当人も望んでたしな」

 

玲二「正直、短期間のパートとして復帰してほしい気持ちがあったから少し残念ではあるが・・・これは当人が決めた事だから仕方ないな」

 

「ははは」と笑い合う玲二達。ホロライトにまた、新たなる憩いの場が生まれた・・・




Q:そういう系ならホロプラでやれそうなのに、何で態々作ったの?

A:ホロプラは日々人が増えているし、どれだけ増やして良いか分からないから・・・それに本家の活動見るに、契約解除した娘の扱いとか分からないから、こういう保険は大事。後、設定回収に必要だったから。

4月からはあおぎり高校ガンプラ部始動の話を書く予定。何も変わらずいつも通りだけど、安定したネタが書くには必要だから・・・

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