【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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時系列は大会終了後の9月辺り。2,3話で終わらせる予定。その後はアメリアとのデート回とか、あおぎりガンプラ部のライバルを登場させたいかな。


違法バトルを検挙せよ~G.C.P.Dの長い一日~前編

2024年9月。8月中に開催されていたGWDWCの裏側で違法賭博、不正アクセスによる調査を進めていたが中々尻尾を掴めず、検挙に至らず苦戦していた・・・しかし此処で思わぬ協力者を得る事が出来た事により、大きく進める事が出来た。

 

兼士「まさか貴女達から情報提供してくれるとはな・・・桐生ココさんに、因幡はねるさん」

 

ココ『そりゃーウチ等のシマであり、兄貴が皆の為に開催してくれた大会を潰そうとシテくれたんだからな!ワタシ達としても、アイツ等には落とし前ツケねーと気が済まねぇ!』

 

はねる『ママねるも怒ってたからねぇ・・・胴元連中には。しかも金稼ぎだけじゃないから、検挙はもうちょっと待って。胴元連中は分かったけど、あいつ等が何か仕組んでいるらしいし』

 

専用の秘匿回線を使い、兼士が通話しているのは佐々木ココと因幡はねるだ。本来なら敵対関係にあるのだが、兼士とは利害の一致で裏で協力し合う関係にいた。その利害の一致というのが、ガンプラウォーズ関係だ。

 

ココ『まさかアイツ等、違法賭博だけでなく違法バトルの開催までヤッテたなんて許せネー!兄貴は、そんな事をさせる為に開発したんじゃネーゾ!』

 

兼士「しかもそれが賭博による金稼ぎではなく、真の目的が後府幹事長の掲げる『ガンプラウォーズによる技術大国日本化計画を破綻させる事』とはな・・・確かにこういう事がニュースになるだけでもイメージ悪化に繋がるし、合法的に政策を潰す事が可能にはなる・・・それに目を付けて来たとはな・・・」

 

はねる『しかも野党だけでなく、反対している一部与党議員も絡んでるみたいだからね・・・そっち方面は後府さんの手でケジメを付けさせるみたいだけど、そっち方面は大丈夫そう?』

 

兼士「そっち方面に関しては招木署長から待ったが掛かっている・・・どうやら『闇ジャンク屋連合』の組員の一人と関りがあるらしく、此方も調査を行っている」

 

はねる『闇ジャンク屋連合か・・・ジャンク屋連合とは対の存在、だね』

 

 

ジャンク屋連合

 

ビルドライバーズ世界に存在する組織でガンプラウォーズが普及される前から設立された組織だ。「ガンプラ等のプラモの保護と再利用」「モデラ―達が交流し合うコミュニティの設立」「要らなくなったパーツの買い取り、販売」という目的で設立されている。

元々は夫婦や家族からの理解を得られず、コレクションを売られたり捨てられてしまう事に憂いた会長が副会長含む数人のメンバーによって立ち上げ、メンバー加入が増えて現在では多くの所から支持を得ている。

所属するメンバーもビルダーとしての腕前はガンダリウムランカーにも引けを取らない一流の腕前を持った人達が多く、バトラーとしても腕の立つメンバーがいる。

販売されているパーツは新しい物から古い物まで何でもあり、「ミキシングに必要なジャンクパーツが欲しいなら此処に頼れ」とまで言われており、玲二達は勿論ガンプラ部メンバーやG.C.P.Dメンバーもお世話になっている。そしてそれを対となす存在が、闇ジャンク屋連合だ。

 

闇ジャンク屋連合は、ジャンクパーツの需要に目をつけた連中が非合法な販売方法でパーツを販売している。その販売しているパーツの殆どが盗品や偽物、劣化コピーといった粗悪品等、不正規な物である。だが中には通常ルートではなかなか手に入らない限定プラモのジャンクパーツ等といったお宝も流れ着く事もあるので、一部バトラー達の中には非合法と分かっていながらも安価で手に入るとパーツを購入する者もいる。

G.C.P.Dもこういった手合いを詐欺として取り締めるべき手合いではあるのだが・・・如何せん精巧に偽装し、中には本物を売りつけたり、一部バトラーから支持を受けている為メス入れが難しい手合いなのだ。

 

 

ココ『けどナァ・・・限定プラモのジャンクパーツとか、ジャンク屋連合も少ないながら高額で取引してるんダロ? やっぱ、値段に釣られて買う・・・とかカ?』

 

兼士「そういうのは多いな。闇ジャンク屋連合の中には法的スレスレを掻い潜って入手し、それを専門に取り扱っている奴もいるが・・・」

 

はねる『けどそういう人・・・というか闇ジャンク屋連合の人達って、ジャンク屋連合と違って古物商許可証を取得してないから問題になっているんだよね?』

 

兼士「ああ。彼等の中にはメルカリ等で古物営業した事で問題になり、表立って取引するのが難しくなったから闇ジャンク屋連合に身を寄せた奴もいるからな・・・中には元々ジャンク屋連合に所属していたが、金銭面等で揉めて脱退した人間も居たりするし、彼等も一枚岩ではない」

 

ココ『面倒な手合いだなオイ・・・』

 

そうしていると因幡組の組員が声を掛けてきて、はねるに耳打ちした。

 

はねる『……分かった、その報告書はホロライト警察署にも送っておいて・・・阿部さん。胴元連中が次に集まるが分かったよ。かつて目星をつけ、ハズレを引かされた場所で違法バトルを行うみたい』

 

兼士「何?」

 

「今送った」と言って場所とデータが送られた資料を確認した。

 

兼士「……此処は後府幹事長にとって所縁のある場所じゃないか!まさか奴等、此処で検挙されたとしても後府幹事長のイメージを悪くさせる気か!」

 

はねる『恐らくね。となれば大々的に動けば色々とケチが付くし、派手に動かさない様にしたんだと思う』

 

ココ『となれば・・・警察も大人数は動かせねェンジャないのか?』

 

兼士「ぬぅ・・・我々にとっても後府幹事長は大事な人だ。あの人のお陰でG.C.P.D設立する事が出来たし、万が一の事があれば予算削減等もされ、規模縮小もあり得る・・・」

 

兼士は頭を抱えた。場所が場所だけに現行犯で一斉検挙に成功したとしてもマイナスイメージが当面残る・・・やるとしたら他部署との連携を取らず、自分達だけで且つ、しっかりと証拠を抑えた上で短期決戦で挑まなければいけない。

 

兼士「それでもライン警視が怪しい人物をリストアップしてくれたお陰でやりやすくはあるが、自分達だけでやらなければいけないのが厳しいな・・・」

 

ココ『ン? そんな事してたのか?』

 

兼士「ああ。チートプログラムの解析の傍ら、『気になる事があるので』と言って逮捕した連中を調べて目星をつけていたんだ。予感は大当たりでリスト入りしてた連中の殆どが今回の違法バトルに関わっているのが判明した」

 

ココ『ならそこまで分かってンナラさっさと落とし前付けようゼ!ワタシ達桐生会も、協力シテカチコンデやるぜ!』

 

兼士「気持ちはありがたいが駄目だ。桐生会と言えど、下手に動けば暴対法で逮捕されるのがオチだ。すまないが、此処からは我々G.C.P.Dだけで動く」

 

はねる『ココ。私達に出来る事は此処までだし、せめて安心して動けるように家族を保護しよう。あいつ等の事だから家族を人質に取る可能性もあるし』

 

ココ『……そうダナ』

 

そうして細かい情報のすり合わせをし、その翌日・・・会議が開かれる事となった。

 

 

 

 

 

 

神代家 リビング

 

アメリア「……」ペラ

 

拓哉「アメリア、どうしたんだタロットカードを取り出して・・・」

 

アメリア「ん・・・ダーリン。少し、胸騒ぎがしてね・・・終わった筈のヤマが、また動き出した気がしたのよ」

 

拓哉「……違法賭博の件か」

 

アメリア「ええ。そして近々それが関わる事になる事・・・何やら災いが起きる事。自ら犠牲になる事で最悪の事態を防げるけど・・・ちょっと、ね……」

 

アリア「ママ・・・」

 

拓哉「なぁアメリア・・・参加要請出たとしても、断る事は出来ないのか? いくら神羅族となって、核を壊されない限り消滅する事がないとはいえ・・・アメリアに被害がおよぶのは耐えられない」

 

アメリア「あら。これでもアメリカじゃ危険な場面は何度も遭遇した事があるわよ? それこそ、実際にレイプされた事もね」

 

拓哉「えっ・・・」

 

アメリア「ホロライトに移住した際、力を使ってアレルギー体質を取り除いたついでに処女膜を復活させてもらったのよ。ダーリン・・・初めてじゃないと知って、失望した?」

 

拓哉「いや……そんな事は・・・」

 

アメリア「それにね、最小限の被害で抑えられるなら私はこの身を犠牲にする。G.C.P.Dの皆も大事な仲間だし、何より死ぬつもりは一切ないわ。アリアの為にも、ダーリンの為にも生きて帰るわ」

 

拓哉「アメリア・・・」

 

アリア「マーマ」

 

アメリア「なあに?」

 

アリア「だいじょうぶ。ママ、こえられる」

 

アメリア「フフ・・・ありがとうアリア。ママ、大変な目に遭うけど・・・ちゃんとアリアとパパの所に帰ってくるからね」

 

アリア「やくそく」

 

アメリア「ん。約束」

 

時が来た時、それはG.C.P.Dにとって長い一日となるだろう・・・

 

続く




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