【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
あおぎり高校 ガンプラ部部室
フィーア「ムムム・・・」
蝶美「中村さん、どうしたのスマホと睨めっこしているけど」
フィーア「あ、ちよちゃん先生。実はこの前ガンプラウォーズで対戦した際に撮ったリプレイ動画を見てたんですけど・・・色々と気になる事が出てきて」
蝶美「ふむ、気になる事とは?」
フィーア「対戦したのは軍警ザクなんだけど・・・何かザクにしては動きが速いし、シャアザクとは違う感じで『何でなのかな?』って思って・・・」
フィーアが保存したリプレイ動画を見せながら話す。
蝶美「多分、動きが速いのは『地形適性』というのがあるんだと思うよ」
フィーア「地形適性?」
蝶美「そうだね・・・今度の部で講義を開くから、それまでに色々と気になる事があれば皆にジャンジャン調べて質問するように伝えてね。こういうの、私としても講義する際に何を教えれば良いか分かるようになるし」
フィーア「はーい」
フィーアは気になる事、分からない事を纏める為にアインス達にも話して質問を纏めるようにした。
蝶美「はい、という訳で今回は講義を中心に活動していきたいと思います。お勉強が嫌かもしれないけど、こういうのは大事だからね」
萱原「まぁちよちゃん先生の講義は分かりやすいから退屈しないんだけどな」
ケイ「あたし等も色々と分からない事が多いし、こういうのは助かるよ」
蝶美「ん、そう言ってくれてありがとう。さて今回の講義は・・・『適性』について語っていこうか」
ホワイトボードに適性と書き、いくつか矢印を付ける。
蝶美「さて、適性と聞いて何か思い浮かべる人が居れば挙手をお願いします」
2年生が挙手し、楠子を指名して席を立たせる。
蝶美「じゃあ安留さん、お願いします」
楠子「はい。適性は大まかにステージによって恩恵を得らえる『地形適性』や武器の命中率やブレ、クリティカル率を高める『フィット補正』、マスクデータで開発者等の関係者じゃなければ閲覧できない『シンクロ率』の三つがある・・・ですよね」
フィーア「シンクロ率?」
蝶美「そうだね、大まかに分けてその三つがそう」
ホワイトボードに地形適性、フィット補正、シンクロ率を書いていく。
蝶美「この三つについてそれぞれ説明、お願いできるかな?」
楠子「はい。まず『地形適性』とは大まかに宇宙ステージや地上ステージがあり基本的には宇宙でしか運用できない機体は宇宙ステージでしか出撃出来ず、地上でしか運用できない機体は地上ステージでしか出撃出来ないという制限があります。しかし代わりに恩恵が得られるのですが、その恩恵というのが『ブースト消費量の軽減』や『旋回力や移動力の強化』といった運動面に関わる恩恵が得られるます」
蝶美「そうだね。同じように海や川、湖があるステージで水陸両用機が水中に潜れば、水中での運動性やステルス性能が向上する等の恩恵も得られる、砂漠ステージでザク・デザートタイプやドム・トローペン等の砂漠や熱帯地域に対応しているステージではブースト消費量の低下する上、地形によるデバフ・・・運動性能の低下を受けずに済むという恩恵も得らえる。これも地形適性による恩恵。じゃあこれは局地型のみの特権なのかと言われたら「否」・・・その理由は分かる人いるかな?」
フィーア「あ!それ分かります!」
これに対してフィーアが手を挙げた。
蝶美「ん。じゃあ中村さん、理由を説明してください」
フィーア「はい。ザクⅡのF型やTHE ORIGIN版のザクⅡC型は宇宙、地上共に出撃できる汎用機ではあるけれど、実は宇宙戦に対応している為か宇宙ステージでは地形適性を受けれるんですよね」
蝶美「その通り。ザクⅡのF型は設定上、重力下でも運用出来るようにはなっているけど基本的には宇宙での運用を想定しているから宇宙ステージでも恩恵を得られるんだよね。これは同じF型ザクであるレッド・ウルフ隊のザクやドアン専用ザクや、リック・ディアスがまさにそう。似たようなもので言えばグフR35やドムR35だけど、此方はベースが重力戦線での運用を想定した機体な為、地上ステージで恩恵が得られるようになっているんだよね」
フィーア「同じ汎用機でも、やっぱり機体毎に違うんだね」
蝶美「そういう事。但し、恩恵という面では局地型と比べて小さいのが難点だけどね。これで恩恵も高かったら流石にバランス的によろしくないし」
エルザ「恩恵という点で質問があるのですが・・・良いですか?」
蝶美「何かな? 宮本さん」
エルザ「wiki情報なのですが、陸戦型ジム等の一部を除く、ジム系統やザクF2型、FZ型やハイザックには恩恵がないって事を知ったのですが・・・これは何故?」
蝶美「それは簡単。設定上、『地上と宇宙の運用データがあるから運動性能の格差を無くしている』という事で性能が高い代わりに、地形適性のバフを受けれない様になっているからだよ。ジンも宇宙、地上共に満足に運用出来るみたいだけど・・・設定上、旧式で性能が低いから宇宙ステージでは地形適性を受けれるようにしているんだけど、ぶっちゃけバランス的な事情でこうなっているんだよね」
エルザ「高機動型ザクやジンハイマニューバは宇宙でしか使えない局地型扱いだけど、通常のザクやジンはテコ入れのために恩恵を入れていると?」
蝶美「その通り。同じザクでもFZ型・・・多分F2型もだけど、統合整備計画の影響で武装面で共通化された影響がある為、全てのジオン系武装に対して高いフィット補正が掛かるんだけど、素のザクはザクマシンガンとザクバズーカ位しかフィット補正が掛からないんだよね。ORIGIN版ザクは付属している装備のみ、一応ヅダが使用していた対艦ライフルにもフィット補正が入る感じ」
エルザ「あー・・・それも見た事があります。ジャイアントバズやラケーデンバズはF2型やFZ型でも少しばかり命中補正やブレの抑えが加わるけど、F型のザクはどれもマイナス補正が掛かるんですよね?」
蝶美「そう。それがあるから、代わりに地形適性を与えて差別化しようって事。じゃあこの流れでフィット補正について説明するけど・・・良いかな?」
周囲を見回して確認するが、特に異論はないようだ。
蝶美「ないみたいなので、次はフィット補正について説明するね。これは読んで字のごとく、『その武器に対してピッタリ合う事による補正』の事。ジムやザクにはそれぞれ100mmマシンガンやブルパップマシンガン、ザクマシンガンやMMP-80等の『劇中で使用した武器』や『プラモで付属している武器』に対して非常に相性が良く、相性が良ければ良い程撃った時のブレや誘導性能、クリティカル率が跳ね上がる。これによって、ザクに装備して撃たせても全然通用しない・・・という事はなくなるし、GE製ウェポンバレットキットと組み合わせる事で高い命中補正を持ちつつ、高い火力を引き出す事が可能になるんだよね」
萱原「カスタムウェポンでもそれが適応されてて、アサルトライフル系やマシンガン系でなら高い恩恵を得られるから火力を求めるならそっちを装備するのも選択肢の一つ・・・だよな?」
蝶美「そうそう。最高ランクのフィット補正を受けるとしたら、劇中で装備した事がある武器が必要なんだけど・・・それに似た系統の武器であれば高いフィット補正を受ける事が出来る。なので『グスタフ・カールやシルヴァ・バレトを使いたいんだけど、ジェガンライフルでは火力が足りないし、補正による恩恵が欲しい』という場合にはGE製ビームアサルトライフルを装備させるのがおススメだったりする」
エルザ「それは・・・アサルトライフル系に対して高いフィット補正が働くからですか?」
蝶美「そう。同じ理由でガルム44にも高いフィット補正が入る」
ルナ「じゃあ狙撃機とかには、手持ちのスナイパーライフル以外のライフルでも高いフィット補正が入るんですか?」
蝶美「入る。デュナメスやケルディム、ジムスナイパーカスタムと言った狙撃機に対し、ドラゴントゥースに高いフィット補正が入るからそっちに切り替えるのも一つの手。ゲーグナーにも高いフィット補正が入るからお勧め」
フィーア「それぞれメインで使っている武器と同じ系統であれば、高いフィット補正が入るって事?」
蝶美「基本的にはそう捉えて良いかな・・・と、時間が押しているので最後、シンクロ率について解説して今日の講義は終わりにしようか」
抑えるべき情報をボードに書いていき、シンクロ率について説明する。
蝶美「シンクロ率というのはガンプラウォーズに設定されている隠しステータスで、通常視認する事が出来ないステータスなんだよね。で、これは何かというと一言で言うと『ガンプラとの同調率を現すステータス』。バトラーの操作技術、ガンプラの出来、戦術とガンプラとの相性によっても変わってくる物で高ければ高い程、操作が非常にスムーズになるし、佐々木さん曰く『まるで自分の手足のように動かしやすくなる』んだよね。これが非常に重要な要素で機体との相性が悪いと動きも悪くなるし、逆に相性が良さと改造次第では、古いキットでもスムーズに動かす事が可能になる」
フィーア「じゃあ機体との相性が良ければ、PVでみしろさんが見せてた機体でダンスを踊るという芸当も出来るようになるの?」
蝶美「そうだね。そして機体と同調し、高める事で発動できるようになるのがフルシンクロ。フルシンクロを任意に発動させるようになるには相性の良い機体は必須。勿論相性の良い機体だけでなく、技術や技量、メンタル的な物が揃ってないとフルシンクロが発動できないし、長く維持させる事が出来ないんだよね。最も、コツさえ掴めれば誰でも出来るようにはなるけど、そこに至るには相応の努力が必要。まぁつまり・・・超サイヤ人のバーゲンセールとはいかないんだよね、素質ある人はあっさり出来るみたいだけど」
フィーア「ちよちゃん先生は出来るんですか?」
蝶美「出来るよ。風和さんも新君との特訓のお陰で使えるようになったしね」
フィーア「凄いなぁ・・・」
蝶美「まぁ・・・フルシンクロについてはまだ分かってない所が多いし、私も多くは語れないんだけどね」
そうしていると下校時間となった。
蝶美「はい、良い時間なので今日の講義は此処まで。もし何か分からない事、気になる事があればまた質問してね」
その言葉を最後に本日の部活動が終了し、部員たちはそれぞれ帰路につく事となった。
初めての試みだけど、また何か浮かべばネタにします。次回、最新話見て色々と考えてみたい所。それが終わったらG.C.P.Dをメインにした長編を書く予定です。
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